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独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター 職業センター

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター 職業センター. 就職活動に困難性を有する学生等に対する委託訓練カリキュラム検討会. 発達障害者の ワークシステム・サポートプログラム. http://www.nivr.jeed.or.jp/center.html. 障害者職業総合センター職業センターの取り組み.

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独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター 職業センター

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  1. 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター 職業センター 就職活動に困難性を有する学生等に対する委託訓練カリキュラム検討会 発達障害者のワークシステム・サポートプログラム http://www.nivr.jeed.or.jp/center.html

  2. 障害者職業総合センター職業センターの取り組み障害者職業総合センター職業センターの取り組み  支援プログラムの実施を通じて、発達障害者、精神障害者、高次脳機能障害者に対する支援技法の開発に取り組んでいる。開発した技法については、実践報告書や支援マニュアルにとりまとめ、職業リハビリテーション関係機関に提供するとともに、職業リハビリテーション研究発表会での発表、各種研修での講義、支援技法普及講習の実施等を通じて普及に努めている。 高次脳機能障害者 職場復帰支援プログラム (休職者) 就職支援プログラム (求職者) <対象> 職場復帰又は就職をめざす高次脳機能障害者 精神障害者 ジョブデザイン サポートプログラム (JDSP) <対象> 職場復帰をめざす在職精神障害者(気分障害等) 発達障害者 ワークシステム サポートプログラム (WSSP) <対象> 知的障害を伴わない自閉症、アスペルガー症候群、学習障害、又は注意欠陥多動性障害を有する者

  3. ■目 的 発達障害の特性に応じた就労支援技法の開発・改良  発達障害者の就職にむけた支援 ■対象者 知的障害を伴わない発達障害者  (自閉症、アスペルガー症候群、学習障害、注意欠陥多動性障害) ■支援期間・対象者数 13週間、年間15名程度 ■その他 遠隔地からの利用者は、宿泊棟を利用 ※ 宿泊棟での生活支援は、24時間体制で行われている。 発達障害者の ワークシステム・サポートプログラムについて

  4. ワークシステム・サポートプログラム利用の流れワークシステム・サポートプログラム利用の流れ 職務適応実践支援期 【8週間程度】   地域障害者職業センター(職業準備支援・ジョブコーチ支援等) 発達障害者支援センター・ハローワーク等 地域障害者職業センター ウォーミングアップ・アセスメント期 【5週間程度】 ハローワーク 発達障害の診断を受けている者 <支援内容> ①就労セミナー  ・問題解決技能トレーニング ・職場対人技能トレーニング ・リラクゼーション技能トレーニング ・マニュアル作成技能トレーニング  ②作 業 ・ワークサンプル幕張版等 ・作業手順書に基づく作業 ・指示→作業準備・予定・計画→作業遂行→確認  →報告の各段階についてのアセスメント ③個別相談 ・各取り組みの振り返り相談 ・必要に応じて各種検査、チェックリストの実施 <支援内容> ①就労セミナー  ・就労場面を想定して個々の課題に対応した実践的な  トレーニングの実施  ②作 業 ・受講者の希望や状況に応じて作業場面等の設定 ・作業上の課題に応じた対処法の試行 ・職場実習 ③個別相談 ・求職活動、職場適応等のための支援に係る具体的方法  等の検討 ・特性、職業上の課題、対処方法等を記載したナビゲー   ションブックの作成 発達障害者支援センター <アセスメントの目的・視点> ◆各支援を通じて、受講者の特性と職業上の課題   を把握 ◆個々の特性等に応じた個別カリキュラムの作成 <アセスメントの目的・視点> ◆求職活動、職場適応等のための支援に係る具体的   方法等の検討 その他 地域障害者職業センター・関係機関・家族等との連絡会議

  5. プログラムの週間スケジュール 13週間のプログラム (職場実習5日程度を含む) 週20時間程度の活動 (プログラム後半に時間延長もあり) 週2回程度個別相談の実施 (個別カリキュラムにより増減あり) 宿泊棟に入所しての受講が可能 受講者の特性と職業的課題を踏まえ、柔軟にカリキュラムを再構成する

