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日常における 救急対応・感染防止・消毒について. 愛知県学校薬剤師会. 学校保健の管理と指導の改訂. 学校における救急処置の対応. 医薬品等について. <原 則> 医療機関搬送後の治療の妨げになるため薬品は使用しない. 但し、発作の場合などに際して、事前に医師から指示を受けているときは、その指示に従って薬を用いる。(治療は医師に任せる). 1.医療用医薬品 医薬品の預かりや緊急時の学校の対応について教職員による共通理解が必要
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日常における救急対応・感染防止・消毒について日常における救急対応・感染防止・消毒について 愛知県学校薬剤師会
学校における救急処置の対応 医薬品等について <原 則>医療機関搬送後の治療の妨げになるため薬品は使用しない 但し、発作の場合などに際して、事前に医師から指示を受けているときは、その指示に従って薬を用いる。(治療は医師に任せる) 1.医療用医薬品医薬品の預かりや緊急時の学校の対応について教職員による共通理解が必要 2.一般用医薬品の購入管理における責任者は校長であり、その購入・保管などの取扱いについては必 ず校長に相談するとともに、学校医、学校歯科医又は学校薬剤師の指導を受け、 決定する。使用期限や保管管理にも注意する。 3.一般医薬品の取扱い学校は、原則として一般用医薬品を児童生徒に提供する場ではないので、救急 処置に用いる消毒薬等を除いては必ずしも常備する必要はない。
救 急 対 応 ① ショック症状 ② アナフィラキシー ③ 熱中症 ④ 頭部打撲 ⑤ 喘息 ⑥ その他
アレルギー症状って? 全 身発熱、ショックなど 眼 目の充血やかゆみ、結膜炎 神経系頭痛、めまいなど 呼吸器咳や呼吸困難といった気管支喘息、鼻水やくしゃみといったアレルギー性鼻炎 皮 膚じんま疹、かゆみや湿疹といった、アトピー性皮膚炎 消化器唇や舌や口の中が腫れる、口の中が痒くなる、腹痛、嘔吐、下痢、下血など 泌尿器血尿、タンパク質など
発症のメカニズム 免疫機能は「Th1」「Th2」という2つの免疫細胞がバランスよく力を発揮することで正常に働き、外敵から身を守ってくれています。Th1は主に細菌やウィルス、ガン細胞などを攻撃、破壊して体を守るタイプです。Th2は抗体という目印を侵入した外敵である抗原につけ、Th1タイプのリンパ球や免疫システムの攻撃を助けて抗原を排除します。が、そのバランスが崩れてTh2が過剰になるとIgE抗体(アレルゲンから体を守ろうとする物質)も過剰に産生されます。そこへアレルゲンが侵入すると、IgE抗体に付着することでヒスタミンが放出され、結果的にくしゃみや鼻詰まりなどが引き起こされます。つまり、アレルギーはからだを防御するために働く免疫反応が何らかの原因によって本来のバランスを失い、過剰な反応でからだを攻撃するために引き起こされる病気といえます。
なぜ、アレルギーが増えた? アレルギー患者の数は年々増加していて、厚生労働省の調査でも全国民の1/3が何らかのアレルギーに悩んでいるとの報告がある。
アレルギー疾患に関する調査の概要 平成19年度学校保健統計調査データ(喘息) 児童生徒全体のアレルギー疾患有病率(平成17年) ※ 母数:有効回答の得られた学校に在籍する児童生徒12,773,554人 ※※ 原則として医師の診断に基づく(有病率)
アレルギー疾患の有無 アレルギー疾患がありますか 全体 13,635人有効回答 11,173人 全 体 小学校 中学校 小学校16校: 9,411人有効回答 7,957人 中学校 9校: 4,224人有効回答 3,216人 <平成18年6月>
疾患名について アレルギー疾患あり小学校 : 3663人中学校 : 1693人合 計 : 5356人
原因となるアレルゲンについて アレルギー疾患ありでアレルゲン検査を受診 小学校:3663 全 体:5356人 中学校:1693
