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今、子どもたちの世界で 何が起こっているのか?

今、子どもたちの世界で 何が起こっているのか?. 富山大学人間発達科学部 黒田 卓 tkuroda@themis.ocn.ne.jp. 日本のICT戦略. ○  IT基本法(平 12 法 144 号) ○ IT 戦略本部設置  (本部長:内閣総理大臣). IT新改革戦略 ( 平成 18 年1月 ). Stag e1. e-Japan 戦略 Ⅱ  (平成 15 年 7 月 ). e-Japan 戦略 (平成 13 年 1 月 ). Stage2. ◆ 平成 17 ( 2005 )年に  世界最先端のICT国家. ◆ 世界のICT革命を先導する

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今、子どもたちの世界で 何が起こっているのか?

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Presentation Transcript


  1. 今、子どもたちの世界で何が起こっているのか?今、子どもたちの世界で何が起こっているのか? 富山大学人間発達科学部 黒田 卓 tkuroda@themis.ocn.ne.jp

  2. 日本のICT戦略 ○ IT基本法(平12法144号) ○ IT戦略本部設置  (本部長:内閣総理大臣) IT新改革戦略 (平成18年1月) Stage1 e-Japan戦略Ⅱ (平成15年7月) e-Japan戦略 (平成13年1月) Stage2 ◆平成17(2005)年に  世界最先端のICT国家 ◆世界のICT革命を先導する フロントランナー ◆ICT基盤整備 ◆ICTの構造改革力の追求 ◆ICT利活用重視 ◆自律的ICT社会の実現 (年度) 2001 2003 2006~ 作成:文部科学省初等中等教育局資料より

  3. 教室ICT環境の将来像 出展:文部科学省

  4. 今後の課題及び将来像 課 題 将来像 2015年 2010年 ●ICT環境整備 ・整備の遅れへの対応  ・教員の負担軽減  ・整備計画の策定  ・授業改善のためのICT環境 ・児童生徒3.6人/1台PC整備 クラス用PC1校1クラス分    ・クラス用PCの増設、個人用学習端末の充実 ・各教室2台以上の提示装置 ・ユビキタス環境の実現) 等 ・プロジェクタ各教室1台 ・無線LANの導入 等 2010年 2015年 ●ICTサポート体制の充実   ・教育委員会の情報担当者が不足   ・情報担当者の役割が不明確   ・学校の情報担当者が技術的なトラ   ブル対応等に追われている ・教育CIO(仮称)及CIOび補佐官が全ての自治体において配置 ・各学校に2名程度のICT支援員(仮称)  を配置 ・教育CIO(※)(仮称)及びCIO補佐官      が半分以上の自治体において配置 ・各学校に1名程度のICT支援員(仮称)を配置  2015年 2010年 ●人材育成  ・ICT活用の普及・促進に必要な人材  の能力・資質の明確化  ・人材育成のための研修や予算の充実 ・教育CIO(仮称)養成の組織的展開 ・外部人材に対する研修の充実  等 ・教育CIO(仮称)の組織化 ・教員研修プログラムの改善  等 2015年 2010年 ●教育方法 ・普通教室でのICT活用の遅れ ・ICTの特長を活かした学習活動  の普及の遅れ ・個別学習の充実 ・家庭学習との連携  等 ・教科書準拠型デジタルコンテンツの活用 ・新しい教育方法に向けた研修の充実  等 ●その他  ・地上デジタルテレビ放送の教育活用の促進 ・家庭・地域への情報発信 等 ※教育CIO:CIO(Chief Information Officer) -6-

  5. H17高等学校教育課程実施状況調査 • 学力の2極化が明確になってきた 英語の得点分布 数学Iの得点分布

  6. これからの時代に求められる能力

  7. 確かな学力

  8. PISA型学力(キー・コンピテンシー)

  9. キー・コンピテンシーの広域カテゴリ • 相互作用的に道具を用いる能力 • 情報テクノロジー、言語などを含む • 目的に応じて道具を適応させるため、道具をよりよく理解する • 異質な集団で交流する能力 • いろいろな経験を持った人と出会う、助け合わなければ成り立たない社会 • 自律的に活動する能力 • 自分の生活や人生について責任を持って管理、運営する • 自分の生活を広い社会的背景の中に位置づけ、自律的に動く

