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野村グループ本部  CC推進室 SCO 池上 浩一 2007 年 4 月 17 日

南山大学 経営学部 野村證券提供講座. これからの日本と 資本市場の果たす役割. 野村グループ本部  CC推進室 SCO 池上 浩一 2007 年 4 月 17 日. (1)激動の変化局面に立つ日本・世界. ・少子化・高齢化 ・格付けの低下 ・産業の再生  ・グローバル化の進展 ・世界経済の発展段階 ・長期的日本悲観論 ・短期的日本復活論 ・長期的日本楽観論. (キー・ワード) リスク・マネーの活用、グローバル化とフラット化. (2)経済発展への寄与. ・リスク・マネーの活用 ・経済発展への寄与- Investment の重要性

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  1. 南山大学 経営学部 野村證券提供講座 これからの日本と 資本市場の果たす役割 野村グループ本部  CC推進室 SCO 池上 浩一 2007年4月17日

  2. (1)激動の変化局面に立つ日本・世界 ・少子化・高齢化 ・格付けの低下 ・産業の再生  ・グローバル化の進展 ・世界経済の発展段階 ・長期的日本悲観論 ・短期的日本復活論 ・長期的日本楽観論 (キー・ワード) リスク・マネーの活用、グローバル化とフラット化 (2)経済発展への寄与 ・リスク・マネーの活用 ・経済発展への寄与-Investmentの重要性 ・Made by Japan ・どのように自分を守るか ・変化への対応 ・何を次世代に託すのか (キー・ワード) 投資(Investment)、Made by Japan、教育

  3. (age) (age) 80- 80- 70-74 70-74 60-64 60-64 50-54 50-54 40-44 40-44 30-34 30-34 20-24 20-24 10-14 10-14 0-4 0-4 -15 -15 -10 -10 -5 -5 0 0 5 5 10 10 15% 15% 少子化・高齢化 45% TaxEater 100 (%) 65歳以上 17.2 (2000) 27.4 (2025) 50 20歳~64歳 55% TaxPayer 0歳~19歳 0 2025年(予想) 2025 1995 2010 1950(昭和25年) 2025(予想) 【Men】 【Women】 75年

  4. 豊かな社会 少子化 貧困な社会 子沢山 少子化・高齢化 欧米社会

  5. 豊かな社会 少子化 21世紀 貧困な社会 子沢山 少子化・高齢化 ? 1945

  6. 格付の低下-先進国の政府債務残高対GDP比 (%) 200 180 日本 160 140 120 イタリア 100 カナダ 80 米国 60 ドイツ 40 英国 20 フランス 0 1980 1985 1990 1995 2000 2005 (年)

  7. 格付の低下 自国通貨建長期国債格付(Moody’s)2007年3月現在 • Aaa  米国、英国、オーストラリア、オランダ、カナダ、シンガポール スペイン、デンマーク、ドイツ、ニュージーランド、ノルウエー、 スウェーデン、フランス、ルクセンブルグ、アイスランド、アイルランド、 オーストリア、フィンランド、スイス • Aa1 ベルギー • Aa2 イタリア、ポルトガル、スロベニア • Aa3  台湾、香港 • A1   チェコ、チリ、バハマ、ボツワナ、ギリシャ、スロバキア • A2       キプロス、ポーランド、南アフリカ、ラトビア、 サウジアラビア、リトアニア、ハンガリー • A3 韓国、マレーシア、バルバトス    日本、

  8. 産業の再生-業界再編の加速 産業再生に向けた取り組みの加速 金融再生 プログラム 産業再生 機構 資金の供給 (リスク・マネーの活用) 不良債権 処理加速 過剰債務 企業選別 供給 過剰 業界再編 加速 産業 再生 業界 大再編 退出

