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沖縄県立看護大学附属図書館. O P C N 図書館だより. 貸出ベスト10. 2008年3月号(第8巻第2号). お 知 ら せ. ● 開学 10 周年記念事業で図書が整備充実されました! 本学 10 周年記念事業実行委員会より、 800 冊余の図書の寄贈がありました。教養のすそ野を広げる人文・社会・自 然科学分野あり。知識をどん欲に吸収し、知恵を無限に出すために。ご利用を待っています。 ●県外在住卒業生への図書貸出します! 学外の利用者は県内在住者に限り本学図書館資料を貸出していますが、本学卒業生が調査研究のため来館した
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沖縄県立看護大学附属図書館 O P C N 図書館だより 貸出ベスト10 2008年3月号(第8巻第2号) お 知 ら せ ●開学10周年記念事業で図書が整備充実されました! 本学10周年記念事業実行委員会より、800冊余の図書の寄贈がありました。教養のすそ野を広げる人文・社会・自 然科学分野あり。知識をどん欲に吸収し、知恵を無限に出すために。ご利用を待っています。 ●県外在住卒業生への図書貸出します! 学外の利用者は県内在住者に限り本学図書館資料を貸出していますが、本学卒業生が調査研究のため来館した 際は、本学教員の承諾があれば県内滞在期間中、2冊まで貸し出すことができます。 ●データベース“ProQuest Nursing & Allied Health Source 只今試行中! 北米中心の英文雑誌650誌のフルテキストを収録したもので、看護学の他、医学分野もあり。 また、学位論文も400大学の11,300件以上を収録。日本語等への翻訳機能付き。 3月末までトライアル実施中。 ◆図書 2008年4月~2009年1月 ◆視聴覚資料 -1-
大学院生の声 田場由紀(博士後期課程1年) 学部生の声 請舛亮太郎(学部1年) 私は4月から大学に入り、授業・演習と少しずつ学習を進めていますが、図書館は演習やレポートの資料集めなどで利用しています。広くて開放感あふれる館内と、明るく親切に対応してくださる職員の方々もいて、いつでも行きたくなるような場所です。本学の学生のほかにも、一般の方々が利用している様子を見ると、地域の方々にも親しまれているんだと感じます。 図書館には数え切れないほどの参考書や文献、資料があり、また、個人で自主学習が出来る個室、ノート型パソコンの貸し出し、ビデオ視聴のできるAVル ームなど、学ぶには最高の環境であるといえます。 話はそれてしまいますが、私は高校時代にアメリカへ 留学する機会があり、そこでの学校生活でもやはり図書 館へ足をはこぶ機会がたくさんありました。少しでも多く 英語に触れるため、また、日々の宿題をやり遂げるため に、意味の理解できない英語しか書かれていない本を 毎日のように読みました。わからない内容や言葉があれ ば、友達に聞いたり、辞書やインターネットで調べたりし ました。友達といつも閉館時間まで一緒に学習していた のを思い出します。 私は周りの友人ほど、図書館にたくさん足を運んではいないですが、これからの学生生活で、授業や実習のレポートなどで利用する機会がさらに増えると思います。 私にとって、県立看護大学という新しい環境で、看護や医療などの専門的なことを学ぶのは、言葉が解らず、全く違うアメリカという世界にとびこむことと同じ感覚ですが、図書館という自己をさらに高められる最高な場所と、本を通して人と人をつなぐことのできる最高な場所として、これからの学生生活を図書に支えられながら過ごしていきたいと思います。 私は社会人学生なので、実際に図書館を利用できる機会はわずかしかありません。図書館内には様々な設備がそろっているようですが、時間的に余裕がなく、図書館の利用は、図書を借りることと文献の複写のみに限られています。そもそも、入学した当初は、利用時間がよくわからず、閉館日だったり、開館していても閉館直前だったりして、失敗の連続でした。とにかく私は(自分の都合で)図書館を利用できる時間が少ないうえに失敗も多く、実質の利用機会は貧しいものです。最近では、とにかく少ない時間を有効にするため、ホームページで目的の本があるかどうかと所在を確認し、図書館に入るとその本棚へ直行、目的が達成されたら振り返らずにカウンターへ・・・。1回あたりの滞在時間は、20分以内。 本当は本が大好きなので、どのような本があるのか見てみたいし、のんびり眼にとまった本を読んでみたいという気持ちもあるのですが、私の本好きは野次馬的な好奇心。眼に飛び込むものに対し興味がわくので、今の大学院生活では少し問題になります。本屋も好 きで良く出かけますが、ついつい目の前の活字に夢中になり、 本来の目的を良く忘れてしまうのです。現在大学院生の私が 研究活動で求められているのは探究心。単に活字が好きな、 私の野次馬的好奇心だけではだめだということを学んだばか りです。そのため好奇心を封印し、目的を達成するために、 図書館を散策するのは自分に禁止しているところ・・・というわ けで、大学院生でありながら、なんとなく足が遠ざかっています。 最後に図書館への要望など・・・と思ったのですが、いつも迷 ったり困ったりしているときは声をかけてもらえますし、相談にも 丁寧に対応してもらえているので満足しています。 -2-
