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ビール業界の経営戦略 ー現状と今後ー. 10151190 妙中 愛. 1章 まえがき. 第二章 ビール業界の現状. 2.1 ビールの歴史 万延元年( 1860 ) 英米の船が来航 明治 3 年 ビールの醸造を開始 明治 5 年 大阪で渋谷庄三郎が日本人で初めてビールの醸造・販売を本格的に開始 明治 20 年 東京で日本麦酒醸造会社 明治 21 年 札幌麦酒会社が、 22 年には大阪で大阪麦酒会社が設立、 26 年にそれぞれ日本麦酒株式会社、札幌麦酒株式会社、大阪麦酒株式会社となる. 大正末期から昭和初期 混乱と低迷の時代を迎える
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ビール業界の経営戦略ー現状と今後ー 10151190 妙中 愛
第二章 ビール業界の現状 2.1 ビールの歴史 万延元年(1860) 英米の船が来航 明治3年 ビールの醸造を開始 明治5年 大阪で渋谷庄三郎が日本人で初めてビールの醸造・販売を本格的に開始 明治20年 東京で日本麦酒醸造会社 明治21年 札幌麦酒会社が、22年には大阪で大阪麦酒会社が設立、26年にそれぞれ日本麦酒株式会社、札幌麦酒株式会社、大阪麦酒株式会社となる
大正末期から昭和初期 混乱と低迷の時代を迎える 昭和14年 価格統制令 昭和15年 地方で公定価格 配給制 昭和18年 全国単一の公定価格 昭和24年 大日本麦酒が2分割される 昭和25年 特約店ルートによる販売を開始 昭和35年 統制が撤廃 基準価格制度へと移行 昭和39年 基準価格廃止 25年ぶりに自由価格に
2.2 ビール業界とは アサヒビール株式会社 代表取締役社長 池田弘一 資本金 182,531百万円(2003年12月31日現在) 従業員数 3,779人(2003年12月31日現在) 売上高 1,106,977百万円(2003年1~12月)
麒麟麦酒株式会社 代表取締役社長 荒蒔 康一郎 資本金 1,02,045,793,357円 売上高 連結1,597,509百万円(2003年1月~12月) 従業員数 5,771人
サントリー株式会社 代表取締役社長 佐治信忠 資本金 300億円 売上高 7,660億円(2003年1月~12月) 従業員数 4,544人
サッポロビール株式会社設立 2003年7月1日代表取締役社長 福田 貞男資本金 100億円サッポロビール株式会社設立 2003年7月1日代表取締役社長 福田 貞男資本金 100億円
2.3 ビールと酒税 酒税‥租税のなかの国税に分類 平成元年3月まで 従量課税方式を基本とした上で、一部の高級酒には価格に一定の割合の税率を課す従価課税方式が適用 平成元年4月からは従価課税方式が廃止されるとともに、従量税率の改正などが行われた ビールはそれまでの1kl当たり239,100円の酒税が208,400円に減税された。しかし平成6年5月からはビールの1kl当たりの酒税が222,000円に増税された
家庭でのビールの消費状況 全酒類購入金額49,500円 ビールが25,589円で51% 清酒8,278円で17% 焼酎4,090円で8% ウイスキー2,302円で5% ワイン3,396円で7% その他5,845円で12% およそ半分がビールである
3.1 アサヒビール 昭和28年のシェアは33.5%で業界トップ 販売の拠点は大阪 ・「アサヒゴールド」 各社同一価格 コスト 増
・代金の回収サイト ・品不足の原因は発売方法 シェア推移 昭和37年の26.4% 昭和51年のシェアはついに11.8% 昭和57年 CI(コーポレート・アイデンティティ) QC(クオリティ・コントロール)
「ブランドアイデンティティ」 「インナー・コミュニケーションズ・グループ」 「ビジュアル・アイデンティティ・グループ」 コーポレートマークの変更 商品ラベルの変更
「消費者の求める味」の追及 「アサヒ生ビール」 ・フレッシュローテーション 前年度比21%増、シェア10.3%まで回復
「コク・キレ」から「キレ」重視 「アサヒスーパードライ」の発売へ 昭和63年 シェア20% を超える 平成元年 24.8%、2年 24.7% 3年 23.8%、4年 24・0% 5年 24.3%、6年 26.0% 7年 27.2%、8年 30.4% 平成9年1月、アサヒのシェアは37.9% 対するキリンは36.8% ・・・ついに首位獲得
3.2 キリンビール ・規模は小さくともほぼ全国に工場が配置 ・特約店を保持 ・全国ブランド ・家庭用販売力 昭和51年には、63.8%
・「キリンドライ」 ・・・3964万箱 販売 ・「ラガー」 昭和61年 59.9% 昭和62年 57.2% 昭和63年 51.1% 平成元年 ついにシェア50% を切る ・「一番搾り」 ・「淡麗」
3.3 サッポロビール 明治20年 札幌麦酒(商標「サッポロビール」) 日本麦酒(商標「ヱビスビール」) 昭和24年 過度経済力集中排除法の適用 朝日麦酒と日本麦酒に分割 東京・目黒工場、札幌、埼玉・川口、名古屋、門司の五工場
95年4月20日 麦芽比率比25%未満の発泡酒「ドラフティー」 サントリーの「ホップス」が静岡で発売された7ヵ月後にあたり、価格は350ml缶160円。酒税が安い分、ホップスよりも小売価格は20円も安かった。 「サッポロドラフトワン」 1本125円 麦芽も麦も不使用。発泡酒より低い税率。酒税法上は「その他の雑酒」というカテゴリーに分類され、酒税の負担率を少なくできた。
3.4 サントリー 1963年 ビール事業開始 生産効率アップが目標 工場は東京・府中、京都、利根川 1963年から2001年まで一度もビール事業を黒字化させたことがない シェア 昭和62年 9.5% 63年8.8% 平成元年 8.5% 2年 8.2%
1992年10月 麦芽の割合を三分の二未満→酒税上では雑酒発泡酒のカテゴリーに分類されるものを作ろうという案 「ビールは値段が高すぎて、思うように飲めない」 発泡酒の開発
ビールとは、水とホップを除く原料に占める麦芽構成比率を三分の二(67%)以上ビールとは、水とホップを除く原料に占める麦芽構成比率を三分の二(67%)以上 麦芽が半分なら雑種発泡酒 サントリーの最初の発泡酒「ホップス」 94年10月当時の酒税はビール(麦芽比率67%以上)一リットルあたり222円、67%未満は発泡酒となり152円70銭。25%未満は83円30銭と三段階 麦芽比率が50%ならば大瓶でビールよりも約44円、350ミリリットル缶ならば約24円税額が安い 350ミリリットル缶の希望小売価格は180円(消費税込み)と当時のビールより45円も安く設定
「ドライ系発泡酒」 商品化されたものが「マグナムドライ」 99年6月10日に発売 年末までに1302万1000箱を発売し、サントリーは98年の8.6%から99年は9.2%へとシェアを上げた。
4.ビール業界の今後 ・発泡酒、その他雑種の商品 ・消費者の求めている味を追求していく ・宣伝広告の強化 ・量よりも中身、質 ・消費者が求める商品のフルライン化
5.あとがき 「その時代の消費者が一番求めている商品」 マーケティング、商品開発力