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京都府 OL 協会 2013 年度指導者研修会. NishiPRO 西村徳真. 本日の流れ. 座標系・測地系の基礎知識 OCAD データの新規作成手順 原図の徹底活用法 都市計画図 航空レーザ測量・基盤地図情報 Google マップ、航空写真 GPS 現地調査の最新心得 地元渉外の心得 その他、地図調査責任者が知っておくべきこと. 座標系・測地系の基礎知識. 座標系・測地系を正しく知り、「リアルワールド座標」による OCAD ファイル作成が、「正しい地図」の第一歩。 「リアルワールド座標」を用いることで、現実世界と地図世界が1:1で紐づく
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京都府OL協会2013年度指導者研修会 NishiPRO 西村徳真
本日の流れ • 座標系・測地系の基礎知識 • OCADデータの新規作成手順 • 原図の徹底活用法 • 都市計画図 • 航空レーザ測量・基盤地図情報 • Googleマップ、航空写真 • GPS • 現地調査の最新心得 • 地元渉外の心得 • その他、地図調査責任者が知っておくべきこと
座標系・測地系の基礎知識 • 座標系・測地系を正しく知り、「リアルワールド座標」によるOCADファイル作成が、「正しい地図」の第一歩。 • 「リアルワールド座標」を用いることで、現実世界と地図世界が1:1で紐づく ⇒GPSが使える! ⇒下絵がピッタリはまる! ⇒境界がぴったり合う!
様々な原図 • 都市計画図 • 航空レーザ測量・基盤地図情報 • Googleマップ・航空写真 ⇒いずれの原図も、リアルワールド座標で作ったOCADファイルにならば、ぴったりと貼り込むことができる!
都市計画図の使い方 • 都市計画図で信用できる情報 ・等高線の形以外はほぼすべて信用できる ・そのため、市街地・耕作地は都市計画図をなぞるだけで簡単に調査が出来てしまう ⇒山に入ればイの一番に市街地・耕作地を埋めてしまうこと!
Googleマップ・航空写真の使い方 • http://www.n-survey.com/online/gmap2.htm • このサイトを使えば、航空写真をはめ込む平面直角座標値を簡単に取得できる。
航空レーザ測量・基盤地図情報 • (別スライドで詳しく説明) • <実習>実際に原図を作ってみよう
GPS • ・PathfinderProXR(京都OLC) ⇒高精度。カタログ値1m未満 ⇒しかし、感度が悪く、傾斜のきつい山中では不向き。非常に重い。
GPS(ハンディタイプ) • MobileMapper 10 • PathfinderSB, 3B 精度はやや劣る。カタログ値2~5m程度 ・感度はよく、ほとんどすべての山林で使用可能。 ・条件が悪いと誤差が20m程度にまで広がってしまう。 ・非常に軽く、フィールド調査にも連れて行ける (西村はもっぱらリアルタイムで使用している)
現地調査の最新心得 現地調査のやり方も、10年前から大きく変わった。 <変化1> GPSにより、確定点を密度高く配置することが可能になった。 • そのため、たとえばコンパスと歩測で1本の道を端から端まで取る、ということは、もはやほとんどされていない。コンパスと歩測を使う場面は、GPSの密度がやや粗い部分を補うため。あるいは、道の曲がり具合を正確に捉えるため。それもリングは回さず正置のみで書いてしまうことが多い。 • コンパス・歩測の連続使用は2~3回にとどめること。それ以上は歪みが大きくなるため、使用を避ける。他のGPS点から新たに始めるようにするべき。 • 逆に、GPSの精度が悪い場合は、従来のようなコンパス・歩測を用いた確定点の決定が必要になる。
現地調査の最新心得 <変化2> OCADの普及により、OCADを操作できる人が増えた。 • そのため、クリーンコピーを描く必要が減った • 調査者の作図スキルにもよるが、たいていの場合はフィールドコピーを直接スキャンし、それをもとに調査者が直接OCADを操作して作図する。 その他、現地調査で聞きたいことがあれば何なりと。
地図調査責任者のノウハウ • OCADファイルは、地図責任者が作って、それをみんなに配布する形をとる。そうしなければ接合するときにえらいことになる。 • 調査者の境界では必ずGPSを入れる。技量に差がある場合は、熟練者が境界上の等高線を確定させるための調査(境界調査)を行う。 • 接合作業は最後の最後で。接合してしまったら、地図調査責任者しかファイルを触れなくなる。接合も「リアルワールド座標を使用」することで簡単に出来る
地図調査責任者のノウハウ • 色調整。 ・特色表示モードを理解する ・コース図の透過処理の仕方を理解する。 ・色調整ノウハウ。特に、BKの値を「90」にするところや、「強度」を「93」にすること等 • レイアウト ・大きな地図を作った場合や、異なる縮尺の地図を作る場合はレイアウトファイルを別に作成するべき
地図調査責任者のノウハウ • 複数の縮尺地図の出力(15000と10000) 15000の地図を作った、インカレロングの際採用した手順 ・コースファイルを15000で作成する。下絵のレイアウトファイルも15000用のものを使う。 ・ME・WEだけ「コース地図のエキスポート」別管理にする ・記号セットを67%に縮小(デフの記号は除く) ・デフのボックスサイズを6mm→4mmに変更 ・下絵を10000用に差し替え ・印刷の縮尺を10000にする 需要があれば、実際にやって見せます
地元渉外について 渉外の肝は以下の2点 • 「誰にも迷惑をかけないこと」 • 「誰からも文句を言われないこと」
地元渉外について • 「誰にも迷惑をかけない」 基本的に、山をちょっと走っただけで何らかの悪影響が出るようなことはない。しかしながら、人が整備しているところを荒らしてしまう可能性や、保護されている希少植物を踏み荒らす可能性は排除しなければならない。特にパークOでは大切なこと。 もちろん、民家の敷地など、人の生活圏に無断で立ち入ることは論外。
地元渉外について • 「誰からも文句を言われない」 地元の人でさえ関知されておらず、誰も文句を言ってきそうにない場所であれば、極端な話渉外なしで全く問題はない(例:東山)。下手に許可を取ろうとすると、かえって話がこじれることがある(特に行政の管理下にあるような土地はそう)。 逆に、たとえ運営側に非がなくとも、怒鳴り込まれてしまえば元も子もない(例:嶽山事件)。そのため、リスクのある個所がないかをあらかじめ地元リサーチしておくことが大切!→マッパーの出番
マッパーが出来る地元渉外 • テレイン内に駐車中は、必ず「オリエンテーリング地図調査中」の札を置いておく • 地元の人に会えば必ず挨拶し、相手が興味を示せば大会の説明をする。 • 競技者が近くを通行する民家には、訪問して説明をする。大会に関する説明を書いた紙を用意しておくのが便利 せっかくなので、渉外事例を共有しましょう。