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インド紅茶及びその産業の概要

インド紅茶及びその産業の概要. バラージ アグロ社 アンシュマン カノーリア氏による 平成16年11月. 508,000 ヘクタールに広がる茶園 茶生産量   約 85 万4千トン 100 万人以上にのぼる茶関連労働者 10 ヘクタール以上の茶園は1600茶園しかなく残りは小規模な家族経営者. インドの紅茶産業. Assam. Kangra. Darjeeling. Terai, Dooars. Orissa. Nilgiri. Meghalaya, Mizoram, Nagaland, Tripura, Arunachal. Kerala,

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インド紅茶及びその産業の概要

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  1. インド紅茶及びその産業の概要 バラージ アグロ社 アンシュマン カノーリア氏による 平成16年11月

  2. 508,000ヘクタールに広がる茶園 茶生産量   約85万4千トン 100万人以上にのぼる茶関連労働者 10ヘクタール以上の茶園は1600茶園しかなく残りは小規模な家族経営者 インドの紅茶産業 Assam Kangra Darjeeling Terai, Dooars Orissa Nilgiri Meghalaya, Mizoram, Nagaland, Tripura, Arunachal Kerala, Tamilnadu (South India)

  3. インド紅茶は大きく二つの部門に分類することが出来ます。インド紅茶は大きく二つの部門に分類することが出来ます。   特製茶(スペシャリティー)部門: 大衆消費用(マス)部門: スペシャリティー部門にはトップグレードのダージリン、セカンドフラッシュのアッサムCTC及びオーソドックス、いくらかのニルギリを含みます。世界でも有数のお茶です。 その他の茶については様々な地区から集まっていますので後ほど述べることとします。 インド紅茶 コルカタで行われている ダージリン紅茶のオークション

  4. ダージリン • ダージリン紅茶は世界で他に類を見ない、クイーンズヒルが育んだすばらしいお茶です。 • ダージリンは疑いなくインド紅茶産業の旗手となる紅茶です。 • 手作業による一芯二葉の摘菜は完全な良質のお茶を作り出します。 • 品質のピークは人気のあるファーストフラッシュ(3月~4月)とセカンドフラッシュシーズン(5月~6月)です。

  5. 季節ごとのダージリン • ファーストフラッシュの特徴として、水色が薄い、明るいそして新鮮でマイルドな渋みなどがあげられます。 • ファーストフラッシュ紅茶は伝統的にドイツやヨーロッパで受け入れられ、ここ数年日本のティーショップからの需要も増えてきています。 • 同じく有名なのが5月の夏に出てくる肉厚のセカンドフラッシュです。 • これらの紅茶は艶やかで丸みを持ち、まろやかな味わいがあります。水色は赤銅色です。 • この後に続く雨茶はダージリンブレンドのに増量用に使われ、オータムナルは水色が明るく、味はまろやかです。

  6. ダージリン • ダージリンは紅茶、白茶、緑茶、ウーロン茶、また他の特製紅茶を提供します。 • 製造、テイスティング、そしてその下準備までもが芸術的です。 • ミディアムグレードは正確に抽出すれば十分楽しめますし、良い紅茶でも抽出方法を間違うと味を損なってしまいます。

  7. ダージリンの証明とトレードマーク • インド紅茶局はダージリンの名称を登録し、そのロゴがダージリンのトレードマークと証明になっています。 • 世界中のダージリン輸入者はインド紅茶局に登録をしダージリンのロゴを使用することや、売ることを許可する協定書類にサインすることを求められます。 • これはダージリンの偽物が出回ることを避けること、またダージリン地域を際立たせてもいます。 • インドからのダージリン輸出者は紅茶局より原産地証明書と売り買いの一覧表を年に4回受け取ります。 • これは信頼の置ける卸売り業者にとって必要な条件です。

  8. トレードマーク証明書とネパール紅茶 • いくつかの茶園ではネパールの生葉を持ち込んで紅茶を製造しダージリンとして売っています。 • ネパールの茶園はダージリン茶園と隣合わせの山々に位置しています。 • ダージリンの茶樹は一般的に高齢なのに対し、ネパールには樹齢の若い挿し木と中国種がダージリンと同じように有ります。 • ネパールとダージリンを見極めるのが難しいといったことはしばしば起こります。 • 現在ダージリンとして流通している内の約500㌧がネパールからだと我々は推測しております。 • インド政府はこれらを防ぐ、厳しい法律の導入を決めました。 • この結果、若干の生産量減少と価格の上昇が見込まれます。

