650 likes | 722 Views
活動・現場だけでなく、 しくみ・社会にもかかわるNPOに - 市民がつくる市民社会 – 2011年12月3日・4日 震災復興に向けた 環境政策提言力向上セミナー 主催:環境再生保全機構 運営:せんだい・みやぎNPOセンター. IIHOE [ 人と組織と地球のための国際研究所 ] 代表者 川北 秀人 http://blog.canpan.info/iihoe/. IIHOE って?. 組織目的: 地球上のすべての生命にとって、 ( 1994 年) 調和的で民主的な発展のために 社会事業家 (課題・理想に挑む NPO ・企業) の支援 隔月刊誌「NPOマネジメント」発行
E N D
活動・現場だけでなく、しくみ・社会にもかかわるNPOに- 市民がつくる市民社会 –2011年12月3日・4日震災復興に向けた環境政策提言力向上セミナー主催:環境再生保全機構運営:せんだい・みやぎNPOセンター IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所] 代表者 川北 秀人 http://blog.canpan.info/iihoe/
IIHOEって? • 組織目的: 地球上のすべての生命にとって、 (1994年) 調和的で民主的な発展のために • 社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援 • 隔月刊誌「NPOマネジメント」発行 • 育成・支援のための講座・研修 • 地域で活動する団体のマネジメント講座(年100件) • 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年40県市) • 企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン • ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決 • 2020年の地球への行動計画立案 • 専従3名+客員1名、東京(新川)、約4000万円
簡単に自己紹介を。。。 • IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者 • 本業は、団体運営のお手伝い(年間100件以上) • 最近では、行政とNPOとの協働の基盤づくりや、 企業の環境取り組み・社会責任の支援も • 他団体の役員としては、 • (財)日本自然保護協会 評議員 • (特)自然体験活動推進協議会(CONE) 監事 など • 「ストップ温暖化・・・一村一品」実行委員・審査員 →その後の「低炭素地域づくり全国フォーラム」副委員長 「100万人のキャンドルナイト」の実行委員 あの「エコポイント」の助成先選考委員 セブン-イレブンみどりの基金 最終審査員 などなど。。。
故・加藤哲夫さん(せんだい・みやぎNPOセンター)がつなプロメンバーに遺した言葉(6月25日)故・加藤哲夫さん(せんだい・みやぎNPOセンター)がつなプロメンバーに遺した言葉(6月25日) • 緊急時には傷口に絆創膏を貼るような仕事が必要。その中でつなプロは、一見見えないニーズを発掘し、マイノリティのニーズに応えようと発足し、活動していただいた。 • 残念ながら今までの市民活動・市民運動は、社会がつくりだした矛盾の後始末だった。しかし我々NPOの本来の役割は、仕組みを作り提案をし、そして、新しい社会構造と参加の仕組みを世の中に位置付けていくこと。 • 見えるニーズに即応することはわかりやすく、この3か月、人はたくさん動いたと思うが、ここから先はニーズが見えない状態に入ってしまう。見えないものを可視化したり、見えないものの中から何が重要かをきちんと取り出して、対策を立てるためにも、できるようになるためにも、つなプロの調査力とそのノウハウを地域に移行していってもらいたい。
「NPOが社会を変えられない5つの理由」 • 権利を知らない • 情報公開制度と市民の権利 • 制度を知らない • 行政の仕組みを知ろう! • 調べられない • 市民による調査の技術 • 形にできない • 思いを提案にまとめる力 • 伝えられない • 広報と提案戦略
NPO: Not-for-Profit Organization民間で公益かつ非営利の活動を継続する組織 • 民間: 官から独立し、依存しない運営 • 自発性・自律性が本質! • 活動: 考える・話すだけでなく、行動して実現する • 組織: 目的を共有するチーム • 目的の共有が、責任の共有と、役割の分担を可能にする • 公益: 「共益・私益」=利己ではなく、利他 • 「不特定多数」ではない!→求められ、開かれているか • 非営利: 「営利」=収益を分配するのではなく、 社会に再投資する • 「収益性の有無」ではなく、「収益の使途」の問題!
NPOも同好会も「市民活動団体」 → ニーズをどう把握し、表現できるか?
あなたは 「社会を変えたい」のか、「社会に良さそうなことをしたい」だけなのか?
