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自覚教育 資料 ~自己評価~ JISQ9001:2008 ( ISO9001:2008 ) JISQ14001:2004 ( ISO14001:2004 ). ISOとは. マネジメントシステムとは. ISO活動とは. 規格要求事項の使い方(付き合い方) ①. 1.様々な考え方への活用 「規格要求事項はどのような会社でも使えるようにしてある」。これは、 規格要求事項の言葉であるが、更に 「規格要求事項はどのような“考 え”の会社でも使えるようにしてある」 と発展させて考えるべきである。 2.規格要求事項の幅の理解
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自覚教育資料~自己評価~JISQ9001:2008 ( ISO9001:2008 ) JISQ14001:2004 ( ISO14001:2004 )
規格要求事項の使い方(付き合い方) ① 1.様々な考え方への活用 「規格要求事項はどのような会社でも使えるようにしてある」。これは、 規格要求事項の言葉であるが、更に「規格要求事項はどのような“考 え”の会社でも使えるようにしてある」と発展させて考えるべきである。 2.規格要求事項の幅の理解 第三者の認証を得ているのであれば、規格要求事項を無視したり、明らかな逸脱は認められない。但し、会社の考え、状況も考慮したいのも事実である。 重要になってくるのは、その「幅」を見極めることである。「幅」は意外と広い。
規格要求事項の使い方(付き合い方) ② 3.ISOではなく、自分の会社 ISOの規格要求事項は「単なる道具」であり、使うか使わないかは自 由です。それよりも重要なことは「会社のためになっているか」「職場 のためになっているか」です。
社員の方に望むこと 管理者 ボトムアップ ●指示事項の順守 ●順守の評価 ●不具合・改善点の提案 トップダウン 1.付加価値の多くは最前線にあります。 2.改善の「ネタ」も最前線にあります。 3.最前線の活性化なくして、会社の活性化はありません。 最前線の社員の方
1.文書記録の作成と管理① 【自己評価①】 ●作成した作業標準書と実際の作業は合っていますか。 ⇒ 違いがあれば「どちらかを修正すべき」です。 ⇒ 必ずしも作業標準書が正しいとは限りません。 【自己評価②】 ●作業標準書は、わかりやすいですか。 ⇒ 文書は全て「伝わってなんぼ」です。 ⇒ 「表」「図」「写真」などをうまく使用すべきです。 【自己評価③】 ●作成した記録は活用して(されて)いますか。 ⇒ その記録で「誰に」「何を伝える」のですか。 ⇒ 伝えるべきことに不足(漏れ)はありませんか。
1.文書記録の作成と管理② 【自己評価④】 ●古い文書(特に図面、指示書など)を見てしまったことはないですか。 ⇒ 古い文書を見てしまうようなことは「絶対ないはず」なのです。ルール を再確認しましょう。 ⇒ すぐに探せない状況も同じです。 文書 = 仕事のルール だから「知るべき最新のルールがわかる(見れる)ようにする」
2.改善目標① 【自己評価①】 ●自部門の改善目標と自分の役割を理解していますか。 ⇒ 目標を知っているだけではなく「自分がどう関わっていくのか」です。 【自己評価②】 ●その改善目標は自部門(自工程)にとって意味がありますか。 ⇒ 「やる価値」「やる必要性」があるかどうかの認識は重要です。 ⇒ 「ISOのための目標」「やらされ仕事」になっていませんか。 ⇒ 他にやるべきことの認識はありませんか。 【自己評価③】 ●目標の進み具合がどうなっているか認識していますか。 ⇒ 管理者から報告、周知されるべきものです。 ⇒ 自分自身のやるべきことの進み具合も認識しましょう。
2.改善目標② ・対応によるエネルギーの消費 ・再納入による資源の消費 ・人的対応によるエネルギーの消費 顧客クレーム 【品質改善=環境改善】 ・保管場所のエネルギーの消費 ・保管管理上のエネルギーの消費 ・保管のための包装資源の消費 過剰在庫 仕事をしないことが一番の環境貢献 不要な仕事をしない
3.社内のコミュニケーション 【自己評価①】 ●必要な情報の「滞り」はないですか。 ⇒ 知るべき情報を伝達されない。(遅れて伝達される。) ⇒ 報告(提案)すべきことを報告していない。 【自己評価②】 ●参加しているコミュニケーションは、結果を出していますか。 ⇒ 例えば、会議、ミーティングは、何かを決めるために行うのです。 ⇒ 決まらない、曖昧などの結果しか出ないものは意味がありません。 方法、メンバー、タイミングを再検討しましょう。
