170 likes | 331 Views
(2)株式の流通市場. 株式流通市場の種類. ① 取引所市場:立会取引と立会外取引 ②取引所以外での取引. (a) (上場銘柄の)取引所外取引 (a.1) 証券会社による取引所外取引 (a.2) PTS (私設取引システム) (b) 未公開株取引市場. (a.2) PTS (私設取引システム) ・証券会社によって設立された私設の証券市場 ・電子取引による低コストで迅速な取引や夜間取引が可能になる。 ECN (電子証券取引ネットワーク). ・米国株式取引における各種取引市場のシェア( 2009 年 4 月).
E N D
(2)株式の流通市場 • 株式流通市場の種類 ①取引所市場:立会取引と立会外取引 ②取引所以外での取引 (a) (上場銘柄の)取引所外取引 (a.1) 証券会社による取引所外取引 (a.2) PTS(私設取引システム) (b) 未公開株取引市場 (a.2) PTS(私設取引システム) ・証券会社によって設立された私設の証券市場 ・電子取引による低コストで迅速な取引や夜間取引が可能になる。 ECN(電子証券取引ネットワーク)
・米国株式取引における各種取引市場のシェア(2009年4月)・米国株式取引における各種取引市場のシェア(2009年4月) ・Nasdaq、Nasdaq TRF、NYSE (ニューヨ-ク証券取引所)は 伝統的取引市場:48.8% ・Dark Pools:証券会社の店内 付け合せによる取引所外取引 ・上記及びOther以外はPTS:38.9% 清水葉子「レギュレーションNMS後のニューヨーク証券取引所の地位について」『証券レポート』2009年8月
・イギリス株取引における各種取引市場のシェア(2009年4月)・イギリス株取引における各種取引市場のシェア(2009年4月) ・ PTS :Chi-X、Turquoise、BATSヨーロッパ、ナスダックOMXヨーロッパ ・Markit BOAT:証券会社の内部付け合せによる取引所外取引 ・Chi-X(野村証券が運営)が2010年7月日本に進出 吉川真裕「ヨーロッパの市場間競争」『証券レポート』2009年6月
(b)未公開株取引市場 • 金融ビッグバンの中で97年、日本証券業協会が未公開株を取引するグリーンシート市場を開設 • 未公開株専門の証券会社(ディーブレイン証券)も設立される。 • 証券会社が売り気配・買い気配を提示し、証券会社の店頭で売買。PTSを使って証券会社間を仲介。 • 登録銘柄:52銘柄(減少傾向)、上場廃止となった銘柄も登録可能(フェニックス銘柄) • cf.米国の未公開株取引市場: • ピンクシート市場、OTCブリティンボード市場、ローカル市場
(3)ベンチャー企業向け株式市場 • 東証マザーズ:1999年11月開設、現在 ( 11.9.28 )177社上場 • 新ジャスダック市場(大阪証券取引所):969社登録 • 1983年:店頭市場開設:中堅企業・ベンチャー企業向けの市場(2001年にジャスダック市場に名称変更) • 2000年5月:大証にナスダック・ジャパン開設 • 2002年12月:ナスダック・ジャパン、ヘラクレスに名称変更(ナスダックの撤退により) • 2010年ヘラクレス市場とジャスダック市場を統合(新ジャスダック市場) • 市場間競争:新規上場企業の獲得競争 • 未熟な企業・不適切な企業を上場させる危険性
日本証券経済研究所『図説日本の証券市場2008年版』p.139日本証券経済研究所『図説日本の証券市場2008年版』p.139
日本証券経済研究所『図説日本の証券市場2008年版』p.137日本証券経済研究所『図説日本の証券市場2008年版』p.137
・新興株式市場におけるIPO(新規株式公開)の推移・新興株式市場におけるIPO(新規株式公開)の推移 ・ IPO社数:2010年22社、2011年(8月まで)13社 あずさ監査法人「株式公開(IPO)に関する情報」
・米国IPO件数推移 ・2011年は9月まで ・IPO件数は、米国でも世界金融危機以降急減、 しかし2010年には回復
ベンチャー市場:株式公開までの期間 ・創業から公開までの期間が短縮 ・米国IPO企業の平均年齢 ・中国深圳証券取引所の新興市場「創業板」(09年10月開設)の上場企業(28社)平均年齢:10歳 ・公開までの期間: 楽天:3年2ヶ月、 ライブドア:4年 日経新聞06.08.29. 日経2010.01.14
・ライブドア事件(06年1月)以降、上場企業の不祥事も重なり・ライブドア事件(06年1月)以降、上場企業の不祥事も重なり ベンチャー株式市場の取引は低迷 日経08.1.28. ・売買代金:2008年13兆円→09年7.8兆円→10年8.6兆円 東証一部に対する比率:2008年2.2%→09年2.3%→10年2.4% ・日本の新興株式市場の構造的問題点:取引が個人に偏って おり、機関投資家の参加が少ない
(4)株価の決定理論 ・ 株式: • 株式会社に対する所有権を細かく等分し、それを表示した有価証券(株券) ・ 株主の権利: • ① • ② • ③(会社解散時の) ○配当割引モデル: • 上記②の観点から株価の決定メカニズムを考える
株式からは、i年後にDi円の配当を受取ることができる(と見込まれている)。株式からは、i年後にDi円の配当を受取ることができる(と見込まれている)。
株式:配当を受け取る権利(利益配当請求権)株式:配当を受け取る権利(利益配当請求権) • 株価= 金利: r ・
1年後に受け取る100円の現在価値? • 現在時点で x 円を持っており、1年間預けて金利を稼げば、1年後に元利合計で100円を受取ることができる。 • 1年後の100円と現在の x 円とは同等の価値を持つ。 • 1年後の100円の現在価値は x 円 • 金利を5%とすると、 • 1年後の100円の現在価値は 95 円
2年後に受け取る100円の現在価値? • 現在時点で x 円を持っており、2年間預けて金利を稼げば、2年後に元利合計で100円を受取ることができる。 • 2年後の100円の現在価値は x 円 • 金利を5%とすると、 • 2年後の100円の現在価値は 91 円 • 株価 • : ①式
・毎年一定の配当を受け取る株式のケース • 従って、D1= D2 = D3= ‥‥=D 、①式より 株価P=D/(1+r)+ D/(1+r)2+ D/(1+r)3+‥‥ :②式 等比数列の無限和(無限等比級数): 公比 1/(1+r) 初項 D/(1+r) P=初項/(1-公比) if |公比|<1 :③式 株価P= = ・ 例えば、配当D=50円、金利5%(r=0.05)なら、 株価