  6. 受講者の状況 1

  7. 受講者の状況 2 診 断 名 手帳の取得状況

  8.     プログラムの基本的な考え方 プログラムの運営に3つの関連づけが重要 就 労 セ ミ ナー ・認知、思考、感情、感覚過敏など個々の特性について把握 ・就労セミナーや作業で習得したスキルの確認や検証 ・個別相談の積み重ねによる特性の整理(ナビゲーションブック) ・職場で求められる態度やストレス対処などの知識を習得 ・グループでの演習やロールプレイなどによるスキルの習得 個 別 相 談 作   業 ・習得したスキルを作業場面や実際の職場で試行 ・違う場面でもスキルを活用することができるように工夫

  9. 作業の概要 ~作業内容と目的~ 【作業のねらい】 ・個別、又は、集団作業を通じて、作業遂行上の特性についてアセスメントを行います。 ・作業の得意、不得意を把握し、作業遂行の向上を図る。 ・就労セミナーで学んだことを作業場面で実践することを通じて、職場で活用するためのスキルの向上を図る。 作   業 ●集団作業 *商品管理作業 (ピッキング→請求書作成) *データ管理(データ入力等) *清掃作業 ●個別作業 *MWS(幕張ワークサンプル) *製菓作業 *園芸作業 *コンテンツサービス (雑誌・書籍の目次をコピーして回覧する) *メモ帳作成 ●職場実習 *協力事業所において5日間実習する

  10. 個別相談の概要~ナビゲーションブック支援~個別相談の概要~ナビゲーションブック支援~ 【個別相談】 ・プログラムにおける取り組みの目的や目標、対人関係、就職活動等について ・個々の課題を整理して、課題に対処する方法や自分に合った解決方法について ・作業や職場実習、就労セミナーなどにより把握、整理した自己の特性、事業所に配慮を求めることなどを記載したナビゲーションブックを作成          個 別 相 談 【支援ポイント】 ①受講者の気持ちや考え方を尊重し、共感しているメッセージを発信。 ②受講者が課題解決を行うための自主選択、自己決定を尊重する。  ③コミュニケーション及び思考・行動の特徴を踏まえた相談を行う。  例) 「見える化」 (コピーボードの活用)「端的に伝える」等 ④障害理解と自己効力感の向上を意識した相談 ⑤受講者が語る、自己の特性などをアセスメントシートを使って整理し、 ナビゲーションブックを作成する。

  11. 職場対人技能トレーニング 問題解決技能トレーニング 問題の発生状況や原因の把握、現実的な問題解決策の選択のための支援 職場で必要となる対人コミュニケーションのスキル向上のための支援 リラクゼーション技能トレーニング マニュアル作成技能トレーニング 個々人の障害特性に応じたストレス対処技能の習得のための支援 作業手順書の作成演習を通じた、職務遂行上のスキル向上のための支援 <ストレスボール> <休憩のための個別ルーム> 就労セミナーの4つの技法 就 労 セ ミ ナー

  12. 就 労 セ ミ ナーの流れ 1 オリエンテーション ・トレーニングの趣旨、技法内容の概要を説明する。 ・必要に応じて意見交換を行い、技法習得への意識付けを行う。 2 基本課題(基本的な課題) ・各プログラムの導入段階として、取り組みやすい基本的な課題等を通じて基本的なスキルの向上を目指す。 3 応用課題(対応困難な課題、受講者の個別課題等) ・基本課題を応用した課題、受講者から個別に出された課題等を通じて、個々の特性や職業上の課題に、より密接したスキルの向上を目指す。 4 個別支援での活用 ・トレーニング場面と類似した場面に遭遇した時に、トレーニングのステップに基づいた相談を実施し、支援を行う。 ・就労セミナーで行ったセッションを個別に実施。

