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医療関連感染症と手指衛生改善 – 手指衛生コーディネーターのためのスライド. <ここに名前と所属を入れる>. "Health Care-Associated Infection and Hand Hygiene Improvement – Slides for the Hand Hygiene Co-ordinator" 2009 年に WHO によって英語版として出版されました。 c World Health Organization 2009 WHO 事務局長は日本語訳の権利を「新潟県病院局」市川高夫医師に授与し、彼が日本語版の唯一の責任者です。
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医療関連感染症と手指衛生改善– 手指衛生コーディネーターのためのスライド <ここに名前と所属を入れる> "Health Care-Associated Infection and Hand Hygiene Improvement – Slides for the Hand Hygiene Co-ordinator" 2009年にWHOによって英語版として出版されました。 c World Health Organization 2009 WHO事務局長は日本語訳の権利を「新潟県病院局」市川高夫医師に授与し、彼が日本語版の唯一の責任者です。 世界保健機関によって、この出版物に含まれている情報を検証するため、全ての妥当な予防策が実行されてきました。しかし、出版された資料は、表示あるいは暗示であっても、いかなる保証もなく配信されています。資料の解釈及び使用に関する責任は読者にあります。いかなる事故においても、その利用により発生する損害に対して世界保健機関は責任は負いません。
使い方 • このプレゼンテーションは手指衛生コーディネーターが医療従事者とコミュニケーションをとるために提供されます: • 正しい手指衛生を提唱 • 「私の手指衛生の5つの瞬間」アプローチを説明 • 手指衛生改善のため施設計画の概要 • スライドはコーディネーターが国や地域の状況に合わせられるひな型です。 • スライドは時間あるいは参加者の知識レベルに応じて短くできます。 • 全てのプレゼンテーションで、理解を深めるため討論することを勧めます。 • プレゼンする人は擦式アルコール製剤ボトルなどの「小道具」を使うことができます。 • もし全てのスライドを使うとしたら、セッションは最低1時間かかります。
セッションの概略 このセッションでは: • 医療における正しい手指衛生を推奨し続けるための状況設定を行う。 • 医療関連感染は患者と医療システム双方にとって重大なバーデンであり、経済的な影響がある。 • 適切な手指衛生 - 適切な時に適切な方法で手をきれいにする簡単な方法が命を救う。 • 「私の手指衛生の5つの瞬間」アプローチを説明。 • 医療において手指衛生のために5つの適応(瞬間)がある。 • 「私の手指衛生の5つの瞬間」アプローチを世界的に順守することが普遍的な優先事項です。 • 行動計画の輪郭 病院は手指衛生改善し、医療関連感染を減少させるため行動計画を準備します。
定義 医療関連感染(HCAI) • 「院内」つまり「病院」感染と同じ ”入院時には存在も保菌もしていなかった病院あるいはその他の医療施設でケアの過程で患者に発生した感染。 これには、退院後に明らかになった医療施設内で獲得された感染と、施設の医療従事者間の職業感染も含まれます。”
医療関連感染(HCAI): 世界中で負担になっている • 信頼できるデータの利用が限られているため、評価が難しい • 多くの国では医療施設内外両方における疾病のバーデンは分かっていない。 • 世界中の医療施設、国家、医療管理システムのどれも問題の解決ができていません。
