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NKS 水素ターゲット解析. Dec.3.2004 藤林. 概要 6月に行った水素ターゲットでの実験データを用いて、 γ(p,π + π ー )p 反応の解析を行っている. 実験. Photon beam 関連 1.2GeV 加速電子の軌道上に Radiator を挿入し制動輻射 E γ 決定のために Tagging counter(50 finger + 12 backup) で散乱電子を検出 Radiator に Carbon fiber を使用 E γ =0.8~1.1GeV Δ E γ ~6MeV Beam 径 ~1cm
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NKS 水素ターゲット解析 Dec.3.2004 藤林 概要 6月に行った水素ターゲットでの実験データを用いて、γ(p,π+πー)p反応の解析を行っている
実験 Photon beam 関連 • 1.2GeV加速電子の軌道上にRadiatorを挿入し制動輻射 • Eγ決定のためにTagging counter(50 finger + 12 backup)で散乱電子を検出 • RadiatorにCarbon fiberを使用 • Eγ=0.8~1.1GeV • Δ Eγ ~6MeV • Beam径 ~1cm • Beam intensity~3×106Hz • Duty factor~60%
NKS装置関連 • dipole magnet • drift chamber • hodoscope • sweep magnet • veto counter • 液体水素標的 Trigger Left&RightTrigger=∑IH× ∑OHU ×∑ OHD×anti-Veto MainTrigger=∑tagger×L&Rtrigger ×anti-DAQbusy
データ状況 • Normal Run = 130run • 各hodoscope、chamberのパラメータ合わせ済み(一部やり直している最中) • 2track で Condense
データ解析 コンデンスしたデータから、2trackでVertexを組み、各trackについて大まかなParticle IDを行う。 2trackのparticleがπ+πーのeventのみを取り出してアスキーデータを作成。 作成したデータをntupleに詰め込んでcut条件の選定を進めた。
カット条件探し • Vertex point x方向については -3.5<vertX<1.0 のカット(右図の赤線) y方向は今のところ特になし
distance xy平面上でのtrack とhodoscopeの中心 軸との距離による カット IH・OHともに図の ようなカット(赤線以 下)をかけた
MissingMass分布によるカット MissingMassから、 protonの質量近辺に カットをかけた 緑線のカットをかけた 状態のMissingMass 分布が右図 run9004 run9006
π+πーのMassSquareによるカット π+、πー にそれぞれ -0.1<M2<0.2 のカットをかけた Momentum(*charge)vs1/β
Tagger Time IHに粒子がhitした時間と、cから taggerの光るべき時間を0にした Histogram 0から大きく外れているものをカット した(-3<TaggerTime<2)
以上のカットを用いて、MassSquareのピーク幅や、invariantMass分布を見た以上のカットを用いて、MassSquareのピーク幅や、invariantMass分布を見た invariantMass分布 実線がπ+X 破線がπーX σ=0.0292 σ=0.0277
カットをかけた状態でEγに対する π+πーeventの分布を見る 左:カットをかけたevent分布 中:カットをかけていないもの 右:2つのhistogramを割ったもの
今後やること • HodoscopeParameterがずれているので、ずれていないParameter(すでに用意してある)を用いてもう一度2trackでVertexを組みなおし、カット条件がずれていないか確かめる • 他のRunについてもVertex組みを行い、統計を増やして様子を見てみる • 他のevent(π+πーpX、π+pX、πーpX)についても解析する • Protonターゲットのシミュレーションを行う • 断面積を導出し、励起関数を作る