  13. 職場対人技能トレーニング JST JST(Job related Skills Training)は、SST(Social Skills Training)の手法を援用して、発達障害者が職場における対人技能を体得するために職業センターが開発した技法。 職場で対人技能が必要とされる理由や対人技能向上の必要性について理解を深めながら、職場で発生しやすい場面を想定したテーマ(基本課題及び応用課題)についてロールプレイ演習とグループディスカッションを実施。また、発達障害者の認知特性に着目し、トレーニングで活用するワークシートには、対人場面における「相手の気持ち」について記入する内容が盛り込まれている。 ■トレーニングのねらい ①職場で必要となる対人コミュニケーションのスキルアップができる。 ②報告、質問等の「基本課題」と個別の「応用課題」を組み合わせて、個々の  特性等に応じた、より実践的な技能を身につけることができる。 ③自己と他者の思考・感情の相違を知り、他者への配慮ができる。 支援マニュアル NO.6 「発達障害者のための職場対人技能トレーニング(JST)」

  14. 職場対人技能トレーニング(JST)のテーマ例 職場対人技能トレーニング(JST)のテーマ例  上司に対してストレートな表現で報告してしまう <JSTで取り上げるテーマの例> 【基本課題】  ・挨拶する  ・報告する  ・質問する  ・確認する  ・職場で謝る   ・遅刻したときの対応  ・残業を引き受ける(断る) 【応用課題】  ・他者の近くを通り抜ける時には  ・会話を遮り、用件を伝える  ・休憩時の会話の仕方                   職場適応力の向上に向けた取組み JST スキル向上 周囲の配慮・支援 職場における適切な報告の仕方 表現がストレートになることの理解 表現がストレートで相手を不快にさせる

  15. JSTの特徴 ~SSTと異なる点~   ① スキルの必要性の理解を促し、スキル向上を支援する   例:×挨拶の仕方のみ、○意義・背景と併せて ②職場で発生しうる場面のテーマを設定   基本課題)報告する、質問する、確認する 、職場で謝る 等 応用課題)人のそばを通る時には、会話を遮り要件を伝える 等 ③個々の認知特性に基づいたアプローチの検討 情報処理(認知)の過程、「受信」「判断」「送信」のどの部分に    つまづきがあるのかのアセスメントに基づく ④ 「悪い見本」と「良い見本」の両方を比較して、具体的   な行動の違いを視覚的に伝える  自らのふり返りは苦手だが、他人の状況は気づきやすい特徴がある

  16. JSTセッションの流れ JSTワークシート テーマの説明 ①スタッフによる演技 (1回目;悪い見本) →感想・意見 (相手の気持ちや改善点を引き出す) ②スタッフによる演技 (2回目;良い見本) →感想・意見 (良い方法のポイントを確認) ③受講者によるロールプレイ(1回目)  →フィードバック ④受講者によるロールプレイ(2回目)  →フィードバック JSTでは、ワークシートを活用して参加者が、『他者の気持ち』を予想して記述することができるか、捉え方に偏りがないか、などをアセスメント

  17. リラクゼーション技能トレーニング   このトレーニングは、発達障害者のストレス・疲労への耐性、環境要因・感覚過敏などによる負荷、それらによってもたらされる職場不適応に着目。  受講者が、職業生活場面で感じるストレス・疲労についての理解を深め、自らに適した対処法を選択し、活用することを目的として、①オリエンテーション、②セルフモニタリングスキルの向上とリラクゼーション法の体験、③自分のサインに応じたストレス対処法の検討、④対処法の活用、の4段階で構成。  ■トレーニングのねらい ①日常のストレス・疲労への注意や関心の重要性が理解できる。 ②ストレス・疲労を受けやすい環境や場面のアセスメント、リラクゼーション法  の体験により、セルフモニタリングのスキルアップができる。 ③ストレス・疲労と心身の状態を関係づけることにより早期の自己対処ができる。 リラクゼーション 技能トレーニング 支援マニュアル NO.10 「発達障害者のためのリラクゼーション技能トレーニング  (ストレス・疲労のセルフモニタリングと対処方法)」