私たちを待つ人は、どこに、どれだけいるか?その人々にいつ、どのように届けるか?私たちはそれを刻んだ上で、今日の活動を始め、終えているか?私たちを待つ人は、どこに、どれだけいるか?その人々にいつ、どのように届けるか?私たちはそれを刻んだ上で、今日の活動を始め、終えているか?
NPOは、最大ではなく最適をめざす • 企業は、分配する利益の最大化のために規模の最大化をめざす。 • NPOは、課題解決や理想実現のために 価値の最適をめざす。 • 最適な規模や、最適なスタイルは? • 借り物競争は得意?
行政にできること・すべきこと? • 本来は、市場(自由競争)を補うもの • 基本的な機能は、 • 促す → 表彰、補助 • 抑える・止める → 処罰、強制排除 • 支える → 基本的人権の保障! → 直営(委託含む)事業は特例!
(民主主義の当事者としての)市民による社会運営(民主主義の当事者としての)市民による社会運営 → 告発・糾弾 (けしからん!)
企業・行政に「影響力のあるプログラム」をつくるには?→ 欧米の大きなNPOなら、どうする?? • STEP1 自分たちの活動分野の主な課題に対する 企業・行政の取り組みを調査し、比較する。 • STEP2 調査結果をマスメディアに報道してもらうとともに、 団体のウェブサイトでも「概要」を開示し、 社会的な関心を高める。 • STEP3 調査結果をもとに、企業・行政を対象に、 有償で「報告会」を開催する。 • STEP4 「もっと詳しく知りたい」という企業・行政を対象に、 個別に有償で「勉強会」を開催する。 • STEP5 「本格的に取り組みたい」という企業・行政に、 対策プロジェクトを実施する。 • STEP6 その後も定期的に、調査と事例を発表し、 「次にすべきこと」を具体的に提案し続ける。 詳しくは「NPOマネジメント」第53号参照
「社会事業家」とは? • 「社会の」課題解決や理想の実現に事業を通じて取り組み、成果を生んでいる人 • 挑む課題や理想は何か? • 事業のビジネスモデルは? • ニーズの代弁者であると同時に、実現プロセスのプロデューサー
本気で社会を変えるなら、「社会を変える計画」が必要!本気で社会を変えるなら、「社会を変える計画」が必要! • 計画の6W3H • ニーズの2W1H • Why(ニーズと、その原因)、for Whom、How far • プロセスの3W1H • What & How、When、Where • 資源の1W1H • Who、How much
「ニーズ」とは? • 「社会的に必要なこと」 • 「ほしい」ではなく「足りない」 大←不足の深刻さ 必要とする(足りない)人の数 → 多
社会を変える「ニーズ」を示す • ニーズへの共感が、社会変革を加速する • 社会事業家は、ニーズ(課題)の代弁者でなければ、価値がない • Why ? (ニーズと、その原因) • これまでどんな状況で、今後どう推移するか? • なぜそんな状況が生じたのか? • for Whom ? • 必要とする人・ことは、どこにどれだけいるか? • How far ? • どれだけ変わればいいのか?
子どもがいる現役世帯の相対的貧困率(全世帯所得中央値の50%未満、2000年代半ば)子どもがいる現役世帯の相対的貧困率(全世帯所得中央値の50%未満、2000年代半ば)
青森県も、これまで20年と、これから20年は違う青森県も、これまで20年と、これから20年は違う
2020年の青森県は? • 高齢者率は?→32.8%(全国より10年早い)! • 高齢者1人を支える生産人口は、わずか1.7人! • 75歳以上は?→21.3万人(10年比18%増)! • ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要? • 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える? • 健康増進活動の可視化を急ぐ! • 生産人口は? → 14%減(00年比 25%減) ! • 県税収入は? • 既存インフラの補修コストは? • 道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・ • 県債残高は? • 消費税は、いくら必要?
岩手県も、これまで20年と、これから20年は違う岩手県も、これまで20年と、これから20年は違う
2020年の岩手県は? • 高齢者率は?→33.2%(全国より15年早い)! • 高齢者1人を支える生産人口は、わずか1.6人! • 75歳以上は? →19.3万人(10年比13%増)! • ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要? • 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える? • 健康増進活動の可視化を急ぐ! • 生産人口は? → 13%減(00年比 23%減) ! • 県税収入は? • 既存インフラの補修コストは? • 道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・ • 県債残高は? • 消費税は、いくら必要?