  9. 国際的な資金循環(2005.10-2006.9) (単位 億ドル、▲はマイナス) EU (カッコ内は英国) 6,558(4,732)債券4,525(3,774)、株式936(702)直接投資1,097(256) 米国 1,845(1,052)債券897(607)、株式454(357)直接投資494(88) 167 債券▲47 株式149 直接投資65 763(785) 債券339(357) 株式481(409) 直接投資▲57(20) 593(235) 債券435(170) 株式32(5) 直接投資127(60) 2,068 債券2,027 株式4 直接投資37 889 債券673 株式22 直接投資194 295 債券▲145 株式298 直接投資142 アジア 216債券8、株式37、直接投資171 日本 266債券24、株式246、直接投資▲4 註1:アジアの内訳は、中国(香港を含む)、台湾、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイの10地域、                                         註2:EUは2006年末時点の加盟25カ国(2007年1月に加盟したブルガリア、ルーマニアは含まず。                                                           (出所)金融財政事情2007.3.12、金融審議会「我が国金融・資本市場の国際化に関するスタデイ・グループ」(「財務省「国際収支統計」、米国財務省「Capital Movements」、米国商務省「International Transactions」 グローバル化の進展

  10. グローバル化の進展-労働集約型工場の空洞化グローバル化の進展-労働集約型工場の空洞化 (月額:米ドル) 賃金コストの比較 3,500 3,143 2,984 3,000 2,783 2,500 2,000 1,652 1,479 1,408 1,500 1,240 1,194 1,000 358 500 292 237 225 197 182 172 175 148 146 122 0 ニューデリー バンガロール バンコク マニラ ハノイ ホーチミン 上海 大連 台北 ソウル 沖縄 横浜 キエフ ヴィリニュス ブカレスト モスクワ デュッセルドルフ アトランタ シカゴ インド タイ フィリピン ベトナム 中国 台湾 韓国 日本 ウクライナ リトアニア ルーマニア ロシア ドイツ アメリカ (注)比較対象は「ワーカー(一般工職)」。データの調査時期はロシアとウクライナが2005年1月、アメリカ、ドイツ、ルーマニア、リトアニアが2006年1月、他は2005年11月。 (出所)日本貿易振興機構 「投資コスト比較」より野村證券投資情報部作成

  11. 世界経済の発展段階-日本の歴史的な変化局面世界経済の発展段階-日本の歴史的な変化局面 時代の流れ 英国 米国 日・独 次? アジア? (中国 インド) 英国 米国 日・独 オーストラリア? ロシア? アフリカ? 1930s 1945 1970s 1989

  12. 2010(予) 2003 世界経済の発展段階-石化燃料の需要の拡大 世界の一次エネルギー供給先予想 (地域別) 18,000 (石油換算百万トン) アフリカ 16,000 中南米 14,000 アジア (中国除く) 12,000 中国 10,000 旧ソ連・東欧 8,000 中東 6,000 4,000 OECD諸国 2,000 0 (年) 1973 2030(予) (注)予想はIEA(国際エネルギー機関)(出所)IEA「KEYWORLDENERGYSTATISTICS(2005年版)」より野村證券投資情報部作成

  13. 世界経済の発展段階-英国(1700年~1930年代)世界経済の発展段階-英国(1700年~1930年代) 1820 1930 2002 1870 1700 産 業 革 命 経常収支黒字期間 経常収支赤字期間 世界の工場 対外投資が活発になり 世界の金融センター 『シティー』が成立 第一次世界大戦 第二次世界大戦

  14. 鉄道 自動車 運河 世界経済の発展段階-米国(1900年~1970年代) 1789 1860 1973 2002 1913 経常収支黒字期間 交 通 革 命 経常収支赤字期間 世界大戦(一次、二次) 対外投資が活発になり 投資銀行の起源 『ウォール街』が成立 独立戦争 南北戦争 成長に向けた金融機能  【業者】    個人銀行(リー・ヒギンソン)    欧州金融業者(ベアリング、 ロスチャイルド)  【業務内容】 戦費調達(国債の販売)    鉄道建設資金調達    事業再編(鉄道会社のデフォルト、鉄鋼業)

