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すべての道はローマに通ず. ローマ人の物語 X. 塩野七生. ローマ人の真の偉大さは インフラ(社会資本)の整備にあった. OMNIAE VIAE QUAE AD ROMAM DUXERUNT. ローマ人が考えていたインフラ. ハードなインフラ 街道、橋、港、神殿、公会堂、広場、劇場、 円形闘技場、競技場、公共浴場、水道など ソフトなインフラ 安全保障、治安、税制 医療、教育、郵便、通貨. モーレス・ネチェサーリエ moles necessrie 必要な大事業 「人間が人間らしい生活を送るためには」.
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すべての道はローマに通ず ローマ人の物語 X 塩野七生 ローマ人の真の偉大さは インフラ(社会資本)の整備にあった OMNIAE VIAE QUAE AD ROMAM DUXERUNT
ローマ人が考えていたインフラ • ハードなインフラ 街道、橋、港、神殿、公会堂、広場、劇場、 円形闘技場、競技場、公共浴場、水道など • ソフトなインフラ 安全保障、治安、税制 医療、教育、郵便、通貨
モーレス・ネチェサーリエmoles necessrie必要な大事業「人間が人間らしい生活を送るためには」 ローマ人 = インフラ “すべての道はローマに通ず” ラテン語に”infrastructure”という言葉はない
紀元前3世紀地球の東西で大土木事業 • 東方 : 万里の長城 秦の始皇帝 (~16c 明時代) 全長5000km • 西方 : ローマ街道網 (前3c~後2c) 幹線 80,000km 支線 150,000km
道路とは、国家にとっての動脈 道路自体はローマ人の発明ではない ネットワーク化+メンテナンス ローマ人の独創 ネットワーク化による機能の飛躍的な向上に 着目したこと自体 現実的で合理的な民族に育成 インフラとは、膨大な経費をかけ多くの人々が参加し長い歳月を要して現実化するもの インフラがどうなされるかは、その民族のこれからの進む道まで決めてしまう
ローマ街道 (幹線80,000km) その時期の最高位者 • 誰が立案したのか • 決定は、誰が下したのか • 建設費の財源はどこに求めたのか • 誰が、実際の工事を行ったのか • 誰がメンテナンスを含めた完成後の運営を行ったか • そのための経費は、どこが負担していたのか • 使用料は? 元老院 国庫 軍隊 国交省道路局、 道路公団ような機関 国かそれが通る 地方の地方自治体 無料
ローマの水道 その時期の最高位者 元老院 • 誰が立案したのか • 決定は、誰が下したのか • 建設費の財源はどこに求めたのか • 誰が、実際の工事を行ったのか • 誰がメンテナンスを含めた完成後の運営を行ったか • そのための経費は、どこが負担していたのか • 使用料は? 国庫 入札により落札した「ソチ エスタ」(ソサエティ語源) 水道局、水資源 公団ような機関 国か地方自治体 共同水槽:無料 自家まで引くと有料
街道に対する考え方一変 (BC312年) • 何かを運ぶ道 • どこそこへ向かう道 ローマの街道 アッピア街道 (Via Appia) 「アッピウスの道」 その年の財務官が立案、元老院が可決、 アッピウス自ら総指揮官になって敷設 「センプローニウス道路法」、「ユリウス農地法」 • 法律の制定は政策の決定 • 街道の敷設もまた国家の政治とみなされる時代
ローマ人の考え方 → 常に複数の選択肢をもつべき街道のネットワーク化 → ネットワーク化してこそ飛躍的な効果ローマ人の考え方 → 常に複数の選択肢をもつべき街道のネットワーク化 → ネットワーク化してこそ飛躍的な効果 ローマ街道:街道網
ローマ帝国衰退後 → メンテナンスの欠如 • それを担当していた組織が機能しなくなるから生じる現象 • 国家が機能しなくなるということは個人にも影響を与える ローマ時代の公共構造物の建設哲学 堅固、機能性、美観 修理・修復 そのための専門の官職を設置 ローマ時代のエンジニア : 「100年間修理の必要のない道を建設」 不断のメンテナンスは不可欠
