1 / 26

仮想計算機における ソケットアウトソーシングを用いた IPv4/IPv6 トランスレーションの実現

仮想計算機における ソケットアウトソーシングを用いた IPv4/IPv6 トランスレーションの実現. システム情報工学研究科 コンピュータサイエンス専攻 1 年 ソフトウェア研究室 大橋 宏樹 指導教員 : 新城 靖. IPv4 アドレスの在庫推移. http:// www.kokatsu.jp//blog/Ipv4/whats-exhaustion.html. 移行における問題と解決手段. IPv6 化における問題 IPv4 アプリケーションと IPv6 アプリケーションは直接通信できない 解決手段 IPv4 アプリケーションの IPv6 化

reuben
Download Presentation

仮想計算機における ソケットアウトソーシングを用いた IPv4/IPv6 トランスレーションの実現

An Image/Link below is provided (as is) to download presentation Download Policy: Content on the Website is provided to you AS IS for your information and personal use and may not be sold / licensed / shared on other websites without getting consent from its author. Content is provided to you AS IS for your information and personal use only. Download presentation by click this link. While downloading, if for some reason you are not able to download a presentation, the publisher may have deleted the file from their server. During download, if you can't get a presentation, the file might be deleted by the publisher.

E N D

Presentation Transcript


  1. 仮想計算機におけるソケットアウトソーシングを用いたIPv4/IPv6トランスレーションの実現仮想計算機におけるソケットアウトソーシングを用いたIPv4/IPv6トランスレーションの実現 システム情報工学研究科 コンピュータサイエンス専攻1年 ソフトウェア研究室 大橋 宏樹 指導教員: 新城 靖

  2. IPv4アドレスの在庫推移 http://www.kokatsu.jp//blog/Ipv4/whats-exhaustion.html

  3. 移行における問題と解決手段 • IPv6化における問題 • IPv4アプリケーションとIPv6アプリケーションは直接通信できない • 解決手段 • IPv4アプリケーションのIPv6化 • 多数存在し、マイナーアプリケーションはIPv6化されないものが出てくる • IPv4/IPv6トランスレーション

  4. IPv4/IPv6トランスレーション

  5. 通信の各レイヤにおける既存トランスレーション手法通信の各レイヤにおける既存トランスレーション手法 • アプリケーションレイヤ • TCPレイヤ • IPレイヤ

  6. アプリケーションレイヤのモデル

  7. TCPレイヤのモデル J. Hagino, K. Yamamoto: “An IPv6-to-IPv4 Transport Relay Translator”, RFC3142, 2001.

  8. IPレイヤのモデル G. Tsirtsis, BT, P. Srisuresh, Campio Communications: “Network Address Translation – Protocol Translation (NAT-PT)”, RFC2766, 2000.

  9. 既存手法の問題 • IPv4ネットワークを運用する必要がある

  10. 本研究の目的と手法 • 目的 • IPv6ホスト単体のIPv4/IPv6トランスレーションの実現 • 手法 • 仮想計算機モニタ(VMM)を用いる • ソケットアウトソーシングによる IPv4/IPv6トランスレータ機能の追加

  11. 本研究と既存手法の違い • 仮想計算機上のみにIPv4環境を構築すればよい • ソケットアウトソーシングを用いるため高速 • ホストOSのIPSec利用可

  12. アウトソーシング • ホスト型VMMにおいて高水準の要求をホストOSに対して委譲する手法 • 重複機能の短絡により、従来手法より高速 • VMMに処理を追加することによる機能拡張性を持つ • 適用例 • ソケット [齊藤 2008, Eiraku 2009] • ファイルアクセス [豊岡 2009, 水野 2009] • 時間管理 [小沢 2009] • メモリ [戸祭 2009] • 本研究ではソケットアウトソーシングを用いる

  13. ソケットアウトソーシングの流れ ソケットシステムコール発行 システムコール引数取得 ゲストクライアントからホストサーバへRPCを行う ホストサーバモジュールが システムコールを発行

  14. IPv4/IPv6トランスレーション(サーバ動作) トランスレーションモジュールを 呼び出す socket ()の引数を変更 システムコール発行時にIPv6を指定

  15. トランスレーションモジュール • Socketシステムコールのラッパ関数 • ホストサーバモジュールから呼び出される • ゲストOSから受け取った引数を変換する int socket_4to6(int domain, int type, int protocol){ return socket(AF_INET6, type, protocol); }

  16. クライアント動作における問題 • ゲストOSはIPv4アドレスを得るために名前解決 • 外部のホストはIPv6アドレスのみ保持 • DNSプロキシで名前解決を行い、IPv6アドレスを取得する • IPv6アドレスとダミーのIPv4アドレスを対応付ける • ゲストOSにダミーのIPv4アドレスを通知する

  17. IPv4/IPv6トランスレーション(クライアント動作)IPv4/IPv6トランスレーション(クライアント動作)

  18. アドレスマッピングテーブル • IPv4アドレスとIPv6アドレスの対応を格納するテーブル • 操作 • IPv4アドレスをキーとして、対応するIPv6アドレスを返す

  19. DNSプロクシサーバの動作 • DNSv4クエリの受信 • DNSv6クエリの送信 • DNSv6レスポンスの受信 • ダミーのIPv4アドレスを生成 • IPv6アドレスとIPv4アドレスをアドレスマッピングテーブルに格納する • DNSv4レスポンスの送信

  20. トランスレーションモジュールの動作 • IPv4アドレスと対応するIPv6アドレスをアドレスマッピングテーブルに問い合わせる • 得られたIPv6アドレスを用いてconnect (), sendmsg ()を処理する。

  21. 実装 • Host OS: Linux • Guest OS: Linux • 仮想計算機モニタ: KVM • トランスレーションモジュール • 実装言語: C言語 • DNSプロクシ • 実装言語: Ruby(実装中)

  22. 性能実験 • 実験環境 • 測定ソフト:iperf • マシン1,2 • CPU: Core i7 3.07GHz • NIC: Intel 10Gigabit CX4 • マシン1とマシン2のNICはスイッチなしで直結 • 測定方式 • 実機でサーバを実行, 実機でクライアントを実行 • ゲストOS上でサーバを実行, 実機でクライアントを実行

  23. トランスレーションモジュールの性能 • 本方式はソケットアウトソーシングにより、実機間の通信速度の98.2%を実現

  24. まとめ • 仮想計算機におけるソケットアウトソーシングを用いたIPv4/IPv6トランスレーションの実現手法について述べた • ホストでIPv6のみを利用する(ホストでIPv4不要) • 仮想計算機モニタにトランスレーションモジュールを実装する • クライアントのためにDNSプロクシを用いる 今後の予定 • DNSプロクシの完成と性能評価 • サーバのログ内のIPv4アドレスとIPv6アドレスの対応 • IPv6拡張ヘッダの利用

  25. 終わり

More Related