  18. セルフモニタリングのためのふりかえりシートセルフモニタリングのためのふりかえりシート ・気分や体調を数値化してモニタリング ・今日の気分をチェックする ・午前と午後のプログラム内容と体調、気分をモニタリング ・ストレスと疲労のサインをチェックする

  19. 受講者がストレスを受けやすい環境や場面を整理受講者がストレスを受けやすい環境や場面を整理

  20. 特性や特徴に応じた、職業生活上でのストレス対処技能の習得特性や特徴に応じた、職業生活上でのストレス対処技能の習得  ■ ストレス・疲労 ~休憩時間の過ごし方~ ストレスボール 仮眠 疲労、集中力の回復   *15~20分程度がよい 心地よい触感を思い出す 雑談 身体を動かす (ストレッチ・マッサージ・呼吸法など) 有酸素運動は脳の覚醒水準を上げる 緊張、疲れを取る 気分転換になる

  21. ■ストレス・疲労 ~ストレスチェックと対処法の整理~■ストレス・疲労 ~ストレスチェックと対処法の整理~ ストレス温度計 ストレスカード 自分の状態を数値化、各レベルごとのストレスサインと対処法等を整理した一覧表(ストレス温度計)今の自分の状態をカードで表示、記載された対処法に取り組む

  22. ■ 感覚過敏への対処 サングラス 耳栓 光などの眩しさに対処 音全般に対処 マスク ノイズキャンセリング機能付きヘッドフォン OA機器等の雑音に対処 臭いに対処

  23. マニュアル作成技能トレーニング  このトレーニングでは、受講者が担当する作業の目的、内容、手順、注意事項、必要なコミュニケーションなど、作業に関する情報を把握し、的確に整理することを通じて、受講者自らが担当する作業のマニュアルを作成。  受講者は、マニュアル作成にかかるトレーニングを通じて、マニュアルに基づいた自立的な作業遂行、作業方法・環境の変化への対応など、作業遂行におけるスキル向上を図る。 ■トレーニングのねらい ①担当する作業の方法、注意事項等を正確に理解することの意識付けができる。 ②作業マニュアル作成により、方法、注意事項等が正確に理解できる。 ③自己の特性等に適した作業遂行の方法が理解できる。 ④自己の特性を活かした質の高い作業(ミスの軽減、速度の向上など)が行える。 支援マニュアル NO.2 「障害者支援マニュアル Ⅰ」の中で解説

  24. マニュアル作成技能トレーニングの流れ オリエンテーション 簡易作業のマニュアル作成(文書の郵送・水道蛇口の組立) マニュアル作成のスキル向上 アセスメント① 作成スキルと特性 園芸作業(プランターに苗・種を植える) 製菓作業(マドレーヌの作成) 工程の長い作業でのマニュアル作成 アセスメント② 作成スキルと参照 商品管理作業 (ピッキング - 検品 - 請求書作成) 受講者の特性に応じた マニュアル作成 ・集団か、個別か ・モデリング方法   説明の有無、長さ、速度 ・既存マニュアルの使用   新たに作成か、   書き加えるか ・補完手段の活用   写真、平面図、色ペン等 清掃作業 (協同作業、役割分担) コンテンツサービス (回覧文書のコピー - ファイリング) データ管理作業 (データ入力 - ラベル作成 - グラフ作成) メモ帳作成 (印刷 - ミシン線入れ - 製本 - 断裁) 職場実習でのマニュアル作成

