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アメリカ政府機関におけるライフサイクル・コスト: エネルギー省の事例を中心として. 日本会計研究学会第 65 回大会 2006/9/8 専修大学 竹森一正(中部大学). 報告の体系. 1.エネルギー省「ヤッカ山プロジェクト」の概要 2.エネルギー省民間放射性廃棄物管理局( OCRWM )編 『 民間放射性廃棄物管理プログラムの総合システムのライフサイクル・コストの分析 』 3.DOEおよび OCRWM によるライフサイクル・コストの検討. ヤッカ山プロジェクト. 所管 エネルギー省民間放射性廃棄物管理局 ( OCRWM )
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アメリカ政府機関におけるライフサイクル・コスト:エネルギー省の事例を中心としてアメリカ政府機関におけるライフサイクル・コスト:エネルギー省の事例を中心として 日本会計研究学会第65回大会 2006/9/8 専修大学 竹森一正(中部大学)
報告の体系 • 1.エネルギー省「ヤッカ山プロジェクト」の概要 • 2.エネルギー省民間放射性廃棄物管理局(OCRWM)編『民間放射性廃棄物管理プログラムの総合システムのライフサイクル・コストの分析』 • 3.DOEおよびOCRWMによるライフサイクル・コストの検討
ヤッカ山プロジェクト • 所管 エネルギー省民間放射性廃棄物管理局 • (OCRWM) • 根拠法 核廃棄物政策修正法(1987) • 目的 原子力発電所の使用済核燃料等の地層処分 • 内容 a. 使用済核燃料77,000トン(MTHM、以下同) • b. 軍および研究機関核廃棄物86,300トン • 方法 地下の監視型地層処分場(MGR) • 立地 ネバダ州ナイ郡ヤッカ山 • (標高3,658m、南北方向に長さ9.7km) • 期間 137年(1983年~2119年) • 予算 57,520百万ドル
TSLCC • 所管 エネルギー省民間放射性廃棄物管理局(OCRWM) • 出所 『民間放射性廃棄物管理プログラムの総合システムのライフサ • イクル・コストの分析』(OCRWM,2001) • Analysis of the Total System Life Cycle Cost of the • Civilian Radioactive Waste Management, DOE/RW- • 0533, May 2001 • 名称 Total System Life Cycle Cost:TSLCC • 内容 a. ライフサイクル段階を6分割 • b. 段階別のコスト(既支出分および将来コスト) • コスト項目 (1)監視型地層処分地建設 42,070百万ドル • (2) 廃棄物受入・貯蔵・輸送 5,960百万ドル • (3) ネバダ州内輸送 840百万ドル • (4) 管理コスト 4,070百万ドル • (5) 地域補助金 4,580百万ドル
段階別TSLCC • 1.設計および環境影響評価(1983~2003) 800百万ドル • 2.許認可手続 (2003~2006) 1,290百万ドル • 3.処分場建設 (2006~2010) 4,450百万ドル • * 4,500百万ドル • 4.受入・据付 (2010~2041)19,710百万ドル • * 20,330百万ドル • 5.監視 (2041~2110) 6,000百万ドル • *7,380 百万ドル • 6.閉構・業務終了 (2110~2119) 4,040百万ドル • * 4,220百万ドル • 7.総計(TSLCC計) (1983~2119)57,520百万ドル • ( 注: *は地域特別補助金を加算。 )
ヤッカ山プロジェクトの課題 • 1.ネバダ州政府の反対 • 2.アメリカ先住民の対策 • 3.ヤッカ山の地層特性の解釈 • 4.ネバダ州社会経済評価研究結果 • 5.第2処分場
TSLCCの管理会計的検討 • 1.ライフサイクル・コストの定義 • Blanchard=Fabrycky • Horngren, et.al • DOE • DOE(OCRWM ) • 2.割引キャッシュ・フロー • 将来コスト見積もり • 正味現在価値 • 耐用年数 • 割引率