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2010 年 3 月期 中間決算説明会. アルコニックス株式会社. 東証 2 部 3036. 中間決算ハイライト( 10/3 期). 総括. ■上期においては、非鉄市況のピークアウト及び景気減速の影響から、非鉄需要の拡大 ペースが鈍化したが、前年同期水準の売上、及び経常利益を確保 ■下期に入り、自動車、家電をはじめ主要非鉄需要業界における大規模な減産・在庫 調整の影響により荷動きが停滞したことと市況下落により、売上、利益共に前年度より 大きく下落 ■下期に上場投資有価証券の評価損/売却損を特別損失に計上
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2010年3月期 中間決算説明会 アルコニックス株式会社 東証2部 3036
中間決算ハイライト(10/3期) 総括 ■上期においては、非鉄市況のピークアウト及び景気減速の影響から、非鉄需要の拡大 ペースが鈍化したが、前年同期水準の売上、及び経常利益を確保 ■下期に入り、自動車、家電をはじめ主要非鉄需要業界における大規模な減産・在庫 調整の影響により荷動きが停滞したことと市況下落により、売上、利益共に前年度より 大きく下落 ■下期に上場投資有価証券の評価損/売却損を特別損失に計上 ■総資産の減少及び純資産の増加により、自己資本比率が前連結会計年度の13.0% から18.2%にアップ
中間決算ハイライト(10/3期) トピックス ■関西地区における有力伸銅品問屋である林金属株式会社の株式取得を2009年4月に実施。 連結子会社化 ■新基幹システムが昨年10月1日より本格稼動。業務の効率化と、内部統制の強化が目的 ※2009年10月31日現在
P/L(10/3期中間) 世界的な景気減速による需要低迷のため売上、利益共に減少 ■自動車、家電を中心とする大規模な減産、在庫調整の影響を受けた需要急減により 減収・減益 ■株式市場の下落に伴い、投資有価証券評価損・売却損を計上 売上総利益 大幅減少 減収に伴う減益に加え、棚卸資産の簿価切下げによる売上原価アップ(在庫評価損232百万円) (単位:百万円) 販管費 微増 人件費・物件費の費消は前年比減少したが、基幹システム導入に伴う減価償却費が増加 営業外収支 改善 円高に伴う外貨建取引の為替差益及び借入金返済に伴う支払利息減少により改善 特別損益 貸倒引当金戻入益、投資有価証券売却益等の特別利益(102百万円)を計上する一方、投資有価証券評価損等、多額の特別損失(△1,116百万円)を計上
P/L事業部門別(売上・営業利益) 電子・機能材は引続きトップ。非鉄原料は増益を確保 ■全ての事業セグメントで減収を余儀なくされ、非鉄原料は増益を確保したものの、 他セグメント は減益 ■電子・機能材が引き続き売上・収益面で高いシェア (単位:百万円) (注)消去または全社 08/34百万円 09/313百万円
事業部門別売上・営業利益 (単位:百万円)
B/S(10/3期中間) 貸借対照表 (2009年3月31日現在) 取引減に伴う回収・支払サイト の短縮化による減少 取扱い減に伴う減少 投資有価証券の減少及び 基幹システム(ソフトウェア)の 増加 借入金返済及び1年以内期日 到来分の流動負債への振替 ■自己資本比率 2008年3月末 13.0% 2009年3月末 18.2%
事業部門別売上・営業利益 (単位:百万円)
キャッシュフロー(10/3期中間) 営業CFの黒字化を達成 ■営業CF:運転資本の大幅減少(営業債権・たな卸資産の減少>営業債務の減少) ■投資CF:基幹システム導入・投資有価証券の取得による支出及び投資有価証券売却による収入 ■財務CF:借入金返済・社債償還及び配当金支払 (単位:百万円)
10/3期 通期 予想PL ■当社グループの主要需要先である自動車、家電、IT関連業界における在庫・生産調整は完了 し、回復が予想されるものの、需要レベルは極めて低水準で推移すると予想 ■当期利益は有価証券の評価損/売却損という一時的な損失がなくなるため大幅は増益
