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東御市の 健康な 町づくり. 長野県東御市長 花 岡 利 夫. 概要. 平成 16 年 4 月に 小県郡東部町 ( 4 小学校 ) 北佐久郡北御牧村 ( 1 小学校 ) の 2 町村合併 に より誕生 人口 31,425 人、世帯数 11,547 世帯 ( H23.7.1 現在) 面積 112.3 ㎢ (東西 14.7km 、 南北 16.5km ) 北:浅間連山、南:蓼科 ・八ヶ岳連峰、中央:千曲川. 東御市の魅力(自然). 地形的特徴( 500 ~ 2200m ) 市花レンゲツツジの群落 雄大な景観 清々しい気候. 東御市の魅力(歴史と文化).
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東御市の健康な町づくり 長野県東御市長 花 岡 利 夫
概要 • 平成16年4月に 小県郡東部町(4小学校) 北佐久郡北御牧村(1小学校) の2町村合併により誕生 • 人口31,425人、世帯数11,547世帯 (H23.7.1現在) • 面積112.3㎢ (東西14.7km、南北16.5km) • 北:浅間連山、南:蓼科・八ヶ岳連峰、中央:千曲川
東御市の魅力(自然) • 地形的特徴(500~2200m) • 市花レンゲツツジの群落 • 雄大な景観 • 清々しい気候
東御市の魅力(歴史と文化) • 天領、街道、新田開発 • 伝統芸能、美術ほか 祢津歌舞伎 雷電生誕の地 梅野記念絵画館 北国街道 海野宿
国保の状況(平成22年度) • 被保険者数8,522人(加入率27.1%) • 加入世帯数4,677世帯 • 国保税現年課税分調定額 一世帯当り148,551円、一人当り81,527円 • 全体(一般+退職)の収納率は93.8% • 国民健康保険特別会計決算支出額:28億円 ※参考(市勢要覧掲載の平成20年度財政状況) 老人保健3億円、介護保険20億円、一般会計139億円
健 康 課 題 • 平均寿命 :【男】東御市79.6 長野県79.8 国78.8 (H17生命表) 【女】東御市86.4長野県86.5 国85.8 • H19の三大死因死亡率(10万人対)の特徴 • 脳血管疾患:東御市198 長野県150国101 • 心疾患:東御市166 長野県157国139 • がん :長野県282国267東御市250 • 要介護3以上の要介護原因疾患(H20.9末) • 認知症21%、脳血管疾患18% 重度割合が高い • H21特定健診保健指導対象割合(19市比較) • 肥満(BMIと腹囲)、脂質(中性脂肪とHDL)、血糖(空腹時血糖とHbA1c)全項目が下から5位以内 ⇒ 血管を守る生活習慣病対策が重要な課題
健康づくり事業 • 特定健診受診率 • H20:36.5%、H21:36.7%、H22:37.7%(推計値) • 特定保健指導実施率 • H20:19.1%、H21:22.4%、H22:22.0%(推計値) • 未受診者対策 • 未受診者訪問調査、個別健診に一本化(H23~)広報・コミュニティFM・住民組織等での積極的案内 • 保健指導体制の充実 • 主治医との連携、保健指導スタッフ充実等による住民に対しての持続可能な健康支援体制づくり
地域医療の過去・現在 • 農村医療の先進地である長野県東信地域 • 看取りまでの地域医療、地域保健による健康教育 • 市内の医療体制 • 東御市民病院(12診療科、一般病床60、透析17) • 東御市立みまき温泉診療所(北御牧地区) • 12医療機関と「医人会(二次医療圏医師会下部組織)」 • 市民病院に併設した「助産所とうみ」(H22.4~) 安心して「お産ができるまち」づくり 妊婦さんが望むお産を支援する場 安心して子育て(親育て)できる 地域づくりに貢献することが理念 妊産婦・乳幼児への健康教育は、将来の健康な町づくりの財産!
地域医療の未来 • 個別健診に一本化 • 住民一人ひとりが最も身近な家庭医を持つ • 病気を発症してから医療に依存しないように • 健康管理の段階から医療と良好な関係を構築 • 健診受診率の見込み • 集団と個別・人間ドックの比率 = 概ね1:1 • 当面の健診受診率への影響が心配 • 長期的には、予防医療的な家庭医の役割が定着 • 健康な町づくりの基盤になることを期待
温泉活用の過去 • 温泉を活用した保健事業の先進地 • H13国保中央会「医療・介護保険制度下における温泉の役割や活用方策に関する研究」で北御牧村の一人あたり国保老人医療費の減少率が最高 長野県:\517.562→\611,917 北御牧村:\577,088→\536,812 H6~ H15
温泉活用の現在・未来 • (公財)身体教育医学研究所 • 平成11年に開所 健康政策のシンクタンクとして期待生活習慣病対策だけでなく、メンタルヘルス・自殺対策、子どもの発達支援、高齢者の介護予防、障がい児者の健康支援など、地域全体の健康づくりに寄与 • 市内4つの温泉施設の有効活用 • 観光、宿泊、健康増進、地域福祉と各々に特徴 • 住民が立ち寄りやすい場所で気軽に健康相談を • 医療機関との連携による保健指導も可能にしたい • 住民の健康支援の拠点となることを期待
観光の温泉 保健・医療・福祉・社会体育等 の複合的なエリア(福祉の森) 健康増進の温泉 保健・医療・福祉 の複合施設 宿泊の温泉 地域福祉の温泉
地産地消の過去・現在 • 全国有数の農産物 • 食育推進の考え方 • 食には、多くの人の関わり・つながりがある • 住民の心豊かな生活の基礎になる • 産業振興の面においても地域づくりの基盤になる • 地産地消は地域づくりの根幹である
地産地消の未来 • 健康管理の視点から • 豊富な野菜摂取ができるのは利点 • 調理法や保存法、果物の食べる量などは問題 • 血管に負担をかける食習慣の改善が課題 • 食の恵みを享受しながらも、より健康的で望ましい食べ方を身につけることが求められている • 食による健康教育の根本 「いただきます」 • 食育の原点は、食となった命への感謝の念であり、生命の大切さを伝えることが出発点である
住民力と健康な町づくり • 培われてきた「住民力」 (特に女性の繋がり) • 保健補導員会、食生活改善推進協議会など • 農産物加工、ボランティア、生涯学習などの組織 • 組織活動だけでなく、地域の医療・保健・福祉の充実や健康づくりの推進を含む様々な地域づくりに貢献 • 時代の変化に伴う課題 • 住民同士の人と人との繋がりが希薄化した • 一人ひとりの住民力の弱まりも危惧される • 新たな繋がりをどのように作っていくか?
住民力と健康な町づくり • これから取り組むべきこと • 「公助」の充実:健診・保健指導の実施、健康管理のしやすい環境の整備、健康づくりの啓発といった行政事業 しかし、健康とは一人ひとりの住民の暮らしの中にある・・・ • 自ら健康管理ができる「自助」の力をつける • 互いを高め合ったり、支え合ったり、助け合える「共助」の関係をつくること = 健康な町づくりにとても重要 • 住民同士、行政関係者等も含めて人と人とが繋がりの中で共に育ち合う環境づくり = 協働のまちづくり ⇒ 持続可能な「元気発信都市」東御市の実現へ