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全天 X 線監視装置( MAXI )

2002.11 、高宇連第3回研究会 ( 理研 ). 全天 X 線監視装置( MAXI ). 三原建弘 , 根来均 , 小浜光洋 , 桜井郁也 , 中島基樹 , 牧島一夫 (理研) 、 松岡勝 , 上野史郎 , 冨田洋 , 磯部直樹( NASDA )、 河合誠之 , 片岡淳(東工大理)、 吉田篤正(青学理工)、 常深博 , 宮田恵美(阪大理). MAXI とは. 国際宇宙ステーション JEM、MAXI. 1997 年 4 月 、 MAXI 採択 1998 年~   X 線検出器の開発 2001 年 8 月、基本設計審査 PDR 終了

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全天 X 線監視装置( MAXI )

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Presentation Transcript


  1. 2002.11、高宇連第3回研究会(理研) 全天X線監視装置(MAXI) 三原建弘,根来均,小浜光洋,桜井郁也,中島基樹,牧島一夫(理研)、 松岡勝,上野史郎,冨田洋,磯部直樹(NASDA)、 河合誠之,片岡淳(東工大理)、 吉田篤正(青学理工)、 常深博,宮田恵美(阪大理)

  2. MAXIとは

  3. 国際宇宙ステーションJEM、MAXI 1997年4月、MAXI 採択 1998年~  X線検出器の開発 2001年8月、基本設計審査 PDR終了 2002年8月、熱構造モデル 2003年8月、詳細設計審査 CDRを予定。 2004-5年 フライトモデル製作 2006年  総合試験 2007/8年 H2-A+HTV試験機/実用         機により 打ち上げ予定 MAXI

  4. Gas Slit Cameras (GSC) 位置検出型比例計数管12台 検出器面積 ~5300 cm2 エネルギー帯2-30 keV MAXI GSCエレキ Solid-state Slit Cameras (SSC) CCD32枚 検出器面積200 cm2 エネルギー帯0.5-10 keV 0.8 x 1.0 x 1.85 m, 500kg

  5. 358 mm GSC DP: データ処理部 EM02カウンタ

  6. SSC ΔE ~ 145 eV @ 6 keV Hamamatsu Photonics CCD

  7. RXTE ASM MAXI 1orbit MAXI 1day 検出限界1日積分 3 mCrab (2-10keV, GSC) 6 mCrab (0.5-2keV, SSC) 高感度

  8. MAXIの現状

  9. サイズ、質量が実機と同じ。 MLIや取り付け部分の材質などの 熱環境を実機と同じにしたモデル。 ・設計の確認 MAXI全体として成立している。 各部品の取り付け方法・順序。 機器間の機械的干渉がない。 ・音響試験 ・熱真空試験 全体を熱真空槽に入れ、 MAXI内各所の平衡温度を調べる。 ループヒートパイプが正しく働くか? 現状の設計で宇宙使用に耐えるかどうかの 試験。この結果を持ってCDRに臨む。 熱構造モデル(TMM)

  10. 音響試験(2002.8.28) 目的: 熱構造モデルを 音響試験し、 1. 放熱板や、コリメータや、  比例計数管のBe膜といった 面積の大きい部品が  ロケットの音響に耐えるか? 2.MAXI内の各場所(38点)  で誘起される振動レベル  ( XYZの3方向)を測定し、  各部品の試験レベルを決定。

  11. 音響試験の結果 • 全て正常。 • GSCカウンタの動作正常。(Be膜は無事) • コリメータ、放熱板の目視検査は異常なし。 • 放熱板の白色ペイントと思われる1mm程度の破片が3個落ちていた。 • 振動レベルは予想より下がった。 • GSCカウンタの振動レベルは  QTで17.4Grmsが  10.5Grmsに低減された。

  12. コリメータの試作と試験 GSC用コリメータ 燐青銅 約 3mm 間隔 1.5°FWHM 相当

  13.  宇宙の粒子加速 と MAXI

  14. MAXIで • 常時モニタ • X線データ •  (光度曲線とスペクトルのベキ)の提供 • → 多波長スペクトル • アラート • 突発フレアの検出 • → 詳細観測の喚起 加速場所 • ジェット • Blazar • マイクロQSO • γ線バースト • SNR、パルサー

  15. Mkn421 光度曲線 • MAXIはRXTE-ASMの20倍の感度で連続的なX線強度変動を追える。 • 右図はRXTE-ASMの誤差バーを1/20にしただけのものだが、RXTEに比べ細かい変動が追えることが分かる。 • 大フレアは自動検出しアラートを発する。

  16. Mkn421 多波長スペクトル MAXIはX線のデータ点(強度とベキ)を与える。

  17. まとめ • MAXIの紹介、MAXIの現状を概観した。 • 熱構造モデルによる音響試験、熱真空試験は無事終了した。 • 粒子加速とMAXIについては、 • MAXI(X線の連続観測)単独で、陽子加速か陽電子加速かを決定することができるとは思われない。 • アラートによる注意喚起 と 多波長スペクトルや光度曲線におけるX線データの供給が、 MAXIが貢献できる点である。

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