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ついに地球と衝突した小惑星 東亜天文学会 名古屋支部例会 2009.3.14 吉田孝次. 小惑星 2008 TC3 の地球への落下を捕えた Meteosat 8/ EUMETSAT 赤外像. 地球文明さえも、人類さえも絶滅させる可能性をもった小惑星の衝突が、小規模ながらも現実のものとなった。. 2008 年 10 月 6 日 5:46 a.m.( 現地時間)スーダン北部上空で分裂、紅海の方に落下。. Catalina Sky Survey による 2008 TC3. 1.軌道がわかっている. 2008 TC3
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ついに地球と衝突した小惑星東亜天文学会 名古屋支部例会 2009.3.14吉田孝次ついに地球と衝突した小惑星東亜天文学会 名古屋支部例会 2009.3.14吉田孝次 小惑星2008 TC3の地球への落下を捕えたMeteosat 8/ EUMETSAT 赤外像
地球文明さえも、人類さえも絶滅させる可能性をもった小惑星の衝突が、小規模ながらも現実のものとなった。地球文明さえも、人類さえも絶滅させる可能性をもった小惑星の衝突が、小規模ながらも現実のものとなった。 2008年10月6日5:46 a.m.(現地時間)スーダン北部上空で分裂、紅海の方に落下。 Catalina Sky Surveyによる2008 TC3
1.軌道がわかっている • 2008 TC3 • q Q H M Peri. Node Incl. e a • 1 .633 0.00001 30.4 328.5 234.0 194.1 2.3 0.285 1.271 • Ref. Disc. Date site • E2008-TC5 2008 10 6 G96 何と!小惑星2008 TC3が発見 されたのは、地球に衝突する 前日であった! スーダン上空で、大火球 として監視衛星に写っている。
2.大気中のエネルギーの推移 • ◆ 発光 ① 位置のエネルギー ② 運動エネルギー • <上層でのできごと>① ② をもった小惑星が地球大気(高度150km~80km)の薄い所で周囲の大気分子を励起(Na;+ O 2+など)させることにより発光させる。上層では天体の表面が溶けた物質 • よりも、大気による発光が支配的と考える。 • <中層~低層でのできごと>小惑星表面が大気への衝突による • 衝撃波で破砕化が起こり、一度に表面積が増加することで増光 • する。(人工衛星の画像はスーダン上空でこの現象が起こって • いる。)さらに、濃くなった大気との摩擦により、表面が溶けた物質の一部と周囲の大気が痕(隕石雲)として見られている。
1.小惑星が地球に衝突した明らかな事実。 2.小惑星の軌道、光度が観測されていること。 3.小惑星の地球大気内のふるまいが画像データとして捉えられて いること。 4.小惑星による隕石雲が画像として捉えられていること。 5.隕石が回収され、分析中であること。 <小惑星が地球と衝突する危険性が証明された> 1)衝突(落下)した現物からアルベド(反射能)がわかり、小惑星の 大きさが判断できること。 2)小惑星が地球に衝突した場合の影響の推定の精度が向上する こと。 3)小惑星・隕石レベルの天体がもつエネルギーが光に変換される 効率が得られること。 小惑星2008 TC3の地球への衝突画像から隕石回収までのもつ意味の重要性
画像データのクレジット 小惑星2008 TC3の赤外画像; Meteosat 8/ EUMETSAT Richard Kowalski and Ed Behore, Catalina Sky Surveyによる発見 Steve Chesley, Paul Chodas and Don Yeomans: Asteroid 2008 TC3 Strikes Earth: Predictions and Observation Agree (Nov.4, 2008) Mohamed Elhassan Abdelatif Mahir/Noub NGO/ Muawia H Shaddad/U Khartoum/ Peter Jenniskens/SETI Institude/NASA Ames