これからのアレルギー対応 1.小中学校の児童生徒、保育園児(幼稚園児)のアレルギー 疾患の有病率の実態とその状況の把握 2.文部科学省の「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガ イドライン」の活用 ①学校生活管理指導表(従来は心臓疾患、腎臓疾患児のみ)作成とその活用及びアレルギーに対する他の教職員への周知 ②学校生活で求められる配慮、管理と緊急時の対応について (ア)アトピー性皮膚炎(いじめの対象になりやすい)保健室への温水シャワー設備の設置・利用、 原因・悪化因子を除く、皮膚の保湿・保護(イ)食物アレルギー、アナフィラキシー給食、エピペンなど緊急時の対処法の徹底 (ウ)ぜんそく清掃、運動前の準備(エ)花粉症教室等の換気設備等の改善、体育の授業等での配慮
学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン 2006.5刊行
アレルギー疾患への対応のポイント ○各疾患の特徴をよく知ること○個々の児童生徒の症状等の特徴を 把握すること○症状が急速に変化しうることを理 解し、日頃から緊急時の対応への準備を行っておくこと
H22年度、愛知県での取り組み ・平成22年度 学校におけるアレルギー疾患に対する普及啓発講習会 平成22年7月6日 主催:文部科学省・愛知県教育委員会 学校におけるアレルギー疾患への対応について 学校における食物アレルギー及びアナフィラキシーショックへの対応について ・平成22年度版 学校給食における食物アレルギー対応の手引き 愛知県教育委員会 ・第35回 尾東地区学校保健研究大会 特別講演 食物アレルギーと学校での対応について 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院小児科教授 宇理須 厚雄
アレルギー性疾患って? 1.気管支喘息2.アトピー性皮膚炎3.アレルギー性結膜炎4.アレルギー性鼻炎5.食物アレルギー6.アナフィラキシー ・薬物アレルギー ・ラテックスアレルギー7.動物アレルギー8.金属アレルギー9.蕁麻疹10.花粉症
アトピー性皮膚炎 増悪・寛解を繰り返す、掻痒のある湿疹を主病変とする疾患で、多くの患者はアトピー素因を持つ <アトピー素因> 1.家族歴・既往歴(アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎)2.IgE抗体を産生しやすい素因 発症・悪化因子 患者によって異なるので、個々に十分確認してから除去対策を行う。 2歳未満 2歳~12歳 13歳以上成人まで ・食物(卵・牛乳・小麦など)・汗 ・乾燥 ・掻破・物理化学的刺激(よだれ、石鹸、洗剤、衣服のこすれ等)・ダニ、ほこり、ペットなど・細菌・真菌 ・他 ・汗 ・乾燥 ・掻破・物理化学的刺激(よだれ、石鹸、洗剤、衣服のこすれ等)・細菌・真菌 ・ダニ、ほこり、ペットなど・ストレス・食物(卵・牛乳・小麦など)
適切な薬物療法 軽 症 外用薬 ・保湿・保護を目的とした外用薬 ・ステロイド外用薬(マイルド以下で必要に応じて) 内服薬 ・必要に応じて抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬 中等症 外用薬 ・保湿・保護を目的とした外用薬 ・ステロイド外用薬 2歳以下 マイルド以下2~12歳 ストロング以下13歳以上 ベリーストロング以下 内服薬 ・必要に応じて抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬 重 症 外用薬 ・保湿・保護を目的とした外用薬・ステロイド外用薬 2歳以下 ストロング以下2~12歳 ベリーストロング以下13歳以上 ベリーストロング以下 内服薬 ・必要に応じて抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬 最重症 外用薬 重症の場合と同じ 内服薬 ・必要に応じて抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬 経口ステロイド(必要に応じて一時的に)
ステロイドについて ステロイド忌避の問題 悪化するとステロイドを使い、少し改善したらやめるといった中途半端な使用をしないこと! 薬 物 療 法 薬物療法 汗・汚れ ・なぜアトピービジネスに走るかを理解する ・使用方法と副作用の回避方法の指導 ・ステロイド忌避を利用して包括的な治 療のアドヒアランスを向上させる 環境因子 ストレス 食 事 接触抗原 ブドウ球菌・真菌 タクロリムス外用薬(非ステロイド系免疫抑制薬) 遺伝・体質 薬の役割は臨時の防波堤であり、薬だけでは治せないがせき止めなければ修理はできないので薬が必要 既存療法では効果が不十分又は副作用等で問題がある場合に使用するがアトピー性皮膚炎の治療法に精通している医師の下で使用する。
