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日本の原子力

日本の原子力. 日本の原発. 日本の原子炉の数は50基で、世界では米国、フランスに継ぐ世界第3位の国 3・11前には、電力の30%弱を原子力で供給していた 日本の電力会社のうち原発を持っていないのは沖縄電力のみ 福島第一事故を受け、ドイツは脱原発へ 日本はどうするのだろうか?. 福島 第一と事故の経緯. 福島県双葉郡大熊町・双葉町に立地する、東京電力の原子力発電所 3・11の後、炉心溶融と建屋爆発を起し世界に Fukushima の名前 を知られる ように なった 原子 炉は6基あり、1 ~ 3号機が稼働中だった

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日本の原子力

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Presentation Transcript


  1. 日本の原子力

  2. 日本の原発 • 日本の原子炉の数は50基で、世界では米国、フランスに継ぐ世界第3位の国 • 3・11前には、電力の30%弱を原子力で供給していた • 日本の電力会社のうち原発を持っていないのは沖縄電力のみ • 福島第一事故を受け、ドイツは脱原発へ • 日本はどうするのだろうか?

  3. 福島第一と事故の経緯 • 福島県双葉郡大熊町・双葉町に立地する、東京電力の原子力発電所 • 3・11の後、炉心溶融と建屋爆発を起し世界にFukushimaの名前を知られるようになった • 原子炉は6基あり、1~3号機が稼働中だった • 3号機は、爆発時は、プルサーマルといわれるMOX燃料(Pu燃料)による稼動中だった • 1~3号機はメルトダウンを起こす

  4. 1号機、3号機は建屋が爆発。運転していなかった4号機も爆発1号機、3号機は建屋が爆発。運転していなかった4号機も爆発 • 大量の放射性物質を空気中へ放出 • メルトダウンした燃料の冷却のため大量の水を注入。回収した水はタンクに貯蔵中

  5. 国会事故調によると 当委員会は、事故の直接的原因について、「安全上重要な機器の地震による損傷はないとは確定的には言えない」、特に「1号機においては小規模のLOCA(冷却材喪失事故)が起きた可能性を否定できない」との結論に達した。しかし未解明な部分が残っており、これについて引き続き第三者による検証が行われることを期待する(提言7に対応)。

  6. LOCAが事故原因とすると • 震度6程度のありふれた地震で原発でメルトダウンが起こる • これからも毎年でも同様の事故が起こり得る

  7. 東電の主張 • 原子炉は数百年に1度の津波により、電源損失し、冷却不能となりメルトダウンに至った。従って不可抗力である。自分たちに何の責任も無い。 と言っているように聞こえるが、正式には次の頁のように主張

  8. 東北地方太平洋沖地震の福島第一原発への影響東北地方太平洋沖地震の福島第一原発への影響 (1)地震の影響 • 地震により送電線の鉄塔1基が地震による土砂崩れで倒壊⇒電源喪失 • 循環冷却用パイプの破損は? (2)津波の影響  非常用電源喪失 (1)、(2)⇒炉心溶融

  9. どちらの主張が正しいのか? • どちらが正しいかにより、日本の将来の原子力政策が決まる • どちらが正しいのかは、1~3号機の建屋の調査で分かるはず。だが、放射線量が強すぎて中へ入れないので、結論は出ていない

  10. 原子炉建屋爆発の詳細

  11. 燃料被覆管(ジルカロイ)

  12. 水素爆発 高温の燃料棒に水を注入したとき水素発生 Zr + 2 H2O → ZrO2 + 2 H2 Zr:燃料被覆管のジルカロイ。 2H2+O2 → H2O

  13. 1号機(12日15時36分)

  14. 3号機(14日11時1分)

  15. 4号機(4月10日)

  16. 爆発後の1号機建屋

  17. 爆発後の4号機建屋

  18. 爆発後の3号機建屋

  19. 爆発の説明は本当か? • 報道によると、全て水素爆発 • しかし、3号機の爆発は1号機、4号機の爆発と異なる。 • 噴煙の規模が大きい。煙の色が黒い • 本当に、水素爆発か?

  20. 3号機はプルサーマルだった! • 3号機はプルサーマルであった。即ち、使用していた燃料はウランでなくプルトニウムであった。 • プルトニウムはウランよりも核反応を起し易い • メルトダウンした燃料が集まり、そこで短時間臨界に至った可能性は無いのか?そのとき核爆発が起きたのではないのか? と疑う人もいる。

  21. プルトニウムとは何か?

  22. プルトニウムPu • Puは自然界には無い • 主に原子炉で作られる • 広島に落とされた原爆はウラン型、長崎に落とされた原爆はプルトニウム型 • 現在の世界の原爆は、ほぼPu型 • 現在の世界の原子炉は、ほぼウラン型 • では、なぜ3号機にPuがあるのか?

