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日本語を考える Introduction to Japanese Linguistics. 語彙・形態・文法 (1). 形態論. 形態論 : 語の内部構造や、語や形態素の間の関係を研究する分野。 食べさせられた → tabe+sase+rare+ta 生米箱 ( なまごめばこ ) → [[nama+kome]+hako] trees → tree + s rider → ride + er. 語とは何か ?. 意味・機能を持つ、表現の最小単位を 形態素 と呼ぶ。 鈴木さんが走っている。
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日本語を考えるIntroduction to Japanese Linguistics 語彙・形態・文法 (1)
形態論 • 形態論:語の内部構造や、語や形態素の間の関係を研究する分野。 • 食べさせられた → tabe+sase+rare+ta • 生米箱 (なまごめばこ) → [[nama+kome]+hako] • trees → tree + s • rider → ride + er
語とは何か? • 意味・機能を持つ、表現の最小単位を形態素と呼ぶ。 • 鈴木さんが走っている。 suzuki + san + ga + hashit + te + i + ru /suzuki/ + /saN/ + /ga/ + /hasiQ/ + /te/ + /i/ + /ru/ • 形態素は比較的容易に同定可能; ただし … • 学習? • お菓子? おかず? • サカナ? (魚, 酒菜) • 語には、一貫した定義を与えることが難しい。
語とは何か? • 鈴木さんが来た • 鈴木さんが来なかった • 鈴木さんが来たらしい • 鈴木さんが来たのかもしれない • 鈴木さんがお菓子を食べさせられたようだ • 鈴木さんがお菓子を食べたことにした
語とは何か? • | 鈴木さん | が | 来た | • | 鈴木さん | が | 来なかった | • | 鈴木さん | が | 来た | らしい | • | 鈴木さん | が | 来た | の | か (|) も | しれない | • | 鈴木さん | が | お菓子 | を | 食べさせられた | よう | だ | • | 鈴木さん | が | お菓子 | を | 食べた | こと | に | した |
語とは何か? • He is nice. • He’s nice. • He isn’t nice. • John met Bill Gates. • John went to Chase Field Ballpark. • cash register, salad dressing, school trip, blackboard, …
語とは何か? • 語を定義するときには、音韻的特徴を基準にすることができる。 • 語の境界には、より強い切れ目が感じられる? • 日本語の例: 連濁、鼻濁音化 • 本の箱 (ほんのはこ) vs. 本箱 (ほんばこ) • 鈴木さんが [suʣukjisaŋŋa …] ([suʣukjisaŋga …]) • 英語の例: 強勢 • black board vs. blackboard • white house vs. Whitehouse
品詞 • 語・形態素は、文法的機能・性質に基づいて異なる品詞に分類される; 品詞のことを、文法的範疇(カテゴリー) ともいう。 • 日本語の品詞分類 (一例): • 名詞: 学生, お菓子, 日本語学, … • 動詞: • 通常動詞: 書く, 食べる, ... • 名詞的動詞: 勉強する, 努力する, … • 形容詞: • イ形容詞: 赤い, 美しい, … • ナ形容詞 (形容動詞, 名詞的形容詞): きれいな, 有名な, … 名詞を 「体言」、動詞・形容詞をあわせて 「用言」 (または「述語」) ともいう。
品詞 • 日本語の品詞分類 (一例) (続き): • 副詞: • 程度副詞: とても, 少し, … • 様態副詞: ゆっくり(と), きれいに, … • 陳述副詞: おそらく, やっぱり, … • 助詞: • 格助詞: が, を, に, まで, から, … • 係助詞・副助詞 (とりたて助詞): は, も, さえ, だけ, … • 終助詞: よ, ね, ぞ, … • 接続助詞: と, が, … • 連体詞: あの, 大きな, … 他に、感動詞、数詞、助数詞、接続詞、助動詞、などを設ける場合もある
品詞 • 『口語文法』 における品詞分類 • 自立語 • 用言: 動詞, 形容詞, 形容動詞 • 用言以外 • 体言: 名詞, 代名詞 • 体言以外 • 修飾語: 副詞, 連体詞 • 修飾語以外: 接続詞, 感動詞 • 付属語: 助動詞,助詞 • 接辞: 接頭語, 接尾語
