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コンテンツ・クリエイティビティ・ビジネス 2013年度の開講にあたって

コンテンツ・クリエイティビティ・ビジネス 2013年度の開講にあたって. 2013年4 月9日 廣瀬 禎彦 http:// www.hirose-sadahiko.com /. 開講にあたって. 今年で6年目になります。 表現工学科が設置された次の年から毎年前期に開いていますので,ほぼ表現工学科と一緒に歩んできたことになりますが、今年が最後の講義となる予定です。 講義のタイトルは6年間変えていませんが、インタネットに絡んだ内容を扱っているため、講義の中身は毎年変わっています。

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コンテンツ・クリエイティビティ・ビジネス 2013年度の開講にあたって

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  1. コンテンツ・クリエイティビティ・ビジネス2013年度の開講にあたってコンテンツ・クリエイティビティ・ビジネス2013年度の開講にあたって 2013年4月9日 廣瀬 禎彦 http://www.hirose-sadahiko.com/

  2. 開講にあたって • 今年で6年目になります。 • 表現工学科が設置された次の年から毎年前期に開いていますので,ほぼ表現工学科と一緒に歩んできたことになりますが、今年が最後の講義となる予定です。 • 講義のタイトルは6年間変えていませんが、インタネットに絡んだ内容を扱っているため、講義の中身は毎年変わっています。 • 講義の主眼はコンテンツとメディアとの関係について考えることです。この二つは表裏一体なのですが往々にして片方だけが語られることが多いので、ここではこの二つの関係について目を付けているのです。 • 講義のベースにしているのは、世界最初のメディア学者と言われている,マーシャルマクルーハンという人の理論、主張です。彼の予言、理論がインタネットの世界になって実現されている様子を知る,というアプローチをとっています。 • 講義を始めた6年前にはTwitterもなく、Facebookもなく、スマートフォンも無く、SNSという言葉もほとんど知られていませんでした。ネットメディアはまだ旧来のテレビとか新聞の後を追いかけていました。ところが近年、ようやくインタネット独自のメディアとコンテンツの形があらわれてきました。 • 今年も出来るだけインタネットの新しいところをマクルーハンの予言に当てはめて議論してみたいと考えています。

  3. コンテンツ・クリエイティビティ・ビジネス • 実は,コンテンツとそれを伝えるメディアとの関係に付いて議論することが主たるテーマです。 • コンテンツはメディアなしには伝わりませんし、メディアはコンテンツなしには役割をはたせません。 電源をいれても番組が送られてこないテレビのチャネルでは何も映し出されないのは、メディアだけ存在してもコンテンツが存在しない、一つの例です。 • 頭の中で考えたことも言葉という音メディアにのせて表現しないと伝わりませんし、文字にして紙というメディアに書かないと見えません 。考えて言葉になったことはコンテンツですし、声を発すれば音メディアであり,それが言葉であればコンテンツが音メディアに乗っている状態です。 • コンテンツとメディアが一体となったところに表現が生まれます。

  4. コンテンツ・クリエイティビティ・ビジネス • コンテンツとメディアが一体の関係にあるがゆえに、メディアが変化すればコンテンツも変化します。  メディアが変化しなければコンテンツの表現の範囲において本質的な変化はうまれません。メディアはコンテンツの枠の役割をしているのです。キャンバスの大きさが描ける絵の大きさを決めているのはメディアがコンテンツに対して枠をはめている一例です。 • メディアが変化するとコンテンツにもその影響が生まれます。そこで、メディアの変化を観察し,それがコンテンツをどのように変化させ、さらにはコンテンツに接する我々にたいしてどんな変化をもたらしてきたのか,その社会的な変化についてみてみます。目を付けるのはメディアの変化の歴史です。メディアはそんなに頻繁には変化してきませんでしたが,時々大きな変化があり、その大きな変化は人間社会に大きな影響を及ぼしてきました。インタネットが広がっている現在は一つの大きなメディア変化の時期です。

  5. コンテンツ・クリエイティビティ・ビジネス • コンテンツとクリエイティビティ  クリエイティビティについて議論するのは、コンテンツをつくりだすのに必要なのは クリエイティビティだからです。 広告の世界では、広告のコンテンツをクリエイティブといいます。  創り出されたもの,というかんじですがまさにコンテンツです。 • クリエイティビティの源泉はアイデア   クリエイティビティの源泉はアイデアです。なにもコンテンツのクリエイティビティだけにアイデアが  必要なのではなく、 アイデアはいたるところで必要とされています。 アイデアは突然頭の中に  ひらめくもの,と思いがちです。しかし,アイデアを生み出すのに一定のプロッセスがあることを 見つけてそれを考え出した人がいます。 聞いてみればそんなに難しいことではなく  本当かどうか疑わしいほどですが、クリエイティビティを発揮する仕事をしている人にとっては  魔法のレシピです。ただ、そのレシピを理解しても実践して身につけることにはかなりの努力が 必要です。  誰もがそんなに努力家ではないので、レシピを公開してもすぐだれでもアイデアを豊富に  出せるとはかぎりません。ただ、このプロセスを知っているのと知らないのでは大違いです。  この講座の終わりの方で3回ほどアイデアの作り方について話します  

  6. コンテンツ・クリエイティビティ・ビジネス • コンテンツとビジネス  コンテンツを扱うビジネスは、需要にも供給にも制約があり   そのバランスがとれたところで価格が決まるという普通の  経済で学ぶ原則が当てはまらない、ビジネスです。  コンテンツビジネスはソフトウエアのビジネスであり、多くの  経済の中で議論されているのはハードウエアのビジネス  です。  その違いの一つは、コンテンツにはものつくりのような生産   工程はほとんどありません。ソフトウエア、コンテンツの世界  にあるのは開発、あるいは制作と言われる部分だけで  生産部分があったとしてもそのコストは極めて小さいのが   特徴です。

  7. コンテンツ・クリエイティビティ・ビジネス • コンテンツの需要と供給   コンテンツを需要と供給という点から見ると,コンテンツには   供給の限界は無いといえます。 なぜなら、生産があると  してもそれに要する資源は極めて少ないからです。生産の  必要の無い場合は無限の供給の可能性があると言えます。  したがって、有限の供給と有限の需要の関係で組み立てら  れている従来の経済学の理論では当てはならないことが  あります。  このコンテンツ固有の経済的な特性を知ることがビジネスを  デザインするときの鍵になります。  ところで,供給が無限だから,といって価格をゼロにすると初期の  投資,すなわちクリエイティビティの投資部分を回収できなくなる  ので、再生産が出来なくなり、コンテンツを生み出す仕組みが止まって  しまいます。適正価格をどのように設定するか、は面白いテーマです。

  8. 質問 • なぜこの講座を選んだのか • 何を期待して受講するのか • 今の自分に取っての興味,関心はなにか • 高校時代に得意であった科目はなにか • 新聞、雑誌、本は読むか • テレビは見るか • 携帯電話がなったらすぐ出るか • 時間に余裕のあるときは何をしているのか • どんなことを仕事にしたいとかんがえているか

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