280 likes | 420 Views
構造情報に基づく特徴量を用いた グラフマッチングによる物体識別 情報工学科 藤吉研究室 EP02086 永橋知行. 背景. 不確定要素に不変な特徴量 物体形状を用いた特徴量 テクスチャ情報を用いた特徴量 時間軸情報を用いた特徴量. 屋外環境における移動体識別 照明条件の変化 物体の見え方の変化. → 検出領域全体から得られる大局的な特徴量. 目的. 物体構造に基づく特徴量の提案 物体を構成する各構造ごとの特徴量の抽出 グラフマッチングによる識別 構造間の情報を考慮したマッチング. 手順. Step1. 物体領域への混合正規分布の当てはめ
E N D
構造情報に基づく特徴量を用いた グラフマッチングによる物体識別 情報工学科 藤吉研究室 EP02086 永橋知行
背景 • 不確定要素に不変な特徴量 • 物体形状を用いた特徴量 • テクスチャ情報を用いた特徴量 • 時間軸情報を用いた特徴量 • 屋外環境における移動体識別 • 照明条件の変化 • 物体の見え方の変化 → 検出領域全体から得られる大局的な特徴量
目的 • 物体構造に基づく特徴量の提案 • 物体を構成する各構造ごとの特徴量の抽出 • グラフマッチングによる識別 • 構造間の情報を考慮したマッチング
手順 Step1. 物体領域への混合正規分布の当てはめ Step2. ピクセルのクラスタリング Step3. 物体構造モデルからの特徴量抽出 Step4. グラフの作成 Step5. グラフマッチングによる識別
混合正規分布 • 混合正規分布モデル • 複数の正規分布の重み付き線形結合で表した確率分布モデル
混合正規分布による物体構造の表現法 • 物体画像の座標 と輝度 の3次元に対し混合正規分布を当てはめ • 混合正規分布を画像平面 へ投影し,物体構造モデルを作成 • DAEMアルゴリズムにより混合正規分布パラメータを推定
混合正規分布の当てはめ結果 人複数 二輪車 自動車 人
ピクセルのクラスタリング • 物体領域のピクセル単位でのクラスタリング • 混合正規分布パラメータを使用 → 各領域のエッジ強度を抽出可能
物体構造に基づく特徴量 • 物体構造モデルから得られる特徴量 • 正規分布の傾き • 正規分布の縦横比 • x方向エッジ • y方向エッジ • 左上がりエッジ • 右上がりエッジ
グラフによる特徴量の表現 • グラフ • 頂点(ノード)と辺(アーク)により構成 • 物体構造モデルから得られる特徴量をグラフを用いて表現
グラフマッチングによる識別 • グラフ と 間のマッチングコストを計算 • 各クラス毎のテンプレートグラフとのマッチングコストを計算し,kNN法で識別
物体構造に基づく特徴量の評価実験 • 人,人複数,二輪車,自動車の4クラスへ識別 • 各クラス学習画像200枚,評価画像200枚 • 物体構造に基づいた特徴量と,領域全体から得られる特徴量を比較
識別実験結果 領域全体から得られる特徴量での識別結果 物体構造に基づく特徴量での識別結果 → 識別率が3.4%向上
構造情報を用いることにより成功した例 人 全体から得られる特徴量を用いた場合 物体構造に基づく特徴量を用いた場合 → 人と誤識別 二輪車 → 二輪車と識別
特徴量を併用した識別実験結果 領域全体から得られる特徴量での識別結果 2つの特徴量を併用した識別結果 → 識別率が6.2%向上
まとめ • 構造情報に基づく特徴量 • 混合正規分布を用いた物体構造に基づく特徴量抽出 • グラフを用いた特徴量の表現 • 物体構造に基づいたグラフマッチングによる物体識別 • 全体から得られる特徴量と組み合わせることにより識別率が6.2%向上 • 今後の予定 • 識別能力の向上
背景除去 • フレーム間差分結果はノイズを含む • 物体構造を正確に捉えることが困難 • グラフカットによるセグメンテーション [Y. Boykov ICCV2001] • 画像からグラフを作成し,最小カットを求めることにより物体と背景を分割 • 物体,背景の seed (ヒント)が必要
グラフカットによる背景除去 object seed background seed • 移動体検出結果を矩形で切り出す • 矩形の周囲をbackground seed,座標と輝度値で階層的クラスタリングを行い各クラスの重心をobject seedとして与える • グラフを作成し,最小カットを求める
EMアルゴリズム • 初期値 を設定 • (Eステップ) 期待値の計算 • (Mステップ) 最大化 • パラメータが収束しなければ として2. へ
DAEMアルゴリズム DAEMアルゴリズム [上田 信学論1997] • 温度パラメータβを導入した を用いる • 尤度空間を平滑化 • 初期値の依存性が低い
EMでの初期値依存性 → 初期値依存性が高い