品詞 • 文法的機能・性質に基づく分類には、いくつもの方法がある。 • これ, 学生, … (名詞) vs. こう, ゆっくり (副詞) • これ, こう, … (照応的) vs. 学生, ゆっくり, … (非照応的) 素性分析 これ: [名詞, +照応的, …] 学生: [名詞, -照応的, …]
品詞 • 走る, 食べる (動詞) vs. 赤い, 欲しい (形容詞) • 走る, 赤い (1項) vs. 食べる, 欲しい (2項) 走る: [動詞, 1項, …] (自動詞) 食べる: [動詞, 2項, …] (他動詞) 赤い: [形容詞, 1項, …]
補語・項・付加詞 • 補語: 述語の意味を補う要素 • 必須補語 (項): 「文が成立するために必須の」 要素; 主語・目的語 • 副次補語 (付加詞): 必須補語以外の補語 昨日 公園で 山田君が缶コーヒーを 飲んでいた。 昨日 ø 山田君が 缶コーヒーを 飲んでいた。 = 昨日 どこかで 山田君が 缶コーヒーを 飲んでいた。 (聞き手が 「どこで」 飲んだかを理解している必要はない) 昨日 公園で ø 缶コーヒーを 飲んでいた。 ≠ 昨日公園で 誰かが 缶コーヒーを 飲んでいた。 (聞き手が 「誰が」 飲んだかを理解している必要がある)
形態素・語 • 形態素:意味・機能を持つ、表現の最小単位 • 独立形態素:単独で 「語」 になれる形態素 • 拘束形態素:単独では 「語」 になれない形態素 • 語: (単独で用いることができる表現の最小単位?) • 単純語:単独の形態素からなる語 • 合成語:複数の形態素からなる語 • 語基 + 接辞 (ex. 子供っぽい, まっ白) • 語基 + 語基 (ex. 山道, 庭木)
語基・接辞 • 語の中で、接辞(affix)以外の部分 (接辞がつく部分) を語基(base)と呼ぶ。 (Haspelmath 2002) (教科書とは用語法が違うので注意) • 語基は、単独で用いることができる場合が多い。 • 語基は比較的具体的な意味を持ち、接辞は比較的抽象的な意味を持つ。 • 語基は、一般的に接辞より長い。 • 接辞がついた語基に、さらに別の接辞がつく場合もある (ex. [re+[[simple+ify]+cation]] → resimplification)
語基・接辞 • 語基 + 接辞 (接尾辞): • 現実 + 的 = 現実的 (げんじつてき) • 食べ + させ + た = 食べさせた • 子供 + っぽい = 子供っぽい (こどもっぽい) • tree + s = trees • ride + er = rider • tall + est = tallest
語基・接辞 • 接辞 (接頭辞) + 語基 • 亜 + 熱帯 = 亜熱帯 (あねったい; sub-tropic) • お + 友達 = お友達 (おともだち) • まっ + 白 = まっ白 (まっしろ) • re + arrange = rearrange • un + known = unknown • out + number = outnumber
語基・接辞 • 語基と語基の組み合わせからなる合成語を、複合語と呼ぶ。 • 語基 + 語基 (日本語) • N+N: 山道 (やまみち), 鳥もち (とりもち), … • A+N: 黒あめ (くろあめ), 白蟻 (しろあり), … • V+N: 買い物 (かいもの), 売り場 (うりば), … • V+V: 叩き壊す (たたきこわす), 泣きわめく (なきわめく), … • A+A: 甘辛い (あまからい), 赤黒い (あかぐろい) … • N+A: 肌寒い (はだざむい), 心温まる (こころあたたまる), …
語基・接辞 • 語基 + 語基 (英語) • N+N: landlord, snail mail, … • A+N: blackboard, wildfire, … • V+N: scarecrow, pickpocket, … • P+N: overdose, underdog, … • A+A: bittersweet, red-hot, … • N+A: skin-deep, sky-blue, … • P+V: undercook, oversee, …
語基・接辞 • 複合語の意味は、それ以外の合成語と比べて予測しにくい • 薬棚 (くすりだな) vs. 漆棚 (うるしだな) • たい焼き vs. たこ焼き vs. 鉄板 (てっぱん) 焼き • horse shoe vs. alligator shoe • 甘さ (あまさ), 難しさ(むずかしさ), 厳しさ(きびしさ), … • breakable, drinkable, movable, wearable, transformable…; cf. readable, payable
