250 likes | 397 Views
無線 LAN システムの各モードでの装置の働き. 情報工学専攻 中村 遼. 無線 LAN システムのモード. 本研究での無線 LAN システムの 2 つの モード N モード ( Nonlocation Mode) 一般的な接続手順 L モード ( Location Mode ) 位置推定⇒ AP 起動. 課題. BQ , C3 及び L モード時の AP の仕様を決定 N モード時の AP は 一般的な AP を前提とする BQ では必要最低限の機能を設定 C3 ではデータベース及びテーブルに格納する情報(フォーマット)を決める. 参考文献.
E N D
無線LANシステムの各モードでの装置の働き 情報工学専攻 中村 遼
無線LANシステムのモード • 本研究での無線LANシステムの2つのモード • Nモード (Nonlocation Mode) • 一般的な接続手順 • Lモード (Location Mode) • 位置推定⇒AP起動
課題 • BQ,C3及びLモード時のAPの仕様を決定 • Nモード時のAPは一般的なAPを前提とする • BQでは必要最低限の機能を設定 • C3ではデータベース及びテーブルに格納する情報(フォーマット)を決める
参考文献 • Matthew Gast著、渡辺 尚、小野 良司 監訳、林 秀幸 訳 「802.11無線ネットワーク管理 第2版」 オライリージャパン.
Access Point • アクセスポイントの持つ機能 • ファームウェアをアップグレード可能 • 新しいセキュリティ機能を追加できる • PoE(802.3af)をサポートしている • 外部アンテナを接続 • 複数のSSIDを設定 • 動的VLAN割り当て • スクリプトの記述
NモードにおけるAP • APの仕様(アライドテレシスAT-TQ2403) • サポート規格 • 無線部:802.11a/b/g • 有線部:802.3u(100BASE-TX), 802.3af (PoE) • 無線部 • 周波数帯域:2400~2497MHz (b/g), 5150~5350MHz (a) • 変復調方式:DS-SS (b), OFDM (a/g) • データ通信速度:54/48/36/24/18/12/9/6Mbps (a/g)11/5.5/2/1Mbps (b) • セキュリティ • 暗号化:WEP,WPA/WPA2 • (認証方式:EAP)
LモードにおけるAP • APの仕様 • サポート規格 • 無線部:802.11a/b/g • 有線部:802.3u(100BASE-TX), 802.3af (PoE) • 無線部 • 周波数帯域:2400~2497MHz (b/g), 5150~5350MHz (a) • 変復調方式:DS-SS (b), OFDM (a/g) • データ通信速度:54/48/36/24/18/12/9/6Mbps (a/g) 11/5.5/2/1Mbps (b) • セキュリティ • 暗号化:WEP,WPA/WPA2 • (認証方式:EAP) • (MACアドレスフィルタリング)
Base Quaker (BQ)の仕様 • サポート規格 • 無線部:802.11b/g • 有線部:802.3u(100BASE-TX), 802.3af (PoE) • 無線部 • 周波数帯域:2400~2497MHz • 変復調方式:DS-SS • データ通信速度:1Mbps • セキュリティ • Association Responseを不可に • 機能 • ビーコン,Probe Response, Authentication Response • C3への端末情報伝送 • プロトコルにUDP • フォーマット:要求フレーム+RSSI値
C3の機能 端末情報格納 C3データベース フレーム収集・ [time, STA, BQ, RSSI値] ↓ 並び替え ・ [STA1,BQ1,RSSI値a] ・ [STA1,BQ1,RSSI値b] ・ [STA1,BQ2,RSSI値c] ・ [STA1,BQ3,RSSI値d] ・ [STA1,BQ3,RSSI値e] ・ [STA1,BQ3,RSSI値f] AP, BQ, STAの情報・ [AP,位置,状態] ・ [BQ,位置,状態] ・ [STA,位置] BQごとのRSSI-距離特性方程式 ・ BQ1:P(d) = α1log10(d)+β1 ・ BQ2:P(d) = α2log10(d)+β2 ・ BQ3:P(d) = α3log10(d)+β3 AP, BQの制御 認証機能 Nモード時 ・ 最適なAPを起動 ・ 未使用のAPを停止 Lモード時 ・ APを全て起動 ・ BQを全て停止 ・ MACフィルタリング等の コンピュータ認証 ・ EAP等のユーザ認証 端末位置推定 RSSI値⇒BQ端末間距離・ P(d) = αlog10(d)+β ↓ 端末位置計算 ・ 三点測量
C3の仕様 • 機能 • BQからの端末情報収集及び格納 • 到達時刻,STAのMACアドレス,BQのIPアドレス,RSSI値(,channel,Request Type,retry) • RSSI値がある閾値 (例えば、-60[dBm])未満なら廃棄 • 格納されたフレームからSTAの位置を計算 • フレームをまずSTAのMACごとに分類 • さらにBQごとに分類 • 3以上のBQで検知されていれば計算開始 • それぞれのBQでのRSSI値の平均値を計算 • BQごとに用意されたRSSI-距離特性方程式からBQ-STA間距離を算出 • BQの位置及びSTAまでの距離からSTAの位置を三点(多点)測量により求める
