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大腸鋸歯状病変における粘液形質発現と BRAF, KRAS, PIK3CA 変異の臨床病理学的意義

大腸鋸歯状病変における粘液形質発現と BRAF, KRAS, PIK3CA 変異の臨床病理学的意義. 『 研究対象者の方へ 』 当研究は形態機能病理学教室において 1993 年から 2009 年まで大腸鋸歯状病変と診断された方から採取させて頂いた標本を対象に研究させていただきます。対象となることを希望されない場合は、下記連絡先まで連絡をお願いいたします。. 【はじめに】  大腸に高頻度に発生するポリープは腺腫と過形成ポリープに大別されます。サイズの増大とともに癌化のリスクが高まる前者に対して,後者は,従来癌化することのない病変と考えられていました。

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大腸鋸歯状病変における粘液形質発現と BRAF, KRAS, PIK3CA 変異の臨床病理学的意義

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  1. 大腸鋸歯状病変における粘液形質発現とBRAF, KRAS, PIK3CA変異の臨床病理学的意義 『研究対象者の方へ』 当研究は形態機能病理学教室において1993年から2009年まで大腸鋸歯状病変と診断された方から採取させて頂いた標本を対象に研究させていただきます。対象となることを希望されない場合は、下記連絡先まで連絡をお願いいたします。 【はじめに】  大腸に高頻度に発生するポリープは腺腫と過形成ポリープに大別されます。サイズの増大とともに癌化のリスクが高まる前者に対して,後者は,従来癌化することのない病変と考えられていました。 病理学的には鋸歯状構造を有した異型のないポリープが過形成ポリープ(図1)に相当しますが,近年それらの一部が鋸歯状腺腫(図2),sessile serrated adenoma/ polyp (SSA/P)(図3)といった病変に変化し,通常とは異なった経路で癌化する可能性が明らかになってきました。そこで,それらは一括して「鋸歯状病変」と呼ばれ,新たな発癌経路の前駆病変として注目されています。 図1.過形成ポリープ 【研究内容】  九州大学形態機能病理学教室において診断された大腸鋸歯状病変を 再分類し、粘液形質発現との関連,遺伝子変異との関連,および従来の発癌経路(管状腺腫からの癌化)との相違点を検討します。 【研究期間】  承認日から2011年3月31日まで。 【医学上の貢献】  この研究により、鋸歯状病変の臨床病理学的特徴,粘液形質発現,遺伝子変異の差異が明らかになれば,発癌のリスクのある鋸歯状病変を鑑別するうえで有用な診断手法の一助となり、医学上の貢献はあるものと考えます。 【患者さんの個人情報の管理について】  個人情報は連結不可能匿名化の上で取り扱われるため,本研究の実施過程及びその結果の公表(学会や論文等)の際には、患者さんを特定できる情報は一切含まれません。 【研究機関】  九州大学大学院 形態機能病理               准教授  小田 義直 (責任者)              助教   平橋 美奈子              大学院生 藤田 恒平  連絡先:〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1 Tel 092-642-6061          担当者 藤田 恒平 図2.鋸歯状腺腫 図3.Sessile serrated adenoma/ polyp

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