語基・接辞 • 接辞はすべて拘束形態素 • 語基は拘束形態素でも、独立形態素でも有り得る: • 拘束語基の例: 書く (kak + u)
語基・接辞 • 接辞の下位分類: • 接頭辞: pre-mature, re-confirm, … • 接尾辞: eat-ing, writ-er,… • 接中辞: kayu ‘木’ → k-in-ayu ‘たきぎ, まき’ (Bonto Igorot 語) • 接周辞: ge-geb-en (‘given’) (ドイツ語)
その他の造語法 • 畳語: 複合語の一種 • 山々, 人々, … • いろいろ, ときどき, … • 蝶々, … • ガタガタ, パリパリ, …
その他の造語法 • 縮約 (clipping): 大きな意味の変化を伴わない語形の短縮 • ビルディング → ビル • 友達 → ダチ • 複合語の縮約: • “携帯” 型 • 携帯電話 (けいたいでんわ) → 携帯 • スーパーマーケット → スーパー • かけそば → かけ • “パソコン” 型 • 学生割引 (がくせいわりびき) → 学割 • 電気卓上機 (でんきたくじょうき) → 電卓 • パーソナルコンピューター → パソコン • プロフェッショナルレスリング → プロレス • “ガム” • チューインガム → ガム • プラットホーム → ホーム
屈折・派生 • 接辞は、屈折接辞(inflectional affix)と派生接辞(derivational affix)に分けられる。 • 英語における屈折接辞: • 名詞: • 複数: girls • 所有: Mary’s • 動詞: • 3人称単数現在: bakes • 過去: waited • 進行: singing • 完了: baked, eaten • 形容詞: • 比較級: faster • 最上級: fastest
屈折・派生 • 英語は、他のインド=ヨーロッパ系の言語に比べ、屈折接辞の種類に乏しい。 • 性 (男性, 女性, 中性, …), 格 (主格, 対格, 与格, 属各, …), … • 未来, 未完了過去, 接続法, 命令法, 条件法, …
屈折・派生 スペイン語の動詞: • 不定法 • 動名詞形 • 過去分詞 • 男性単数, 女性単数, 男性複数, 女性複数 • 直説法 • 1単, 2単, 3単, 1複, 2複, 3複 • 現在, 完了過去, 未完了過去, 未来 • 接続法 • 1単, 2単, 3単, 1複, 2複, 3複 • 現在, 未完了過去1, 未完了過去2, 未来 • 条件法 • 1単, 2単, 3単, 1複, 2複, 3複 • 命令法 • 2単, 3単, 2複, 3複 • 肯定, 否定 1 + 1+ 4 + (6*4) + (6*4) + 6 + (4*2) = 68
屈折・派生 • パラダイム(範列): [語基] + [屈折接辞] の組み合わせの集合 • {car, cars, car’s, cars’} • {bake, baking, bakes, baked, baked} • パラダイムの一部は、不規則な形式で占められている場合がある。 (語基を異にする不規則形を、補充形という。) • {go, going, goes, went, gone} • 各パラダイムの基底となる存在を、語彙素(lexeme) と呼ぶ場合もある。 do (語彙素) ⇒ {do, does, did, …} (語) be (語彙素) ⇒ {be, am, are, is, …} (語)
屈折・派生 • 屈折の代わりに語形変化という用語を用いる場合もある。 • 動詞類の語形変化を活用(conjugation)、名詞類の語形変化を曲用(declension) と言い分ける場合もある。
屈折・派生 • 屈折接辞は、語の文法的機能を示す: • 数 (number), 性 (gender), 格 (case); 人称 (person), 態 (voice), 法 (mood), 極性 (polarity), 時制 (tense), 相 (aspect); 級 (degree) • 派生接辞は語基の品詞を変える場合がある、屈折接辞は変えない: • ride: rider, wit: outwit; charge: recharge • 屈折接辞は派生接辞の「外側」につく: • [[modern + ize] + ed] • [[[modern + ize] + er] + s] • 派生接辞は、複数連続してつくことができるが、屈折接辞は一つしかつかない。 • 屈折接辞によってもたらされる意味変化は、派生接辞によってもたらされる意味変化より規則的である。 • read-able, question-able; point-er, broil-er