事業部門別売上・営業利益(通期予想) ■売上、利益共に電子・機能材の落ち込みが大きい ■林金属買収効果により軽金属・銅製品が、売上、利益共にトップに返り咲く
業績推移(予想) 単位:百万円 (売上)
2010年3月期~2012年3月期 中期経営計画 環境の変化に迅速に対応し、よりスピーディーな意思決定をはかるため、 期間を3年とする1年毎更新のローリング方式を採用
中期経営計画(2010年度~2012年度) 全体戦略から展開する5つのアクションプランを実行し。企業価値向上に努めます 基本理念 アルコニックスグループは、 非鉄金属の取引を通じて新たな価値を創造し、社会の発展に貢献します。 経営理念 ●法令・企実倫理を遵守し、公明正大かつ透明性の高い経営を行い、誠実で信頼されるグループへ成長します。 ●株主、取引先、従業員、地域社会との良好な関係を維持し、「良き企業市民」としての責務を果たします。 ●「新たな素材へ」「新たな市場へj「新たなサービスへ」「新たな分野へ」をモットーに挑戦します。 ●高い専門性を持つ人材の育成を図り、活力溢れ、洗練されたグループを目指します。 全体戦略(経営方針) 業容多様化のため川上、川中、川下等のM&Aの推進、及び新規事業投資案件の発掘・推進に努めます。 1 アルコニックスグループの商いの基盤をなすアルミ・銅取引の維持・拡大につとめます。 2 成長著しいレアメタル及び電子.機能材分野の更なる強化を図ります。 3 環境問題に対応したリサイクル分野の強化を図ります。 4 海外店ネットワークをさらに充実させ、顧客のニーズに応えると共に、地場取引や三国間取引を増やすべく商社機能を発揮します。 5 アクションプラン 営業収益力の 強化 1 投資案件の 推進 2 財務体質の 強化 3 人的資源の 強化 4 インフラ整備 及び内部統制の充実・強化 5 「利益目標」 2009年度見通しからのV字回復を目指しますが、当計画期間における世界経済の回復見通しが極めて不透明且つ流動的である事から、本年度は計画2年目及び3年目における具体的な計画数値は設定しません。 「経営指標」利益の拡大により売上高経常利益率及び自己資本比率の改善に取り組みますが、上記理由により具体的な計画数値は設定しません。
事業拡大の施策 事業拡大 事業の枠を超えた取組み 業容拡大 多様化 営業収益力の強化 投資案件の推進 M&A 事業投資 【川上】部品加工、商品開発 【川中、川下】同業者/問屋 成長著しい 地域 海外強化:海外店ネットワーク 海外現地法人の設立、三国間/地場取引の拡大 事業分野 非鉄原料 電子機能材 軽金属・銅製品 • 環境問題に対応したリサイクル分野の強化 (中国における自動車、家電のサイクル事業等) • 非鉄原料にとどまらないリサイクル事業 • マグネシウム、金属珪素等の資源確保 • 成長著しいレアメタル及び電子材料分野の強化 • 環境関連ビジネスの拡大 • レアメタル・レアアースの資源確保 • 軽量化に向けた自動車向けアル • ミ製品の拡大 • 部品加工・製品開発分野の業容拡大 • 日本メーカーとの海外合弁事業推進
中期経営計画 アクションプラン 営業収益力の強化 1 電子・機能材部門の強化 結晶材料、金属粉末、液晶や電池材料、半導体周辺素材、機能材など 当社の特長:貿易比率が高い、中国との交易が多い その素材であるレアメタル、レアアース ⇒ IT、自動車 環境関連 海外ネットワークの強化 資源のリサイクルは重要な課題。 (特にレアメタル) 太陽光発電には金属珪素が大量に使用される。 華南地区に店を開設 合弁会社を起点とする中国における地場取引、三国間、輸入取引を拡大 原子力発電にはチタンが大量に使用される。 自動車の軽量化、ハイブリッド化、エコカー(燃料電池車)にはアルミ、磁性材、銅材が欠かせない。
