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患者本位の医療とITへの期待. 2004年7月 JAHIS報告会 NHK解説委員 飯野奈津子. (参考). 2025 年度 (平成14年5月推計) (基礎年金の国庫負担割合を 2 分の 1 にした場合). 社会保障の給付の見通し. ~「社会保障の給付と負担の見通し」(平成 16 年 5 月推計)~. 31 ½ % ( 176 兆円). 29 % ( 152 兆円). 5 ½% ( 32 兆円). 福祉その他. 23 ½ % ( 86 兆円). 6 % ( 30 兆円). 〔 うち介護 20 兆円 〕. 11 % ( 60 兆円).
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患者本位の医療とITへの期待 2004年7月 JAHIS報告会 NHK解説委員 飯野奈津子
(参考) 2025年度 (平成14年5月推計) (基礎年金の国庫負担割合を2分の1にした場合) 社会保障の給付の見通し ~「社会保障の給付と負担の見通し」(平成16年5月推計)~ 31 ½ % (176兆円) 29% (152兆円) 5 ½% (32兆円) 福祉その他 23 ½% (86兆円) 6% (30兆円) 〔うち介護20兆円〕 11% (60兆円) 〔うち介護19兆円〕 3 ½% (14兆円) 福祉その他 医療 11% (59兆円) 〔うち介護5兆円〕 医療 7% (26兆円) 15% (84兆円) 年金 12 ½% (46兆円) 年金 12% (64兆円) 2004年度 (予算ベース) 2025年度 (今回推計) (注)%表示は国民所得比、( )内は実額
医療改革のキーワード 患者本位の医療改革 量から質重視の構造改革 透明化→評価と選択 効率化 連携 患者の参加 -
透明化・評価と選択 カルテの開示 医療費の開示 医療情報の開示 手術件数・成功率・リピーター医師 入院日数・専門医の存在 -
効率化 薬の多重投与 抗生物質の使いすぎ 医療材料・医療用具の価格 はしご受診 -
連携 なぜ今? 医療事故の原因 医療機関の機能分化政策 患者の意識の変化 -
連携 チーム医療の充実 患者を中心に あらゆる職種が連携を!! 医療機関同士が連携を!! -
患者の参加 意識改革と教育 医療は不確実 納得して選ぶ姿勢 しかし、わがままはだめ!! -
IT化がもたらすもの 患者サービスの向上 待ち時間の削減 医師の説明の充実 効率化 ペーパーレス フィルムレス 人件費 在庫管理 医療の質の向上 情報の共有化 安全性の向上 ケアの時間の増 情報分析と評価 -
患者情報 性別:男性 住所:市外(離島) 年齢:74歳(退院時) 主病名:食道癌 転帰:転医(院) 入院期間:113日 看護度B(27日間) 看護度A(17日間) 看護度B(3日間) 看護度A(50日間) 看護度B(16日間) 手術実施(入院28日目)
診断群分類と術式と看護度による比較 I200:不安定狭心症 I209:狭心症 冠動脈・大動脈バイパス移植術 人工心肺使用例 オフポンプ゚例 入院期間 28.4日 26.6日 診療報酬請求費 370万円 290万円 手術費(上記に含まれる) 220万円 170万円 看護度A 37.1%(10.6日) 25.9%(6.9日) 看護度B 46.2.%(13.1日) 45.1%(11.8日) 看護度C 16.7%(4.7日) 29.0%(7.9日)
IT化がもたらすもの 地域連携の充実 科学的根拠に基づく医療改革 医療機関の比較データ 実態に基づく診療報酬改定
平均在院日数の年度間比較 -23-
IT化の課題 ・ コストの問題 ・ 標準化の遅れ ・ 人材不足 ・ 医療関係者の意識の遅れ 何をするためにIT化を進めるのか?
今後の医療改革 ・IT化 ・教育の充実 ・第三者評価 ・苦情処理
注目されるシンガポール 人口 400万人 高齢化率 7、3% (2000年) 27% (2030年予測) 低い医療費と高い健康水準 医療費(対GDP比) 3,1% 乳児死亡率 2,5 (対 生誕1000)
シンガポールの医療制度の特徴 ▲ 負担に応じた医療サービスの選択 ▲ 健康であれば得をする 医療費負担制度 ▲ 重症化させない&予防重視の 医療政策
負担に応じた医療サービスの選択 ▲公立病院 入院医療の80% 支払能力のない患者に医療を提供 一定の医療技術、料金水準を示す <政府が医療費を規制> ▲私立病院 入院医療の20% <自由診療>
公立病院の病棟ランク Aクラス (補助率 0%) 1人部屋・空調・主治医の選択 B1クラス(補助率 20%) 4人部屋・空調・主治医の選択 B2クラス(補助率 65%) 6人部屋・空調なし Cクラス (補助率 80%) 8人から10人部屋・空調なし
ランク分けの評価 患者にとって 病状・経済状況にあった選択の自由 医師にとって 腕のよい医師が報われる制度 導入の条件 医療の質の評価と情報公開 最低限の医療の質の確保
健康なら得をする負担制度 メディセーブ口座制度 (医療費の強制貯蓄制度) 健康は個人の責任 残高は自由に使える 非課税・政府が金利を保証 家族の助け合いの仕組み
重症化させない&予防重視の政策 家庭医制度 安価で信頼できる基本的な医療サービス 予防教育 子供教育への投資 検診プログラムの充実