屈折・派生 • 日本語にも屈折接辞がある? • 例えば、助詞は、屈折接辞とみなすこともできる: • タケシが, タケシに, タケシを, タケシの, … (格助詞) • タケシは, タケシも, タケシさえ, タケシくらい,…(とりたて助詞) • タケシには, タケシにも, …
英語などの印欧系言語における活用 • 活用の形式的分類: • 語基 + 接辞 • bake + ed, do + ing • 語基 + ゼロ接辞 • eat +φ, eat + s, … • 比較: com + er, com + o, com + es, com + e, … • 語基の変化 (母音交替など) • eat - ate - eaten, ride - rode - ridden • 補充 • go - went - gone
日本語における活用 (口語文法) • 学校口語文法 (< 国語学) • 書く (五段動詞) • 語幹: 書 • 語尾: • 未然形: か, こ 書かない, 書こう • 連用形: き, い 書きます, 書いて • 終止形: く 書く • 連体形: く 書くとき • 仮定形: け 書けば • 命令形: け 書け
日本語における活用 (口語文法) • 見る (一段動詞) • 語幹: φ • 語尾: • 未然形: 見, 見よ 見ない, 見よう • 連用形: 見 見ます, 見て • 終止形: 見る 見る • 連体形: 見る 見るとき • 仮定形: 見れ 見れば • 命令形: 見ろ, 見よ 見ろ
日本語における活用 (口語文法) • 助動詞 じょどうし • れる・られる: 話される,食べられる • せる・させる: 話させる,食べさせる • ない: 話さない, 食べない • た: 話した, 食べた • う・よう: 話そう, 食べよう • らしい: 話すらしい, 食べるらしい • まい: 話すまい, 食べまい • たい: 話したい, 食べたい • そうだ1: 話すそうだ, 食べそうだ • ようだ: 話すようだ, 食べるようだ • ます: 話します, 食べます • そうだ2 : 話しそうだ, 食べそうだ
日本語における活用 (口語文法) • 学校口語文法の問題点 • “活用形” に、決まった機能が割り当てられていない。 • 書かない, 書かせる, 書かれる, … • 見れば • 屈折接辞と派生接辞の区別がなされていない。 • 「助動詞」が均質的な範疇であるとは言えない。
日本語における活用 (JSL) • 第二言語としての日本語 (Japanese as a Second Language) 日本語教育でよく使う活用形の名称: • 否定形, 受身形, 使役形; 中止形, 丁寧形; 辞書形; バ形; 命令形; 意志形; 可能形; タ形, テ形, タラ形, タリ形 日本語教育における動詞活用の分類: • 規則変化: 子音語幹動詞, 母音語幹動詞 • 不規則変化: 来る, する
日本語における活用 (JSL) • 子音語幹動詞の例: kak-u, hanas-u, … • 母音語幹動詞の例: mi-ru, tabe-ru, … 子音語幹動詞 ≈ 五段動詞 ≈ I類動詞 ≈ u-verb 母音語幹動詞 ≈ 一段動詞 ≈ II類動詞 ≈ ru-verb 不規則動詞 ≈ 変格動詞 ≈ III類動詞
日本語における活用 (JSL) • 否定形, 受身形, 使役形; 中止形, 丁寧形;辞書形; バ形;命令形; 意志形;可能形; タ形, テ形, タラ形, タリ形 • kak-ana-i, kak-are-ru, kak-ase-ru; kak-i, kak-imas-u; kak-u; kak-eba; kak-e; kak-o:; kak-e-ru; kai-ta, kai-te, kai-tara, kai-tari • tabe-na-i, tabe-rare-ru, tabe-sase-ru; tabe-φ, tabe-mas-u; tabe-ru; tabe-reba; tabe-ro; tabe-jo:; tabe-rare-ru; tabe-ta, tabe-te, tabe-tara, tabe-tari
日本語における活用 (JSL) • “ru” と “u” は異形態の関係 • “rare” と “are”、“sase” と “ase”、 “jo:” と “o:” なども同様。
(異形態) • 音 : 音素 – 形態: 形態素 • 異形態: • [ame] ~ [ama] ~ [same] • 雨 (あめ), にわか雨 (にわかあめ), 雨風 (あめかぜ) • 雨傘 (あまがさ), 雨蛙 (あまがえる), 雨宿り (あまやどり) • 小雨 (こさめ), 春雨 (はるさめ), 霧雨 (きりさめ) • [ki] ~ [gi] ~ [ko] • 木 (き), 庭木 (にわき) • 木々 (きぎ), 寄木 (よせぎ) • 木立 (こだち), 木枯らし (こがらし) • [ru] ~[u] • 食べる (tabe-ru) • 書く (kak-u) • 実際上は、「形態素」 という用語で形態を指すことも多い
