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パターン認識特論 担当:和田 俊和 部屋 A513 Email twada@ieee.org. 主成分分析 http://vrl.sys.wakayama-u.ac.jp/PRA/. 主成分分析1 (正規直交基底をデータから求める). 特徴ベクトルの各要素の分散を最大化する。. μ. この値を という条件の下で最大化する.. 主成分分析2. 特徴ベクトルの各要素の分散. 知識:ベクトルの操作に関する公式. 内積. 転置. 微分. 主成分分析3 ラグランジェの未定係数法.
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パターン認識特論担当:和田 俊和 部屋 A513 Emailtwada@ieee.org 主成分分析 http://vrl.sys.wakayama-u.ac.jp/PRA/
主成分分析1(正規直交基底をデータから求める)主成分分析1(正規直交基底をデータから求める) • 特徴ベクトルの各要素の分散を最大化する。 μ
この値を という条件の下で最大化する. 主成分分析2 • 特徴ベクトルの各要素の分散
知識:ベクトルの操作に関する公式 内積 転置 微分
主成分分析3ラグランジェの未定係数法 この式を最大化するのが解. ⇒ と で微分し,それらを0と置く 固有値問題になる
固有値問題の例 • 線形変換 • を起点として終点を とするベクトルを描 く. • 右図に固有ベクトルの方向を書き加えると,
知識:固有値問題の解き方 固有方程式 特性方程式 各固有値が求められれば,それに対応する固有ベクトルが求められる.
実例 • x1= (2,4,3)T, x2= (2,2,4)T, x3= (1,1,2)T, x4= (3,1,3)T ←これが,共分散行列
計算結果 • 特性方程式 • 固有値 (本当の固有 値はこれを4 で割る) • 固有ベクトル:次ページ
Octaveを使えば,簡単に計算できる.http://www.octave.org/Octaveを使えば,簡単に計算できる.http://www.octave.org/ lambda = 0.89722 0.00000 0.00000 0.00000 2.85363 0.00000 0.00000 0.00000 6.24914 octave:3> v*lambda*v' ans = 2.0000e+00 -4.1975e-16 1.0000e+00 -4.8881e-16 6.0000e+00 1.0000e+00 1.0000e+00 1.0000e+00 2.0000e+00 octave:4> octave:1> sigma=[2,0,1;0,6,1;1,1,2] sigma = 2 0 1 0 6 1 1 1 2 octave:2> [v,lambda]=eig(sigma) v = -0.664776 0.744880 0.056802 -0.143667 -0.202092 0.968772 0.733098 0.635855 0.241360
μ 主成分分析 • 共分散行列Σの性質 分散, 共分散 対称行列なので次式による 対角化が 可能
主成分分析 • 共分散行列Σの分解 • 行列式 • トレース(行列の対角要素の和)
直交行列 正規直交基底を並べてできる行列は直交行列 VとVTは回転を表している:
対角行列 対角行列は各軸ごとの伸縮を表している
主成分分析によって何が分かるか • 分散の大きくなる軸の向き • その軸方向の偏差 分散 • 共分散行列のランクがrである場合、次式が成り立つ
Karhunen-Loeve 展開 • r未満の数qに対する直交展開 を計算する際に誤差||x-x’||を最小化する基底 • 自己相関行列 に対する固有値問題になる.
次回以降の講義 • 識別(統計的手法、判別分析、線形識別関数とニューラルネットワーク、最近傍識別) • クラスタリング(K-means、 EMアルゴリズム) • より進んだ識別手法:SVM、BOOSTINGなど