秋田県も、これまで20年と、これから20年は違う秋田県も、これまで20年と、これから20年は違う
2020年の秋田県は? • 高齢者率は?→36.5%(全国より20年早い)! • 高齢者1人を支える生産人口は、わずか1.4人! • 75歳以上は? →18.9万人(10年比 8%増)! • ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要? • 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える? • 健康増進活動の可視化を急ぐ! • 生産人口は? → 17%減(00年比 29%減) ! • 県税収入は? • 既存インフラの補修コストは? • 道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・ • 県債残高は? • 消費税は、いくら必要?
宮城県も、これまで20年と、これから20年は違う宮城県も、これまで20年と、これから20年は違う
2020年の宮城県は? • 高齢者率は? →28.8%! • 高齢者1人を支える生産人口は、わずか2.0人! • 75歳以上は?→32.6万人(10年比23%増)! • ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要? • 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える? • 健康増進活動の可視化を急ぐ! • 生産人口は? → 10%減(00年比 16%減) ! • 県税収入は? • 既存インフラの補修コストは? • 道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・ • 県債残高は? • 消費税は、いくら必要?
山形県も、これまで20年と、これから20年は違う山形県も、これまで20年と、これから20年は違う
2020年の山形県は? • 高齢者率は?→32.8%(全国より15年早い)! • 高齢者1人を支える生産人口は、1.7人! • 75歳以上は?→18.9万人(人口の17.7%)! • ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要? • 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える? • 健康増進活動の可視化を急ぐ! • 生産人口は? → 12%減(00年比 21%減) ! • 生産人口率56.0%→明治末期の水準! • 県税収入は? • 既存インフラの補修コストは? • 道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・ • 県債残高は? • 消費税は、いくら必要?
福島県も、これまで20年と、これから20年は違う福島県も、これまで20年と、これから20年は違う
各県からのご発表を聞きながら、付箋にコメントをお書きください各県からのご発表を聞きながら、付箋にコメントをお書きください
111203 福島:放射能、エネルギー、水 ・放射線:測定、除染実験→計画 数百回に及ぶ勉強会にも参加多数 放射能から子どもを守るネットワーク 有機の里東和(里山再生):新潟大・ 有機農業学会などと連携 ・再生可能エネルギー:推進ビジョン →震災受けて抜本的に修正 ・水:猪苗代湖の水質改善 山形:卒原発提唱、節電 ・宮城から2万人受け入れ態勢 →福島からの避難者1.5万人以上 ・酒田火力で6割、残4割を県外から →再生可能普及へコーディネータ& 基金で支援 ・山形方式節電:事業者以外も20%達成 ・風力:景観&鳥衝突 ・森:木の病気の多発 宮城:環境税、沿岸部 ・省エネ促進条例(06) ・環境税:8億円助成開始→実態未開示 ・沿岸部:下水簡易処理、防潮・生態影響 岩手:CSRとの連携 ・エコハウスコンテスト、薪ボイラー給湯 ・三陸エコビジョンフォーラム ・アクリルたわしづくり@仮設住宅 秋田:再生可能エネルギー、廃棄物 ・省エネチェックシート ・地熱4%, 排熱も活用→新エネ産業戦略 ・NPO協議で被災者支援盛り上がった! 青森:核依存からエネルギー地産地消へ ・集落の希望のエネルギーづくり ・三陸「津波札所」88か所建立協賛会 ・東京との契約
6県のご発表を伺って • エネルギーの地産地消をどう進める? • 最大の難関は「供給安定」より「需要開発」! • 現実的なのは、農畜産・温浴・介護・通信・信号 • 岡山県真庭市ではバイオマス10%! • 水環境保全の「価値」を、どう示すか? • 水も農地も余ってる国なんて、他にある?? • 東京など消費地との連携をどう進めるか? • 1億円までなら、個人の集合体=協同組合も! • 有機農産物宅配は「食と土のトラスト」、 グリーン電力証書は「再生可能エネのトラスト」 →行政だけでなく市場(企業+個人)も巻き込む!
