250 likes | 386 Views
共生型新星 PU Vul の 複合的な光度曲線モデル. 加藤 万里子 (慶応大) 共同研究者: 蜂巣泉、 A.Cassatella R. Gonzalez-Riestra, J. Mikolajewska. 共生星 (白色矮星+赤色巨星). 赤色巨星. 白色矮星. cool wind. hot wind. 共生星 (たいへん複雑な連星系). ガスの衝突 X線. 赤色巨星. 白色矮星. 可視光 紫外線 軟X線. 可視光. 赤外線. cool wind. 可視光 紫外線. hot wind. それぞれの寄与を求めるのは 難しい.
E N D
共生型新星 PU Vul の複合的な光度曲線モデル 加藤 万里子 (慶応大) 共同研究者: 蜂巣泉、A.Cassatella R. Gonzalez-Riestra, J. Mikolajewska
共生星 (白色矮星+赤色巨星) 赤色巨星 白色矮星 cool wind hot wind
共生星 (たいへん複雑な連星系) ガスの衝突 X線 赤色巨星 白色矮星 可視光 紫外線 軟X線 可視光 赤外線 cool wind 可視光 紫外線 hot wind それぞれの寄与を求めるのは 難しい
eclipse UV PU Vul (1979) 特異な光度曲線:flat peak 軌道周期 13.4 年
]] ピークが平らな理由:白色矮星が軽いと新星風が起こらない 普通の新星 とがったピーク 平らなピーク 質量放出が起こらない (no optically thick winds) はげしい質量放出のため、すぐ減光
スペクトル: 初期 1986 Kanemitsu et al. (1991) 5000 4000 4500
スペクトル: 中期 1988 Kanemitsu et al. (1991) 4000 4500 5000
新星爆発の光度曲線を計算する 新星風が起こるとき: • quasi-evolution: sequence of steady-state solutions • Solve equations of motion, continuity, diffusion, energy conservation 新星風が起こらないとき: • quasi-evolution: sequence of static solutions • equations of hydrostatic-balance, continuity, diffusion, energy conservation
photosphere 軽い白色矮星:新星風が起こる場合と起こらない場合がある: 0.6 Moでは両方の 解が共存する wind の加速機構は radiation-pressure gradient density-gradient が 加速を打ち消す
optical UV 1455 A PU Vul の光度曲線 • 静水圧平衡解の系列 • 可視光とUVの光度曲線 y-magがないので UVをたよりにする
ベストフィットカーブを求める:UVの光度曲線に合う理論曲線ベストフィットカーブを求める:UVの光度曲線に合う理論曲線 パラメタの決定 • 白色矮星の質量 ~ 0.6 Mo • 質量放出率(optically thin-wind) several x E-7 Mo/yr • 元素組成にも少し依る Kato et al. 2011, ApJ,
温度と半径の時間変化 0.6 Mo WD
HR図 白色矮星の質量は ~0.6Mo 点線は0.5 Mo なので MWD > 0.5 Mo
optical UV 1455 A eclipseの光度曲線モデルをつくる 1回目 2回目 3回目? 軌道周期 13.4 年 WD の光度曲線は固定 MWD =0.6 Mo X=0.7 Z=0.01
赤色巨星 cool wind PU Vul; 1979年 白色矮星が新星爆発を起こした 白色矮星 白色矮星 hot wind
赤色巨星 cool wind 白色矮星が明るく、半径が大きい 白色矮星 脈動
eclipse 1980年 (1回目) の eclipse • total eclipse • 底はRG の振動 仮定:Lで 75%振動 Rは逆相関で7% • RRG/a = 0.246 RWD/a = 0.07
赤色巨星 cool wind 白色矮星:高温になりV等級が下がる半径が小さくなる 白色矮星 脈動
eclipse 1994 年 (2回目)の eclipse • WD は total eclipse • 半径が小さくなった
白色矮星の半径が小さくなることが食で確かめられた白色矮星の半径が小さくなることが食で確かめられた 1回目:90 Ro 2回目:< 1 Ro 新星爆発では初めて 20
1994 年 (2回目)の eclipse 底は RG + nebulae RGは振動 (Lで 65%) nebula 成分の35%は隠される RRG/a = 0.22 1回目は 0.246 RGの半径も縮んだ 320 Ro→ 290 Ro
赤色巨星の半径 脈動周期P=218 d • mbol=-3logP+21.5 • → Mbol=-4.05 3300 Lo • スペクトル型 M5 →Teff=3200 K • Rrg=187 Ro 赤色巨星 TiO 食から求めた半径 335 Ro →300 Ro 振幅が小さくなったので V半径も小さくなった cool wind
光度曲線 (複合モデル)共生星: WD + RG + nebula 2つ
白色矮星 最近の増光 Shugarov et al (2012)
距離を求める • V等級の平らな部分 理論値と観測値の比較 • UV光度曲線のピーク値 理論値と観測値の比較 • 赤色巨星のK等級より 脈動周期から出したK等級と観測値