中期経営計画 アクションプラン 投資事業の発掘 2 合弁事業の設立 新たな流通を生み出し、収益力を強化 資源ナショナリズムに 対処した資源確保 アルミ・銅 ① ② 海外 成長産業 日本 飽和状態 経済環境は厳しいが、非鉄金属を取り巻く環境は将来性があると考える. • BR ICSなどのエマージング市場が拡大 • 【需要予測】アルミ4000万トン⇒6000万トン(2020年) • 銅1600万トン ⇒2600万トン(2016年) • 非鉄金属の優位性(耐熱、耐食、磁性、蛍光性、高硬度性、軽量などの特性) アルミ、銅⇒軽量、導電性 • IT産業、自動車産業の伸張 • 環境問題⇒ハイブリッド、エコカー、太陽光発電、原子力) リサイクル事業 ③ 海外展開 輸入、三国間、海外移転などでの展開を図り商権拡大 提案型 オルガナイザー 機能 チャンス レアメタルのリサイクル ニッチや加工分野での展開 可能性
中期経営計画 アクションプラン M&Aの推進 3 過去に5個のM&A 当社の総合力強化 積極的に推進 引き続き 対象 全事業分野 川上・川中・川下を問わず 跡継ぎがいない 人材が不足 M&A 事業拡大 最良の方策
伝統ビジネス:軽金属・銅製品 自動車向けアルミニウムの拡販 当社取扱品(例) 市況は高水準維持 市場 アルミコイル 国内 “成熟傾向” 海外 “急成長(中国)” 自動車産業の軽量化ニーズ拡大 自動車用アルミ関連製品拡大 戦略 鋳鍛造品 ダイカスト品 金型 最終製品(例) 三国間・輸入取引拡大 自動車(ボディ) プロフェッショナルな人材力 商社機能 合弁会社設立(日本メーカー海外進出先) 新たな商流 取扱い増大
伝統的ビジネス:非鉄金属部品事業 試作品を提供中 • 「金属部品製造」という川上領域への参画を通じて、商流を作り出すというビジネスモデル • 2008年6月・・・・ 製造会社を設立 • 7月・・・・ 試作品の生産開始 • 現在・・・・・・・・ 内外の日本企業及び中国企業が試作品を評価中 2007年11月設立 (55.0%) 恒基日富有限公司(NICHIFU-HANGJI CO., LTD.)販売 廣東恒基金属制品実業有限公司:製造 (35.0%) 富士根産業:技術 (100%) 2008年6月設立 (10.0%) 当社:販売(中国国内および輸出) 恒基日富(佛山)金属精密制造有限公司 (Nichifu-Hangji(Foshan)Metal Precision Products Co., Ltd. ) ◆非鉄金属部品の主な取扱品 • 熱交換器・配管などの自動車用部品、エアコン・冷蔵庫などの電気製品用部品の製造 アルミ製品 銅・黄銅製品 精密加工品
高成長ビジネス:電子・機能材 成長著しい6つのドメインに注力 年率 10%成長 レアメタル レアアース 市場 レアメタル IT産業の主要“ビタミン剤” “必須アミノ酸” 金属粉末 “資源ナショナリズム”の台頭 急先鋒 戦略 ラインアップの拡充 (原料から材料・製品まで) 結晶材料 専門子会社 供給ソース、販売先のグローバル化 レアメタル レアアース 電池用材料 世界的需要拡大を 取り込む 原料 ・液晶・LED・半導体 ・磁石・光学器械 金属粉末 ・自動車部品・機械部品 ・コンデンサー 結晶材料 半導体周辺材料 ・LED・レーザー 材料 電池用材料 ・二次電池・太陽電池 ・燃料電池 成長分野 半導体周辺材料 高機能材 (チタン、ニッケル等) ・半導体 レアメタル レアアース 金属粉末 高機能材 (チタン、ニッケル等) 結晶材料 電池用材料 ・航空機・化学プラント 半導体周辺材料 高機能材 (チタン、ニッケル等) (過去) (現在) (数年後)
高成長ビジネス:非鉄原料 非鉄原料のリサイクル市場が拡大へ リサイクルビジネスのモデル 市場 リサイクル市場拡大 非鉄スクラップ 自動車、家電 スクラップ原料 再生アルミ拡大市場 国内⇒国内、海外⇒国内 廃家電・廃自動車 処理会社 アルミ再生塊 メーカー 中国リサイクル市場拡大 廃家電・廃自動車 再生地金 非鉄金属原料にとどまらない リサイクル事業を構築。 戦略 日本及び中国を核とした、廃家電・ 廃自動車のリサイクルモデルを構築。 アルミダイカスト製品 中国でのリサイクル事業への参画 家電・自動車 メーカー ダイカスト メーカー