  9. ネパール王国からの紅茶 • ネパールの紅茶はダージリン紅茶と違い小規模農家によって生産された茶葉が工場によって買い取られています。 • コストの安いネパールの茶葉がダージリンの高い生産コストを下げています。 • 標高は1000 – 2000 メートルです。 • 茶園はダージリンとの境界に位置しています。 • 現在、約 800 – 1000トンのオーソドックス紅茶を生産しており、その生産量は増え続けています。

  10. 市場発展のため     の適切な紅茶選び • 現在、ダージリンファーストフラッシュ、セカンドフラッシュ及びセカンドフラッシュのアッサムブロークンには世界中から非常に高い需要が既にあります。 • これらの生産量の少ない高級茶の開発ですが、その要求が10~20㌧迄であれば供給は可能だと考えています。 • 大衆消費用紅茶や新規市場に関していえばダージリンブロークン、品質の良い雨茶やネパール紅茶を使うことも考えていく必要が有ります。 • これらのオファーは価格的、調達が容易、供給期間が長い等のメリットを持つことが出来ます。

  11. 品質と等級分け • りっぱな等級の表記が必ずしも品質を表すものではありません。この為FTGFOP1 が SFTGFOP1(Marvel)より良い品質のことも往々にしてあります。 • またクローナル(挿し木)や中国種との表記に対してもそれらの特徴や実際と違う品種の場合もあります。 • ある茶園のお茶が高値を呼ぶことがありますが、それは茶園名や表記に感化されたもので、必ずしも品質が良いとは限りません。 • 標高や、品種も必ずしも品質を決定づける判断材料にはなりません。標高の低い茶葉にも良いものは有りますし、標高の高いお茶の中にも品質の良くないものも存在します。その為、検茶時にはそれらの表記は隠して行っています。

  12. ダージリンの品種 • 品種は基本的に3つに分けられます。:中国種(China)、アッサム種 (Assam)、挿し木(Clonal) • いくつかの品種は中国種とアッサム種が混ざった雑種です。 • 挿し木(Clonal)はその名の通り、優良品種からの挿し木であり、その他は種から育てられたものです。 • 挿し木は通常、甘いフレーバーとボディーを持ち合わせています。 • ダージリンのアッサム種もまた非常に使い易い品質を持っています。

  13. アッサム • アッサムはインドでも最大の産地です。アッサムはスペシャリティーとミディアムの両方を産出していますが、セカンドフラッシュのアッサムは特に特別な存在です。 • ボディーのある紅茶は強くモルトのような味を持っています。 • スペシャリティーのゴールデンチップを含むCTCとオーソドックスは主にセカンドフラッシュシーズンに作られます。 • 一人当たりの紅茶消費量が世界で最も多いとされる東フリスランド(ハンブルグの西、ブレーメンからポーランド国境地帯をさす)でも人気のある紅茶です。 • これらのお茶はミルクとよく合います。

  14. ニルギリ • 美しい丘にあるニルギリはブルーマウンテンとして有名です。 • ここで作られたお茶はバランスの良いフレーバーと水色をもち、明るい琥珀色をしています。 • 標高は高いところで2500メートルもの高地です。 • 南インドでは総生産量の約 25%を生産しています。 • 少量の緑茶もまた生産されています。

  15. 様々なインドの紅茶 • 総体的にインド紅茶は他国に比べても競争力があり商品価値のある紅茶です。 • これらのお茶の産地はインド北部、東部、北東部そして南部と様々です。 • 南インドでは北部、東部の生産が休止している冬季に良い品質のお茶を産出します。 • テライ、ドアーズ地方といったダージリン地区の山の麓では、くせの無い使いやすい紅茶が生産されています。 • 北部で神の谷として知られているカングラ渓谷では興味深い紅茶を産出しています。

