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地域主権と 世界連邦. 下中 弥 三郎の思想の現代的意義 無政府 主義・アジア主義・平和主義 武者小路公秀. 無政府主義・アジア主義・平和主義. 世界 平和アピール七人委員会の創設に至る下中弥三郎の思想的な歩みをたどる時、そこに 無政府 主義・アジア主義・世界連邦 が次々に現れてくる。篠山のローカルな地域に生まれた下中にとっての平和とは、なんだったのか? 国家中心・ 西洋 中心・世界中心ではない、 ローカルな「ふるさと」中心 の平和な世界の「夢」. 国家中心への無政府主義の反対. 国家中心主義. 無政府主義. 国家「正統な暴力」独占否定
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地域主権と世界連邦 下中弥三郎の思想の現代的意義 無政府主義・アジア主義・平和主義 武者小路公秀
無政府主義・アジア主義・平和主義 • 世界平和アピール七人委員会の創設に至る下中弥三郎の思想的な歩みをたどる時、そこに無政府主義・アジア主義・世界連邦が次々に現れてくる。篠山のローカルな地域に生まれた下中にとっての平和とは、なんだったのか? 国家中心・西洋中心・世界中心ではない、 ローカルな「ふるさと」中心の平和な世界の「夢」
国家中心への無政府主義の反対 国家中心主義 無政府主義 国家「正統な暴力」独占否定 国内団体の暴力肯定(テロ)無政府主義と暴力全面否定無政府主義(例:ガンディー主義) 地域コミュニティ自治の平和 地域自治体の平和共存と互恵経済によって、下から地域<地方<国家<国家統合地域<世界の平和 ローカル単位の福祉世界 国家に頼らずローカルな地域コミュニティの自然と共生する働く人々の自己決定による市場経済とケア活動。 主権国家 • 主権国家だけが「正統な暴力」=軍隊と警察を持つことで、その国民の安全を保障する。 国家のバランスによる平和 • 世界の平和は主権国家の間の力の大国中心のバランスによって守られる。 総力戦国家化する福祉国家 生き残るために、主権国家が国のすべての力を動員して、大国との軍事・経済総力競争に参加。日本も敗戦後は経済力のみの総力戦国家
西洋中心とアジア主義の主張 西洋中心の近代主義 反植民地アジア主義 アジアの伝統文明価値活用 西洋化=近代化を進めるにしても、アジアの伝統文化・知恵や価値を近代化の支えにして、西洋化= 植民地化に抵抗する。 地球生態系の多様性の回復 西洋近代化を受け入れる脱亜を否定して、西洋植民地主義によって破壊されたアジアの生態系と文化伝統の多様性を再発見して、アジアの知恵に支えられた 植民地主義の(全面)否定 日本の反抗植民地主義とこれも否定するバンドン会議のアジア主義の平和共存・平等互恵の反植民地主義。 • 西洋の普遍文明普及 • 普遍的な科学技術と法律制度を世界に普及して、人類を文明化する進歩が「白人の使命」である。 • 非西洋世界の資源の収奪 • 遅れた非西洋の鉱物・農林漁業資源を西洋中心の経済開発に活用するために収奪する植民地経済を続ける。 • 西洋中心の国家秩序と世界市場 • 南北間の対等でない権力関係をもとに、西洋中心の世界支配と市場経済を推進、今も続く格差社会をつくった。
世界中心政治経済とローカル中心の連合主義 グローバル世界から ローカル地域から 最高決定はローカル地域社会 多様な地域社会の生態系と文化を尊重して、固有の決定権をローカルな地域社会に認める。 地域社会間の平等互恵交易 多様な地域の物産を、地産地消中心に交換する農・林・漁、小規模工業と小規模商業を基盤にする交易をグローバルに広げる 地球の問題を地域の知恵で ローカルの知恵でグローバルな問題と取り組むローバリズム グローバル・スタンダード 国連人権理事会から世界貿易機構の決める「人権」から「自由市場」ルールまで。 グローバル金融市場中心 金融市場中心に巨大多国籍企業と国家が、金持ちの利害を代表して政治経済を動かす。 地球の諸問題にグローカルな対応 グローバルに考えてローカルに行動するグローカリズム
311大震災の日本とリーマン・ギリシャ・ショック後の世界311大震災の日本とリーマン・ギリシャ・ショック後の世界 • 3.11大震災後の日本の選択 総力戦国家としての日本再建を進めるか、多様な地域コミュニティの自然と共生する連合主義的な地域優先の政治経済を進めるか? 西洋科学技術中心の危機管理に頼り切るか、「やさしいけれども怒ると怖い自然」と共生する日本等アジアの伝統知、アイヌ民族・琉球民族の伝統知、アジアの生命観によって西洋科学技術を方向を修正するか? • リーマン・ショック、ギリシャ・ショック後の世界の選択 世界金融の崩壊を未来に持ち越すために、金融機関や大企業に融資して、ますます世界各国での貧富格差を拡大するか、各国内のローカルな経済の活性化ができるようにグローバル金融の賭博経済を規制するか? 西洋大国中心のグローバル・ガヴァナンスを国家単位で進める国連に貧富格差や生態系破壊への対策を期待するか、ローカルな地域の平等互恵の交流をもとにして、「母なる地球」と和解し、非西洋文明の知恵を採用する新しい生命を尊重する連合主義世界を構築するか?
地域主義と世界連邦 国家中心=>地域中心 1.国家の経済再建より被災者・被曝者の平和的生存権重視 2.国家安全保障のための米軍基地重視=>沖縄市民の安全を保障する 3.原発中心の国家経済急成長=> 自然エネルギー活用の持続発展 4.グローバル経済の格差拡大=> 村おこし、街おこしの多様な質を競う 互恵経済による貧富格差の縮小 5.グローバル経済に依存する国家指導の科学技術の外発研究開発=>ローカルな生活の知恵を集約する内発的創造性の活性化 6.生命共同体の多様性を破壊する国家指導技術開発=>生命流域圏の自然と共生するローカルな創造性の開拓 7.国家を構成する単位を村にまでおろして、日本連邦共和国 国連=>世界連邦 1.国際平和=平和的生存権 2.国際安全保障=> 人間の安全保障 3.経済成長中心の開発=> 持続可能な開発(教育) 4.巨大多国籍企業中心グローバル大量経済=>生命と文化の多様性を生かす自律分散型 地域経済ネットワーク 5.科学技術万能の外発開発=>地方固有の知恵を生かす地域の内発発展 6.企業の知的財産権=>母なる地球の権利 7.国家の構成する国連=>村の地方自治を根底に置く世界連邦
歴史の大転換期 母なる地球 世界連峰生命共同体 多様な生態と文化の尊重 生命流域圏=地域の知恵 世界連邦=国際地域=国家= 地方自治体=むら 下からのローバル民主主義 狭間からの世直し 定住者と移住者連携 反原発運動・格差反対運動の噴出 金融中心の資本主義経済の崩壊 ギリシャ・ショック 311大震災原発爆発 国連に拠る国家単位の平和と福祉の模索 西洋中心の総力戦国家+ 巨大多国籍企業の賭博場経済 右肩上がり成長経済=大量生産・消費 西洋近代文明=主権国家・世界市場 普遍主義政治+植民地主義政治経済