  15. 世界経済の発展段階-日本(1965年~) 1870 1913 1950 1973 2002 経常収支黒字期間 日本の企業や投資家の 対外投資が活発になり 投資銀行業務が急成長 第一次世界大戦 朝鮮戦争 第二次世界大戦 高度経済成長 戦後の成長に向けた金融機能   【業者】    都市銀行、長期信用銀行   【業務内容】 メインバンク制度に基づく間接金融

  16. 長期的日本悲観論 1870 1973 2001~ 経常収支赤字期間 経常収支黒字期間 格差の線引き:自由な競争が社会を引き裂く 老朽化するインフラ:巨額の血税が廃墟列島に消える 地方分権のゆくえ:貧乏自治体から住民が逃げる 逃切り世代の落とし穴:退職金、企業年金が危ない 「巧の技」の断絶と流出:ものづくり大国の凋落が始まる 移民大国への土壇場:人材の空洞化は避けられない バブル入社組みの暗転:“第二の団塊”に最後の審判 フリーター500万人時代:定職を持たずに老いる若者達 学力の衰退:ゆとり教育と大学全入の弊害が噴出 縮小する介護サービス:高齢者が日本を脱出する 教育の自由化:競争原理の導入で学校も生徒も淘汰される 治安悪化、年金崩壊、出生率低下、 不安定化するアジア、エネルギー危機 飽食の未来:食糧危機がやってくる 中国経済の過熱:失速一歩手前までヒートアップ BRICsの台頭:日本に新しいパートナーができる、他 *「10年後の日本」「日本の論点」編集部編:文春文庫より 格付低下+税制の非効率 少子高齢化問題 産業の空洞化問題 資源・エネルギー問題 豊かな社会 活力の低下 高すぎる給与 高い文化レベル 高い技術力 質の高い労働力 平和を愛する尊敬される民族 資源の少ない国家 治安の悪化 金融資産の活用 他

  17. 2006年度236 短期的日本復活論 (89年度=100) (89年度=100) 1989年度を100とした場合の利益と株価の水準 150 300 125 250 NOMURA400(除く金融)の株価指数(右軸) 100 200 75 150 50 100 25 50 NOMURA400(除く金融)の経常利益(連結)(左軸) 0 0 (年度) 69 73 77 81 85 89 93 97 01 05 ※ NOMURA400とは、野村證券金融経済研究所が独自に開発した株価指数で、東証の業種別時価総額の構成比とほぼ等しくなるように選択した代表企業400社を対象としています。野村證券金融経済研究所アナリストによる個別企業の予想を集計した業績予想データと財務諸表に基づく財務データを完備しています。 (注)2006年度以降は野村證券金融経済研究所による予想値(2007年1月現在)。 (出所)野村證券金融経済研究所

  18. 短期的日本復活論 投資部門別の株主分布構造 35 個人 (%) 30 外国人 事業法人等 25 20 15 保険会社 銀行・信託銀行 10 その他 5 投資信託・年金 0 75 77 79 81 83 85 87 89 91 93 95 97 99 01 03 05 (年度末) • (注)1.「銀行・信託銀行」の信託銀行は銀行勘定のみを含む。2.「保険会社」には生命保険、損害保険が含まれる。 • 3.「その他」には中央政府、地方公共団体などが含まれる。4.各年度末における国内上場会社の上場普通株式の保有者分布を表す。 • (出所)全国証券取引所協議会『株式分布状況調査』より野村證券金融経済研究所作成

  19. 長期的日本楽観論 1870 1973 2001~ 先進国で発展する産業 ハーバード大学(教育) ビートルズ(音楽) ハリウッド(映像) ベッカム(スポーツ) ウオール・ストリート(金融) パリ(観光) 経常収支黒字期間 格付低下+税制の非効率 民営化 消費税20%&所得税大幅減税? 少子高齢化問題 移民政策(500万人移民受け入れ)? 産業の空洞化問題 東アジア自由経済圏 共通通貨の導入? 資源・エネルギー問題 国家エネルギー政策 新エネルギーの創出? 豊かな社会 活力の低下 高すぎる給与 高い文化レベル 高い技術力 質の高い労働力 平和を愛する尊敬される民族 資源の少ない国家 治安の悪化 金融資産の活用 他     アジアを中心に国際分業を深化させ、     生産性の上昇と分配率の安定を図り、    成長するアジア市場と共存共栄しつつ、 グローバル・レベルの企業統治でリスク・マネーを呼び込む  -情報家電、ロボット、燃料電池、コンテンツ-

