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AOM-DC 誘発大腸ガンモデルラット. イニシエーター:アゾキシメタン プロモーター: デオキシコール酸. デオキシコール酸:胆汁酸(胆汁の成分)が腸内細菌によって 変化させられたもの) . 胆汁酸:脂肪消化のために分泌. 肝臓. 胆嚢. 小腸(回腸)末端部から 吸収され肝臓へ戻る. 腸内細菌によって 変成、発ガンプロモーター となる(二次胆汁酸). 吸収されなかった二次胆汁酸は 大腸へ流れ込む. アゾキシメタン+デオキシコール酸による肝臓癌. 正常. 肝癌. AOM-DC 誘発大腸癌モデルラット結腸伸展図. 対照群
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イニシエーター:アゾキシメタン プロモーター: デオキシコール酸 デオキシコール酸:胆汁酸(胆汁の成分)が腸内細菌によって 変化させられたもの)
胆汁酸:脂肪消化のために分泌 肝臓 胆嚢 小腸(回腸)末端部から 吸収され肝臓へ戻る 腸内細菌によって 変成、発ガンプロモーター となる(二次胆汁酸) 吸収されなかった二次胆汁酸は 大腸へ流れ込む
アゾキシメタン+デオキシコール酸による肝臓癌アゾキシメタン+デオキシコール酸による肝臓癌 正常 肝癌
AOM-DC誘発大腸癌モデルラット結腸伸展図 対照群 腫瘍発生率 8/8 AF2531群 腫瘍発生率 3/8
乳ガンの遺伝子 BRCA1遺伝子:BRCAタンパク質は核内に存在、 遺伝子の発現調節 コドン位置 1 11 21 22 塩基変異 ATG > ATT GTA > GCA ATC > GTC TTA > TCA アミノ酸変異 Met > Ile Val > Ala Ile > Val Leu > Ser BRCA1の変異を持つと 80%の確率で乳ガンになる危険性 40%の確率で卵巣ガンになる危険性がある
原型ガン遺伝子からガン遺伝子への活性化 3つの遺伝的アクシデント 点突然変異 遺伝子の転座 遺伝子の増幅
点突然変異 ras 遺伝子の場合 塩基配列の変異による産物のアミノ酸組成変異 結合したGTPを加水分解できない Rasタンパクになる シグナル出しっぱなし状態になる
2. 染色体転座 myc 遺伝子の場合 正常,8番染色体 バーキットリンパ腫では 14番染色体に転座
myc 遺伝子 活発に転写されている 遺伝子 強力なプロモーター・エンハンサーの下流に位置 Mycタンパクの過剰な生産 活発に転写されている遺伝子と融合
遺伝子増幅 N-myc 遺伝子の場合 遺伝子増幅で活性化 正常,細胞あたり2コピー 神経芽細胞腫:200から2000コピー
myc 遺伝子 >>>> N- Myc タンパク質の過剰生産が起こる
ガン抑制遺伝子のクローニング 50以上あると推定されているが, クローニングされたものは少ない. p 53, wt-1, krev-1, nf 1, dccなど スクリーニングは、ガン遺伝子よりも難しい 対立遺伝子の一方の変異では表現型で確認できないから
原型ガン遺伝子 (proto-oncogene) ヘテロ状態でガン化させる ガン遺伝子 (oncogene) 細胞のガン化 正常遺伝子 変異と活性化 異常タンパク
ガン抑制遺伝子 ホモ状態でないと ガン化させない 異常タンパク 活性失活 異常タンパク 活性失活 一方の正常タンパクが 働いてガンを抑制 細胞のガン化
間期 細胞分裂 分裂準備 2h 2h M期 G2期 G1期 ガン遺伝子による加速 Myc G0期 Jun 静止期 Fos Ras S期 WT1 p53 pRB ガン抑制遺伝子産物によるブレーキング
アポトーシスの経路と制御因子の関係 ガン細胞のアポトーシス耐性
B:腫瘍組織(第3群) C:腫瘍組織(第4群) A:正常組織 (第1群・第2群) 図7:結腸組織におけるアポトーシス細胞の分布
ガンの分子メカニズムと治療法 細胞増殖因子・細胞増殖因子レセプターの異常 上皮細胞増殖因子受容体のチロシンキナーゼ 血小板由来増殖因子受容体のチロシンキナーゼ 抗体治療 抗体分子でふさいでしまう 異常なレセプタータンパク
細胞内情報伝達系 シクロオキシゲナーゼ2(Cox2) チロシンキナーゼ セリンスレオニンキナーゼ 酵素反応阻害剤の開発
ガン細胞とテロメラーゼ活性 テロメラーゼの発現抑制
ガン細胞とアポトーシス抵抗性 Bcl-2遺伝子の発現抑制 アンチセンスオリゴヌクレオチドの使用 mRNA Bcl-2タンパクとヘテロ二量体形成する 類縁タンパクを結合させて失活 アンチセンス ヌクレオチド Baxタンパクによる阻害
p53遺伝子の変異の修復 p16ー INK4遺伝子の変異の修復 アデノウィルスによる遺伝子治療 正常遺伝子を導入する
ガン細胞と血管新生 ガン細胞は、増殖が速い=栄養を要求 栄養補給のために、血管を必要とする 血管を引っぱってくるために、血管新生 を誘導する 血管内皮細胞成長因子(VEGF)阻害剤 アンギオスタチン・エンドスタチン (血管新生阻害タンパク質)の使用
ガン細胞と転移 nm23(ヌクレオシド二リン酸キナーゼ)による転移抑制 プロテアーゼ阻害剤