140 likes | 254 Views
日本對東亞貿易專題研究( 二 ). 担当 小山直則. 7.3. 日本の産業組織と競争政策. 7.3.1. 市場構造の現状 ⇒市場構造の分析指標、 SCP パラダイムとその問題点 7.3.2. 技術革新と産業組織 ⇒オープン標準戦略とは? 7.3.3. 独占禁止法の制定と動向 7.3.4. 競争政策の国際的展開. 7.3.1. 市場構造の現状. ● 市場構造の分析指標 集中度 製品差別化の程度 参入障壁の程度 垂直的、複合的統合の程度. (1) 集中度. ● ある産業の市場における競争の度合いを測る指標 ①上位 4 社集中度 (CR4)
E N D
日本對東亞貿易專題研究(二) 担当 小山直則
7.3. 日本の産業組織と競争政策 7.3.1. 市場構造の現状 ⇒市場構造の分析指標、SCPパラダイムとその問題点 7.3.2. 技術革新と産業組織 ⇒オープン標準戦略とは? 7.3.3. 独占禁止法の制定と動向 7.3.4. 競争政策の国際的展開
7.3.1. 市場構造の現状 ●市場構造の分析指標 • 集中度 • 製品差別化の程度 • 参入障壁の程度 • 垂直的、複合的統合の程度
(1) 集中度 ●ある産業の市場における競争の度合いを測る指標 ①上位4社集中度(CR4) ⇒上位4社の市場シェアの合計。 ⇒上位3、上位5社集中度もある。 ②HHI指数(Herfindahl-Hirschman Index) ⇒市場のすべての売り手の市場シェアを2乗して合計したもの。HHI指数が小さいほど競争的である。
(1) 集中度 ①上位4社集中度(CR4) ⇒上位4社の市場シェアの合計。 例.上位4社の市場シェア 〇産業 △産業 A社 10%A社 18% B社 10%B社 10% C社 10% C社 8% D社 10% D社 4% ⇒CR4が同じでも産業構造は同じではない。
(1) 集中度 ②HHI指数(Herfindahl-Hirschman Index) 例1. 一社のみが存在する場合(独占市場)。 ⇒HHI=100^2=10,000 例2. ある産業には4社存在し、それぞれの市場シェアが50%、30%、10%、10%の場合。 ⇒HHI=50^2+30^2+10^2+10^2=3,600 例3.ある産業には4社存在し、それぞれの市場シェアが25%ずつの場合。 ⇒HHI=25^2+25^2+25^2+25^2=2,500
(1) 集中度 ②HHI指数(Herfindahl-Hirschman Index) 例2. ある産業には4社存在し、それぞれの市場シェアが50%、30%、10%、10%の場合。 ⇒HHI=50^2+30^2+10^2+10^2=3,600 例3.ある産業には4社存在し、それぞれの市場シェアが25%ずつの場合。 ⇒HHI=25^2+25^2+25^2+25^2=2,500 ⇒例2と例3のCR4はともに100だが、HHI指数は異なる。最上位の企業の市場シェアが大きくなるほど、HHI指数は大きくなる。
●市場構造の分析指標 (1) 集中度 (2) 製品差別化の程度 ①垂直的差別化 同じ種類の製品について、消費者に明示的にわかるような品質に違いを設ける差別化。 ②水平的差別化 例えば、店舗の位置に関する差別化。消費者は一般的に近距離の店を選ぶ傾向になります。台北市に住んでいる人が淡水のハンバーガー店の価格が引き下げられたとしてもMRTに乗ってまでして買いに行かないでしょう。
7.3.1. 市場構造の現状 ●市場構造の分析指標 (3) 参入障壁の程度 ⇒市場集中度を上昇させる要因には、規模の経済性のほかに参入障壁がある。 ⇒参入障壁があると、既存企業が市場から退出させられ、新規企業の参入が難しくなる。 ⇒したがって、市場集中度が安定的に高く推移する傾向がある。
7.3.1. 市場構造の現状 ●SCPパラダイムとその問題点 ①市場構造(Structure) 集中度、参入障壁、製品差別化の程度など ②市場行動(Conduct) 製品戦略、価格戦略、市場戦略、M&A、R&D活動など ③市場成果(Performance) 生産、利潤、資源配分、効率性、技術進歩など ⇒ SCPパラダイムとは、市場構造が市場行動を決定し、市場行動が市場成果を決定するという考え方である。
7.3.1. 市場構造の現状 ●SCPパラダイムの問題点 ①市場構造(Structure) 集中度、参入障壁、製品差別化の程度など ②市場行動(Conduct) 製品戦略、価格戦略、市場戦略、M&A、R&D活動など ③市場成果(Performance) 生産、利潤、資源配分、効率性、技術進歩など ⇒製品戦略、価格戦略、市場戦略などの企業のマーケティング活動は、製品差別化の程度や集中度を高める。 ⇒R&D活動は製品の差別化の程度を高める。
7.3.2. 技術革新と産業組織 ●デューレ標準(dejure standard) ⇒公的機関によって標準と認められた規格や製品のことをいう。例. ISO ●事実上の標準(de facto standard) ⇒公的な標準ではなく、市場シェアの獲得によって事実上の標準とみなされるようになった規格や製品のことをいう。例. Windows ●オープン標準(Open Standard) ⇒誰にでも自由に無償で利用できる規格や製品のことをいう。例. Java
7.3.2. 技術革新と産業組織 ●オープン標準戦略とは? ⇒ある企業が事実上の標準を獲得した後、独占的地位の確立までには至らないと判断した場合、 ⇒技術の公開により、高度な情報やノウハウを入手し、高付加価値技術の発展を目指すような戦略である。 ⇒企業間で規格や標準の互換性を高めることによって市場シェアを伸ばし、利益を分け合う戦略である。
7.3.3. 独占禁止法の制定と動向7.3.4. 競争政策の国際的展開 ● SCPパラダイムが正しければ… ⇒市場集中度が高いことが(市場構造)、企業のマーケティング活動や技術革新に影響をもたらし(市場行動)、さらに、企業に利潤や資源配分の効率性(市場成果)に影響がもたらされる。 ⇒この立場から参入規制の撤廃、既存企業の参入阻止行動などを廃止し、競争政策を促進することが正当化される。