日本語における活用 (JSL) • JSL 文法の問題点 • 派生と屈折の区別が不明確 • tabe-ru や tabe-sase-ru は動詞、 tabe-na-i は形容詞。 • tabe-sase-rare-ru は? tabe-sase-rare-na-i は? • tabe-na-i や tabe-rare-ru は活用形で、tabe-ta-i は活用形では無いとする根拠が不明確。 • tabe-te や tabe-tara は活用形で、tabe-tutu や tabe-nagara は活用形では無いとする根拠が不明確。 • 中止形の扱い • kak-i; kai-ta • hanas-i; hanasi-ta
日本語における活用 (代替案) • 仮定: • 日本語にも、屈折接辞と派生接辞の区別がある。 • 活用形は、原則的に語基と一つの屈折接辞からなる。活用形に、さらに別の屈折接辞がつくことはない。 • 語基には、派生接辞が含まれる場合もある。 食べさせられる [[tabe-sase]-rare]-ru 食べない [tabe-na]-i
日本語における活用 (代替案) 屈折接辞 • 現在形: hanas-u, tabe-ru • 否定現在形: hanas-an, tabe-n • 意向形: hanas-o:,tabe-jo: • 否定意向形: hanas-umai, tabe-mai • 仮定形: hanas-eba, tabe-reba • 否定仮定形: hanas-aneba, tabe-neba • 命令形 hanas-e, tabe-ro • 中止形: hanas-i, tabe-φ (ゼロ接辞)
日本語における活用 (代替案) 派生接辞 • 受身: hanas-are-,tabe-rare- • 使役: hanas-ase-,tabe-sase- • 可能: hanas-e-,(tabe-re-) • 否定: hanas-ana-, tabe-na- …
日本語における活用 (代替案) 中止形を選択する表現 • テ, タ, タラ, タリ (助詞): • hanas-i-te, tabe-φ-te; hanas-i-ta, tabe-φ-ta; hanas-i-tara, tabe-φ-tara; hanas-i-tari, tabe-φ-tari • ツツ, ナガラ (助詞): • hanas-i-tutu, tabe-φ-tutu; hanas-i-nagara, tabe-φ-nagara • マス (補助動詞): • hanas-i-mas-, tabe-φ-mas- • タイ (補助形容詞): • hanas-i-ta-, tabe-φ-ta- …
日本語における活用 (代替案) (選択関係) start は、to-不定詞または動名詞 (ing-形) を選択する。 • *I start walk, I start to walk, I start walking, … want は、to-不定詞を選択する。 • *I want walk, I want to walk, *I want walking, ... will は、原形不定詞を選択する。 • I will walk, *I will to walk, *I will walking, ...
日本語における活用 (代替案) • 音便規則 子音語幹 + {テ, タ, タラ, タリ} 書く: kak-i-ta > ka-i-ta 急ぐ: isog-i-ta > iso-i-da 飲む: nom-i-ta > noN-da 呼ぶ: yob-i-ta > yoN-da 取る: tor-i-ta > tot-ta 買う: kaw-i-ta > kat-ta 立つ: tat-i-ta > tat-ta
日本語における活用 (代替案) 現在形、否定現在形、タ形を選択する表現 • ラシイ, ソウダ, ノダ, … (補助動詞) • hanas-u-rasi-, hanasi-ta-rasi- • hanas-u-sooda, hanasi-ta-sooda • hanas-u-noda, hanasi-ta-noda …
日本語における活用 (代替案) テ形を選択する表現 • -イル, -ヤル, -アゲル, -クレル, … (補助動詞) • hanas-i-te-i-, • hanas-i-te-yar-, • hanas-i-te-age-, • hanas-i-te-kure-, …