マグネシウム地金事業 2008年5月より輸入開始 ◆マグネ地金工場(太原金威マグネ業有限公司) • 2007年11月に世界最大級のマグネシウム生産会社と合弁会社を設立 • 主としてアルミ合金向けのマグネシウムを製造する。 • 08年3月・・・・工場完成 • 08年5月・・・・当社が合弁会社より 輸入を開始 • マグネ地金の生産能力 ・・・・・・・年産6,000トン (51.0%) 太原易威マグネシウム有限公司 :製造 2007年11月設立 太原金威マグネ業有限公司(Taiyuan Jinwei Magnesium Co.,Ltd.) 神戸製鋼所 古河スカイ 住友軽金属工業 マグネシウムの取引における顧客 (39.2%) • マグネシウム地金の製造及び販売 (9.8%) 当社:販売
SWOT分析 好影響 悪影響 内部環境 • キャリア豊富な人材を抱える • M&Aの成功体験 • 強固な海外ネットワークを持つ • 電子材料向けのレアメタル・レアアースでトップクラスの実績 • 需要と供給を結ぶ強力なオルガナイザー機能 • アルミ、銅関連における国内市場は成熟している • 伝統商材の収益性が低い 強み 弱み 外部環境 • 海外自動車関連向けアルミ製品の需要が増大 • 電子・機能材料分野での自動車・家電・IT需要が増大 • 環境対応の非鉄需要、リサイクル需要の高まり 機会 • 中国、ロシア等において資源ナショナリズムが台頭している • 国内メーカー寡占化によるビジネス機会減少 • 景気悪化による需要減退(短期) • ⇒しかし中期的にはリカバーする 脅威
強み 1 キャリア豊富な人材を抱える ・日商岩井からの・・・ ・30年余りに及ぶ・・・・ 2 M&Aの成功体験 ・5件のM&A、25社の投資先(MBO後8社の合弁会社設立含む) ・広範な事業投資先を持つ(戦略に基づく事業領域拡大) 3 強固な海外ネットワークを持つ ・海外8法人 11ヶ所 ・自社の海外子会社ならびにその他の関係会社である総合商社・双日株式会社 への委託海外店によって形成 【参照】強固な海外ネットワーク P A5 4 電子材料向けのレアメタルでトップクラスの実績 【シェア】日本輸入数量の金属チタンは5割強、ニッケル粉末は6割強、 タングステン化合物は2割、チタン展伸材は輸出の2割弱 5 需要と供給を結ぶ強力なオルガナイザー機能 ・アルコニックスグループは、川上から最終メーカーまですべてをカバーする非鉄金属の専門商社 【参照】当社のビジネスフィールド P A9
市場における地位(レアメタル) 電子材料向けのレアメタルでトップクラスの実績 5割 2割 6割 2割 チタン 展伸材 ニッケル粉末 金属チタン タングステン 化合物 日本総輸入数量シェア 全社営業利益 の60%はここから 電子・機能材 日本総輸出数量シェア
レアメタルトップクラスの理由 電子材料向けのレアメタルでトップクラスの実績 5割 2割 2割 6割 金属チタン タングステン 化合物 チタン 展伸材 ニッケル粉末 大手総合商社時代から構築された グローバルネットワーク力と近年のM&A戦略 信頼 人 技術 1877年 MBO 前身 鈴木商店 独立
業績への最大影響要因 各メーカーの生産量回復がカギ 最終製品 非鉄金属 メーカーの 生産量回復 非鉄金属 需要 最終需要家 アルミニウム 自動車メーカー ニッケル モリブデン バイクメーカー 増加 レアアース メーカー生産量 インジウム 航空機メーカー チタン 亜鉛 エレクトロニクスメーカー アンチモン タングステン 銅 家電メーカー 非鉄金属の 専門商社 2007 2008 将来
Material Value Explorer 非鉄金属の エキスパート www.alconix.com お問い合わせ先:03-5575-2700 嶋田 知朗 (総務・人事部) 本資料は当社をご理解いただくために作成されたもので、当社への投資勧誘を目的としておりません。本資料を作成するに当たっては正確性を期すために慎重に 行っておりますが、完全性を保証するものではありません。本資料中の情報によって生じた障害や損害については、当社は一切責任を負いません。本資料中の業 績予想ならびに将来予測は、本資料作成時点で入手可能な情報に基づき当社が判断したものであり、潜在的なリスクや不確実性が含まれております。そのため、 事業環境の変化等の様々な要因により、実際の業績は言及または記述されている将来見通しとは異なる結果となることがあることをご承知おきください。