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プレゼンテーションスキル

プレゼンテーションスキル. 09 : 30 ~ 10 : 20  看護研究とプレゼン 10 : 30 ~ 11 : 20  プレゼン基礎と素材 11 : 30 ~ 12 : 30  素材と加工、処理環境    昼食 13 : 30 ~ 14 : 20  パワーポイントの概論 14 : 30 ~ 16 : 00  日本語記述の要点 . About  研修講師. 田中 潔(たなかきよし) 略歴: 岡山大、九州大修了後岡山商大へ勤務。教授 岡山県を中心に看護研修を 25 年以上 主な科目:ネットワークシステム演習、社会調査実践他など

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Presentation Transcript


  1. プレゼンテーションスキル • 09:30~10:20 看護研究とプレゼン • 10:30~11:20 プレゼン基礎と素材 • 11:30~12:30 素材と加工、処理環境 •    昼食 • 13:30~14:20 パワーポイントの概論 • 14:30~16:00 日本語記述の要点 

  2. About 研修講師 • 田中 潔(たなかきよし) • 略歴: 岡山大、九州大修了後岡山商大へ勤務。教授 • 岡山県を中心に看護研修を25年以上 • 主な科目:ネットワークシステム演習、社会調査実践他など • 連絡先 岡山商科大学 〒700-8601(専用番号で届く) • tanaka@po.osu.ac.jp (eメール) • http://www.nahaha.org (Web) • 検索エンジン 「岡山商大 田中」で検索 • 大学電話 086-252-0642 • 大学FAX086-255-6947

  3. After 研修後 アポイントメント • 質問・相談はeメールtanaka@po.osu.ac.jpが最適。メールなら返事確実。その他電話・FAXは086-284-7726(自宅)でも可能。 • 相談の「三種の神器」: 看護研究計画書、使用アンケート用紙、データ入力エクセルファイル(すでにあれば) • 遠方の場合メールだけで指導する場合もある(PC用メールがあるとファイルのやり取りが便利。連絡なら携帯メールでも可能)

  4. After インターネット上での情報源 検索エンジン「岡山商大 田中」

  5. プレゼンテーションを考える なぜプレゼンに苦労しているのでしょう? 何をプレゼンすべきでしょう?

  6. プレゼンテーションとは • プレゼンテーション、示説→みんなの前で発表すること • 良いプレゼンとは • 見栄えのする(見易い)表示や資料を行う • そのためにはパワーポイントpptが主流? • 発表時間を厳守する • 質疑応答にさわやかに(カッコ良く)回答する •   企画から発表までを見通す •   判明したことが分かっている

  7. 望ましい研究スタイルとは看護研究・調査研究を考える(独断と偏見を含む)望ましい研究スタイルとは看護研究・調査研究を考える(独断と偏見を含む) • 量的研究 • 統計的な処理,何かの物差し(尺度)で計る • 行動や現象を計量する学問 • 文章やインタビューからでも数値化すれば量的研究なのだ • 質的研究 • 解析者の知見による見解 • 少なくても自然科学ではない

  8. 質的研究と量的研究の関係 • 南小樽病院 瀬畠 克之さんのページより引用 • <表1> 質的研究と量的研究との比較 質的研究           量的研究                   仮説生成型         仮説検証型              言語や現象(概念)     数値データ              合目的的抽出        無作為抽出              哲学・社会学理論     数理統計学的理論 • 研究では“仮説を生み出す”というよりは“仮説を明確化していく”といった方が正確かもしれません。   <表2> 質的研究の分類(私案)ミクロ研究(個人誌研究)   マクロ研究(一般化研究)         調査手法  個人面接              個人面接(複数)             デイスコース アナリシス    フォーカスグループ             観察法              (観察法)             ドキュメント分析         コンセンサスメソッド     研究視座  ケーススタデイ          グランデッド・セオリーアプローチ             エスノグラフィー             フェノメノロジー • 学部で学ぶこと  実験方法、データ収集、分析方法やプレゼン • 大学院で学ぶこと   仮説設計や問題設定

  9. パワーポイント全盛時代への警鐘トヨタがパワーポイント(ppt)禁止令ダイヤモンド社オンライン(2009/5/20)よりパワーポイント全盛時代への警鐘トヨタがパワーポイント(ppt)禁止令ダイヤモンド社オンライン(2009/5/20)より

  10. 記事のポイント

  11. 「素材集め」はプレゼンのコツ本物志向

  12. 材料を集める,揃える • 文字,表,図(写真),グラフ,デザイン図.. • デジカメ,VTR機器の扱い方 • PCへの音声・画像ファイルを移動 • プレゼン作品をPCで作成する • 作品の構成や起承転結 • パワーポイント(パワポ)の使用・操作方法 • Word,Excelからパワポへ連携 • パワポでの作図,アニメ効果 • プレゼン作品の実行 • 発表当日あせらないために