その困りごとは、課題か、与件か? • 課題は、目標と現実との差。 • その差をどう埋めるか? • 与件は、まぁ、個性として、 あきらめつつ、付き合い続ける。
課題とは、目標・理想と成果・現実との距離→ 目標が抽象的だから、課題が不明確
温暖化防止活動を地域でどう加速するか? - 民主党政権のためじゃなく、自分と未来のためのマイナス25% - IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所] 代表者 川北 秀人 http://blog.canpan.info/iihoe/
地球温暖化対策の推進に関する法律 (地球温暖化防止活動推進員) 第二十三条 都道府県知事及び指定都市等の長(以下「都道府県知事等」という。)は、地域における地球温暖化の現状及び地球温暖化対策に関する知識の普及並びに地球温暖化対策の推進を図るための活動の推進に熱意と識見を有する者のうちから、地球温暖化防止活動推進員を委嘱することができる。 2 地球温暖化防止活動推進員は、次に掲げる活動を行う。 一 地球温暖化の現状及び地球温暖化対策の重要性について住民の理解を深めること。 二 住民に対し、その求めに応じ日常生活に関する温室効果ガスの排出の抑制等のための措置について調査を行い、当該調査に基づく指導及び助言をすること。 三 地球温暖化対策の推進を図るための活動を行う住民に対し、当該活動に関する情報の提供その他の協力をすること。 四 温室効果ガスの排出の抑制等のために国又は地方公共団体が行う施策に必要な協力をすること。
各地で推進員さんたちのご報告をうかがってると。。各地で推進員さんたちのご報告をうかがってると。。 • 熱意はあるけど、データがない! • 可視化できていないから、共有できない • 体重も学習も、計量・採点するから見える • 探しても・聞いてもなければ、つくる!! • 記録!集計!分析!発信!! • 集計・分析しないから、成果が見えない! • 各地域で「集計・分析・発信担当」を! • 県センターは発信の支援を!! • 最もインパクトが期待できる対象は? • 一番効果がありそうな相手を、本気にする
地域の課題やニーズの可視化を促す「調査」と「発信」を!地域の課題やニーズの可視化を促す「調査」と「発信」を! • 「特に重要な対象者」の絞り込みを! 例:農業者・林業者の団体・グループ 団地の自治会 学校、高齢者施設 ○○工業団地に車で通勤する人 • 地域を本気にする「ニュース」を! • イベントより調査! • キャンペーンより事例! • 呼びかけよりランキング!
2020年に「90年比△25%」、2050年に「現状△60~80%」を本気で実現するためには?2020年に「90年比△25%」、2050年に「現状△60~80%」を本気で実現するためには?
民生部門でのCO2削減を本気で、効果的に進めるために民生部門でのCO2削減を本気で、効果的に進めるために • 最終的な目的は、「すべての国民が!」 • よく言われるのは、「より多くの人に」「裾野を広げて」「全く関心がない人にも」 • でも、現実的に、効果的に減らしていくためには • すでにちゃんとやってる人が、さらに効果的に • すでにやってるけど、もっとやれそうな人も、効果的に • やろうと思ってても動き出せない人が、着実に始め、続けられるように • 全く関心がない人には、「知らないうちに」できるように → 対象や状況ごとに、最適なアプローチが必要。
環境でも、どんな分野でも、協働は大切! • 1つの団体が大きくなっても、環境問題は解決しない。 • だって東北は、広い!→気候も風土も違う!! → だからこそ、地域のニーズに即した専門性が必要! • だって東北には、いろんな人が住み、いろんな会社がビジネスをしている! → だからこそ、いろんな人や会社のニーズに応えられる 専門性が必要!! • 万能な団体・企業・自治体がすべてを担うのではなく、 団体・企業・自治体がそれぞれ動くのではなく、 お互いの専門性を生かして、責任を持って連携することが不可欠!
たとえば、こんな切り口も。。。 • 「100万人のキャンドルナイト」って、 どういう経緯で始まったか、ご存知ですか? • プリウスとか、太陽光発電とかって、 ユーザはなぜ買い続けてくれるんでしょう? • 家庭の省エネでいつも問題になる冷暖房。 では、熱はどこから逃げている? 他国では、どうしてる? • エコドライブは、安全ドライブです! そうすると、企業にも、とってもお得ですよね。