世界中の医療関連感染の概算率 • 常に世界中で何億人もの人々が、医療施設内で獲得させられた感染で苦しんでいます: • 先進国の近代的な医療施設では、5~10%の患者が1つ以上の感染を受けています。 • 発展途上国では、医療関連感染のリスクは先進国のそれより2~20倍高く、医療関連感染の影響を受けた患者の比率は25%を超えます。 • 集中治療室では、患者の約30%が医療関連感染の影響を受け、それによる死亡率は44%に達します。
医療関連感染の影響 医療関連感染は以下の原因となる • 多くの重篤な疾患 • 長期に渡る入院 • 長期の身体障害 • 超過死亡 • 高額な追加の経済的負担 • 患者と家族の個人的コスト負担
感染の最も起こりやすい場所とそのリスク因子感染の最も起こりやすい場所とそのリスク因子 尿路感染 尿道カテーテル 侵襲的尿道処置 高齢者 重症基礎疾患 尿路結石症 妊娠 糖尿病 34% 13% 下気道感染 人工換気 誤嚥 胃管 中枢神経系抑制剤 抗菌薬と制酸剤 長期入院 低栄養 高齢者 手術 免疫不全 手指衛生 順守 不履行 医療関連感染の 最も一般的な部位と 感染発生の基にある リスク因子 手術部位感染 不適切抗菌薬予防投与 不適切手術部位皮膚処置 不適切創傷処置 手術時間 創のタイプ 無菌操作の破たん 糖尿病 栄養状態 免疫不全 訓練と指導不足 血流感染 血管留置カテーテル 新生児 集中治療重症基礎疾患 好中球減少 免疫不全 新しい侵襲的技術 訓練と指導不足 17% 14%
医療関連感染症の予防 • 有効な標準的な予防戦略が医療関連感染症を減らすことが示されている。 • 少なくとも、医療関連感染の50%は予防できる。 • ほとんどの解決法は単純で何も必要とせず、開発途上国と同様に先進国でも実行できます。
Relative change in NI in a 5 year period (1970–1975) 26% 30 19% 18% 20 14% 9% 感染管理なし 10 LRTI SSI UTI BSI Total % 0 感染管理あり -10 -20 -30 -27% -32% -31% -35% -35% -40 SENIC スタディー: Study on the Efficacy of Nosocomial Infection Control • 医療関連感染の30%以上は予防可能 Haley RW et al. Am J Epidemiol 1985
手による伝播 手が医療関連病原体の最も一般的な媒介物 ある患者からもう1人の患者へ医療関連病原体の伝播には医療従事者の手が必要である 5つの連続的段階
手の伝播の5つの段階 1 2 3 4 5 病原体は患者の皮膚の上と、すぐそばの環境表面に存在する 病原体が医療従事者の手に移動する 病原体は手の上で数分間は生きている 手の洗浄が最適でないか省くことで汚染が残る 汚れた手が病原体を直接接触で患者、あるいは患者のすぐそばの環境に移す
全ての医慮従事者、ケア供給者あるいは患者のケアに関わる人は、手指衛生に関心を持つ必要がある。全ての医慮従事者、ケア供給者あるいは患者のケアに関わる人は、手指衛生に関心を持つ必要がある。 だから、手指衛生はあなたに関係している! あなたは、手指衛生を行わなければならない: 患者をあなたの手が運ぶ、あるいは患者自身の皮膚の上にある有害な病原体から守るため あなた自身と医療環境を有害な病原体から守るため なぜ手をきれいにしなければならないの?
どうやって手をきれいにするか • 目で見て汚れていないなら、擦式アルコール製剤が日常的な手指衛生方法として適切です • 石けんと流水で手洗い - 目で見て汚れているか(体液で汚染したあと)1 1 If exposure to spore forming organisms e.g. Clostridium difficile is strongly suspected or proven, including during outbreaks – clean hands using soap and water
手指擦式法 手から病原体を効果的に減少させるために、手指擦式を全ての図示された手順で行う。 たった、20~30秒しかかからない!