気管支喘息 気道の慢性的な炎症により、発作的に咳や喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)を伴う呼吸困難を繰り返す この炎症により、気道の平滑筋の収縮や粘膜の腫れ、分泌物が多くなり気道が狭くなり呼吸が苦しくなる。自然にもしくは治療によって、その変化は初期のうちはもとにもどり得ます。早期からの非発作時にこの炎症を抑える治療が有効。 喘息は重症例では、死亡することもあります。
発作に関わる増悪因子 アレルゲン ○吸入アレルゲン ダニ(死骸やフン) ハウスダスト(ダニの死骸やフンを含んだほこり) ペットの毛やフケ カビ 花粉 黄砂など 環境整備、増悪因子除去は一番最初に行うべきことです! アレルゲン以外 激しいスポーツ 季節の変わり目や天候不順 温度変化(春や秋、梅雨や台風、冷たい空気) ストレス、過労 カゼやインフルエンザなどの感染症 喫煙・たばこの煙 肥満
気管支喘息と学校生活 ①安全対策 喘息発作時の対応 ②学校生活の質(QOL)が低下しない配慮 授業に出席できる 学内外の行事へ参加できる 発作による欠席、遅刻、早退とそれに伴う学習の遅れがない。 ③学校環境からアレルギー症状の増悪因子を 除去するアレルギー症状出現予防 ⇒学校の安全管理であり患児の治療でもある
発症防止対策例 皮膚の乾燥などでバリア機能の破壊されたところからのダニ、 細菌、刺激物質の侵入によりアレルギー反応が起こり、感作、 皮膚障害が発症。小児では食物がアレルゲンとなることもある が、多くはダニアレルゲンが悪化の要因の一つになっている。 <発症予防> ○ 皮膚バリアの改善皮膚を清潔に保つ 保湿を保つ ○ ダニなどのアレルゲン感作の防止環境性アレルゲンとの接触を避ける 汗、よだれ、排泄物、食物などの皮膚汚染や細菌温水シャワー等の活用 日本の気候はダニの成育に最適!掃除機・防ダニカバー 保健室のシャワーユニット
アレルギー性結膜炎 目に飛び込んだアレルゲンに対するアレルギー反応によっておきる、目のかゆみ、異物感、涙目、めやになどの症状を特徴とする疾患 通年性アレルギー性結膜炎 ハウスダスト、ダニ、動物のフケや毛 季節性アレルギー性結膜炎 スギ、カモガヤ、ブタクサなどの花粉 春季カタル 学校生活に支障をきたすこともある重症例あり ハウスダスト、花粉等 アトピー性角結膜炎 目の周囲をこすることや、たたくこと
アレルギー性結膜炎の予防と治療 通年性アレルゲン ダニやカビ(真菌)が多く、部屋の清掃や換気が重要 季節性アレルゲン 原因植物の花粉飛散時期を知り対策をとる 外出を控える、花粉防護用メガネ、人工涙液による洗眼 治療薬 ・抗アレルギー点眼薬 ・ステロイド点眼薬 ・免疫抑制点眼薬 ・ステロイド内服
アレルギー性鼻炎 鼻に入ってくるアレルゲンに対しアレルギー反応をおこし、発作性で反復性の鼻水、鼻づまりなどの症状を引き起こす 通年性アレルギー性鼻炎 ハウスダスト、ダニ、動物のフケや毛 季節性アレルギー性鼻炎 スギ、カモガヤ、ブタクサなどの花粉 治療薬・抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬(内服)眠気や口渇などの副作用が比較的軽減されている・鼻噴霧用ステロイド薬現在のものは長期に連用しても副作用は少ない
学校でのペット(ハムスター、ウサギ、ネコ、イヌ)学校でのペット(ハムスター、ウサギ、ネコ、イヌ) アレルゲン対策 1.教室内で飼育しない。 動物小屋あるいは室外で飼育 2.絨毯などアレルゲンが蓄積する家具を 使わない、あるいは洗濯。 30
口中の違和感、しびれ、蕁麻疹 →のどつまり感、めまい →呼吸困難、血圧低下、意識消失口中の違和感、しびれ、蕁麻疹 →のどつまり感、めまい →呼吸困難、血圧低下、意識消失 食物アレルギー 食物を食べることによって体調不良を起こすもの 症状:じんま疹、下痢、呼吸困難・喘息 1.口腔アレルギー 口の中が腫れたり痒くなるリンゴ、もも、キーウイフルーツ、バナナ等2.食物依存性運動誘発性アナフィラキシー食物と運動の組み合わせ小麦製品、エビ、カニ、イカ、そば等と運動 (30分以内、多くは花粉症に合併する) (2時間以内) ★食物アレルギー患者への投与禁忌薬物
