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尿路結石症 診療ガイドライン. 日本泌尿器科学会 日本 Endourology ・ ESWL 学会 日本尿路結石症学会 編. 尿路結石症診療のフローチャート (成人・初回・単発・放射線不透過性結石). 偶発結石. 尿路結石を疑われる患者. 対症療法 (疼痛管理). 初期評価. 尿路結石の基本的評価 結石性状・閉塞の評価. 水腎なし. 水腎あり. 自然排石が期待 (5㎜ 以下). 自然排石不可 (10㎜ 以上). 自然排石境界型. 専門医に紹介. 治療指針の提示(患者の意見を尊重して決定). 積極的治療(結石除去術など). 保存的治療.
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尿路結石症 診療ガイドライン 日本泌尿器科学会 日本Endourology・ESWL学会 日本尿路結石症学会 編
尿路結石症診療のフローチャート (成人・初回・単発・放射線不透過性結石)尿路結石症診療のフローチャート (成人・初回・単発・放射線不透過性結石) 偶発結石 尿路結石を疑われる患者 対症療法 (疼痛管理) 初期評価 尿路結石の基本的評価 結石性状・閉塞の評価 水腎なし 水腎あり 自然排石が期待 (5㎜以下) 自然排石不可 (10㎜以上) 自然排石境界型 専門医に紹介 治療指針の提示(患者の意見を尊重して決定) 積極的治療(結石除去術など) 保存的治療
尿路結石症の存在診断と初期治療 • 初期評価 • 病歴・身体所見・検尿・X線写真撮影(KUB)・超音波検査・血液検査 • 疼痛処置 • 非ステロイド性消炎鎮痛薬坐剤の使用が標準 • 結石性状・閉塞状態の評価 • 超音波検査・排泄性尿路造影(DIP)が指針 • 治療指針 • 長径5㎜以下の結石は、飲水・運動などの日常生活指導のみで自然排出を期待できるので、無治療で経過を観察することが可能(指針) • その他 • 小児患者: 高度の技術を持つ専門家による治療が標準 • 妊婦: 症状や所見の強くない場合には分娩後の治療が標準 緊急に閉塞状態などの対処を求められる場合にはステントの 尿管内留置が有用であるが、その適用には慎重を要する
尿路結石症治療手段 • 開放手術(標準的患者に対しては第一選択の治療法とならない) • 腎盂切石術 • 腎切石術 • 腎部分切除術 • 腎摘出術 • 尿管切石術 • 体外衝撃波砕石術(ESWL) • Endourology • 経皮的腎砕石術(PNL) • 経尿道的尿管砕石術(TUL) • カテーテル留置 • ESWLとEndourologyの併用療法
長径20㎜以下の腎結石の積極的治療 積極的治療対象結石 ESWL 治療成功: 終了 治療抵抗: PNL,TUL併用 治療成功: 終了 治療抵抗: 開放手術 • 指針: 長径10㎜を越える下腎杯結石に関してはESWLよりPNLを優先させてもよい • ESWL砕石効果: 砕石片のサイズが4㎜以下であれば排石可能と判断し経過観察とする
尿管結石の積極的治療 積極的治療対象結石 上部尿管 中部尿管 下部尿管 長径10㎜未満 長径10㎜以上 ESWL ESWL または TUL TUL • 指針: 長径10㎜以上の下部尿管結石にはTULが第一選択である。ESWLの選択もありうる • 注: ESWLは女性の妊孕性に対する危険性が否定できないため、治療による利益が不利益を 上回る場合に、十分な説明と同意に基づいて行う
尿路結石治療のためのガイドライン • サンゴ状結石治療ガイドライン • 治療指針 • 積極的治療を行うことが望まれる • 起炎菌の明らかな尿路感染症があれば,積極的治療全に適切な化学療法を行う • PNLとESWLの併用療法が最も推奨される • ESWL単独治療及び開放手術は第一選択にはならない • 治療選択肢 • 小さなサンゴ状結石では,ESWL,TUL及びPNLの各々の単独治療も選択肢 • ESWL,TUL及びPNLを駆使しても治療困難なものでは,開放手術も選択肢 • きわめて腎機能が悪化した症例では腎摘除術も選択肢 • 長径20㎜以上の腎結石治療についても治療選択肢1.が適応される