手洗い法 手から効果的に病原体を減少させるために手洗いは40~60秒続け、図示された全てのステップを行う
手指衛生と手袋着用 • 手袋着用は、手をきれいにする代用にはならない! • 手袋着用時でも適応であれば、手指衛生を行うため手袋をはずす。 • 手袋着用が適用であるときのみ、手袋を着ける。(手指衛生、なぜ、どのように、いつパンフレットと手袋着用情報チラシ参照) - そうでなければ、手袋着用は病原体伝播の重大なリスクとなります。
手指衛生順守 • 手指衛生順守は施設や国によって様々であるが、大体40%以下です1 • 医療従事者の非順守の主な理由は2: • 忙しすぎる • 手荒れ • 手袋着用 • 手指衛生を考えない 1Pittet and Boyce. Lancet Infectious Diseases 2001; 2Pittet D, et al. Ann Intern Med 1999
時間的制約 = 手指衛生の重大な障害 石けんと流水での適切な手洗いは、40~60秒かかる 医療従事者が通常認める平均時間は10秒以下 擦式アルコール製剤の使用: 20~30秒
合意に基づき試験された改善戦略が今、存在します合意に基づき試験された改善戦略が今、存在します • WHO 多様的手指衛生改善戦略 • 世界中の8つのパイロット・センターと350以上の追加の医療施設で現場試験が行われた • 「WHO医療における手指衛生ガイドライン2009」に基づいている • 5つのコア構成要素;手指衛生の5つの適応(瞬間)
「WHO医療における手指衛生ガイドライン2009」からの根拠と推奨に基づき、多くの構成要素が手指衛生のための効果的多様的戦略としてまとめられた。「WHO医療における手指衛生ガイドライン2009」からの根拠と推奨に基づき、多くの構成要素が手指衛生のための効果的多様的戦略としてまとめられた。 WHO多様的手指衛生改善戦略とは何ですか? 1組織変革 石けんとタオルと同様に安全な持続的な流水の利用;「ケアの現場」での擦式アルコール製剤の利用可能性 2 トレーニング/教育全ての医療従事者に定期的なトレーニングを提供する 3評価とフィードバック手指衛生実施、インフラストラクチャー、認識と知識を監視記録し、さらに医療従事者に結果をフィードバックする。 4作業現場でのリマインダー 医療従事者を奨励し思い出させる 5組織安全風土 病院が患者安全問題についての「気付き」が高まるような環境と認識を創造する。
改善の現実的な目標(1) <ここに手指衛生の目的つまりあなたの施設での医療関連感染を減らす目標の詳細を記入する>例えば • 順守率を毎年○%改善する • 1~5年間で順守率を○%改善する • 2020年までに順守率を○%改善する • □年で、感染率を○%減少させる • 目標はベースライン・データに影響を受けます
改善の現実的な目標(2) • 目標は現実的でなければなりません もしベースライン順守率が20%なら,介入1年後の目標 60%は非現実的です。 • 目標は必要な手指衛生インフラストラクチャーが整っているかに依存しています <メモ: WHO 患者安全は2020年までの年間改善/維持についての毎年の世界的目標を立てています>
あなた方の手指衛生を<病院名を入れる> で助けるために利用できるツール(1) <あなた方の施設で手指衛生を改善するために医療従事者を援助しあなた方の行動計画を支持するために使えるツールをこのリストから選ぶ> • 「WHO 医療における手指衛生ガイドライン2009」: 手指衛生のための根拠が述べられています • 施設/国に個別のガイドライン • 手指衛生テクニカル・リファレンス・マニュアル • 手指衛生なぜ、どのように、いつパンフレット • 教育セッションとトレーニング動画 • 手指衛生いつ、どのようにチラシ
あなた方の手指衛生を<病院名を入れる> で助けるために利用できるツール(2) • 手袋使用チラシ • 施設いたるところに貼られたポスター あなたの手指衛生の5つの瞬間 手指擦式法 手洗い法 • 「命を守る:きれいな手で!」スクリーンセーバー • FAQ(よくある質問) • 主要な科学的出版物
世界中の多くの国が手指衛生改善を誓っています世界中の多くの国が手指衛生改善を誓っています あなた方が世界の動きの一部なのです! Countries committed from 2005 to 2009 Current status, August 2009
まとめ • 医療関連感染は患者と医療システムにおいて重篤な疾患負担と重要な経済的影響をもたらしています • 適切な手指衛生 - 正しい時間に正しい方法で手をきれいにする単純なタスク - これが命を救います • 医療では、手指衛生のための5つの適応(瞬間)があります • 「私の手指衛生の5つの瞬間」アプローチの全世界での順守率は例外なく不十分です • <病院名を入れる> は、手指衛生を改善し感染を減らすための行動計画を実行します • あなた方が発議を支持し順守することが、私たちの病院で(患者の)「命を救う」ために必須なのです
さらなる情報は・・・ • <ここにあなた方の病院の主要なスタッフ名を入れる>に相談してください • WHOの「SAVE LIVES: Clean YourHands」(命を守る:きれいな手で!)ウェブサイトを参照してください: www.who.int/gpsc/5may/en/