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ビールに関する要因分析. 1. 目的. ■「夏→ビールの売り上げが伸びる」というイメージ ・具体的にどのような要因があるのか? ・ビールの売り上げ(消費量)はどのようなことに 影響をもたらすのか?(相関関係があるのか?) 以上の点に関して世界の国々のデータを用いて3つ の仮説を検証. 2.仮説. 仮説1 「年間平均気温が高い国は、一人当たりの年間 ビール消費量が多い。」 仮説2 「 一人当たりの年間ビール消費量が多い国 は、一人当たりの年間たばこ消費量も多い。」 仮説3 「一人当たりの年間ビール消費量が多い国は、
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1.目的 ■「夏→ビールの売り上げが伸びる」というイメージ ・具体的にどのような要因があるのか? ・ビールの売り上げ(消費量)はどのようなことに 影響をもたらすのか?(相関関係があるのか?) 以上の点に関して世界の国々のデータを用いて3つ の仮説を検証
2.仮説 仮説1 「年間平均気温が高い国は、一人当たりの年間 ビール消費量が多い。」 仮説2 「一人当たりの年間ビール消費量が多い国 は、一人当たりの年間たばこ消費量も多い。」 仮説3 「一人当たりの年間ビール消費量が多い国は、 男女平均寿命が短い。」
3.データ(各変数)について 変数1 国ごとの年間平均気温(平年値) (出所:気象庁「気象統計情報」) 変数2 国ごとの一人当たりの年間たばこ消費量(本数) (出所:Wikipedia 「国別煙草消費概況」) 変数3 国ごとの男女平均寿命 (出所:総務省統計局「男女別平均寿命」) 変数4 国ごとの一人当たりの年間ビール消費量(L) (出所:ビール酒造組合「国別一人当たりビール消費量)
4.データ分析(仮説1)-ⅳ ・散布図:各データは散在しており、予想していたような 正の相関は見受けられない。 ・相関係数:弱いが負の相関があることがわかる。 ・決定係数:0.027 ・有意確率:有意水準α=0.05とすると、有意確率>αとなり帰無仮説は棄却されない。
4.データ分析(仮説2)-ⅳ ・散布図:データは散在 (→はっきりとした相関は見受けられない) ・相関係数:弱い正の相関 ・決定係数:0.054 ・有意確率:有意確率>α(=0.05) (→帰無仮説は棄却されない)
4.データ分析(仮説3)-ⅳ ・散布図:データは散在 (→相関は見受けられない) ・相関係数:ごくわずかだが正の相関 ・決定係数:0.017 ・有意確率:有意確率>α(=0.05) (→帰無仮説は棄却されない)
5.まとめ・考察(仮説1) 予想:気温(高)→消費量(増) 結果:予想とは逆の弱い負の相関 なぜ予想とは逆の結果が出たのか? →独立変数(気温)の取り方? 年平均ではなく夏場の最も暑い時期の1カ月間のデー タを使えば違った分析結果が期待できる
5.まとめ・考察(仮説2) 予想:ビールの消費量(増) →たばこの消費量(増) 結果:弱い正の相関 しかし、データは散在している。 データを2つのグループに分 ければ、よりはっきりした相 関や地域による特徴・性質等 がわかるかもしれない。
5.まとめ・考察(仮説3) 予想:ビールの消費量(増)→平均寿命(低) (→負の相関があると予想) 結果:弱い正の相関 この結果をみるとビールの消費量が平均寿命を説明で きるとはいえない。ただ、別のアルコール飲料やアル コール飲料全般の消費量を変数に取ったら違った分 析結果が出る可能性もある。
5.まとめ・考察(全体) ■より大きな標本を用いての分析 ■変数の取り方に工夫が必要 ex)気温:年平均→夏場の1カ月間の平均 ■信頼できるデータの使用 今回たばこの消費量に関するデータはWikipediaの データを使用 →統計局や省庁、調査機関のデータの使用