40 likes | 158 Views
毎月レポート ビジネスの情報 ( 2012 年 7 月号). ビジネスの情報. 2012 年 7 月号. ■離れているからこそ確かな安心を。拡大続ける、「高齢者見守りサービス」市場。 厚生労働省が 2011 年に発表した「平成 22 年国民生活基礎調査」によると、 65 歳以上の世帯数は 2010 年に 1,000 万件を突破、そのうち “独り暮らし”の世帯が初めて 500 万件を超えました。この、漠然とした数字も、お年寄りのほぼ 4 人に1人が独り暮らし、と言われると 急激にリアリティを伴って迫ってきます。
E N D
ビジネスの情報 2012年7月号 ■離れているからこそ確かな安心を。拡大続ける、「高齢者見守りサービス」市場。 厚生労働省が2011年に発表した「平成22年国民生活基礎調査」によると、65歳以上の世帯数は2010年に1,000万件を突破、そのうち “独り暮らし”の世帯が初めて500万件を超えました。この、漠然とした数字も、お年寄りのほぼ4人に1人が独り暮らし、と言われると 急激にリアリティを伴って迫ってきます。 高齢の親と離れて住む子の義務として、毎日、親の在宅状況や安否を確認・把握していたいというニーズは年々増加しており、それに対応した「見守りサービス」市場も拡大の一途をたどっています。電気・ガス・通信・セキュリティなどの各社をはじめ、家電メーカー、医療関係など多様な企業が、それぞれ自社の強みを活かして続々と参入。ある調査によると、2010年の市場規模は約90億円でしたが、10年後の2020年には132億円規模にまで膨らむだろうと予測しています。 [シチズン・システムズ]では、「安否見守りセンサーユニット」を開発。身体の動きや呼吸を検知するセンサーをリビングやトイレなどに 設置。検知したデータは無線通信を経由してサーバーに蓄積され、異常が発生すれば家族に送信されるというシステムです。1台約5万円(予価)。 [フィリップス・レスピロニクス(フィリップス傘下の医療機器販売会社)]は、首からぶら下げるセンサー内蔵のペンダント型機器を使った 緊急通報サービスを昨年12月から開始。転倒した場合に動きを検知し、本人がボタンを押さなくても自動で同社の「安心サポートセンター」に通報されます。登録料2,000円、月額利用料3,980円。 宅配飲料水事業を展開する[ナック]は、[ALSOK(綜合警備保障)]と提携して、安否確認サービスを提供しています。飲料水のサーバーにALSOKの人感センサーを取り付け、水を飲むたびにセンサーが反応。一定時間内に水の利用を検知しない場合は家族に携帯メールが送られるという仕組みです。初期費用は無料、月額利用料は5,008円。 高齢者を対象とした給食サービス、「まごころ宅配システム」を展開する[ワタミタクショク]では、希望者に、配達の際の安否確認サービスを行っています。何か異変があった場合は、申込書に指定した家族などに連絡してもらえるというもので、サービス自体の料金は無料。 自治体や国が推進するケースも増えています。 横浜市と[コープかながわ]とが連携して、「おうちCO-OP」を利用する65歳以上の独り暮らし世帯を対象に、商品配達の際の「見守りサービス」を実施。同様に、神戸市でも新聞配達業者や[ヤマト運輸]などと連携した「高齢者見守り事業」が発足しています。また、2011年からは、国交省と厚労省が共同で、安否確認サービスの提供を義務付ける「サービス付き高齢者向け住宅」に着手するなど、「高齢者見守りサービス」市場は、官民一体となって加速度的に活況を呈してきました。 ※参考: シチズン・システムズ http://www.citizen.co.jp/ フィリップス・レスピロニクス http://www.philips-respironics.jp/ ナック http://www.nacoo.com/ ALSOKhttp://www.alsok.co.jp/ ワタミタクショク http://www.watami-takushoku.co.jp/ 日経産業新聞(2012年4月12日付)
ビジネスの情報 2012年7月号 ■加速するコンビニのカフェ化。「淹れたてコーヒー」戦争、勃発。 ドトールやタリーズ、スターバックスといった、いわば美味しいコーヒーが当たり前のコーヒー専門チェーン各社は、店内の居心地の良さを重要テーマとしてさらなる磨きをかける一方で、コーヒーの淹れ方の見直しを図ったマクドナルドや有機栽培の豆を使ったモスフード、 挽きたてコーヒーを提供するケンタッキー・フライドチキンなど、本格的なコーヒーの味にこだわって展開するのはファストフードチェーン。 そんな、軒並み販売好調で競争が激しさを増す外食チェーンの“コーヒー戦争”の渦の中に、この春、コンビニ各社が果敢に参戦して います。 リピート性が高く、高粗利が見込めるコーヒーを、低迷気味の缶コーヒーやタバコに代わる新たな商材として確立しようと、店頭での「淹れたてコーヒー」、いわゆる“カウンターコーヒー”の販売強化に本腰を入れ始めました。 コーヒー専門店と同じ、スタッフが注文を受けてからマシンで淹れてくれるのは[ローソン]。“カフェがコンビニに入っているイメージ”が導入のコンセプトで、昨年から「MACHI café(マチカフェ)」ブランドとして、挽きたて・淹れたてのコーヒーを180円で提供しています。