  25. 「水道蛇口の組立作業」受講者毎のマニュアル「水道蛇口の組立作業」受講者毎のマニュアル

  26. 問題解決技能トレーニング  このトレーニングは、米国カンザス大学のブレンダ・S・マイルズの開発した「SOCCSS法」の基本的な考え方と手法を援用。  発達障害者の職業上の課題について、受講者自らが、問題等の把握・分析、現実的な解決策の検討・選択、実行までを、「問題状況分析シート」を活用し、よりわかりやすく整理を行いながら進める。  ■トレーニングのねらい ①問題の原因や背景を明らかにして、その改善を図るための行動や方法について、  自らが納得した上で解決策が選択できる。 ②職業生活上で起こる問題について、現実的、かつ、具体的な解決方法が決定できる。 ③他者の考え方を知り、自らの思考の特徴が理解できる。 ④悩み、疑問の解決への取組みを段階を踏みながら行うことにより、 自己効力感を   高めることができる。 支援マニュアル NO.8 「発達障害者のための問題解決技能トレーニング」

  27. ・ いつ ・ どこで ・ 関係する人 ・ 何をしたか(しなかったか)   問題解決技能トレーニングの流れ① この部分 ①「問題の明確化」とは? ・ 困っていること ・ 苦労していること ・ よりよくしていきたいこと 等 を、以下のような項目を手がかりに整理する。 ※ポイント  ①冷静にふり返ると、整理しやすくなる。 ②気持ちが高まってきたときには、無理に続けない。

  28. 問題解決技能トレーニングの流れ② この部分 ②「目標の明確化」とは? 問題について、改善したいポイントを明確にする。 ※ポイント  問題提起した人が設定する。

  29. ・ できるだけ多く出す。 ・ ばかばかしく思えるものも、とりあえず出す。 ・ ほかの人の案に、判断や批判は行わない。 ・ 「今日からできる」解決策の案を考える 問題解決技能トレーニングの流れ③ この部分 ③「ブレインストーミング」とは? できるだけ多くの解決策案を出す。 解決策案は、以下の視点で考える。 ※ ポイント 問題解決に役立ちそうな案かどうかは、問題を提起した人が決める。

  30. 問題解決技能トレーニングの流れ④ ④「解決策の決定」とは? この部分  結果予測、選択判断、段取り、事前試行で構成。  就労セミナーでは、結果予測と選択判断まで行う。 ◇結果予測  目標を達成できる???(効果)    ○・△・×  自分の力でできる???(現実性)    ○・△・× ◇選択判断  一番いいと思う解決策案を選びます。  (例)        効果(○)・現実性(○)        効果(○)・現実性(△) ○ ※ポイント ①結果予測、選択判断は、問題提起した人が行う。 ②実行しても、うまくいかない場合もある。その場合は、「自分はダメだ」と考えるのではなく、自分の進歩した点、それまでの自分の取り組みを評価することが重要。また、うまくいかなかった場合の気持ちのコントロールや対応の方法を考え、準備しておくことも重要。

  31. 認知特性に着目したアセスメントと支援の実施認知特性に着目したアセスメントと支援の実施 ※受信、判断・思考、送信・行動の何に課題が生じているかをアセスメント 受信 判断・思考 送信・行動 (例) 質問が苦手! いつでも質問してと言われているが、質問のタイミングが分からない。 (情報の受け止め方) 相手の手を止めてはいけないと思っている。 (思い込みがある) 忙しくしている上司に対し、言い方が分からない。 (言葉、態度) 質問するタイミングを作業手順書に加えよう まず、どのように判断したかを確認。質問することの意味を再確認して対処法を考える JSTで言い方や態度を練習しよう 例) マニュアル作成 技能トレーニング 例) 問題解決技能 トレーニング 例) 職場対人技能 トレーニング

  32. 作 業  ~特性に応じた工夫~ ※ 注意力に課題のある場合の工夫 ルーラー 見直しすべき箇所に番号をつける マグネット式 注意を向けるべき箇所を焦点化 見落としが減る PC画面ではなく印刷物で見直し 短い区切りをつける 一度に入力するデータ数を区切って見直し 単語ごとに区切って見直し

  33. ※ 見通しを立てて作業するための工夫 やるべきことのリスト化 スケジュールを固定 複数のことをこなす 出勤前の準備等は、 スケジュールを決めて固定 やるべきことを迷わず進められる 表を活用して作業計画を立てる チェックリスト 作業計画と実施結果を記入 デスクの目に入りやすい場所に貼る 各作業の所要時間を記入しておく それぞれの作業に余裕時間を 10分ずつ付ける うっかり忘れを防ぐ 所要時間表 作業日程表