  23. プルトニウムの生成

  24. 原子力発電の燃料

  25. 核燃料サイクル

  26. 再処理工場 • 青森県六ケ所村にある • 建設に2兆5千万円(電気代から支出)ほど使用してきたが、何も完成していない • 仮に日本の使用済み燃料をここで全て処理すると、設備は全然足りない。もっと多くの建物の建設が必要⇒更に、何超円もの資金が必要

  27. MOX燃料の使い途 • プルトニウムの濃度の低い物⇒プルサーマル • プルトニウムの濃度の高い物⇒高速増殖炉

  28. もんじゅ • 高速増殖炉と呼ばれる • 高速の意味は、中性子が速いの意味 • 増殖の意味は、プルトニウムを使っても新たにプルトニウムが生成されるので、こう • もんじゅはプルトニウムの核分裂を利用 • 冷却材にナトリウム使用

  29. もんじゅの事故は不可避 • 高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)を運営する日本原子力研究開発機構の鈴木篤之理事長は6日、高速増殖炉について「ナトリウム漏れが起きないと思う方がおかしい」と述べた。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120106-00000132-san-soci

  30. 高速増殖炉もんじゅの失敗 • 衆院決算行政監視委員会が、高速増殖原型炉「もんじゅ」の中止を含む抜本的見直しなどを求めることになった。(2011年11月) • では、中止になるのか⇒ならない。プリント

  31. 大間原発 • MOX燃料専用炉の原発

  32. 放射線の人体への影響

  33. 放射線の影響 • 短期的 • 長期的  ①癌、白血病  特に、子供の甲状腺癌(チェルノブイリ)  ②奇形児

  34. 2013/11/12/ 東京電力福島第一原発事故の発生当時に18歳以下だった子どもの甲状腺検査で、福島県は12日、検査を受けた約22・6万人のうち、計59人で甲状腺がんやその疑いありと診断されたと発表した。8月時点より、検査人数は約3・3万人、患者は疑いも含め15人増えた。

  35. 患者数は多いのか少ないのか? • 福島の子どもたち3人の甲状腺癌が確定した。甲状腺癌の発症率だが、「http://www.enup2.jp/newpage3.html」によると、0~14歳の子供の場合は10万人あたり、0.05人~0.1人だという。つまり、100万人あたり1人から200万人あたり1人ということになる。 • 福島では疑いありも含めると、22・6万人のうち、計59人なので、3830人中1人

  36. 福島県の主張 • 福島県の以前の県知事は、プルサーマルに反対したが、東京地検に収賄の容疑で捕まり、県知事を辞職。現県知事は、その後当選し、プルサーマルを受け入れた人物 • 福島県は「被曝(ひばく)の影響とは考えられない」としている。その根拠だが、最近実施された被曝影響の無いロシアの子どもの検査でも4千~5千人に1人がんが見つかっていると主張

  37. どちらの主張が正しいか? • 日本においても、福島以外の被曝のない地域で子どもたちのがん検診を行い、甲状腺癌の発生する割合を調査すべき (長崎と福島の子供で前癌状態は圧倒的に福島が多いとの報道があったが、その後報道がない)

  38. 妊娠期間の放射線 京都大學名誉教授 鍵谷 勤 人間は一年間に宇宙から0.4ミリシーベルト、大地から0.5ミリシーベルト、ラドンから1.2シーベルト、食物から0.3ミリシーベルトの合計約2.4ミリシーベルトの自然放射線を被爆しています。この被爆によって生体は損傷を受けますが、最も重要な損傷は生殖腺の損傷、つまり妊娠能力の低下や奇形児が生まれることです。5シーベルトも被爆すれば人間は永久不妊となり、2.5シーベルトでも1~2年は妊娠できません。妊娠している女性が0.1シーベルト以上被爆すると奇形児が生まれる可能性が高くなります。このため、妊娠から出産までの期間は1ミリシーベルト以下になるように就労を制限している国が多いのです。 http://www.gakkai.net/KRI/p-n.html

  39. 大気放射線値との比較 注1)日本は1.42ミリシーベルト程度 注2)1mSv/yとは1時間あたり365×24で割ると、1.14×10^{-4}mSv/d=0.14μSv/h 注3)5月14日の新宿は、0.064μSv/h(平常の0.81倍)で0.47倍程度。福島県双葉郡は1.7μSv/hは、12.14Sv/y程度に相当。 注4)双葉郡の値は国際的な基準値1ミリシーベルトを12倍も超えているが、日本の臨時基準値20ミリシーベルト以下ではある。

  40. 原発に関する政治家の意見

  41. 小泉純一郎元首相の脱原発 小泉純一郎元首相は11月2日、日本記者クラブで、原子力発電を直ちに中止するよう政府に求めた。同氏は、安全性の問題から操業を停止している原発の再稼働はやめ、代替エネルギーが十分に確保されるまでの間に合せとしても利用すべきではない、と主張した。「原発ゼロは、最良の選択だ。企業も国民も心構えは出来ている」「安倍首相が脱原発の方針を決定しさえすれば、それを実現できるだろう」と、現首相に決断を迫った。 http://www.huffingtonpost.jp/2013/11/13/junichiro-koizumi-anti-nuclear-power_n_4271374.html

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