220 likes | 313 Views
JASMINE で探れる銀河系 期待される星の数と confusion limit の評価. (2). 上田誠治 、辻本拓司 (1)総合研究大学院大学 D1 (2)国立天文台. (1). 星の数を評価することの意義. band の種類、限界等級によって どの程度の星が観測できるかを知る → JASMINE の仕様の目安 ( 他の観測等も) 星のスペクトルタイプごとの個数を評価することより、得られるサイエンスを知る. 銀河系モデル. 銀河系モデルとして、 Cohen のモデルを採用
E N D
JASMINEで探れる銀河系期待される星の数とconfusion limitの評価 (2) 上田誠治 、辻本拓司 (1)総合研究大学院大学 D1 (2)国立天文台 (1)
星の数を評価することの意義 • bandの種類、限界等級によって どの程度の星が観測できるかを知る →JASMINEの仕様の目安 (他の観測等も) • 星のスペクトルタイプごとの個数を評価することより、得られるサイエンスを知る
銀河系モデル • 銀河系モデルとして、 Cohenのモデルを採用 Wainscoat et al.(1992,ApJS 83,111) Cohen(1994,AJ, 107,582) • 観測事実に最も合うように作られた • dustによる吸収の見積もりには、 COBEのDIRBEのデータを取り入れる
Cohenの銀河系モデル • 銀河系成分として disk,bulge,halo,spiral arm, molecular ring • それぞれの成分をモデル化 • 全体の個数密度はそれぞれの成分の合計 • 星のスペクトルタイプは87種
Cohenの銀河系モデル銀河系成分 • 例えばdiskはexponential diskを仮定 r0:銀河中心までの距離=8.5kpc fD(s):スペクトル型Sの各成分の規格関数 h:the radial scale length=3.5kpc hz(s):スペクトル型Sのscale height
吸収の効果 dustの分布をexponentialと仮定しDIRBE/IRAS dust mapの結果( http://astron.berkeley.edu/dust/ ) を使った 距離r、r+δr間の吸収δAλは Aλ0:太陽近傍での吸収値 hda:ダストの radial scale length=3.5kpc hza:ダストの scale height=0.1kpc 各(l、b)におけるAλ0の値を下式から決定する
10μasを目指して • GAIAではV band 15等級 • JASMINEでは現在K band 12等級と z band 15.5等級を検討中 • 10μasの位置決定精度を出すための band と等級を評価
JASMINEで検討されているbandでの比較1 銀河中心方向
JASMINEで検討されているbandでの比較2 Anti center
中心付近でz<15.5での様子 d<9kpc
中心付近K<12での様子 d<9kpc
Confusion limit の評価 • Confusion limit とは アストロメトリの対象となる星の近傍に、暗い星が混入することでアストロメトリの精度に等級の制限がつくこと • 銀河中心方向は非常に星の数が多くconfusion limitの評価が必要
Confusion limit • アストロメトリの対象である星の立体角をΩAとするΩAを満たす暗い星の積分フラックス ΩAの中の積分フラックスの揺らぎの分散は
Confusion limit2 • アストロメトリの対象である星のフラックスをSAとするとconfusionが効かない (光子統計のみで決定精度が決まる) ためには、 NAは光子数 を満たさなければならない
Confusion limit for K band 14 最大で14等級
Confusion limit まとめ • 銀河中心付近のconfusion limitが心配される 領域についてconfusion limit を評価した • K band , z band ともにJASMINEが予定している仕様では問題ない事がわかった
全体のまとめ • どの方向でも、V band より K band ,z band のほうが有利 特に銀河中心方向、遠距離では圧倒的である • K bandで有利である古い星の数も z<15.5ではK<12と同程度得られ、 totalの星の数は2倍くらい得られる • Confusion limit は問題にならない