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修士研究計画 P2P ネットワークの最適化. kuro. 問題. P2P ネットワークの問題. トランザクションが把握できない 見えない通信・ネットワーク 無駄なトラフィックの生成 ネットワーク・トポロジ 無駄なコピー経路 通信コストが大きな経路. P2P によるトラフィック. インターネットの全トラフィックの 4 ~ 9 割 バックボーンの圧迫 他のアプリケーションと比べて膨大なトラフィック 原因 すべてのトラフィックがインターネット上を流れる 物理トポロジと論理トポロジのミスマッチ P2P ネットワークの管理機能の欠如 冗長な経路、必要のない通信
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修士研究計画P2Pネットワークの最適化 kuro
P2Pネットワークの問題 • トランザクションが把握できない • 見えない通信・ネットワーク • 無駄なトラフィックの生成 • ネットワーク・トポロジ • 無駄なコピー経路 • 通信コストが大きな経路
P2Pによるトラフィック • インターネットの全トラフィックの4~9割 • バックボーンの圧迫 • 他のアプリケーションと比べて膨大なトラフィック • 原因 • すべてのトラフィックがインターネット上を流れる • 物理トポロジと論理トポロジのミスマッチ • P2Pネットワークの管理機能の欠如 • 冗長な経路、必要のない通信 • 通信効率の悪化
ネットワークの最適化の必要性 論理トポロジと物理トポロジの不整合 Internet 2 1 1 2 3 4 3 4
ネットワークの最適化の必要性 • 物理トポロジを考慮しない論理トポロジ • インターネット上のトラフィックが増える • バックボーンへの負荷が増大 • P2Pネットワーク(論理的トポロジ)レベルでの制御・管理が必要 • ネットワークのノードの配置を工夫することで、ノード間の物理トポロジを論理的トポロジに反映 • ネットワークの最適化によりトラフィックが減少
問題点 • トランジットのトラフィック集中 • 複数のAS(インターネット)への影響 • Internet eXchange • Tier 1 Network • トランジットのトラフィックを減らすための要素 • 余分なトラフィックの抑制 • P2Pネットワークの最適化 • 冗長なデータの抑制 • トポロジを考慮しない中継ノードの排除
解決方法 • マルチレイヤモデル • スーパーノードとリーフノードで役割を分ける • 経路の集約 • 例: Skype • P2Pルーティング • 物理トポロジを考慮した論理的トポロジの構築 • 例: Location-Aware Topology Matching[1] • クラスタリング • AS、IX単位などでトラフィックの集約を行う
ネットワークの最適化 • クラスタリング • 物理トポロジを考慮した論理トポロジの構築 • Autonomous System(AS)ごとにクラスタリング • AS内でトラフィックを集約・完結させることが可能 • IXなどのインターネットバックボーンへの負荷が減少 • マルチレイヤモデルの採用 • スーパーノードを設置する • ファイル検索の際のトラフィックを軽減 • ネットワーク全体の管理を可能に
ネットワークを最適化する(1/2) • ノードがネットワークに参加する場合 • 最初にネットワーク全体を把握しているサーバに接続 • サーバがノードの物理トポロジを考慮し、接続先ノードを選択 • ノードがネットワークに参加
ノードがネットワークに参加する場合 Control Server ① Super Node ② AS: XXX3 ③ Node • ネットワーク全体を把握しているサーバに接続 • サーバがノードの物理トポロジを考慮し、接続先ノードを選択 • ノードがネットワークに参加 AS: XXX3
ノードがネットワークに参加する場合 Control Server Super Node Node • ネットワーク全体を把握しているサーバに接続 • サーバがノードの物理トポロジを考慮し、接続先ノードを選択 • ノードがネットワークに参加 AS: XXX3
ネットワークを最適化する(2/2) • ファイル検索を行う場合 • AS内であらかじめスーパーノードを選択 • インターネット全体での検索はスーパーノードへ問い合わせることで完了 • ゲートウェイがネットワークの状態を把握することで、AS内のクエリを集約、トラフィックの増大を防ぐ • ファイルをダウンロードする場合 • 直接接続 • 同一AS内のノードを経由してダウンロード
最適化の流れ • ノードがサーバへ接続する • サーバ側でノードのASを判断 • 例:i123-12-123-123.s12.a123.ap.plala.or.jpsoftbank220030088052.bbtec.net • AS毎にスーパーノードを設定し、そこへ案内 • スーパーノードがAS間通信を中継 • スーパーノードはノード数に応じて増減 • 負荷が分散するようにノードを配置(サーバーの役割)
ネットワークイメージ Control Server Super Node Node AS: XXX1 AS: XXX2 AS: XXX3
ネットワークイメージ Control Server Super Node Network Management Layer File Transfer Layer LeafNode Network
P2P without AS optimization AS1 Edge Network Regional Routers Internet Transit Search & File Transfer Regional Routers Edge Network AS2
P2P with AS optimization AS1 Edge Network Regional Routers Internet Transit Search File Transfer Regional Routers Edge Network AS2 Super Node
P2P specificなissue • ファイル検索 • スーパーノードの配置方法 • データの同期 • 十分なノード数が確保できないAS • ファイル転送 • 一次配布ノードからのデータ転送 • リソースが十分なAS内ノード? • クラスタリング? • 人気のあるファイル?
関連研究 Survey
[1] Location-Aware Topology Matching in P2P Systems • Location aware Topology Matching (LTM) • TTL2-detector flooding • 2ホップ先までのノード情報を保持する • Low productive connection cutting • 冗長な(非効率的)経路を閉じる • Source peer probing • (新しい)経路の調査を行う • より小さいコストの経路を探す • 検索クエリの応答速度を65%高速化 • Gnutella
[2] P2Pサービスにおける物理ネットワーク を考慮した論理的トポロジー構築手法 • トラフィック計測によるパラメータ抽出 • メッセージ到達範囲(TTL) • 同時接続ピア数の効果 • メッセージトラフィックによる影響 • ネットワーク特性を考慮したピア接続手法 • ホップ数 • 共有リンク数 • ピア生存時間 • ピア間の帯域 • ピア間往復伝播遅延
[3] 高速なファイル検索、取得のための障害回復力のあるP2P論理網構築手法 • 直径が小さく、かつ物理網特性を考慮した論理網の構築手法 • BAモデル • 次数分布がパワー則にしたがうネットワーク成長モデル • 優先的選択(Preferential Attachment)に基づく • Location aware Topology Matching (LTM)と同等の性能 • ピアのランダム消失・悪意のあるユーザからの攻撃に対しての障害回復力がある
[4] Brocade: Landmark Routing on Overlay Networks • Landmarkをネットワークの適所に配置 • 階層的なネットワーク構成 • ルーティングテーブルが縮小 最適なルーティングが可能 • 特徴 • Structured P2Pを想定 • 仮想ノード番号を2b進数で表記 • 共有するprefixの桁数が増加する方へメッセージ転送
[5] Brocade: Landmark Routing on Peer to PeerNetworks http://roc.cs.berkeley.edu/retreats/summer_02/slides/hling.pdf