Common Sense

1. CommonSense No.23201１.10.20 労働者の権利を 世界の憲法はどう定めているか。 労働運動への発信 ryo-sato@hyper.ocn.ne.jp 「労働者の権利」に関わる各国憲法メモアメリカ合衆国憲法は、世界で最も長寿の憲法。近代立憲主義を代表し、日本国憲法に最も大きな影響を与えた。ドイツ連邦共和国基本法は、第2次世界大戦のヨーロッパ大陸諸国の立憲民主政の憲法を代表する。ドイツ的な憲法思想は戦前戦後の日本の憲法思考に大きな影響を与え続けている。フランス1958年憲法は、近代以来の議会優位の憲法原理に重大な修正を迫った。議院内閣制に雨リアK的な大統領制を接合した。スイス連邦憲法は、直接民主主義制度を基礎に、「議会統治制」を採用している。現代デモクラシーのあり方の参照となる。現行の大韓民国憲法の下で立憲民主化が大いに進展し、憲法裁判所が活躍している。ロシア連邦憲法は、旧社会主義国が新しく制定した立憲主義的憲法は、旧体制をどう清算し、立憲主義のいかなる制度を導入したかが興味を引く点である。中華人民共和国憲法は、日本の憲法との違いを通して日本国憲法の理解に役立つと思われる。

2. 新版「世界の憲法集」（高橋和之編、岩波書店2007年)新版「世界の憲法集」（高橋和之編、岩波書店2007年)