2000年前のローマ街道 • ほぼ同じ道筋をアスファルト舗装しただけで使用している → イタリアの国道 高速道路よりも古代のローマ街道を改良しただけの国道の方が優勢 古代のローマ人がつくった道が2000年の歳月にさえも耐えうるほどによくできていた。 現代の高速鉄道、 高速道路 幹線(直線)+支線
第一次ポエニ戦役 • カルタゴ 金貨 • アッピア街道をつくった当時のローマ人 銀貨すら鋳造していなかった! 多量の人と金 → 本格的な公共工事 インフラとは 経済力が向上したからやるのではなく、 経済力を向上するためにやるもの
街道の複線化 • 自然災害への対策 洪水や崖崩れによって一時的にしろ使用不可能になった場合に、選択肢の有無は共同体の機能に大きな差が生じる • 防衛対策 敵が一つを押さえても別の街道が使えれば袋のネズミにならないですむ 軍用道路、 国土防衛の一番手 ローマ街道
どこを通すかは → 政治判断 • どのように通すか → 工事担当軍団技師 ローマ街道 最初の敷設当時の地勢判断がいかに適切であったかがわかる • なるべく雪量の少ない • 降っても凍りにくい山腹 • 谷を通せば簡単だが山腹を通す • 増水の季節に生じがちな鉄砲水を配慮
ハンニバルの来襲 北イタリア 防壁をめぐらせての安全保障 アウレリア街道 街道網を張りめぐらせることでの安全保障 紀元前1世紀の共和制末期 インフラ整備の主役: 軍事力による制覇と同じ兵士 マリウス、スッラ、ポンペイウス、カエサル ローマの街道 ローマの政治
堅固で長持ち 機能性に優れる美しい ローマの公共工事 モットー エジプト人とローマ人のちがい エジプト人 : • 必要と思った資材は遠方から運ばせても使う • 唯一人の人間の死後のための工事 ローマ人 : • 現地で調達可能な資材を活用 • より多くの人間の現世の生活に役立つ工事
ピラミッドは無用で馬鹿げた権力の誇示に過ぎない 大プリニウス 『博物誌』ピラミッドは無用で馬鹿げた権力の誇示に過ぎない 大プリニウス 『博物誌』 • ギリシアの美術品の素晴らしさは有名だが、人々の日常生活への有効性ならば皆無、とするしかない フロンティヌス(ローマ水道著作) ローマ人が創造した傑作 : 街道、上水道、下水道
人間 : 水辺に住む習性川を渡るための橋 • 原始的な橋 丸木橋、つり橋、杭に板を渡しただけの橋 • ローマ人の造った橋 舟橋 木造の橋(ガリア戦役:ライン河) 木材は、意外にも水に強い ローマ化 = 開発 石橋 : 耐久性、機能性、美観
ローマ時代の橋 • 石造りの橋 • 水平にかけられた橋 • 街道の延長線上に建設 • 街道と同じ舗装 敷石舗装、砂利舗装 • 車道と歩道の区別 • 橋の両端 : 凱旋門型のアーチ (橋門)
初代皇帝 アウグストウス • ローマの男にとっての最高の栄誉 凱旋将軍になり、市民から凱旋門が贈られ、凱旋式を挙行 • 「パクス・ロマーナ」を政策化 • 街道や橋を建設した皇帝も凱旋門が贈られる • ローマ帝国全域 : 皇帝の誰かに捧げられた凱旋門 戦勝記念門でなく、街道敷設・街建設 その地方の住民共同体が皇帝に贈った門 「戦場で敵に勝つことが祖国の防衛に貢献、公共の利益のために街道や橋を整備することも祖国防衛に役立つ」 軍団兵 = 蛮族相手の戦闘+街道や橋の工事
街道と河川橋のちがい • 排水の問題 街道:車道表面は緩やかな弧 雨水を車道両脇の排水溝に流しこむ 橋 : 橋自体が橋軸方向に弧 雨水は橋の両端側に流れる 橋のたもとに溜まる前に両側の歩道下に掘られた 地下溝を伝わって川に流れ落ちるように設計 土木工事にとって第一の敵 建設物の 寿命を左右 水処理
河川橋の工事 • 橋脚位置周辺を木杭と板壁で囲む • 囲んだ内部の水をすべて汲み出す • 川床を深く掘り下げ、石材を積み重ねて橋脚を建設
ローマ時代の橋の特徴 • ローマ時代の橋 2 tf/m2 • 明石海峡大橋 176kgf/m2(全長3911m14,800t車両) 両者の差が10倍以上 活荷重と死荷重の差 古代の橋 : 死荷重大、活荷重小 現代の橋 : 死荷重小、活荷重大 現代の橋が死荷重小 現代の技術の進歩 鋼鉄を使用 資材とその軽量化 ローマ時代 : 鉄はあったが鋼鉄はなかった 何千度という高熱の火力が必要な動力 産業革命以後 鋼橋の寿命は?
