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組込みシステム 講義. (第3巻). 3年次後期2単位選択 担当: 玉野 和保. 単元 5 (1/ 26 ). 第 5 単元 組込みプロセッサ. 講義の意味と位置づけ 組込みプロセッサのシステムへの応用 マイコンの基本構成 マイコンと組込みプロセッサの構成 PIC のプロセッサ構成 H8 のプロセッサ構成 講義で解説すること 組込みシステムの基本仕様 Harvard 方式とは PIC と H8 の内部基本構成. 講義の意味と位置づけ マイコンの定義 コンピュータと電卓の違い コンピュータの類別 マイコンの類別 講義で解説すること
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組込みシステム 講義 (第3巻) 3年次後期2単位選択 担当: 玉野 和保
単元5(1/26) 第5単元 組込みプロセッサ • 講義の意味と位置づけ • 組込みプロセッサのシステムへの応用 • マイコンの基本構成 • マイコンと組込みプロセッサの構成 • PICのプロセッサ構成 • H8のプロセッサ構成 • 講義で解説すること • 組込みシステムの基本仕様 • Harvard方式とは • PICとH8の内部基本構成 • 講義の意味と位置づけ • マイコンの定義 • コンピュータと電卓の違い • コンピュータの類別 • マイコンの類別 • 講義で解説すること • マイコンとは何か • マイコンのコンピュータ界での位置づけ
単元5(2/26) 組込みプロセッサのシステムへの応用 組込みプロセッサ Interface Race-track Network Sensor 通信機能や記憶なども含む 組込みプロセッサ Interface Actuator
単元5(3/26) マイコンハードウェアシステム • 講義の意味と位置づけ • マイコンシステムのハードウェア構成 • ハードウェアの回路構成 • 割り込みとリアルタイム処理 • 汎用MPUとワンチップマイコン • 講義で解説すること • マイコンシステムの構成 • 割り込みの機能とその処理 • リアルタイム処理のためのハードウェアとソフトウェア • ハードウェア構成で使用される代表的なMPU • I-8086によるコンパクト汎用マイコンボード設計 • H8システム • 講義の意味と位置づけ • マイコンの定義 • コンピュータと電卓の違い • コンピュータの類別 • マイコンの類別 • 講義で解説すること • マイコンとは何か • マイコンのコンピュータ界での位置づけ
単元5(4/26) マイコンシステムのハードウェア構成 MPU [Multi System,CPU,etc] Muti-media Processor Co-Processor [IntC、DSP、WDTimer] Interrupt System I/O Controller Memory System [RAM,SAM,etc] Memory Management Unit Memory Supporting System Peripheral [Key,CRT,Sound,etc] Network Controlling System
単元5(5/26) Neumann型コンピュータ • Turingのアイデアを機械で実現 • 基本構造 指示で左右移動・停止 無限に長い有限記号テープ Stored Program方式 読み込み 書き込み 逐次処理方式 判読 テープ移動制御 テープ内容変更
単元5(6/26) Babbegeのアイデア • 計算機の骨格の提案 4つの機能: 演算 記憶 入出力 制御 プログラム方式: 当時はパンチカード方式 符号化: 当時は10進数符号化 • ソフトウェア処理 A. Adaと共同、階差機関の制御プログラムを手がける
単元5(7/26) マイコンの基本構成 • 4つの要素: 演算、記憶、入出力、制御 • BUS: 要素をつなぐ、母線 • Option: 外部にBUSを解放 システムの拡張 システムのGlobal化・Open化 • Co-Processor システム高機能化 並列処理Processor
単元5(8/26) マイコン・MPUの基本構成要素 • CPU: ALU(Arithmetic Logic Unit) Register、Status I/O・Interrupt Controller MMU(Memory Management Unit ) • Memory: ROM、RAM • I/O: • Controller: Peripheral Controller System Controller
単元5(9/26) マイコンの基本回路構成
単元5(10/26) マイコンの基本回路構成
単元5(11/26) Z80によるマイコン構成(CPU、メモリ付近の回路構成)
単元5(12/26) Z80によるマイコン構成(I/O付近の回路構成)
単元5(13/26) 組込みマイコンの構成 • 講義で解説すること • 組込みプロセッサの基本仕様 • 組込みプロセッサの内部構成 • Harvard方式 • PICとH8の内部構成
単元5(14/26) 組込みプロセッサの基本仕様 • 最小限のメモリ容量 • 可能な限り小さい実装面積 • 低消費電力 • 高い割り込み応答性 • スーパーバイザのリアルタイム性 • 開発、適用規模に適したスーパーバイザ (OS、Monitorなど) • 用途に応じた高い演算能力(RISC性) • 開発性の良さ: 開発環境、言語
単元5(15/26) 組込みプロセッサの基本構成 CPU Core BUS Accelerator RAM/ROM Option Module 高速内部BUS BUS Bridge 内部周辺BUS Memory Controller DMA Controller Timer Interrupt Controller プロセッサ内部 外部BUS 外部 Memory, Devices
単元5(16/26) Harvardsystem • 命令と記憶領域を物理的に区分 • (暴走によるプログラム領域の破壊を防ぐ) • 命令領域を意識せず、開発と実行が可能 • 命令は基本的に1クロックで処理=RISC ※HarvardArchitectureは、1948頃に最初のNeumann型コンピュータ EDVAC以前に完成していたHarvard MarkⅡでNeumann型の一種として採用
単元5(17/26) PICの論理構成と外観