  20. 第一の変化=ベルリンの壁の崩壊と共産主義体制の終焉第一の変化=ベルリンの壁の崩壊と共産主義体制の終焉 第二の変化=中国とインドが資本主義経済に門戸を開放 第三の変化=オフショアリング;労働集約型産業の空洞化 第四の変化=インフォーミング;グーグル図書館 第五の変化=アウトソーシング;IT革命とインドの目覚め          フラット化する世界 ・2005年、米国の所得税申告の約40万件がインドで処理された ・インドにある米国企業のコール・センターは約24万5000名体制 ・米国企業はインドに遠隔アシスタントを雇う。時差で翌朝には資料作成終了 ・数千人のインド人学生がネット家庭教師として米国の子供に数学を教える                                             (トーマス・フリードマン著:『フラット化する世界』より)

  21. 長期的日本楽観論 フラット化する世界の中で注目されている都市 London New York Tokyo Bentonville Dubai Shanghai Bangalore 世界の地方政府と地方企業は、納税者の税金ではなく、積極的に規制を緩和して世界中から資金と優秀な外国人労働者を引き寄せ、それらを活用することで発展を図る競争を始めた。

  22. 世界中の企業が次々と国境を越え 労働者がネットと通信で国境を越える フラットな地球社会が出現した。 世界中の労働者と自治体が 国境を越えた競争に直面する時代。 韓国の流行語は「両極化」、中国でも 1日の収入が1ドル未満の「貧困」とされる層が 現在でも1億人以上いると推定される時代。 「地方」格差という言葉に惑わされてはいけない。 ウォルマートの本社は人口が1万5000人に 満たないアーカンソー州ベントンビルにある。 フラットな世界では、誰でも、 どこにいてもチャンスがつかめる。

  23. 企業、個人が国境を越え始めたからこそ 労働者だけでなく国や県のサービスが 世界レベルで比較される時代に 民に出来ない仕事は、極端に言えばない。 どちらが費用対効果に優れているかで、 官と民の分担を決めればいい。 今の日本で必要なのは、経済、外交、軍事、理念、 文化、技術(知識水準)の各分野のバランスを取って、 国の競争力を高めること。経済的な競争力を 強めるための必要かつ十分条件は、 自由な市場の確保 市場参加者によるリスクの理解 公正なルールの厳格な適用         「日本経済新聞:『日本を磨く』より」  元財務官 行天 豊雄氏

  24. 楽観論に至るキーワードは 「政治」と「リスクマネーの活用」。 「貯蓄から投資へ」、という 国策の大変化も、この視点を 踏まえれば理解できる。

  25. (参考)分散投資 商人達は早い時期から投資リスクを分散することを学んでいた。 シェークスピア(1564~1616)の「ベニスの商人」(1596~7年頃作)に出てくる   主人公の貿易商人アントーニオーは、これを実践している。 銘柄の分散 (第一幕、第一景) アントーニオー: 「私の投資が、船一艘にかかっているわけでもないし ただひとつの場所にかかっているわけでもない。 私の全財産だって、 この一年の運不運だけでどうなるわけではない。 だから、私の船荷のことで気が滅入っているんじゃない。」 地域の分散 時間の分散 (第一幕、第三景) シャイロック: 「しかしな、船はただの板ですぜ、船乗りはただの人間だ ―おまけに海賊― 危険はまだある、波、風、暗礁というやつだ・・・」 (出典)『リスク』(日本経済新聞社刊)、 『ヴェニスの商人』(新潮文庫刊)より野村證券株式会社投資情報部作成