試験的に東京・長野など970店に導入していましたが、今期中に全国2,500店に拡大。また、3月には、「マチカフェ焼き菓子」全22種類(100~180円)も発売。女性を中心にコーヒーとの相乗効果を狙います。 [ファミリーマート]の中で都心型店舗という位置付けの[ファミマ!!]でも、店員が提供するスタイルを導入。ブレンド190円。 他チェーンに先駆け、店頭での淹れたてコーヒーに力を入れてきた[スリーエフ]の提供方法は独特です。最大8種類のコーヒーが揃っていて、客はカップにお好みのコーヒーを注いでから代金を支払うというシステムです。 「M’s STYLE COFFEE 」ブランドとして、セルフ式淹れたてコーヒーを全2,100店舗に導入済みの[ミニストップ]では、8月末までにドリップマシンを入れ替え、1店舗1日当たりの販売数量40杯を60杯に引き上げる目標を掲げました。 また、[サークルKサンクス]は、1杯ごとのカートリッジタイプのセルフ式淹れたてコーヒーを、「FAST RELAX CAFÉ」ブランドとして展開。現在、約5,000店で導入、8月末までに全6,200店舗に導入する予定です。 現在、約2,000店で100円のセルフ式淹れたてコーヒーを展開している[セブン-イレブン]では、焙煎の見直しやマシン、紙コップなどの デザインを刷新するなど、総合的にリニューアル。「セブンカフェ」と名付けて8月までに北海道でテスト導入されます。 低価格と、“いつものコンビニ”という手軽さを最大の武器に、客足の落ちる14時~17時の時間帯の来店客数増にも貢献する「淹れたてコーヒー」。コンビニをステージとしたコーヒー戦争は、まだ始まったばかりです。 ※参考: ローソン http://www.lawson.co.jp/ ファミリーマート http://www.family.co.jp/ スリーエフ http://www.three-f.co.jp/ ミニストップ http://www.ministop.co.jp/ サークルKサンクス http://www.circleksunkus.jp/ セブン-イレブン http://www.sej.co.jp/ 朝日新聞(2012年2月18日付) 日経MJ(2012年4月20日付)
ビジネスの情報 2012年7月号 ■知ったもの勝ち!? 美白成分のニューフェース「アルガトリウム」、日本上陸。 カタツムリの粘液…毒蛇エキス…と、毎年のように目新しい成分が登場して、美に敏感な女性たちを振り向かせる美容業界ですが、今年は、スペイン生まれの「アルガトリウム」という美白成分に注目が集まりそうです。いつの時代でも、女性が気になる肌トラブルのトップに挙げられる“シミ”対策に強力な効力を発揮するという魅力的な素材です。 さて、「アルガトリウム」とは----マグロから抽出した魚油を、スペインのブルディテクノロジー社が開発した独自の技術で濃縮精製してつくられた“活性型DHA”と呼ばれる天然成分です。この中には、脳に効くと話題になったDHA(ドコサヘキサエン酸)を多く含んでいるだけでなく、EPA(エイコサペンタエン酸)やDPA(ドコサペンタエン酸)といった最近話題の“オメガ3脂肪酸”も豊富に含んでいます。いうなれば“DHAのパワーアップ版”が、「アルガトリウム」なのです。 「アルガトリウム」には、大きく2つの特徴があります。 1つは、細胞が元々持っている抗酸化システムを増強し、老化の原因と言われる“活性酸素”の蓄積を抑えてくれる働きがあること。紫外線やストレスなどから生まれる活性酸素こそ、身体のカビの原因となり、肌状態の悪化や老化、疲労、果てはメタボを引き起こしたりもする健康や美容の大敵。「アルガトリウム」は、この活性酸素によるダメージから細胞を守ることで、シミの原因となるメラニンの生成をストップさせ、シミができにくくします。 2つ目は、体内の抗酸化物質である“グルタチオン”を増やす作用があることです。このことにより、黒色メラニンの生成過程を阻害。つまり、できてしまったメラニン色素を肌色メラニンに向かわせ、最終的にシミが目立ちにくいように作用します。ちなみに“グルタチオン”は、通常、年齢とともに失われていくのですが、「アルガトリウム」を加えた細胞では、グルタチオンの生成量が約300%もアップするということがわかっています。また、このダブル作用によって、ビタミンC、E、コエンザイムQ10など、他の抗酸化剤の2~5倍もの抗酸化パワーを発揮することも証明されています。 発祥の地、スペインではすでにサプリメントや化粧品、健康ドリンク、医療分野などで広く使われています。日本でも今年2月、[明治]から、アルガトリウムにコラーゲン、L-シスチン、ビタミンCなどを加えたサプリメント「アミノコラーゲン ボーテホワイト」が発売(84粒/2,980円)。ドラッグストアで手に入ります。また、ローソンの通販チャネル“ナチュラルローソンダイレクト”では、アルガトリウム配合のサプリメント「ナチュラルオメガ3」(90粒/6,300円)が販売されています。 ※参考: 明治 http://www.meiji.co.jp/ ナチュラルローソンダイレクト http://fromnaturallawson.jp/ 日経MJ(2012年4月16日付)