  34. ※ 時間を意識するための工夫 タイマー(市販) 携帯電話のアラーム機能 時間になったら 音がなる 静かな職場では、バイブ機能を活用 時間を常に気にしなくて済む タイマー(残り時間表示) *タイマーやアラームの設定時間は、       ギリギリではなく余裕をもって設定する 残り時間が色の面積で分かる

  35. ※ 集中力を維持するための作業工夫 休  憩 (ストレッチ・マッサージ・呼吸法など) 顔を洗う 有酸素運動は脳の覚醒水準を上げる 緊張、疲れを取る 眠気を取る 目薬 集中力チェックシート 目の疲れ軽減 眠気を取る 集中力の波を把握

  36. ワークシステム・サポートプログラムにおける支援サイクルワークシステム・サポートプログラムにおける支援サイクル ①課題の整理 取組結果を踏まえたカウンセリング ②課題改善のための 取組みの理解 ⑥取組み結果のふり返り アセスメント結果のフィードバック 課題改善のための取り組みの必要性を助言 <支援者の姿勢> 受講者の目標達成や課題改善 に向けた主体的な取り組みを サポート ③目標の設定 ⑤目標に向けた取組み 目標選択のための援助 取組み状況のアセスメント ④取組み場面・方法の選択 各トレーニングや作業場面における具体的目標や取組み方法を助言

  37. 作業面の特徴 就職希望条件 思考・行動の特徴 対人面の特徴 ナビゲーションブックの作成  次の項目(例)について、自身のセールスポイント、障害特性、力を発揮しやすい環境、職業上の課題、今後の解決策、対処方法(①自ら対処できること、②事業主等周囲に配慮を依頼すること)等の観点から記載。 <留意点> 次の項目は、あくまで一例です。実際にナビゲーションブックを作成する場合、項目は、自分の状況に応じて検討し、設定することが重要。 ナビゲーションブックへの記載項目(例) 指示理解、作業予定・計画・準備、作業の実施(作業耐性、集中力、持続力、安定性等)、作業への好み、作業結果の確認・質問、指示者への報告  など 挨拶・返事、言葉遣い、話の聴き取り、相手の気持ちや考えの理解、会話、友人関係  など 職種、作業内容、作業環境、労働条件(給与額、雇用形態、勤務地域等)、各種就労支援制度の活用、就職に当たっての事業所への障害の開示  など ストレス場面(突然の予定変更)への対処、特徴的な考え方、趣味・嗜好  など

  38. 事業所への情報提供(ナビゲーションブック例)事業所への情報提供(ナビゲーションブック例)

  39. ナビゲーションブックの有効性 就労セミナー、作業、及び個別相談を活用して 情報を整理(アセスメント)することによって、 自分の強みと事業所等に配慮を求めたいことを整理することができる 自分の特性等が社会生活に与える影響を知ることができる 自分の特性等を知ることで、仕事への適応方法を考えるきっかけを作ることができる 強みを知ることで、自己効力感や自信を高めることにつなげることができる

  40. ワークシステム・サポートプログラムにおける支援のポイントワークシステム・サポートプログラムにおける支援のポイント ○プログラムの場面を通じたアセスメントの実施 受講者は、作業や就労セミナーの振り返り、個別相談により自らの特性を整理  支援者は、プログラムの状況等から得られた情報をフィードバック。その際にツール等を用いて特性の整理を援助 ○特性の把握と対処法の活用 支援者は、受講者が自らの特性に合った対処法を見つけることが出来るように援助。また、それらを職場で活用できるように工夫。 ○ナビゲーションブックによる特性と配慮事項の整理 ナビゲーションブックの作成は、受講者が自ら特性を整理することで自己理解が促進。ナビゲーションブックを事業主と共有することで、事業主は、雇用管理の方法を知る

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