単元5(18/26) PICの外部端子
単元5(19/26) PICのレジスタ
単元5(20/26) PICの機能別分類
単元5(21/26) 応用事例2:ロボット制御回路
単元5(22/26) 応用事例2:ロボット制御回路
単元5(23/26) 応用事例1:LED点滅制御回路
単元5(24/26) H8マイコンの機能構成
単元5(25/26) H8マイコンのハードウェア構成
単元5(26/26) H8マイコンの応用回路(その2) A/D変換ボード
謝 辞 第5単元のコンテンツ作成にあたり、授業の効果的進展のため 以下の文献からの写真図表を多大に引用させて頂いた。 厚く感謝申し上げます。 • 後閑哲也: たのしくできるPIC電子工作、東京電機大学出版局 • 阪田史郎、高田広章: 組込みシステム、オーム社出版
単元6(1/28) 第6単元 CPUコアアーキテクチュア • 講義の意味と位置づけ • ALUは何をするのか • 2進数の加算、乗除算はどのように行われるのか • RISCとは? CISCとは? • Condition Code(Status)の種類とその計算処理法 • 講義で解説すること • CPUの中のALUの役割 • ALUの構成(ハードウェア、ソフトウェア構成) • RISCとCISC • ALUの演算機能(加算、乗除算) • 講義の意味と位置づけ • マイコンの定義 • コンピュータと電卓の違い • コンピュータの類別 • マイコンの類別 • 講義で解説すること • マイコンとは何か • マイコンのコンピュータ界での位置づけ
単元6(2/28) CPUの中のALUの役割 • データの変換: 組み合わせ、順序回路 計算形式: Decoding 表形式: Array Processing • データの短期保存: Register • データの長期保存: Memory Bank Core Memory(RAM、ROM) 外部メモリ(SAM) • Memory Switch: メモリ空間でのI/Oで構成 • Flag/Status: Registerの一種 単一のFlip/Flopで構成もある
単元6(3/28) 基本的なALUの構成 • 入力データを制御信号で変換 • 演算結果でシステムに状態(Status)信号を表示
単元6(4/28) ALUと周辺機能とのハードウェア構成
単元6(5/28) ALUのソフトウェア構成
単元6(6/28) ALUの演算機能 • 数値演算 たとえば、加減算(INC、DECを含む)、乗除算 • 論理演算 たとえば、AND、OR、NOT、Flip/Flop制御 • Statusの判定 Statusの発生 Statusを含めた論理・数値演算
単元6(7/28) 加算操作 A、Bの2入力で 和と桁上げを出力 A、Bと桁上げの3入力で 和と桁上げを出力
単元6(8/28) 乗除算の計算法
単元6(9/28) ALUにおける乗算の信号フロー
単元6(10/28) ALUにおける除算の信号フロー
単元6(11/28) ALUのCondition Code処理システムのStatus処理
単元6(12/28) ALUの事例 命令:3bit Register: 4bit 2個
単元6(13/28) 181ALUの回路ユニット(National Semiconductor DM74181)
単元6(14/28) DM74181ALUの命令と処理事例
単元6(15/28) ALUによる周辺回路の制御 • 講義の意味と位置づけ • ALUと周辺装置の関係と制御の流れ • マイクロプログラムによるALUの制御方式 • MPUの内部処理 • 講義で解説すること • ALUと周辺装置のハードウェア構成 • ALUによるレジスタの制御 • マイクロプログラムによる周辺装置の制御 • ALUによる命令の実行 • CPUによる命令の実行例 • MPUの内部処理フロー • 講義の意味と位置づけ • マイコンの定義 • コンピュータと電卓の違い • コンピュータの類別 • マイコンの類別 • 講義で解説すること • マイコンとは何か • マイコンのコンピュータ界での位置づけ
単元6(16/28) ALUと周辺機能とのハードウェア構成(単元7(4/14)の再掲)
単元6(17/28) ALUと周辺装置のハードウェア構成
単元6(18/28) ALUによるレジスタの制御
単元6(19/28) マイクロプログラムとは • 1951年:Wilks(英:Kenbridge大学)により提案 制御点がm個 mbit以上のメモリ1Word 1 word の各bit 制御信号(1:ON、 0:OFF) • マイクロプログラム:マイクロ命令を連ねた集合 対応 対応 マイクロ命令(Micro Instruction) 1960年代後半にIBM 360で使用されて以来、商用で広く使用
単元6(20/28) RISCとCISC • RISC:ReducedInstruction Set Computer • (1970年代にIBM801で開発、1980年代に登場) • Wired Logicとして演算回路を配線で結合 • 命令で回路を切り替え、処理 • 1クロックで処理 • 配線が複雑になるので命令数は限られる • CISC:ComplexInstruction Set Computer • (伝統的な命令セットアーキテクチュア(ISA)を • RISC登場で、対比して複雑(Complex)と称した) • Micro命令でBit操作を繰り返し実行し制御する • 配線は比較的簡素 • 命令数は多い 命令の直交性(類推性)が高い • ARM アーキテクチュアに採用
ハードウェア処理方式 たとえば、 10 +11 101 この計算は、 FullAdder Half Adder 処理が早い、 専用回路使用=複雑、コスト高 マイクロプログラム処理方式 たとえば、 10 +11 101 この計算は、 ①Step 0+1→1 Carry=0 ②Step 1+1+0 →0 Carry=1 処理が遅い、 回路が単純=コスト安、汎用 回路で一括処理 細かな手続きに分解し逐次処理 単元6(21/28) マイクロプログラムの特徴 RISC処理 CISC処理
単元6(22/28) マイクロ命令の構造 マイクロ命令の構成要素 素(アトム)となる処理をコード化: Operation Code、 Instruction 数値 Operation Codeに付随するデータ レジスタ : アドレス Operand 命令 Operation Code Operand 1 Operand 2 ・・・・