アナフィラキシーショックの病型分類と原因食品アナフィラキシーショックの病型分類と原因食品 <プレホスピタルケア> 原因食物の摂取、症状出現 抗ヒスタミン薬・ステロイド薬内服 エピネフリン自己注射(登録医) 医療機関受診(必要なら救急車)
加工食品のアレルギー表示 表示義務と推奨表示 表示の対象 ・容器包装された加工食品及び添加物が表示対象 ・外食産業(ファーストフードやレストラン)や 露店、出店は表示法の対象外
アナフィラキシーショック ハチ毒や食物、薬物等が原因で起こる急性アレルギー反応のひとつ。 じんましんや紅潮(皮膚が赤くなること)等の皮膚症状や、ときに呼吸困難、めまい、意識障害等の症状を伴うことがあり、血圧低下等の血液循環の異常が急激にあらわれるショック症状を引き起こし、生命をおびやかすような危険な状態に陥ってしまうことがある。 オオスズメバチ ハチの巣に注意! <ポイズンリムーバー>
エピペンについて エピネフリンの薬理作用は心拍出量の増大と血管収縮、気管支拡張で、これによりアナフィラキシー反応で進行する症状を抑制します。治療は早ければ早いほどその効果は高く、重症化も回避できます。 <アナフィラキシーショック治療の第1選択薬> エピペン処方登録受諾医師の処方が必要な処方せん医薬品で薬価未収載のため保険は適用外 いざという時・・・自己注射? 他に注射できるのは、親・医師・救急救命士 校外学習で児童を引率する教師は、注射することができませんが、添付文書には、「本剤交付前に自らが適切に自己注射できるよう、本剤の保管方法、使用方法、使用時に発現する可能性のある副作用等を患者に対して指導し、患者、保護者またはそれに代わり得る適切な者が理解したことを確認した上で交付すること」となっています。学校の先生に注射してもらうには、受診するときに学校の先生も同席して説明を受け、さらにいざというとき親の同意を得た上で学校の先生が注射することは可能かと考えます。 (人命救助の観点から緊急時に救命目的で反復継続する意図なく注射した場合は医師法違反とはならない!)
名古屋市のアナフィラキシー患者 環境衛生薬事衛生研究協議会特別講演より
緊急時の対応 誰が発見者となっても適切な対応がとれるように! 異常に気づく 応援を呼ぶ!! 連 絡 ある 反応があるか? なし 指示 ❶エピペンの注射 (可能な場合) ❷119番通報 ❸AEDの準備、実施 連 絡 救急隊
蕁麻疹 紅斑を伴う一過性、限局性の皮膚の浮腫が病的に出没する疾患で多くは痒みを伴う。皮膚ないし粘膜の深部に限局性浮腫を生じる場合は特に血管性浮腫という 何らかの理由で皮膚マスト細胞が脱顆粒し、ヒスタミンをはじめとする科学伝達物質が組織内に放出されることによる。マスト細胞の活性化機序としては、IgEを介したⅠ型アレルギーであるが、それ以外にも種々の因子が関与しうる。 増悪・背景因子 感染、疲労、ストレス、IgE、アトピー性皮膚炎、食物中の防腐剤・人工色素、食物中のヒスタミン(鯖、マグロ)、仮性アレルゲンを含む食品(豚、タケノコ等)、薬剤(NSAIDs、防腐剤、ACE阻害剤等)、膠原病、寒冷凝集素 分 類 外来では、突発性蕁麻疹が多く、Ⅰ型アレルギーによるものは数%以下 1.突発性の蕁麻疹(明らかな誘因なく、毎日のように繰り返し症状が現れる)急性蕁麻疹、慢性蕁麻疹2.特定刺激ないし負荷により皮疹を誘発することができる蕁麻疹3.特殊な蕁麻疹、蕁麻疹類似疾患 治療薬 :第2世代のH1受容体拮抗薬、補助的治療薬、ステロイド内服
寄生虫感染とアレルギー アレルギー疾患の増加 寄生虫感染の減少?? 一時、マスコミをにぎわした話題ですが、 蠕虫感染によってアレルゲン特異的IgE抗体産制が抑制される、あるいは蠕虫などにたいする特異的IgEが増加するために、ハウスダストな どに対する特異的IgE抗体が産生されても、肥満細胞上のIgEレセプターとの結合が阻 害され、アレルギー疾患の発症が抑制されるといったメカニズムを想定したが・・・ 疫学的調査では 1.都心部の蟯虫感染者と回虫感染者と全体と比較しても、 アレルギー性疾患の 有病率 に大差はない2.農村部で蟯虫感染者のアレルギー性鼻炎有病率は7パーセント、 原虫感染者の23 パーセントにくらべ有意に低いが、 蟯虫の一種である回虫の RAST(特異的IgE抗体) とハウスダストRAST(特異的IgE抗体)の間に正の相関関係が あったこと。 また血清 総IgE値によってハウスダストスクラッチテストの陽性率に差がなかったこと 。 蟯虫感染によってアレルゲン特異的IgE抗体や総IgEが増加してもそれが 肥満細胞結 合を阻害するという考え方を否定します。3.アレルギー患者では蟯虫に対してもIgE抗体産生が亢進して蟯虫が排除されやすい状 態にあるため蟯虫保有者が少ないのではないか。 つまり蟯虫感染がアレルギーを抑制するのではなくアレルギー性疾患感染で 逆に蟯虫感染が少なくなるのではないかと山梨医科大学耳鼻科の松崎先生は 示唆している。