ローマ人のインフラストラクチャー • 採算を度外視した事業 決定権:元老院 立案権、工事責任:財務官、執政官、皇帝 単なる土木事業でなく 国の政治 街道や橋 : ときの権力者の別邸近くを通す例は皆無 主は「公」 従は「私」 インフラ
現代イタリアの高速道路1号線ローマ、フィレンツェ、ボローニャ、ミラノ現代イタリアの高速道路1号線ローマ、フィレンツェ、ボローニャ、ミラノ • 当時首相であった一人物の選挙区アレッツォを通過 • 直線 → 曲線 • ローマ時代は皇帝でさえやらなかった 街道でも橋でも、無闇やたらと建設することがインフラ重視ではない 優先順位ははっきりしており、それを考慮したうえで実行に移す 共和政 : 財務・執政官 帝政 :皇帝
ローマの道路と橋の分類 • 公道 : 敷設工事は国家、メンテは街道監督官、 マイル塚建設、宿泊・馬のサービス • 軍道 : 軍事上の必要性のみから建設 敷石舗装 対向二車線、 敷設・メンテはその地の駐屯軍団 • 支線 : 地方自治体が必要に応じて敷設した道 敷設・メンテは地方自治体 • 私道 : 敷設・メンテはその土地の所有者 総計:3000の橋
建設費用に関して • ローマ時代記録は存在したが、中世を経る間に失われた、のではない! • ローマ人自身が記録を残さなかった 建築論考(ヴィトルヴィウス)、水道論考(フロンティヌス)、博物誌(大プリニウス) 1.用地買収は問題でなかった 公共の利益のためならば幅12mの土地を国家に寄贈する者までいた 2.ローマ時代のインフラ工事では、技師や熟練工の人件費を計上うることが不可能 軍事費用と重複 神殿や広場や水道工事 ソチエスタ 街道と橋 軍団兵 (技師であり兵士でもあった)
3.それを使った人々 • ローマ街道の利用者 1.軍団 2.一般の人々 3.郵便 ローマ街道網 : ローマ帝国 一大経済圏 現代のEUどころではない パクス・ロマーナ 「ローマによる平和」 ・ 外敵に対する防衛 ・ 帝国内部(多民族国家)の紛争の解消 カエサル:発明 アウグストウス:国営化
ローマ街道 : ・ 軍団の敏速な移動 ・ 郵便制度:広大帝国の統治上の必要性 • 街道 :帝国の一体化 • 郵便制度:帝国の各地方に住む人々の一体化 • 敗者の同化 征服者と被征服者との壁 ローマ帝国 運命共同体化 民族や部族ごとの孤立を避ける システム:衆に優れた力に恵まれた人のためにあるのではなく、一般の人々の力に合致し、その人々の必要性までも満たすものでなければならない ローマ帝国 ローマ街道 : 一般の人々の水準に合致 カエサルが青写真、アウグストウスが構築、ティベリウスが定着 指導者として忘れてならない視点
国営郵便制度 現代ヨーロッパ各国の諸都市ローマ人によって都市化され現代までつづいている ストラスブール、マインツ、ボン、ケルン、ミラノ、アウグスブルク、 レーゲンスブルク、ヴェローナ、トレント、インスブルック、 ザルツブルク、ウィーン、ブタペスト • 設立目的 : 公文書の運送 • ローマ人とは : 規制の作成に熱心、実施に際しては柔軟性 ローマ人が考え実行したこと : 季節や天候という自然条件に左右されずに使える道を通すこと 何をどう成せば合理的か 機能性と効率性の向上 賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ 学ぶのは歴史と経験両方必要 歴史は知識、血を通わせるのは経験
