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AMT (角度計測技術)による 不規則信号列の特性解析. 〇 北九州高専 桐本賢太 日立製作所 河原洋平 九州共立大学 緒方純俊. kirimoto@kct.ac.jp ogata@kyukyo-u.ac.jp. 発表内容. 背景・目的 AMT 解析の説明 Sin 波の AMT スペクトル JERS-1/SAR データ解析 AMT を利用した教師付き分類 分類結果 まとめ. 背景. 不規則で複雑な事物を指すものとして
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AMT(角度計測技術)による 不規則信号列の特性解析 〇 北九州高専 桐本賢太 日立製作所 河原洋平 九州共立大学 緒方純俊 kirimoto@kct.ac.jp ogata@kyukyo-u.ac.jp
発表内容 • 背景・目的 • AMT解析の説明 • Sin波のAMTスペクトル • JERS-1/SARデータ解析 • AMTを利用した教師付き分類 • 分類結果 • まとめ
背景 不規則で複雑な事物を指すものとして フラクタルが提案された (B. Mandelbrot : 1975) フラクタルとは 特徴的な長さ(スケール)を持たない形状のこと 図形を拡大しても,同様な形が現れる
実際の信号はスケールを変えて 観測すると性質が異なる フラクタル解析は万能でない 不規則性あるいは複雑さを定量化する 新しい解析手法が検討されている
フラクタルとは異なる視点 Angle Measure Technique (AMT) (Robert Andrle : 1994) AMT解析 不規則信号列に適用
目的 JERS-1/SARデータ 不規則信号列として使用 市街地、山岳部、水域 テクスチャの違いをAMTによって識別する
AMTの計測方法 様々なSについて補角の平均を求める
JERS-1/SAR JERS-1/SARの観測の概念図
SARの特徴 • マイクロ波域の単バンド画像 (テクスチャ情報) • 植生などを透過し、地形や地質的特徴を捉える • 全天候型 • ノイズを多く含む 市街地 山岳部 水域
SARデータからの1次元信号の生成 SARデータ レンジ方向へ展開
SARデータの1次元信号 市街地 山岳部 水域
SARデータのフラクタル解析とAMT解析 フラクタル解析 AMT解析
教師データと局所領域の類似度の評価 : 計測スケール : 教師データのAMTスペクトル : 局所領域のAMTスペクトル 教師データと局所領域のAMTスペクトル 近似が高いほどdの値は0に近づく
分類対象 取得場所 福岡周辺 (55.3 x 55.3km) 取得時期 1992年8月4日
分類結果との比較 LANDSAT/TM画像
分類結果とNVI画像 植生指標画像 分類結果
まとめ • AMT解析では、SARデータのカテゴリー差が明瞭に識別できる.フラクタル解析では困難である. • AMTは、単バンドで、ノイジィなSARデータの教師付き分類に応用できる
スケールS 観察したい最小スケールから1つずつ増加 最大スケール 補角(Suppl. Angle)を求める繰り返し数 結果が収束する最短時間を考慮に入れて決定
SARデータのスケール変換 15bit SARデータ 線形変換 8bit SARデータ
sin波のAMTスペクトル 10回 100回 500回 1000回
教師付き分類 サンプルとする教師データを用意 局所領域を最も近い教師に割り当てる 教師付き分類の適用 市街地の分布、陸域の形状を観察
NIR : 近赤外域 VIS : 可視域(赤) NVI画像のカラー表示 赤色になる地域は植生豊か