  26. 企業 政府 税金 国民 リスク・マネーの活用 資本市場 貸付 投資 預金 金融仲介機関

  27. バランスの取れた金融システム を構築し、自由な資本市場が大きな 役割を果たすことで、リスクマネーが 適切に産業界に供給されれば、 産業構造の歪みも是正され、 国民の納税負担も小さくなる

  28. 企業 国民 経済発展への寄与-Investmentの重要性 投資家は日本・世界の経済が どうなって欲しいのかを考え、 経済の担い手となる企業、 社会の発展に貢献する企業に投資する それは、投資を通じて社会に対して 自らの意思表示をする行為でもある

  29. 投資(Investment)とは自分の夢を 達成してくれる人に夢を託す行為、 それを「リスクマネーの供給」と言う。 未来の社会を担う次世代に リスクマネーを適切に供給することは、 自分の夢を託すと同時に、 自分の住む社会を活性化する ことにもつながっていく。

  30. Made by Japan Made by Japan 資本と技術を世界に供給して 世界経済の発展に貢献する 責任を積極的に果たしていく (出所)奥田碩 著 『人間を幸福にする経済』  PHP新書

  31. どのように自分を守るか Made by Japan 日本の資本や技術を 世界に供給して 世界経済が発展 Made in Japan 日本で商品を生産し 世界に供給して 日本が高度経済成長 アジア? (中国 インド) 日・独 アフリカ? シベリア? オーストラリア? 1945 1970s 1989

  32. Made by Japan コマツ、中国に建機の研究開発拠点 建設機械最大手のコマツは2007年度をめどに、中国に 研究開発拠点を設ける。日本で設計した建設機械を 中国工場で生産して販売していたが、中国市場が 急拡大しているため、開発・生産・販売の一貫体制を築く。 現地ニーズに合った製品を迅速に投入できる体制を整え、 成長市場を巡る競争で世界最大手の米キャタピラーなどに 対抗していく。 中国ではインフラ整備や鉱山開発が進み、 建機需要が急拡大している。 (2006/8/25)日本経済新聞1面より抜粋

  33. どのように自分を守るか 日本が 高度経済成長 日本に住む事が プレミアム 日本に住む事が得な時代円預金を保有する事が 結果的に最善 アジア? (中国 インド) 日・独 アフリカ? シベリア? オーストラリア? 1945 1970s 1989

  34. どのように自分を守るか 日本の技術と資本を 世界に供給 日本に住む事がリスク 外貨に分散投資すると同時に     今後発展する企業に       投資(Investment)して     円が暴落した場合に直面する 実質資産価値の下落を     したたかにヘッジする アジア? (中国 インド) 日・独 アフリカ? シベリア? オーストラリア? 1945 1970s 1989

  35. どのように自分を守るか 日本の資本を世界に供給 リスク・ヘッジの視点での 分散投資が最善の手段 通貨分散&勝組企業 の株式を保有 アジア? (中国 インド) 日本が高度経済成長 日本円資産の保有 銀行の円預金 日・独 アフリカ? シベリア? オーストラリア? 1945 1970s 1989

  36. 変化への対応 “It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent, but the one most responsive to change.” “最強の種が生き残るのではなく, 知性の高い種が生き残るのでもない。 最も変化に適応し続ける種が生き残るのである” Charles Darwin

  37. 何を次世代に託すか 私が歴史から学んだ事の一つは 才能ある人間が少なくなったから 国が滅ぶのではなく、 才能ある人間を活用する メカニズムが機能しなくなったから 滅ぶということです。 能力ある人間は いつの時代にもいるんです。 塩野七生先生(世界に通じる感性⑪野村社友平成16年夏号)