ローマによる平和:パクス・ロマーナ 1.国境外の敵からローマ帝国とそこに住む人々を守る 2.帝国内の内部紛争の収拾多民族・多宗教・多文化 21c紛争地域:パレスティーナ、コソボ、マケドニア 民族自決 : 民族間紛争解決 遠くなりつつある 3.治安 自分では維持する手段を持たない一般市民の安全を保障 警備専門者の雇用、自警団組織 国家が機能しなくなったバロメーター 国境防衛 : 軍団 帝国内部の安定 : 政府 治安 : 警察 ローマ帝国滅亡 暗黒の中世 封建領主 群雄割拠 : 権力者にとって面白い時代 一般の人々にとっては文明の崩壊
ローマ帝国の宗教 • コンスタンティヌス帝:キリスト教を国教化 • テオドシウス帝:キリスト教以外は邪教 異教徒の排除 AC313-392年 ギリシア・ローマの神々、 シリアやエジプトの神々、 ユダヤ教・キリスト教などの一神教 信仰を異にする人々でも共存が可能であった
カエサルの都市計画 • 都心部拡大のための公共建設事業 • ユリウス交通渋滞対策法 ローマ市内への馬車乗り入れ厳禁 (日昇時~日没時) • アッピア街道(紀元前312年) 紀元6世紀:十分に機能 不断の修理修復を怠らなかった curatorviarum 「街道の世話をする人」 国土交通省道路局局長 : メンテ責任者 中央政府+地方自治体+個人 = 三者共棲のシステム
ローマ帝国のおわりのはじまり • 三世紀の危機 紀元235年~50年間 1年未満で皇帝が交代 政情不安経済悪化 ディオクレティアヌス帝、コンスタンティヌス帝 危機の克服 インフラのメンテナンスまで及ばない 6cのアッピア街道:300年間放置 ・ 敷設時の工事の技術水準の高さ ・ 機能維持への執着 十分に機能する道路行政は、 一貫した政治が行われる国家でしか成しえない • ペルシア帝国:BC5c 王道 2500km 1本のみ • ローマ街道の特質:街道の距離数ではなく、ネットワーク化
ローマ帝国 :勝者・敗者の別なき運命共同体 → 街道網ローマ帝国 :勝者・敗者の別なき運命共同体 → 街道網 アリスティデスの講演(ギリシア人哲学者:敗者側) 私のようなギリシア人にとって、いや他のどの民族にとっても、…………. ローマ市民権の所有者であるだけで、ローマの覇権の許でともに暮らすひとであるというだけで、自由と安全は保証されているのだ。 かつて、ホメロスは謳った。大地はすべての人のものである、と。 ローマは、詩人のこの夢を、現実にしたのである。 あなた方ローマ人は、傘下に収めた土地のすべてを、測量し記録した。 そして、河川には橋を架け、平地はもちろん山地にさえも街道を敷設し、往き来が容易になるように整備した。 帝国全域の安全のための防衛体制を確立し、人種が違おうと民族が異なろうと、共に生きていくに必要な法律を整備した。 これらのことすべてによって、あなた方ローマ人は、ローマ市民でない人々にも、秩序ある安定した社会に生きることの重要さを教えたのであった。 ローマ人が築きあげたインフラストラクチャー 「人間が人間らしい生活をおくるために必要な大事業」 ローマ街道 ローマ水道
