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エクササイズとその方法. 碧南市医師会 平岩堅太郎 www.hiraiwa-clinic.jp. <歴史>. 1 70年代 : ケネス・クーパー博士の運動不足病に対する エアロビクス(有酸素運動)の提唱 2 80年代:1)ジェーン・フォンダのワークアウト・スタジオ の創設とエアロビクスの爆発的流行 2)フィットネス・クラブの隆盛と器具の発達 エアロバイク、トレッドミル、各種トレーニン グマシーン、プール等 3)ジョギングの大流行と提唱者フックスの急死
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エクササイズとその方法 碧南市医師会 平岩堅太郎 www.hiraiwa-clinic.jp
<歴史> 170年代:ケネス・クーパー博士の運動不足病に対する エアロビクス(有酸素運動)の提唱 2 80年代:1)ジェーン・フォンダのワークアウト・スタジオ の創設とエアロビクスの爆発的流行 2)フィットネス・クラブの隆盛と器具の発達 エアロバイク、トレッドミル、各種トレーニン グマシーン、プール等 3)ジョギングの大流行と提唱者フックスの急死 事件 3 90年代:1)ジョギングより軽いウォーキングの流行 2)アクア・フィットネスの出現 3)メンタル・リラクゼーションも重要視
<種類> 1.アイソメトリック: 等尺性運動。筋肉が長さを変えずに張力を発揮 する形の運動で、具体的には動作無しで、つまり 姿勢を変えずに力を出す。(例えば、壁を押す、柱 に固定した網を引く等)という運動方式のこと。 筋力を強化するのに最も効果的。 高齢者レジスタンスに応用。 2. アイソトー二クス: 等張力性運動。筋肉が短縮しながら、または伸び ながら力を出す方式の運動。従って一般的動作 運動に相当。体操、重量挙げ、洋弓等。
3. アネロビクス: 無酸素運動。酸素なしで行う運動。スピードをつ けるために行われる。100米走、ウインド・スプ リント、インターバル・トレーニング、水泳や自転 車のスプリント等。 4. エアロビクス: 有酸素運動。多量の酸素を必要とするが、耐え れない程大きな酸素負債は生じないので、運 動を長時間持続できる。これによってトレーニン グ効果を生じ、体に良い変化を起こす理想的な 運動。ランニング、スイミング、サイクリング等。 (表5)
<目的> 1虚血性心疾患、糖尿病、高血圧 症等の危険因子である肥満の 防止と軽減(表6) 2 持久力の増加とQOLの改善 3 リラクゼーション(表7) 4 副次的な筋力増加
表6 運動療法の効果 *冠動脈疾患患者においても証明されたもの
100 配偶者の死 73 離婚 65 配偶者との別居 63 服役 63 家族の死 53 自身のケガや病気 50 結婚 47 失業 45 同棲 45 退職 44 家族の病気 40 妊娠 39 性の困難 39 転勤 39 貸付けの解約告知 38 多額の収入変化 37 恋人の死 36 転職 35 夫婦げんか 31 多額の借り入れ 29 職業上の新しい責任業務 29 子供の別居 29 親戚に生じた憤怒 28 個人的に得た大成功 26 入学や卒業 25 生活水準の変化 24 生活習慣の変化 23 部長に対する憤怒 20 労働条件の変化 20 転居 20 転学 19 余暇活動習慣の変化 18 仲間関係の変化 16 睡眠習慣の変化 15 家族コンタクトの回数の変化 15 食習慣の変化 13 休暇 12 クリスマス 11 軽度な法律違反 表7 日常みられるストレス刺激のスコアの序列
<メディカル・チェック> 1.問診 2.身体所見:身長、体重、脈拍、血圧、皮下脂肪、 体脂肪率等 3.検尿:蛋白、糖、ウロビリノーゲン、潜血、 ケトン体等 4.採血:末梢血一般、肝機能、血糖、血清脂質、 炎症反応等
5.胸部レントゲン線:心胸廓比 6.心電図:安静時及び負荷心電図(図9) 7.心エコー、カラードップラー: 構造及び収縮異常の有無 8.その他:心機図、ホルター心電図、 心筋シンチグラフィー、RIアンギオグ ラフィー、冠動脈造影等
<エクササイズの開始> 医師から健康と判定された人はプログラムに従って運動を開始します。 何らかの問題があると判定された人は運動を禁止されるか、症状にあった個別のプログラムが用意されます。 (表8、表9、表10)
表8 急性心筋梗塞症のリハビリテーションプログラム(合併症のない例) 「厚生省循環器病研究委託費(55公ー2)による研究成果」
表10 整形外科的疾患の運動処方上の注意点表10 整形外科的疾患の運動処方上の注意点
<体力テスト> エクササイズ前後の体力つまりスタミナテストをします。方法は厳密にはトレッドミルや自転車エルゴメーターで心肺持久力を表す最大酸素摂取量を毎分体重1kgあたり何mlかという単位で測定し、非常に悪い、悪い、普通、良い、非常に良い、の5段階に分けます。(表11) 各段階に応じたプログラムに従って運動を開始します。
<エアロビクス実施のポイント> 1.ウォーミング・アップ、クーリング・ダウンは 必ず行う。 2.体力テストを行い、自分の体力にあったトレーニング から開始する。 3.運動様式はランニング、サイクリング、スイミング等が 推奨される。 4.運動強度は最大心拍数の60~90%が推奨される。 (220-年齢)×0.6=一般人 (220-年齢)×0.7=体力をつけたい人 (220-年齢)×0.8~0.9=スポーツマン
5.運動時間は15~60分、少なくとも週120分 5.運動時間は15~60分、少なくとも週120分 6.運動の頻度は最低週3回、可能なら週6回 7.期間は初期段階で4~6週間、改善段階で 4~6ヶ月 8.体調の悪いときは中断する 9.気候条件の厳しい時は過度な運動は控える 10.我慢しない様に十分に注意する
<METS> METS (安静時酸素消費量の倍数、 1MET=3.5ml/kg/分) これを用いるがアメリカ・スポーツ医学協会の方法(表12、図10、表13)
<自覚的運動強度> RPE:Rating of PerceivedExertion ボルグ・スケール(1973) 自覚的に感じる自覚的運動強度が 心拍数と正比例の関係を示す。
<エアロビクスの実例> 1 ジョギング(表14) 2 サイクリング(表15) 3 スイミング(表16、表17)
表15 「梗塞スポーツマン」向けサイクリングトレーニング 「熟練者」向けサイクリングトレーニング
表16 健康指向の水泳トレーニングの 進行段階と負荷量の推移表16 健康指向の水泳トレーニングの 進行段階と負荷量の推移
表17 <初心者向けトレーニングプログラム(5~6回目まで>
<運動処方箋> 表18