おしゃれ障害 (サンスポ.comより)
ヘアカラー・ブリーチ等 ●使用上の注意をよく読んで、正しくお使いください。 ・ご使用前には毎回必ず皮膚アレルギー試験(パッチテスト)をしてください。 ※ヘアカラーはまれに重篤なアレルギー反応を起こすことがありますので、今までにヘアカラーでかぶれたことがある方は、絶対に使用しないでください。 ヘアカラーを使ってはいけない人は●今までに、一度でもヘアカラーでかぶれたことがある方●染毛中または染毛直後に、じんま疹(かゆみ、発疹、発赤)や、気分の悪さ(息苦しさ、めまい等)を経験したことのある方●皮膚アレルギー試験(パッチテスト)の結果、皮膚に異常を感じた方●頭皮あるいは皮膚が過敏な状態になっている方(病中、病後の回復期、生理時、妊娠中など)●頭、顔、首筋に、はれもの、傷、皮膚病がある方●腎臓病、血液疾患などの既往症のある方●体調不良の症状が持続する方(微熱、倦怠感、動悸、息切れ、紫斑、出血しやすい、生理時の出血が止まりにくい等)
ピアス ピアスのトラブル 1.金属アレルギーニッケル、コバルト、クロム、銀、白金、金 2.ケロイド、肉芽腫細菌により傷口が大きく腫れ上がったり固くなる 3.感染症肝炎、エイズ(衛生管理ができていない) 4.しもやけ・やけど熱伝導率が高いため 皮膚科でパッチテスト等を受ける 清潔にする 長時間身に着けない ピアスによる金属アレルギー
ウルシ <ツタウルシ> 通学路等に注意!! 付いたウルシをすぐに洗い流すしたり、油を付けた布で患部 をふき取るなどをして適切な処置をしないと2~3日後にか ぶれの症状がでてきます。かぶれると痒いですが、かきむし らないこと、かきむしると症状が悪化する。
熱中症発生の要因 気温、湿度 輻射熱(直射日光) 風速 環境 個人 運動 年齢、体力、肥満 体調(睡眠、食事、疲労等) 暑さへの慣れ 運動の強度・時間 休憩の取り方 水分補給
熱中症による事故 平成16年7月、県内の市立中学校グラウンドで、ハンドボール部の夏季練習に参加していた生徒が熱中症に倒れ、入院後死亡した事故について「熱中症を予防するような体制が確立していたとは認めがたい・・・」として市に賠償命令が出された。(平成19年9月26日、控訴後平成20年6月24日名古屋高裁において和解成立) こうした問題等から、学校において一層充実した熱中症の予防対策を進めるためには、管理者が学校現場の実情に応じて、暑熱環境のリスクを評価する指標としてWBGTを活用し、これを基に熱中症の予防対策をより徹底して実施・管理することが望ましい
WBGT(暑さ指数)とは Wet-Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度(単位:℃)は、労働環境における作業者や運動環境中の競技者等が受ける暑熱環境や熱ストレスの評価を行う簡便な指標である。 ① 屋内及び屋外で太陽照射のない場合 WBGT=0.7×自然湿球温度+0.3×黒球温度 ② 屋外で太陽照射のある場合 WBGT=0.7×自然湿球温度+0.2×黒球温度 +0.1×乾球温度 WBGTの値を求める計算を自動的に行う機能を有した携帯用の簡易なWBGT測定機器も市販されており使用方法が簡便である。こうした簡易な熱中症予防用暑熱環境計(例:WBGT-113)等を使用する場合、直接運動場や体育館等で測定を行うが数値が安定するまでに時間がかかるので、10~15分程度放置した後に測定すること。
簡易型暑熱環境計と職員室での表示例 熱中症指数モニター計 WBGT-113 AD-5695
運動場におけるWBGT値の分布 注) ◆2009は環境省熱中症予防サイトにおけるWBGT値の1日最大値(名古屋)、他は1日の最大値をプロット
2009年 6/1~9/30(121日間)で <運動場> <市内小中学校で測定が行われた日数> 92日 ◇WBGT値が31度以上(赤表示)の日数 38日 ◇WBGT値が28度~31度(橙表示)の日数 33日 *1日1校1回の測定しかできなかった場合も含む