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マラリア看護 研修プログラムの開発 ~システムデザインとその検証~. タンザニア包括的マラリア対策プロジェクト. 2006年1月24日. D3 伊藤拓次郎. NMCP-JICA /IMCP, Tanzania 2005. 本研究の目的. トルコで開発し、ドミ共などで改善してきたカリキュラム開発のプロセスとツールを用いて効果的な研修カリキュラムと教材が開発できるかを検証すること。 実社会の数ある制限の中で上記の研修を指導するトレーナーの効果的なトレーニングの実施方法を見つけ出すこと 現在のカスケード型普及の弱点を補い、効果的に訓練を普及させていく仕組みを見つけ出すこと
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マラリア看護研修プログラムの開発~システムデザインとその検証~マラリア看護研修プログラムの開発~システムデザインとその検証~ タンザニア包括的マラリア対策プロジェクト 2006年1月24日 D3伊藤拓次郎 NMCP-JICA /IMCP, Tanzania 2005
本研究の目的 • トルコで開発し、ドミ共などで改善してきたカリキュラム開発のプロセスとツールを用いて効果的な研修カリキュラムと教材が開発できるかを検証すること。 • 実社会の数ある制限の中で上記の研修を指導するトレーナーの効果的なトレーニングの実施方法を見つけ出すこと • 現在のカスケード型普及の弱点を補い、効果的に訓練を普及させていく仕組みを見つけ出すこと • トレーニング参加者が訓練された知識や技術をその仕事において活用し、仕事の質的向上につなげるためのフォローアップの方法を見つけ出すこと • 以上の4つの要素を組み合わせて、システムとして研修プログラムをデザインすること NMCP-JICA /IMCP, Tanzania 2005
3 2 4 1 マラリア看護トレーニング・プログラムの構成 保健施設における活用をサポートする仕組みのデザイン 全国展開に向けた訓練デリバリーシステムのデザイン マラリア看護の訓練指導を行う トレーナーの育成 マラリア看護のカリキュラム・ 教材キット開発 NMCP-JICA /IMCP, Tanzania 2005
報告内容 • 本研究の実施の概要 • ニーズ調査の実施とその結果 • 研修プログラム • カリキュラム内容 • 評価システム • 教材キットの構成 • 検証授業の結果 • トレーナーの育成 • 普及システムと訓練の質を維持するための工夫 • 研修内容の職場における活用をフォローする仕組み • 本研究から学んだ教訓と今後の課題
本研究の実施環境 • JICAがタンザニア政府に対して実施しているODA活動 • タンザニア包括的マラリア対策プロジェクトにおけるマラリア看護の研修カリキュラム・教材開発 • 2005年10月18日~2006年1月10日の3ヶ月間 • 実施場所はタンザニア保健省マラリア対策プログラム事務所そしてフィールド調査、ヴァリデーションはムクランガ郡およびムワンザ市 • 実施チーム: • 日本人長期専門家1名(マラリア対策アドバイザー)、短期専門家1名(マラリア看護)、そして短期専門家1名(カリキュラム・教材開発)3名 • 現地協力者兼マスタートレーナー9名 NMCP-JICA /IMCP, Tanzania 2005
システムアプローチモデルに従った開発プロセスシステムアプローチモデルに従った開発プロセス Identify Instructional Goals Stage 1: 既存資料・教材のレビュー Stage 2: ニーズ調査の実施 Conduct Instructional Analysis Identify Entry Behaviors Stage 3: モデルモジュールの開発 Write Performance Objectives Stage 4: カリキュラム開発ワークショップ (レッスンプラン、ハンドアウト、 テストの作成) Develop Criterion Referenced Test Items Revise Instruction Develop Instructional Strategy ナショナル・トレーナーの訓練 Stage 5:開発チームによる作業 (LP、HO、テスト、+FCの作成) Develop and Select Inst. Material Design and Conduct Formative Evaluation Stage 6:フィールドにおける検証 Stage 7:リバイス作業 Design and Conduct Summative Evaluation Stage 7: パイロット県トレーナーの訓練 Dick & Carey 1990
マラリア看護研修ニーズ調査 目的 対象県の中で都市地域および農村地域の二つのサイトの看護師各25名に対してマラリア看護の知識・応用力・関心を洗い出し、より現場のニーズを反映した実践的研修プログラムを開発する
看護研修・ニーズ調査 Urban District: Mwanza • Nov. 8, 2005 • 27 Enrolled and Reg. Nurse • Rural District: Mkuranga • Nov. 10, 2005 • 26 Enrolled and Reg. Nurses
看護研修・ニーズ調査 調査方法 1.ワークショップ形式 Section A: 個人情報 Section B: 知識テスト Section C: 事例課題 Section D-1: 自由項目投票 Section D-2: 選定項目投票 Section D-3: フォーカスグループディスカッション 2.施設訪問調査
看護研修・ニーズ調査 Section B (Knowledge Test) Average: Mwanza 54% Mkuranga 47%
看護研修・ニーズ調査 セクションBにおいて二つのサイト共通で特に成績が低かった項目
看護研修・ニーズ調査 Section C (Case Study)
看護研修・ニーズ調査 セクションCにおいて二つのサイト共通で成績が低かった項目
看護研修・ニーズ調査 ガイドラインの項目に対して現場の看護婦が優先と考える研修項目 3位 2位 1位
看護研修・ニーズ調査:結論 • 理論的な知識は驚くほど低くはなかった • 平均得点Mwanza54%, Mkuranga47% • 得点が50%に満たない看護婦:Mwanza23%(6/27), Mkuranga 35%(8/23) • 応用問題が弱い • 平均得点:Mwanza 17%, Mkuranga15% • 得点が50%に満たない看護婦:Mwanza100%(27/27), Mkuranga100%(23/23) • 現場の看護師の関心が高いトピック • 妊婦のマラリア • Quinineの計算方法 • 重症マラリアの看護 • コミュニケーション・カウンセリング • マラリアと貧血
看護研修・ニーズ調査 ニーズ調査から引き出された主要コンテンツ