源氏を読む知念榮子(別科助産) 皆さんも知っての通り、源氏物語は1千年以上も前に書かれた宮中文学です。学生時代にもつまみ食い程度に目を通したことはありましたが、通読するのは初めてです。物語は、実に多彩で多くの人物が登場し、男性なのか女性なのか、恋人同士なのか親子なのか、その関係性を把握するだけでも大変です。読みながら、何度も前のページに戻ったり、又難解な語句に出くわすと巻末の語句説明を読みながらという状況なので、なかなか先に読み進めないのです。今年は、主要な人物の関係図を自分で作りながら、読んでみようかな?などと考えているところです。(なんだか受験勉強するみたい・・・・・・) 特に、親子関係、とりわけ、父と子、父と娘、あるいは不義の子、継子などの関係と当時の人たちの心理描写に興味が覚えているところです。簡単に親子関係と言いましたが、これまた複雑でミステリアスな関係に満ちているのが源氏物語です。 学生時代には、源氏という類い希なる美貌と教養 を備えたプレイボーイを中心とした単なる恋愛小説 として読んでいたのですが、今は、その恋愛関係を 基軸に展開される登場人物の人間描写と関係性の 中に浮かぶこころの動きに惹かれます。ちなみに私 が通読している「源氏物語」は、瀬戸内寂聴の口語 訳です。丁寧な文章表現が私は好きです。 古典に触れる・・・・ なんだか、気持ちが豊かになってきませんか? 本と社会貢献!? 佐久川政吉(図書専門部会) 本・図書館に関連した話題として、社会貢献の切り口から2つの活動を紹介します。 1.京都サポートハウス 身内が長期入院した時、家族はどこに泊ればいいのだろうか?離島からの場合は?沖縄本島に家族・親戚がいればいいが、それでも気を遣うかもうしれない。長期滞在となると・・・。 京都には、難病と闘う患者や家族のために、病院近くの一軒家を活用して、長期滞在施設を運営しているボランティア組織“京都サポートハウス”がある。室料は1日1,000円。低料金の理由は、不要になった本やDVDを一般の方々から譲りうけて、インターネット(Amazon等)で販売し、その売り上げをすべて活動資金にあてているため。代表の浜本靖さんは、難病で生まれてきた我が子の大学病院に入院中、全国から集まってくる患者・家族がホテルや旅館に長期滞在し、経済的負担が大きいことを知り、我が子の亡き後、活動を始めている。私達も不要になった本・DVDを送ることで、間接的に社会貢献に参加することが可能な仕組みである。送料はクロネコヤマトであれば、着払いで可能。関心のある方は、「京都サポートハウス」でインターネット検索してみて下さい。 引用・参考:京都新聞2008年8月18日 2.ルーム・トゥ・リード(Room to Read) 私達が当たり前のようにできる読み書き。しかし世界に目を向けると、8億人ができ ない。学校に通うことができない子どもだけでも1億人。教育の欠如は、貧困の連鎖 を生み、社会の様々な問題につながっていく。そのような現状で、「2020年までに 1000万人の子ども達に教育の場を提供する」というミッションで活動しているNGOが ある。“ルーム・トゥ・リード(本を読む部屋)”である。その活動は、①アジア、アフリカ、 南アメリカの開発途上国において、現地のNGOや人々と協力して、学校や図書館な ど、教育に必要な施設を建設すること。また、②現地語や英語の本を寄贈したり、子 ども達が学校に通えるようにするための奨学金を提供することなどである。 このNGOを立ち上げたジョン・ウッドの生き方が興味深い。彼はマイクロソフトの幹 部社員時代、休暇のため雄大な自然の中でトレッキングを楽しもうとネパールにや ってきた。その時宿泊した山小屋で偶然に知り合った男性の誘いで、地元の小学校を訪れる。そこで見たものは、ほんの数冊しかない図書館であった。その数冊は現地ではとても貴重なもので、子ども達が勝手に触れて傷めることがないよう、鍵をかけた本棚に厳重に仕舞われていた。開発途上国の本のない図書館。本を読みたいのに本に触れることのできない子ども達。その現実を目の当たりにしたジョンは、子ども達に本を送る仕事を天職であると確信し、マイクロソフトを退職し、2000年にルーム・トゥ・リードを設立した。関心のある方は、ジョン・ウッド『マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった』(本館に所蔵あり)の一読をお勧めします。参考:http://www.roomtoread.org/involvement/chapters/japan/index.html -3-
図書館職員の声 平成20年4月より勤務させていただき、はやくも1年が過ぎようとしています。これ までの業務と全く違う分野、しかも大学図書館というということで着任してしばらくは 緊張の連続でしたが、周りの方々に助けられ最近では気持ちにゆとりをもって業務 を行えるようになってきました。 また、図書館に勤務して驚いたことが電子ジャーナ ルやデータベースなど、インターネットを利用しての サービスがとても充実しているということです。たとえ 図書館に探している資料の所蔵がなくても、これらを 利用すればすぐに資料を手に入れることができるなんて・・・。私が学 生の頃とあまりに違う学習環境にIT技術の進歩の速さを実感してい ます。平成21年4月には新たにデータベースを追加する予定ですの でそちらも是非ご利用ください。 まだ勉強不足な点もございますが、これからも便利で快適な 図書館作りのために努力していきたいと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 (附属図書館 當間千春) 利 用 統 計 2008年 発行:沖縄県立看護大学附属図書館 平成21(2009)年2月TEL 833-8806 FAX 833-5134 -4-