  13. 素材の集め方 • デジタル機器(デジカメなど)で撮影 • スキャナで画像読み取り • これらはマルチメディアの取り扱い • ソフトOfficeで素材を作る • Wordで文字原稿 • Excelで表やグラフ • ペイントでイラスト • パワーポイントで編集,デザイン効果

  14. 素材をPCに集める道具たち • PC側の端子を確認 • USB接続 機器接続の万能選手 • USB1.0とUSB2.0(より高速、標準)が共存 • IEEE1394 • 動画などより高速接続向け • 端子形状が異なる 小さな正方形 • 接続の基本はケーブル接続 • 挿すだけでOK • PC       デジカメやビデオ

  15. カード型メモリで移す • 事実上の標準 デファクトスタンダード • USBメモリ • USBに直接挿せる • SDメモリカード(系) • 標準サイズの他、ミニSDやマイクロSDも一般的(携帯電話に伴ない) • メモリスティック • ソニー独自のメモリカード

  16. 接続の小道具たち • USBハブ(2~3千円) • たくさんのUSB機器を接続する • マルチカードリーダー(2から3千円) • たくさんの形状のメモリカードの読み書き

  17. プレゼンはファイルを集めること • パワポがうまく使えない • 文章の構成,起承転結 • 1ページ1行で表現できるだろうか? • 文章の表現方法 • 言葉づかいやページの割り振り • でも • 図表が上手に描けない • デザインが下手(田中も同感) • 写真や動画も使いたい • 文字がくるりと動く(アニメーション)

  18. あなたはこの処理をどのソフトで • 文章を作成する • メモ帳,ワード,日本語ワープロ • 表計算や計算処理 • エクセル • インターネット • インターネットエクスプローラ,オペラ • 電子メール • アウトルックやアウトルックExpress • 統計分析 • エクセル,SPSS,SAS,S • お絵かき・写真修整 • ペイント,フォトショップ • 発表 • パワーポイント • 実は,プレゼンにはこれだけのソフトが本当は必要

  19. こうしなさいAV機器 • 写真に撮る • デジカメで撮っておきPCにファイル化する • できたファイルはJPGがつく • 動画を撮る • 短いカット撮りしてPCにファイル化する • できたファイルはMOVやAVIやMPEG • 音声 • 音声ファイル化する WAVやMID

  20. こうしなさいAV機器2 • 文書,図表 • パワポで作る PPT • ワード,エクセルからコピペする DOCやXLS • 芸術的,細かな画像(加工含む) • お絵かきソフトで作成 GIFやJPG

  21. Officeソフトをプレゼン作成の中心に

  22. プレゼン技法の変遷 • 模造紙・紙芝居時代 • 模造紙+色マジック・絵具 • スライド時代 • 写真撮影+製図技法・ロットリング • 今や • PC利用時代 • 示説ソフト「パワーポイント」+液晶プロジェクタ • 製図技法はほとんど不要

  23. マイクロソフトOffice(MS-Office)マイクロソフトOffice(MS-Office) • マイクロソフト社のビジネスソフト群 • ワード、エクセル、パワーポイント、アクセス • PCを買うとWordとExcelはついているのが普通...でもでも本当は • Word 文書や資料作成(看護研究計画書類) • Excel データ分析・グラフ(データの視覚化・プレゼン) • パワーポイント • 必要に応じて購入するソフト(別売1~2万円) • 施設PCには装備なしのこともあり • プレゼン準備にハタと困る場合あり

  24. 自PCでソフト確認 • PC購入時には「スタート」、「すべてのプログラム」を開いてMSOfficeの確認をする

  25. WordやExcelからパワーポイント • 精密な文書作成にはやはりWord • 精密なデータ処理にはExcelを • 書類はWordとして保存し,再利用する • データや表類はExcelとして保存する • 機械可読式データ(マシン・リーダブル・データ) • 人に見せる時,これらをパワーポイントで要約して表示する

  26. みんなファイルにして PCに保管. パワポでコピペで統合化 液晶プロジェクタ や プリンタに出力

  27. Officeソフト間の連携・継承 • Officeの操作性はほぼ統一されている • ワードとパワーポイントは酷似・違和感なし • あるソフトで作成したもの(オブジェクト)は • 多くの場合、別のソフトへ移動できる • MSOfficeソフト間は • 「オブジェクト指向型」ソフト群

  28. Officeソフト間のオブジェクト交換 • ワードで作成した文書(テキスト) • エクセルで作成したグラフ • ホームページから画像をさがす • コピー&貼り付け(ペースト)でパワーポイントに持ってくることが可能 • コピー : クリップボードへの取り込み • ペースト: クリップボードから貼り付け

  29. 見やすい素材づくりグラフ、Excelの利用

  30. グラフの活用(数値の「見える化」)」 • 棒グラフ • 分布の形を良く見よう • 棒の間隔にだって意味がある • 折れ線グラフ • プロフィール分析に使う • 散布図 • 2つの項目間の関係 • 色々なグラフを参考に

  31. 分布の形と基礎集計     投げ1のヒストグラム

  32. 投げ1と投げ2を書き分ける

  33. 棒の間隔をコントロール • あなたは気をつかっていますか?

