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2008 年 2 月 8 日 RESTEC 吉田直文. KuPR L1A 擬似データ作成のまとめ. =プロダクトバージョン Ver.1.00 =. 1.はじめに. ・ TRMM/PR の実観測データ L1A を用いて、 KuPR の走査パターン、レンジ分解能を 考慮し、 KuPR L1A 擬似データを作成することを目的とする。 ・ KuPR の観測周波数( 13.6GHz )は、 PR ( 13.8GHz )のそれに近いため、 擬似データとしての実用性は高い。
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2008年2月8日 RESTEC吉田直文 KuPRL1A 擬似データ作成のまとめ =プロダクトバージョン Ver.1.00= 1.はじめに ・TRMM/PRの実観測データL1Aを用いて、KuPRの走査パターン、レンジ分解能を 考慮し、KuPR L1A擬似データを作成することを目的とする。 ・KuPRの観測周波数(13.6GHz)は、PR(13.8GHz)のそれに近いため、 擬似データとしての実用性は高い。 ・KuPR L1A擬似データ作成には、PR L1Aプロダクト(2004/11/13 #39880-#39885)を使用。 (KuPR_L1B擬似データと同一期間) (PR L1A Science QAC, Science Packets MDUL がサイズ0であることを確認済) ・出力データ形式は、PR L1Aフォーマットに準拠する。 ・L1A Header は「Number of bytes of PR Science Data」のみを、9620 x scan_num に変更。 ・L1A PR Science Data Packets 部分は、FY18 KuPR SC L0 模擬データ構造に変更。 (Primary & Secondary Header + NTSpace提供SCフォーマット(2007/01/15版)) ・上記以外は、PR L1A をそのまま流用。 ・衛星高度情報はL1B から取得し、これに対応するVPRFテーブルを用いて KuPR L1A擬似データを作成している。 (時系列変化するデータセットであり、金太郎飴タイプではない)
2.KuPR L1A データフォーマット概要 → KuPR L1A データ作成の際の変更部分 236 bytes L1A Header ACS + HK SC 9,620 x scan_number bytes Coef + IPSDU ・それぞれのデータサイズは、L1A Header に書かれている。 ・Big Endian のバイナリデータ
3.PR L1A データフォーマット概要 → KuPR L1A データ作成の際の変更部分
4.KuPR L1A ヘッダー (詳細) → KuPR L1A データ作成の際の変更部分 SC部分は、次項参照 9620 x scan_num サイズ0を確認
→PR実データ連動部分 5.KuPR L1A SC データフォーマット (詳細) Primary & Secondary Header + NTSpace提供SCフォーマット (2007/01/15版) PR L1B PR L1A Noise + VPRF VPRF PR L1A Echo + VPRF ※ 赤枠以外の値は、右表の「Test Value」(定数)を与えている。
PR_over PR Satellite 140 + 139 pix 140 pix 6.KuPR L1A SC 擬似データ作成方法 (← KuPR L1B 擬似データ作成方針と同じ) 1) PRデータの各レンジビンのレンジ距離を計算する。(TRMM/PRは、常に一定値) 2)PRデータを内挿し、140+139pixelのover sample data に変換する。 PR_over_sample_dataは使用していない。 3)TRMM衛星高度とVPRFテーブルから、KuPRレンジ距離を1スキャン毎に計算する。 4) KuPR first レンジ(衛星側)に対応するPR_overレンジを探し、そこから~240 pixelを抽出する。 VPRFテーブル TRMM衛星高度 KuPR first 抽出領域 ~240 pix 内挿 ・真数平均 ・対数平均 抽出 125m