  10. PISAの定義するリテラシー • 読解力(読解リテラシー) • 自らの目標を達成し、知識と可能性を発達させ、社会に参加するために、かかれたテクストを理解し、活用し、深く考える能力 • 数学的リテラシー • 数学が世界で果たす役割を知り理解するとともに、社会に対して建設的で関心を寄せる思慮深い市民として、自らの生活の必要に見合った方法として数学を活用し、応用し、根拠のある判断を行う能力 • 科学的リテラシー • 自然の世界および人間活動を通してその世界に加えられる変化についての理解と意志決定を助けるために、科学的知識を活用し、科学的な疑問を明らかにし、根拠に基づく結論を導く能力

  11. ネット社会の危険性 • 何が危険なのか? • 何が危険なのかを知らない、わからないことが一番危険 • 親、教師よりも子どもの方がよく知っている。親や教師が何も知らない。 • 急速な変化、新手の犯罪が続出 • 子どもも悩んでいる。 • 現実の社会と何が違うのか? • 基本的にはなにも違わない • 匿名世界と思われていること(誤解)による心のゆるみ

  12. ネットゲーム

  13. ネットゲームの通貨を現金で

  14. こうやって購入する • 指定の場所で、指定のキャラクターと会い、 • 取引を行う

  15. 電子マネーをつかう

  16. 子どもでもコンビニを使えば

  17. セカンドライフ

  18. SNS http://mixi.jp

  19. プロフサイト見たことありますか? • 携帯電話からアクセスが可能 • 携帯からしか見えないサイトも • 更新、アクセスが非常に頻繁に行われている

  20. 学校裏サイトで何が話されているか

  21. すでに発生している問題 • プロフに勝手に写真やプロフィールを書かれた • プロフに個人情報を書き込んでしまい、ストーカーにあった • 学校裏サイトに悪口を書かれた • 学校裏サイトに自殺予告が書き込まれ、警察のハイテク犯罪課が捜索し、書き込んだ端末、サーバ等を押収した 「気にするな」ではすまされない事態が

  22. 裏サイトをどうすれば見れるか? • 検索エンジンでは引っかかってこない • 児童・生徒から聞き出すしかない • 1学校一つとは限らない • ある学校では、生徒から聞き出したサイトを校長先生が監視

  23. どのように進めるか?1.まずは自分のパソコンを守るどのように進めるか?1.まずは自分のパソコンを守る

  24. OSのアップデート • Windows Updateを利用 • 定期的に実施するために自動更新を設定

  25. ウィルス対策ソフトの設定 • 定義ファイルの更新を必ず行うこと • 定期的にチェックを行うこと

  26. ファイヤウォールの設定 • コントロールパネルの中の、ウィンドウズファイヤウォールを有効化する • 専用のソフトをインストールしてもよい

  27. スパイウェア対策ソフトの設定 • ウィルスと同じように、定期的に定義ファイルを更新し、チェックする • WindowsDefenderもしくはソフトの購入が必要

  28. 一度やってみよう • ジャストシステムの回し者じゃありませんが • http://www.just-kaspersky.jp/security/onlscan.html

  29. ファイルの暗号化1 • 暗号化したいファイルを右クリックして、プロパティを開く • 詳細設定の中の暗号化の設定を行う

  30. ファイルの暗号化2 • Wordの場合、「名前をつけて保存」を選び、ファイル名をつけ、ツールで、セキュリティオプションを選び、パスワードを設定する。

  31. 不要なソフトは削除 • コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」(Vistaの場合は「プログラムと機能」)で削除

  32. パスワードの管理 • パスワードを忘れてしまうと開けなくなるので注意 • メモをとってください。ただし、そのメモをほかの誰にも見えないところに隠すこと • パスワードを入力するときに、みられないようにすることも大事

  33. どこで偽物を見分けるか?