推定したSTAのMACと位置を対応させて格納 • APの無線インターフェースを起動/停止させる • 認証 • STAのフィルタリング • 接続要求してきたSTAに接続応答可能かどうか • EAP等のユーザ認証 • C3に格納(保存)する内容 • AP, BQの情報(IPアドレス、MACアドレス、位置、状態) • 端末の電波情報 <一時的> • BQごとのRSSI-距離特性方程式 • 端末の位置情報(MACアドレス、位置) • 端末の状態(active又はsleep)に関しては,ここの接続されているAPが管理
動作:位置推定まで(Location Phase) C3 C3テーブル [time,STA,BQ,RSSI] [1,STA1,BQ1,-20] [2,STA1,BQ2,-30] [3,STA1,BQ3,-60] BQ2 フレーム+RSSI値 フレーム+RSSI値 フレーム+RSSI値 プローブ要求 プローブ応答 STA1 BQ1 BQ3
C3 C3テーブル [time,STA,BQ,RSSI] [1,STA1,BQ1,-20] [2,STA1,BQ2,-30] [3,STA1,BQ3,-60] [4,STA1,BQ1,-25] [5,STA1,BQ2,-34] [6,STA1,BQ3,-54] BQ2 フレーム+RSSI値 フレーム+RSSI値 フレーム+RSSI値 オーセンティケーション要求(BQ1宛) オーセンティケーション応答 STA1 BQ1 BQ3
C3テーブル [time,STA,BQ,RSSI] [1,STA1,BQ1,-20] [2,STA1,BQ2,-30] [3,STA1,BQ3,-60] [4,STA1,BQ1,-25] [5,STA1,BQ2,-34] [6,STA1,BQ3,-54] [7,STA1,BQ1,-22] [8,STA1,BQ2,-29] [9,STA1,BQ3,-58] BQ2 フレーム+RSSI値 フレーム+RSSI値 フレーム+RSSI値 アソシエーション要求(BQ1宛) STA1 BQ1 BQ3
C3テーブル [time,STA,BQ,RSSI] [1,STA1,BQ1,-20] [2,STA1,BQ2,-30] [3,STA1,BQ3,-60] [4,STA1,BQ1,-25] [5,STA1,BQ2,-34] [6,STA1,BQ3,-54] [7,STA1,BQ1,-22] [8,STA1,BQ2,-29] [9,STA1,BQ3,-58] STA1 [BQ1,-20] [BQ1,-25] [BQ1,-22] [BQ2,-30] [BQ2,-34] [BQ2,-29] [BQ3,-60] [BQ3,-54] [BQ3,-58] STA1 [BQ1,-22.3] [BQ2,-31] [BQ3,-57.3] 並べ替え 平均化
STA1 [BQ1,-22.3] [BQ2,-31] [BQ3,-57.3] STA1-BQ1: d1[m] STA1-BQ2: d2[m] STA1-BQ3: d3[m] RSSI-距離変換 三点測量 STA1(X,Y) BQの位置座標 BQごとのRSSI-距離特性方程式 C3データベース に格納
動作:接続まで(Association Phase) アクセスポイントの起動 AP1 STA1
現在考えていること • 起動するアクセスポイントは? • 端末に最も近いもの • データベースから距離を比較するだけなので簡単 • 距離が近いほど良いものとは限らない(間に壁がある等) • 端末からの信号強度が最も強いもの • 事前に信号強度についてマッピング(地図を色分け)しなければならない • 接続してきた端末が意図した端末かどうかの確認 • AP側でMACフィルタリング • クライアント側のローミングに対応可能か? • C3側でMACフィルタリング • 端末が接続してくるたびにAPからC3に確認を取らなければならない • ある信号強度以上であれば接続してしまう • せっかく起動したAPが使われないかもしれない
異なる変調速度に対する自由空間到達距離 • 自由空間伝搬 • P(d) = P(0) - 20log10(4πd/λ) • P(0):出力信号強度[dBm] = 20[dBm](2.4GHz帯), 14[dBm](5GHz帯) • P(d):距離d離れた地点での信号強度[dBm] • λ:電波の波長 • P(d)=(感度)としたときのdの値が自由空間到達距離 • 広範囲に電波の流す必要があるBQでは、1Mbps DSSSを用いるのが適切
実システムの測定は難しい • シミュレーションが良い • モバイル性 • コンピュータ上での問題点 • モードについて • こちらもシミュレーションを用いて • トリガーを人数にするか、APにするか • 認証時間などもきちんとした値を用いる
Lモードにおける接続手順 • ある端末Aがプローブ要求をブロードキャストに送信 • 3つのBQ(BQ1,2,3)でこれを受信 • その後,このフレーム及び電波強度をC3に送信 • それと同時に端末A宛にプローブ応答を送信 • 端末Aは3つのBQのうち最も信号強度の強いBQ(BQ2)にオーセンティケーション要求を送信 • 3つのBQ全てで要求を受信(なぜなら,チャンネルが固定されているため) • BQ2は端末A宛にオーセンティケーション応答を返答 • 更に,端末AはBQ2宛にアソシエーション要求を送信 • BQではそれまでの端末Aからのフレーム及び信号強度をC3に送信し,しばらく動作を停止 • C3ではまず端末ごとにフレームを格納 • その後BQごとに並び替える • これを元に位置推定を行う