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JPS 秋季大会 京都産業大学 2012/09/14. NEWAGE:24. 次期地下実験用検出器の製作. 中村輝石(京大理). 谷森達、身内賢 太朗、窪秀利 Parker Joseph 、 園田真也 高田淳史、水村好貴、水本哲矢 西 村 広展、 澤野達哉、 松岡佳大 古村翔太郎、佐藤快、中村祥吾. 次期地下実験に向けて 安定動作 ドリフト長最適化 シミュレーション まとめ. KISEKI.N > stability. _. ラドン除去システム. ①金属に微量含まれるウランが崩壊(永年平衡なので一定) ②気体なのでガス中に侵入
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JPS秋季大会 京都産業大学 2012/09/14 NEWAGE:24 • 次期地下実験用検出器の製作 中村輝石(京大理) • 谷森達、身内賢太朗、窪秀利 • Parker Joseph、園田真也 • 高田淳史、水村好貴、水本哲矢 • 西村広展、澤野達哉、松岡佳大 • 古村翔太郎、佐藤快、中村祥吾 • 次期地下実験に向けて • 安定動作 • ドリフト長最適化 • シミュレーション • まとめ
ラドン除去システム ①金属に微量含まれるウランが崩壊(永年平衡なので一定) ②気体なのでガス中に侵入 ③α崩壊してバックグラウンドに 容器の壁 検出領域 (76torr CF4) U Rn Rn α崩壊 • ガス循環+冷却活性炭 • 冷却:ラドンの液化 • 活性炭:ラドンを吸着 冷却機 200K 循環ポンプ 500ml/min 活性炭160g ・螺旋部:60g ・円筒部:100g
ヒーター 温度計 密閉蓋 • 地下運用には長期安定性(1ヶ月) • 温度変動:~1K/月 • 従来と同程度 • 圧力変動:~3torr/月 • 従来と同程度 • 冷媒量の変動:~1cm/月 • 昔は3cm/月 • 一ヶ月後も霜はなし どうしても隙間ができる 冷媒につかる部分 新 旧
ラドン除去能力 • ラドン崩壊のα粒子(~6MeV)の時間変化 • ラドンレート:~1/20 • ラドン除去能力はOK • 旧蓋よりもラドン除去能力が良い <-活性炭交換の影響? 活性炭なし >3000keV 冷却活性炭(10ml/min) 冷却活性炭(500ml/min)旧蓋 >9cm ラドン事象の選別条件 冷却活性炭(500ml/min)新蓋 ガス交換からの日数
KISEKI.N>stability KISEKI.N>optimize drift length _
ドリフト長の最適化① • ドリフト距離が長いと • ターゲットが増える[利点] • 角度分解能の悪化[欠点] 異なるドリフト長における 角度分解能(JPS春) 0-300-400-50 有意度の最も高いドリフト長を求めたい (そして、その検出器を作って測定)
v0=220[km/s] vesc=650[km/s] vE=244[km/s] ρ=0.3 • σSD0=100[pb] • MDM=100[GeV] • 標的: 19F ドリフト長の最適化② • よくある仮定 • 暗黒物質:銀河系にボルツマン分布 • 相互作用:原子核と弾性散乱 quenching エネルギー分解能 50-100keVのcos分布 角度分解能40度 前後判定しない 2-binにする cygnus DM θ nuclear
ドリフト長の最適化③ • 有意度を計算(角度分解能ごと、各ドリフト長でのexposureごと) • cosθ分布で2-binをフラットと区別できるかどうか • 測定時間:3ヶ月 有意度の角度分解能依存性 • 最適なドリフト長 • 30cm(現行) • 40cm(8度以上の改善) 3ヶ月測定 角度分解能はDAQモードの変更で改善の余地あり : 現行の角度分解能 : 10度改善した場合 : 20度 〃
KISEKI.N>stability KISEKI.N>optimize drift length KISEKI.N>simulation _
シミュレーション:目的 DAQモードの変更や電子拡散の影響を調べたい ⇒検出器応答の入ったシミュレーション ①Geant4で物理過程を振る座標・エネルギー ②W値・quenching・統計電子数 ③電子拡散電子座標 ④離散化・回路応答・閾値ストリップ・clock
シミュレーション:Geant4 • ジオメトリは下図 • 中性子照射(252Cfのスペクトル)、照射位置は6ヶ所 • 検出領域はCF4ガス0.1atm • VER:geant4.9.2.p03 ドリフトケージ CF4(検出領域) ポリエチ(ジグ) ドリフトプレーン 30cm 真空容器 50cm μ-PIC・GEM
シミュレーション:電子拡散 位置とエネルギーの情報から電子を発生させる 電子拡散はMAGBOLTZで エネルギー:465keV トラック長:4.6mm ドリフト距離:33.5cm エネルギー:158keV トラック長:1.7mm ドリフト距離:2.5cm z=-250に検出面がある n_0_0_43_1e8、55,69
シミュレーション:デジタル化 • デジタル化 • 各ストリップごとに波形を求めVthでディスクリ ⇒hit • 波形を積分 ⇒energy • DAQモード1(これまでの測定に使用) • 各clock(10ns)ごとにXYの立ち上がりのコインシデンスを取る • さらに各clockごとにストリップ番号の最大値と最小値を記録 • DAQモード3(次に使用予定) • 全てのhitストリップ番号と立ち上がりのclockを記録 • DAQモード5(デバッグ中) • 全てのhitストリップ番号と立ち上がりと立ち下がりを記録
シミュレーション:DAQモード3 • トラックの変遷 • G4の出力 • 電子発生&拡散 • 検出器応答 • 直線フィット DAQモード3の検出器応答をかませた方向解析ができるように
シミュレーション:DAQモード3 • DAQモード3の角度分解能 • 前方散乱の見え具合で評価 • 実験と同様の手法 • 35度 角度分解能ごとのχ2値 |cosθ|分布 DAQモード3 検出器応答を入れないGeant4データ σ=35度でぼかす σ=35でχ2minimum 252Cf Preliminary Preliminary neutron q nuclear
ドリフト長の最適化(再) • 角度分解能 • DAQモード3で8度の改善(43度⇒35度) • さらなる改善の余地もあり(by DAQモード5 方向解析改善) 有意度の角度分解能依存性 ドリフト長は40cm ⇒業者に発注 3ヶ月測定 : 現行の角度分解能 : 10度改善した場合 : 20度 〃
まとめ • システムの安定化 • 密封蓋により1ヶ月は放置可 • ドリフト長の最適化 @0.1atm • ターゲット質量と角度分解能を考慮⇒40cm • 業者に発注中 • シミュレータ • 作製開始 • もろもろ確認しつつ利用中 • 今後 • 神岡地下実験(今秋から) • シミュレータのupdate