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京都のホテルにおける受動喫煙対策実態調査

京都のホテルにおける受動喫煙対策実態調査. 平成 17 年度 厚生労働科学研究 健康科学総合研究事業 「受動喫煙対策にかかわる社会環境整備についての研究」 主任研究者:産業医科大学 助教授 大和 浩 共同研究者:京都禁煙推進研究会   事務局長  田中善紹   担当世話人 栗岡成人   担当会員  伊東 宏、小笹晃太郎、小佐々晴夫         繁田正子、江嵜高史、長谷川豪志         藤原正隆、安田雄司、森 忠昭   産業医科大学 永渕祥大、吉積宏治 . 本研究事業の背景.

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京都のホテルにおける受動喫煙対策実態調査

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Presentation Transcript


  1. 京都のホテルにおける受動喫煙対策実態調査 平成17年度 厚生労働科学研究 健康科学総合研究事業 「受動喫煙対策にかかわる社会環境整備についての研究」 主任研究者:産業医科大学 助教授 大和 浩 共同研究者:京都禁煙推進研究会   事務局長  田中善紹   担当世話人 栗岡成人   担当会員  伊東 宏、小笹晃太郎、小佐々晴夫         繁田正子、江嵜高史、長谷川豪志         藤原正隆、安田雄司、森 忠昭   産業医科大学 永渕祥大、吉積宏治 

  2. 本研究事業の背景 • タバコ規制枠組み条約(Frame Work Convention on Tobacco Control: FCTC)発効(2005年2月) タバコ消費の抑制を目的とした国際条約 • 批准国は「受動喫煙の防止について効果的な措置の採択および実施を積極的に促進する」義務を負う

  3. 本研究事業の目的 • 健康増進法、職場における喫煙対策のためのガイドラインにより、学校、病院、官公庁における受動喫煙対策は普及し、監督官庁による調査も実施されてきた • 宿泊施設、飲食店における受動喫煙対策の実態については統一された形式による調査はない • 日本を代表する観光都市、京都のホテルにおける受動喫煙対策の実態を全数調査で把握し、対策が不十分な施設には禁煙化・分煙化を要請する

  4. 調査対象と方法 • 対象:京都市内の100室以上の57ホテルおよび公共の宿16ホテル(国家公務員共済、私学共済など) • 方法:質問紙を郵送、担当者(京都禁煙推進研究会、産業医大)が全ホテルを訪問して回収。その際に、受動喫煙対策の回答と実態が一致するかどうかを確認 • 質問項目: • 法・規制の認識状況、受動喫煙対策の方針の有無 • 禁煙フロア、禁煙ルームの数と割合 • レストランの受動喫煙対策の内容 • 受動喫煙対策推進に関する今後の方針 など

  5. タバコ対策に関する73ホテルの姿勢

  6. 法律、条約、ガイドラインの認知度

  7. 受動喫煙の有無に関する評価基準 • 禁煙フロア数、禁煙ルーム数とその割合 • ロビーは全面禁煙、喫煙室+排気装置のいずれか • レストランについては全席禁煙、個室で分離のいずれか 喫煙室以外は禁煙 全面禁煙ロビー

  8. フロントロビーの現状と今後の予定 73施設中、 「検討中」が1施設。 「未回答」が1施設。 漏れのない喫煙室のある ホテルは「すでに禁煙」 と回答。

  9. ホテルの姿勢によるフロントロビー 同エレベーターホール(EVH)の禁煙状況ホテルの姿勢によるフロントロビー 同エレベーターホール(EVH)の禁煙状況

  10. ホテル別、禁煙ルームの割合 禁煙ルーム4割超:8ホテル ザ・パレスサイドH: 70% アパヴィラH京都駅前:55% スーパーH京都・烏丸五条:54% コープイン京都:49% アパH京都堀川通り:48% 京都センチュリーH:46% R&B京都駅八条口:44% 京都宝ヶ池プリンスH:43% 一般ホテル平均:23.1% 公共の宿平均 : 2.6% 全体の平均  :22.1% 禁煙ルームなし:16ホテル

  11. 規模、方針別の禁煙ルーム率 一般ホテル:23.1% 公共の宿 : 2.6% 全体   :22.1%

  12. レストラン朝食時:111店69店(62%)は全席禁煙 +4店に無煙席:テラス/ロビー/個室

  13. ホテルレストラン時間帯別分煙状況 単位:店舗数 朝食:111店 昼食:155店 夕食:167店

  14. ホテルレストラン全席数と無煙状況

  15. 今後、受動喫煙対策を強化するか?

  16. ホテルの受動喫煙対策ランク表 公共空間:フロントロビー、フロント階エレベーターホール、      宴会場周囲、喫煙可ルームのある客室フロア 飲食店:店舗ごとに点数を出し、平均値を求める 情報開示:1)基本方針のホームページなどへの開示      2)禁煙フロア、禁煙ルームの有無の開示      3)禁煙ルームの数の開示      4)飲食店の禁煙、分煙方針の開示

  17.     結 語 • 京都のホテル(一般100室以上、公共の宿)の受動喫煙対策について全数調査をおこなった • 禁煙ルームの割合は一般ホテルで23%、公共の宿で2.6%、全体では22%であった • レストランで受動喫煙を受けない席の割合は朝食時66%、昼食時17%、夕食時12%であった • 半数以上のホテルは、行政からの指導、健康増進法に罰則、顧客からの要望があれば「受動喫煙対策を強化する」と回答したことから、各立場からの要請をおこなうことが必要であると思われた

  18. 京都八条口某ホテル 新館部分、 8割が禁煙室

  19. ホテル日航プリンセスも英断! ユーザーが禁煙の施設を利用     ↓   ↑   禁煙の施設が増加 禁煙ルーム5割 レストランの全面禁煙化、原則禁煙 良循環を促進しよう

  20. http://www.tobacco-control.jp/ 京都のホテルのデータはホームページで公開中

  21. 22.1% 20.7% 20.0% 17.2%

  22. ホテル内飲食店における受動喫煙曝露状況・4都市比較ホテル内飲食店における受動喫煙曝露状況・4都市比較 朝食時 席数 昼食時 席数 夕食時 席数 受動喫煙曝露のない席の割合 朝食時 昼食時 夕食時

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