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心理学統計 I A ( 1 ) データとは何か. 担当:宮本 友介. Contents. はじめに 「データ」と「情報」 データの構造 量的データと質的データ 連続量と離散量 Stevens の尺度水準 多変量データ. はじめに. 実践としての「心理学統計」 計量心理学 (psychometrics) 行動計量学 (behaviormetrics) 心理統計学 心理学研究の要請に応えるべく統計手法を開発・研究する分野( e.g. 因子分析 [Spearman, 1904] ) より広義には,心理学研究法の一環としての統計学の理論と方法 → 実践.
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心理学統計 I A (1)データとは何か 担当:宮本 友介 心理学統計I A
Contents • はじめに • 「データ」と「情報」 • データの構造 • 量的データと質的データ • 連続量と離散量 • Stevens の尺度水準 • 多変量データ 心理学統計I A
はじめに • 実践としての「心理学統計」 • 計量心理学 (psychometrics) • 行動計量学 (behaviormetrics) • 心理統計学 • 心理学研究の要請に応えるべく統計手法を開発・研究する分野(e.g. 因子分析 [Spearman, 1904]) • より広義には,心理学研究法の一環としての統計学の理論と方法 → 実践 心理学統計I A
はじめに • 目的 • 心理学研究で用いられる統計解析の手法について理解する • データの構造の把握 • 適切な手法の選択 • ソフトウェアの出力の解釈 心理学統計I A
はじめに • この講義で扱う事柄 • 記述統計 (descriptive statistics) • 代表値 (中心傾向の測度) • 散布度 (ばらつきの測度) • データの標準化 • 相関係数 • データの視覚化 心理学統計I A
「データ」と「情報」 • データ (datum; data) • 情報を伝達・処理するために符号化したもの • 情報 (information) • 「あいまいさ」を低減させるための資料 • 仮説 (hypothesis) • 真実を推し測るために検証するべき命題 • 真実 (truth) • 「神のみぞ知る」 心理学統計I A
「データ」と「情報」 統計的アプローチ 情報 符号化・冗長化 データ 仮説 検証 心理学統計I A
量的データと質的データ • 量的データ • 定量的な値が与えられるデータ • 時間,大きさ,長さ,重さ,テストの得点,… • 質的データ • ある範疇に属していることを表すデータ • 性別,国籍,職業,… • 個人の属性を表すデータ(フェイス)に多い • 2値の場合は数量化できる(ダミー変数) 心理学統計I A
連続量と離散量 • 連続量 • 確率は区間に定義される • 離散化:特定の範囲で離散量に置き換え • 離散量 • 変数の値が確率を持っている 心理学統計I A
Stevens の尺度水準 • 名義尺度 (nominal scale) • 個体が属する範疇をあらわす尺度 (質的データ) • 順序尺度 (ordinal scale) • 値の順序関係が保証されている尺度 (離散量データ) • 間隔尺度 (interval scale) • 値の等間隔性が保証されている尺度(リッカート尺度など) • 比率尺度 (ratio scale) • 0点が定められている尺度(物理的な尺度など) 心理学統計I A
多変量データ • 変数間に「対応」があるデータ • 同じ個体から採取された異なるデータ • 身長・体重など • ペアごとに採取されたデータ • 夫婦,双生児など • 時系列データ • 同じ個体から採取された,異なる時点でのデータ手術中の体温変化など 心理学統計I A