  38. 何を次世代に託すか グローバル化しフラット化する世界の中で 日本企業は「地球企業」に変貌しつつある。 国境を越える地球企業は英語を共通言語として 国籍、人種、民族、宗教の相違を乗り越えて 自分と異なる相手と共存できる人材を必要とする。 美しい自然の中で異文化を優しく受け入れるという 世界でも珍しい豊かな文化を育んだ日本から 地球社会のリーダーとしての自覚と責任感を持って 活躍する人材が輩出されることが期待される。

  39. 何を次世代に託すか 私は確かに年をとっていますが、まだこうして生き永らえています。 年老いた私は、今再び選択をせまられています。 残された人生をいかに音楽と人々に尽くすことができるかを。 善良なる神は私にピアノが好きであった頃の昔に戻って ベートーヴェンのソナタを全部弾き直すことを、 それとも総てのブラームスのシンフォニーを 今一度毎年指揮することをお望みでしょうか。 また作曲家として様々な音楽を書くことにこそ専心すべきでしょうか。 この問題について私はずっと考えてきました。 皆さんも71歳にもなればわかるでしょう。 結論は残されたエネルギーと時間を「教育」に捧げることです。 とりわけ若い人達とできるだけそれを分かち合うことです。 私の知る限りの音楽や芸術一般について、 さらに芸術だけでなく芸術と人間の関係について、 そして一人の人間であることを自覚し、自分を見つめ、己を知り、 自分に最もふさわしい仕事をすることです。 1990年6月:PMFオープニング・セレモニー:バーンスタイン氏挨拶(一部)

  40. ピーター・L・バーンスタイン著:『リスク:神々への反逆』 ズビグネフ・ブレジンスキー著:『ブレジンスキーのー世界はこう動くー』 森嶋 道夫著:『なぜ日本は没落するか』 ロベール・ボアイエ著:『世界恐慌:診断と処方箋』 ビル・エモット著:『日はまた昇る』 アルビン&ハイジ・トフラー著:『富の未来』 何清漣著:『中国現代化の落とし穴』 シャールズ・P・キンドルバーガー著: 『経済大国興亡史』 佐伯 啓思著:『倫理としてのナショナリズム』、 『アメリカニズムの終焉』 、 『人間は進歩してきたのか』 、 『幻想のグローバル資本主義』 サミュエル・ハンチントン著:『文明の衝突と21世紀の日本』、『引き裂かれる世界』 ジョン・K・ガルブレイス著:『悪意なき欺瞞』 P・F・ドラッカー著 : 『ネクスト・ソサエテイ』 アラン・ケネデイ著 : 『株主資本主義の誤算』 E・W・サイード著: 『戦争とプロパガンダ』、『裏切られた民主主義』 ロバート・ケーガン著: 『ネオコンの論理』 ジム・ロジャーズ著:『大投資家ジム・ロジャーズ世界を行く』 大前研一著:「新・経済原論」 曽野綾子著:『アラブの格言』 参考文献 レスター・C・サロー著:『資本主義の未来』 、『知識資本主義』 ロバート・B・ライシュ著:『ザ・ワーク・オブ・ネーションズ』 『勝者の代償』 ポール・クルーグマン著:『資本主義経済の幻想』、『恐慌の罠』 ジョージ・ソロス著:『グローバル資本主義の危機』、 『世界秩序の崩壊』 日高義樹著:『キッシンジャーからの警告』 ピーター・タスカ著:『日本の時代は終わったか』、 『不機嫌な時代』 、 黄 文雄著 :『中華思想の嘘と罠』 ウイリアム・シャーデン著:『予測ビジネスで儲ける人々』 ハロルド・ジェイムス著:『グローバリゼーションの終焉』 アンヌ・モレリ著: 『戦争プロパガンダ10の法則』 中西輝政著: 『なぜ国家は衰亡するのか』、『大英帝国衰亡史』 ジェラード・デランティ著:『グローバル時代のシティズンシップ』 李登輝著: 『武士道解題』 奥田碩著:『人間を幸福にする経済』 金完燮著:『親日派のための弁明』 トーマス・フリードマン著:『フラット化する世界』 ジョゼフ・E・ステイグリッツ著:『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』     『世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す』

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