Satellite 1 1 1 1 2 2 2 2 1 1 3 3 5 5 6 6 7 7 8 8 9 9 10 10 11 11 12 12 3 3 3 3 4 4 4 4 1 1 1 1 5 5 5 5 2 2 2 2 6 6 6 6 3 3 3 3 1 3 5 6 7 8 9 7 7 7 7 4 4 4 4 8 8 8 8 5 5 5 5 9 9 9 9 6 6 6 6 10 10 10 10 7 7 7 7 11 11 11 11 8 8 8 8 12 12 12 12 9 9 9 9 10 10 10 10 11 11 11 11 12 12 12 12 6.KuPR L1A SC 擬似データ作成方法 (← KuPR L1B 擬似データ作成方針と同じ) 5) PRデータ抽出により作成したKuPR擬似データ(全領域 間引きなし)に、観測レンジフラグを関連 付けさせることで、間引きあり/なしを考慮した観測レンジビンのみを抽出する。 これを、アングル番号#1の高高度側から低高度側へ、続いてアングル番号#2、という順番に 連続的に並べ、KuPR L1A SC データ構造に格納する。なお、アングル番号#49の後にあまった データ格納部分には0を入れ、L1A SC全体で9620byteとなるように調整している。 KuPR KuPR KuPR 間引きあり/なしの 全領域について、 間引きなしで 抽出されたもの L1A SCデータ構造 観測レンジ フラグ ・・・・・ × アングル番号 #1 データ アングル番号 #2データ アングル番号 #3 データ アングル 番号 #1 #3 #1 #3 #2 #4 #2 #4
<Echo missing value> ・Echo Sampling Data は、1 byte 表記である。 ・PR観測が無かったことによるデータ欠損値として、10を与えている。 (なお、通常のノイズレベルがおよそ37程度である。) ・また、Echo Sampling Data の後半の数合わせ部分には、0を与えている。 <Noise data> ・PR L1A Noise data は、49アングルビンそれぞれについて、4レンジビンづつ ノイズデータを持っている。 ・KuPR L1A Noise data は、VPRFテーブルによって決定されるノイズサンプリング エリアの積算値を4倍(4hit分)した値である。 ・PR L1A Noise data の各アングルビンのノイズ平均値を導出し、その後に VPRFテーブルで決定される各アングルビンのノイズサンプリング数を掛け算 し、これを4倍(4hit分)した数値を、KuPR L1A Noise data と定義した。 KuPR_Noise_data[angle] = ( PR_Noise_data[angle,0] + PR_Noise_data[angle,1] + PR_Noise_data[angle,2] + PR_Noise_data[angle,3]) / 4 (PR range bin number) * VPRF_Noise_Sample_Num[angle, sat_altitude] * 4 (DPR 4hit) <Program> ・作成環境 : Windows (heart) ・作成言語 : IDL ・プログラム: D:\usr\nyoshida\FY19\DPRalg\pro\mk_DPR_L1A\mk_KuPR_L1A\080208_v100\mk_KuPR_L1A_v100.pro
7.FTP アーカイブ情報 【FTP site】 ftp://ftp.eorc.jaxa.jp/pub/TRMM/FY19/DPRalg/080208_KuPR_L1A_v100/ (1) KuPR L1A 擬似データ (Ver. 1.00) ・KuPR_L1A.YYYYMMDD.ORBIT_v100.dat (ex. KuPR_L1A.20041113.39880_v100.dat) ・ 2004/11/13 #39880-#39885 の6グラニュール ・1グラニュールあたり、約90 MB (圧縮時 約30 MB) (2) VPRF テーブル ( NTSpace提供SCフォーマット(2007/01/15版) ) ・01_Observation_Mode_text.tar.gz (3) KuPR L1A擬似データ 描画サンプルプログラム ・Draw_KuPR_L1A_v100.pro ・使用方法: little endian 環境(Windows, Linux)にて、プログラム中の 「++++ edit here ++++」と書かれた部分の、入力ファイル名 (KuPR_L1A擬似データ、VPRFテーブル)を編集する。 必要に応じて、周辺のパラメータ(skip等)を変更する。 「.run Draw_KuPR_L1A_v100」等にて、実行。 ・1グラニュール全体での、衛星高度データ、VPRF選択番号、間引き有/無カウント、 ノイズデータが描画される。 ・1スキャン毎(スキップによる間引き)のエコーデータが描画される。 (4) 本PPT (080208_KuPR_L1A_SynthData.ppt)