4. 水道 アッピウス・クラウディウス アッピア街道 • 人や車が踏み固めてできた自然の道 ローマ式の人工の道を通した • 水も自然に頼るだけでは不十分 人工による安定供給システムの確立が不可欠 BC312年:二大インフラ工事 イタリア半島中部の制覇 自動車も所有していないのに立派な自動車道 浴室もない家なのに本格的な水道 インフラとは、需要があるからやることではなく、 需要を喚起するためにやることであるかもしれない 「インフラを単なる土木事業でなく、国政である」
水質調査のための化学的な知識も手段もなかった時代どうやって水源を決めたのか水質調査のための化学的な知識も手段もなかった時代どうやって水源を決めたのか • 水自体を人間の眼でみる 澄み、無色、不純物なし 合格 • わき水周辺地域の調査 草木の生長状態、土壌の色、 周辺の人の健康状態(眼の色、骨格、病人や不具者) 腐りやすさの調査、煮沸して泡がたたないか 不純物が表面に浮き上がってこないか ローマ人は、水源と決まっても、その湖や泉の水面近くから水を吸いあげることさえ嫌った。 水面ではなく、水面よりはるか下のより清らかなわき水を引けるよう、 湖や泉の横に突き当たる坑道を掘って、水を引いた。 工事計画、完成後のメンテ 技術者集団 実際の工事 ソチエタス(私企業)
元老院主導体制:スッラ、ポンペイウス帝政:カエサル元老院主導体制:スッラ、ポンペイウス帝政:カエサル • ローマ市民の支持を必要 • 高い地位に恵まれた者はそれを何かの形で公共に還元する • 民衆の支持獲得 公共事業に熱心 選挙運動 インフラ整備 平和が必要 人々の生活水準をあげる 「パクス」永続の最適手段 良きリーダーは? マキアヴェッリ カエサル • 何でも自分ひとりでやってしまう人 • 自分にできないことは他者にまかせる人 アウグストウス
奴隷技術者集団 (240人) アウグストウス 奴隷騎士階級 解放奴隷、一般市民、地方自治体議員 アグリッパの私的機関“技術者集団” 公共建設省 国家ローマの公的機関 坑道内部の清掃を怠れば 石灰分付着 水圧増大 水道橋構造に影響 メンテナンスの重要性 早くて安全な交通手段や清らかな水の安定供給がもたらす利点 実物によるデモンストレーション 属州 水道建設の強制、利点の納得 建設費+メンテ費 属州民負担 シェルシェル、リヨン、ケルン、カルタゴ 100km以上高架水道設置
ローマ水道 市民への安定供給 • 衛生対策 疫病防止 清潔な水を飲み、清潔な水で洗い、料理する 公衆浴場で入浴 ヒポクラテス 「病気の治療より病気の予防」 2000年後の今日: 地球上に住む人のうち少なくない数が十分な水を使える状態にない 清潔な水の安定供給 人間が人間らしく生きるうえで必要な大事業 ローマ人の公共心の高さ 水は十分にしかもタダで供給 それ以上のサービスに対してカネを払え
水の安定供給 「公」が責任もって住民に保証する責務の一つ • 料金を払うからといって無制限に許可は与えられない • 水道建設に莫大な公費と労力を費やすこと 公共の利益 コンセンサス インフラとは、 それを維持するという強固な意志と力をもつ国家が機能しない限り、 いかに良いものをつくっても滅びるしかない。 ローマの中世 暗黒時代 ローマ街道 : メンテもされずに放置 敷石すり減り、土砂、雑草 ローマ水道 : 急激な機能低下
現代のイタリア(2000) ローマ時代(帝政期)
ガールの水道橋 悪魔の橋(セゴビア)