  16. CTC 紅茶 (つぶす【Crush】,引き裂く【Tear】丸める【Curl】) • CTC紅茶は水色が濃くミルクに良く合うのでインド国内でよく用いられます。 • CTCはキログラムあたりの抽出効率が良く 、それゆえに発展途上国からの人気が高まっています。 • CTCの生産はコストが安く、品質基準に合わせる作業も容易です。これと対極に当るオーソドックス紅茶は芸術的です。 • アッサムCTCと青味のあるダージリンタイプのオーソドックスをブレンドした鮮度感のあるお茶を使用し個包装茶が新しくインド市場に出てきています。インド市場での販売量は3000㌧に迫りつつあり現在も伸びています。 • ダージリンとアッサムのブレンドはRTD製品にもベースとして役立つと思われます。

  17. Plucking period of the year DARJEELING ASSAM District of DOOARS and TERAI NILGIRI Other South India area January to February Dormant period. Virtually no production Dormant period. Almost no production. Dormant period. Almost no production. PEAK Quality period. Cups have good mellow flavour. Neutral teas. March to April FIRST FLUSH. From the delicate new shoots. High quality period. Cups are light, bright, fresh with mild astringency. Infusions are green. First flush. Bright cups and freshness is the character of these neutral teas. First flush teas - some character. Orthodox teas of this period have some flavory and orange cups. Teas continue to possess fair character and flavour levels Neutral teas. インド紅茶のシーズンとその特徴

  18. May-June SECOND FLUSH from succulent leaves of summer. Teas have attractive bloom and have a round, mellow flavour. Muscatel teas of this period are renowned. Teas are coloury in cup and have coppery infusions. SECOND FLUSH, high quality period. Teas possess a gutty, malty character with a lot of body. Stylish, tippy orthodox teas and the best CTC teas are produced at this time. Second flush period with teas showing fuller and bright cups, with colour. Teas continue to possess a little flavour. Neutral teas. July - October Monsoon teas. These teas have more colour than earlier teas, and are a bit stronger. Some Flavoury teas are still available. Monsoon teas of both orthodox and CTC types. Orthodox of this period is suitable both for straight blends and RTD and flavour base. Neutral teas. Neutral teas. Neutral teas.

  19. Nov Plucking period of the year Autumn teas with a sweet fresh nose, and flowery fresh. Light cups with a delicate flavour. DARJEELING Autumnal teas with bright cups. ASSAM Neutral teas with fair character. District of DOOARS and TERAI NILGIRI Neutral teas with improved flavour. Other South India area Neutral teas. Dec Winter flush with little flavour. Start of dormant period. End of season teas. Dormant period starts. End of season teas. Dormant period starts. Flavoury teas. Peak quality period starts. Neutral teas.

  20. オーガニック紅茶, 残留農薬  と多様性 • インドは残留農薬の国際的な基準に沿うよう努力をしています。有機紅茶の生産も増えてきており、日本のJAS有機認証を取る茶園もまた増えてきています。 • 殆どのダージリン茶園は我々のドイツの顧客によって検査を受けています。それら全ての茶園から出された本年度産紅茶は国際基準に適合しておりました。 • 様々な紅茶の種類や品質はどんな要求も満たせるはずです。それは紅茶の目利きが要求する香りの強いダージリンや味の強いアッサムまたはブレンドのベース作りや香りのベース、飲料向けにおいてもです。

  21. 発展し続ける我社 • インドの産業は増え続ける輸出や専門家と共同による改良が進められています。 • 我々の企業もたえず組織と生産の発展に取り組んでいます。 • 当社ではプレミアムインド紅茶を扱う店舗をその信頼や値打ちを高めるために出店しています。 • 一方、生産側は如何にして最高値を自分の作った紅茶に付けられるかに注力しています。当社では品質の高い紅茶のみをストックし茶園名や所感に捕らわれない基本セレクションを作っています。

  22. ブレンド技術 • 今日、世界中に販売されている紅茶は如何に高品位でもその情報はスタンダードフォームに収められています。これが卸売りとしての際立った技術となっています。 • 当社はブレンドに関して完璧な技術を持ち、40年以上にわたりスタンダードを維持し、同じく、ヨーロッパの顧客に対しても彼らが40年前、創業時より販売を行っています。 • 3つの紅茶の品質によってブレンドは構成されています:リーダー、フィラー、リデューサーです。 • ブレンドは一般的に 15-20% リーダー、15-20%リデュサー、60-70%のフィラーによって成り立っています。 • ブレンドに使用する全ての紅茶のベースとなる特徴は同じにするべきです。