  34. 折れ線グラフはプロフィール分析 • 6つの項目について、それぞれ10点満点で採点する。 • 1点=できていない 5点=普通 10点=出来ている • 患者群、看護群ごとに平均を算出

  35. 散布図→単回帰分析 • 回帰直線y=x 相関係数r=0.43 • 投げ1と投げ2の直線関係は弱い(あまりない)

  36. 日本語表現の要点

  37. プレゼンの心がけ • 表示日本語は簡潔に、読みやすく • 聴衆者は「表示を読み」ながら、「説明を聞く」ことを忘れずに • 伝えたいことが簡潔か? • だから、「箇条書き」が原則 • しゃべることと表示が同じ内容か? • しゃべる速度はややゆっくりと

  38. プレゼンに役立つ表現方法 • 問: 看護協会は今後どのような研修を行うべきでしょうか?(ある年の会員向け調査より) • 回答例:答えを尋ねるのでなく自ら調べる姿勢を持つ若者が減ったので,現代の若者の姿勢を集団教育で示して欲しいと思いますし,先輩をみて育つ後輩も少なくなった気がします.

  39. 文章構成上の課題 • 質問者が期待している回答ができていない • 思いついたまま書いているだけ • 質問者側(聴衆者)を意識しているか • 文章構成の基本 • 5W1Hをできるだけ • 起承転結,序破急を知っていますか? • 余談:データ入力が大変,読み飛ばされるもととなりせっかくの回答が無駄になる

  40. 5W1Hを思い出す • 5つの「W」 • 1.WHEN  いつ • 2.WHERE どこで • 3.WHO   誰が • 4.WHAT  何を ...... そしてもう1つ, • 5.WHY (なぜか) • 1つの「H」 • 1.HOW   どのように

  41. 相手に伝わるコツ • 上手な文章は「短い」 • 読点や句点をやや多めに使う • ところでどちらが。かご存知? • 掲示資料は「である調」 • ~である. • ~なのです.(ですます調)は使わない • さらに,箇条書きや体言止めも効果的

  42. 経験格言 • 内容のない発表はきれい(に作ろう) • 内容のある発表は汚ない(くても許す) • 細かな資料は突っ込まれる • ポイントを押さえた資料や効果(色やアニメーション) • シンプル イズ ベスト

  43. 戦略=目的+手段 • 目的と手段は階層的につながっている • (戦略の階層性) • 目的が具体的・明快だと手段が立てやすい • そして、戦略とは「選択と集中」 • 複数の選択肢を出来るだけたくさん作る • 選択肢の長所と短所を吟味する • その中から選び、まっしぐら(集中)

  44. 戦略的であることチェックリスト • □ 現状分析ができている • □ 分析から(中・長期の)目標がはっきりしている • □ 目的達成のため手段は適切か? • □ 目的達成のため資源は集中されているか? • □ その目的や手段を説明できるか?

  45. 論理的とは • 文章やスピーチの場合: 段落と段落、話と話の関係がわかりやすいこと • 企画書の場合: 話の筋道が分かりやすい、ページとページのつながりが分かりやすい • 論理的とは結論・主張が明快で、その理由と話の筋道が分かりやすいこと

  46. 話の筋道→接続詞を上手に • 上位目標確認 •   さて 現状分析 •    であるから 戦略目標(仮説)の提示 •      そのため 実施案の提示 •        つまり   まとめ、展開なのです 

  47. 日常の接続詞一覧 • 順接 であるから、なので、そのため • 逆接 しかし、だが • 添加 そして、さらに • 説明 要するに、つまり • 転換 さて、ところで • 例示 例えば       並列 かつ、または • 補足 ちなみに • 理由 なぜなら

  48. 論理に困ったら逆に考える、並列もチェックする論理に困ったら逆に考える、並列もチェックする • 三段論法 • AならばB、BならばCよってAならばC • Cの理由はB、Bの理由はAそこでCの理由はAなのか・・・「逆向き推論」 • 逆向き推論チェックの徹底こそが納得しやすい論理形成 • かつ(AND)、または(OR)、~でない(NOT) の組み合わせが多い(論理の並列)

  49. 帰納と演繹 • 帰納とは事実から結論を得る • 統計は帰納的考えに近い • ラーメン店Aはうまく、行列があった • ラーメン店Bはうまく、行列があった • だからうまいラーメン店には行列がある • 演繹は推論すること(症例研究) • この疾病には斑点が出る。この患者には斑点がある。そこでこの患者はこの疾病か?

  50. 推敲(すいこう)してみましょう • 推敲前: • 答えを尋ねるのでなく自ら調べる姿勢を持つ若者が減ったので,現代の若者の姿勢を集団教育で示して欲しいと思いますし,先輩をみて育つ後輩も少なくなった気がします.

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