  34. 2.どのように学校で指導するか

  35. 情報モラルの指導をどうするか • 教材はたくさんある • 文部科学省「情報モラル授業サポートセンター」http://sweb.nctd.go.jp/support/index.html • ネット社会の歩き方http://www.net-walking.net/ • インターネット協会「ルール&マナー集」http://www.iajapan.org/rule/

  36. インターネット ルール&マナー検定(http://rm.iajapan.org/)インターネット ルール&マナー検定(http://rm.iajapan.org/)

  37. 専門家にお願いする方法も(無料です)

  38. 3.どのように家庭と連携して指導するか?

  39. 家庭との連携をどうする? • 子どもだけの教育ではだめ • 家庭教育との連携を • 懇談会などの機会を利用して、親にも教育をする必要がある • 日頃からの情報共有により信頼づくりを

  40. そのまま配っても意味がない

  41. 保護者を組織化できるか? • 保護者は敵ではない • 様々な面で協力してもらえる組織化と連携を • 単発的なお願いではなく、継続的な学校の教育への参加を • 日常的な情報発信で、信頼性の回復を • 学校防犯メールシステムを学校メルマガなどにもっと利用しませんか? • 学校のWebページで、もっと情報発信しませんか?

  42. ハイテク犯罪に出くわしたら • 警察のハイテク犯罪相談窓口 • 消費者センター などに、相談しましょう

  43. これだけやっていても・・・ • 新種のウィルスなどには対応できないかも • 賠償責任などを問われた場合、どの程度管理を行っていたかが問われる • 自動車保険と思って、セキュリティ対策はできるだけ行っておこう

  44. 現実社会(日常生活・行動)の7つの常識 • 自分の発言や行動には自分で責任を持つ • 自己中心的にならず、相手のことを思いやる謙虚さを持つ • 知らない人に、自分のことや家族のことをむやみに話さない • 危険なところには近づかない。暗いところは気をつける • 名誉や著作権、肖像権など人の権利を侵害しない • 自宅の防犯や災害対策を行い、万一の備えもしておく • 家の鍵やクレジットカードはなくさない。人に預けない

  45. ネット社会の7つの常識 • インターネットは自己責任の社会 • すべての情報発信は謙虚な姿勢で • むやみに個人情報を公開しない • 危険なサイトに近づかない。利用しない • 著作権・肖像権などを侵害しない • コンピュータウィルスへの対策を講じる • ID、パスワードはしっかり管理

  46. 予防のポイント • インターネットの向こうには人がいることをしっかり認識 • 書き込む内容や表現に気をつける • 個人情報の流出経路を知り、リスクを考える • 利用するサイトの信頼度を確かめる • 掲示板、チャットでは個人情報を書かない • 出会い系サイトの勧誘メールは無視、利用しない、させない • パソコンにインストールされているソフトを把握する

  47. マルウェアとは • 「マルウェア」は、malicious software (悪意のあるソフトウェア) の短縮された語で、単一のコンピュータ、サーバー、コンピュータネットワークにウイルス、またはスパイウェアなどの被害を起こすように設計されたソフトウェア全般を示す言葉として一般的に使用されます。

  48. ウィルス・ワームからパソコンを守るには • ウイルスとは • プログラムやファイルに自分を添付させて、コンピュータからコンピュータへと伝染しながら広まるコンピュータプログラムのこと • ワームとは • ウイルスと同様のコンピュータプログラムで、コンピュータのファイル転送やデータ転送の機能を利用して、コピーを自動的に行います。システムに侵入したワームは、自力で移動することができる • トロイの木馬とは • 役に立つソフトウェアのように見えながら実際はセキュリティを侵害し大きな損害をもたらすコンピュータ プログラム

  49. スパイウェア・ボットとは • スパイウェアとは • パソコンを使うユーザの行動や個人情報などを収集したり、マイクロ プロセッサの空き時間を借用して計算を行ったりするコンピュータソフト • ボットとは • コンピュータウイルスの一種で、コンピュータに感染し、そのコンピュータ を、ネットワーク (インターネット)を通じて外部から操ることを目的として作成された プログラム • キーロガーとは • スパイウェアの一種で、キーボードの入力履歴をモニタリング して、ログファイル等に出力する機能を備えたソフトウェア

  50. ボット対策

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