  23. 検茶での評価 • はじめは乾燥葉を評します。これは外観、(長さ、混ざり具合、ばらつき、堅さ等)かさやつやを判断するためのものです。サイズや均一度合い、つや、チップや茎などもチェックします。水分量や乾燥度合いについても感じ取ります。 • 次に異なる水色(明るさ、濁り、緑色、銅色、混ざり具合)を評価します。ここでは香りもまた嗅ぎ分けられ評価されます。 • ここでは、カップでのレモン、オレンジ、明るさ、濃さといった水色がこの過程で理解されるのです。 • その後は滋味の評価となります。特に渋み、特徴、ボディー、アロマ、フレーバーに注意が払われます。これは生産時期またはブレンドスタンダードなどにも関連して判断が下されます。多くのブレンドはテイスターに蓄えられた記憶と検茶時の判断によります。

  24. 茶と健康 • 現在、消費者は広がるお茶の種類に促進され、更に習慣的にお茶を飲むようになっています。ティーバッグやRTD飲料には味の良い紅茶が必要であり、インド紅茶はこれに良く合うはずです。 • 更なる実験が健康でおいしいお茶には必要ですが、インドではayurveda をブレンドした健康茶を提供しています。 • 研究開発、インフラの整備には買い手と売り手間の長い目で見た関係強化が不可欠です。

  25. Year Import of tea into Japan (Million Kgs) Export from India Qty (Million Kgs) Unit price (Rs./Kg) 2001 60.06 2.08 215.33 2002 51.49 2.37 196.46 2003 (Provisional) 47.13 3.10 205.87 2004 (Jan – July) 1.71 (0.96 m kgs in same period in 2003) 255.38 (242.81 in same period in 2003) 日本向け紅茶 (百万キロ) 情報源:インド紅茶局

  26. Year Packet tea Tea Bags Instant Tea Bulk Tea All Tea Qty Value Qty Value Qty Value Qty Value Qty Value 2001 0.26 61.0 0.001 0.30 0.17 84.0 1.65 302.6 2.08 447.9 2002 0.11 30.0 0.01 3.00 0.20 95.0 2.05 338.2 2.37 466.2 2003 0.06 0.20 0.17 45.7 0.28 126.8 2.59 444.8 3.10 637.8 タイプ別輸出茶 インド→日本単位:百万キロ 金額:百万ルピー情報源 :インド紅茶局

  27. 日本へのインド紅茶輸出増について • インド紅茶輸出は2002年は2.37百万キロが2003年3.10百万キロと30%伸びています。 • この増加傾向は2004年度も続いており2003年の1月~7月輸出量が0.96百万キロであったに対し今年同時期の実績は1.71百万キロとなっております。 • キログラム当りの単価はルピーベースで約5%上昇しております。日本円の価値が増加していますが円ベースでの価格上昇はありません。 • 輸出で主に増加しているのは茶葉、ティーバックやインスタント茶です。パック茶への需要は減っています。

  28. 日本はダーリン紅茶       世界第3位の輸入国日本はダーリン紅茶       世界第3位の輸入国 • インド紅茶局ではダージリンの輸出量と各国別輸入量のデータを集計中です。 • 日本のダージリン輸入割合は世界で2002年が9.50% 、2003年が8.34%でした。 • 日本は世界で第3位のダージリン輸入量を誇り、その人気の度合いがうかがえます。 • ダージリンの輸入ではドイツ、イギリスが1位、2位アメリカが第4位となっています。 • 私たちはこれからもパートナーであり続け、一緒に市場の発展に取り組んでいく所存です。

  29. インド紅茶に対する消費の多様性 • 希少性や季節性のあるプレミアム紅茶や良質の茶に対する需要は増えつつあります。よって別々の種類ごとにその生育時より購買プランを作ることが価格面や供給面での要求を満たすのに非常に重要になっています。 • 当社は情熱を傾けインド紅茶のイメージ向上に努めています。 • インド紅茶は生活に密着した商材であり販売者と消費者の双方に恩恵をもたらしています。 • このインド紅茶の恩恵を分かち合うためにも我々は積極的に情報をお伝えしていきます。

  30. バラジ アグロ インターナショナル 10, プリンセップ ストリート、 カルカッタ-700 072, インド 電話:91: 33 2237 2424, 2237 2425 ,2225 0456 テレファックス:91 33 2225 6826 E-mail: balajiagro@vsnl.com Website: www.balajiagro.com

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