4.力量管理① 【自己評価①】 ●作業者の力量に関連する不適合などは発生していませんか。 ⇒ 習熟していれば防げた不適合。 ⇒ 教育訓練中に発生した不適合。 ⇒ 作業者からの度重なる作業に関する質問。 【自己評価②】 ●自部門(自工程)の作業に必要な力量は適切ですか。 ⇒ 必要な力量を認識していますか。 ⇒ それ以外の力量(特に経験年数、言葉では表せない力量)の存在 (必要性)を感じていませんか。 【自己評価③】 ●自部門(自工程)の新人に対し、スムーズな教育訓練ができますか。 ⇒ 「何を教えるか」「何がポイントか」の認識は重要です。
4.力量管理② 必要な力量の保有 = 目的 教育 = 手段 教育することが目的にならないこと 【目的は力量管理】 必要な力量 の決定 力量不足 (向上の必要性) の発生 教育訓練など の実施
5.是正予防処置① 【自己評価①】 ●どのような時に是正処置を、どのような時に予防処置を、それぞれ行うか 認識していますか。 ⇒ 的を得た処置を行うべきです。(過剰な手間/貧弱な処置) ⇒ 不適合発生時の報告のルールを認識していますか。(どの程度の 不適合かが重要。) 【自己評価②】 ●原因の究明をできる限り深く行っていますか。(行えますか。) ⇒ 再発不適合があるということは、原因究明がされていないことです。 【自己評価③】 ●対策後の標準化(定着化)に不備はありませんか。 ⇒ 「尻切れトンボ化」を無くしましょう。 ⇒ 文書化の必要性も大事です。(文書化の方法、寿命は適切に。)
6.設備管理等 【自己評価①】 ●使用している生産設備等の稼働状況は充分ですか。 ⇒ 不十分な場合、やるべき管理策はありませんか。 ⇒ 設備の稼働率向上が最終目的ではありません。「顧客満足」「生産 効率」が最終目的です。 【自己評価②】 ●点検内容は適切ですか。 ⇒ ○の情報入りません。×の情報が欲しいのです。 ⇒ ×の時の対応は決まっていますか。(処置/報告/記録・・・) ⇒ 「項目」「頻度」は最適ですか。 【自己評価③】 ●対象とするもの(設備等)に不足はありませんか。
7.作業環境 【自己評価①】 ●自部門(自工程)で管理すべき作業環境を認識していますか。 ⇒ 作業者の安全衛生環境なども積極的に管理すべきです。 【自己評価②】 ●作業レイアウトなども環境の一つです。 ⇒ 非効率的なレイアウト。 ⇒ 危険な作業(行動)をとらざるを得ないレイアウト。
8.購買品の管理 【自己評価①】 ●発注時の伝達情報に曖昧さはないですか。 ⇒ 「何を」「何個」「いつまでに」「その他の情報」 ⇒ 発注のタイミングに問題はないですか。(口頭発注後の事後発注な ど) 【自己評価②】 ●受入検証(検査)は適切ですか。 ⇒ 「方法」「頻度」「抜取数」「記録」などは現実的ですか。(結果、起こ り得るリスクとの吊り合い。) ⇒ 判断基準に曖昧さはないですか。
9.製造現場の管理① 認識 ・ 力量 ・ 段取り 設備 ・ 作業手順 ・ 識別 保存 梱包仕様 出荷の許可 【自己評価①】 ●現場の管理(計画/指示/道具の使用/検査)に不備はないですか。 製造指示 製造 検査 出荷 いつ ・ 頻度 ・ 項目 基準 ・ 測定器 タイミング わかりやすさ
9.製造現場の管理② 【自己評価②】 ●「不良の発生 = 現場の管理に問題があるはず」という意識を持ちま しょう。 ⇒ 不良の要因は他(製造現場以外)にある可能性もありますが、それ らの要因を発見できなかったことも含め、現場の管理体制を自問 自答することは重要です。 ⇒ 問題をすべて解決できるとは限りませんが、問題が存在することを 認識するだけでも解決の一歩です。 潜在化 顕在化 予測(注意)できない。対応時の混乱(ロス)。 予測(注意)できる。計画された対応。
9.製造現場の管理③ 【自己評価③】 ●測定機器の管理は適切ですか。 ⇒ 測定機器の不備による不適合は発生していませんか。 ⇒ 校正を含めた管理の「方法」「頻度」「手間」は適切ですか。(結果、 起こり得るリスクとの吊り合い。) 【自己評価④】 ●「ポカヨケ機能」の工程への盛り込みを意識していますか。 ⇒ この機能の充実が「品質の作り込み」の重要な一つです。 ⇒ 是正処置の検討時には、欠かせない要素の一つです。 【自己評価⑤】 ●「製造時の目標」は明確ですか。(できる限り) ⇒ 「工数」「歩留まり」「稼働率」・・・・・
10.仕事のルールのチェック 【自己評価①】 ●決めた仕事(作業)のやり方(ルール)がいつまでも100点満点とは限り ません。今のやり方は最適ですか。 ⇒ 結果が伴っていますか。(不適合の発生防止/作業効率/わかり やすさ) ⇒ 振り返る場と意識を設けていますか。(改善提案の延長) 【自己評価②】 ●チェックするためには、見えなくては(理解しなくては)いけません。文書 化などの対応は充分ですか。 ⇒ 文書化(顕在化)すると100点ではない部分が見えてくることがあり ます。
11.著しい環境側面 【自己評価①】 ●「著しい環境側面」と自部門(自工程)の作業の関連性を認識していま すか。(特定業務など) ⇒ 関連性の薄さ、特定漏れなどはありませんか。 ⇒ その作業との環境影響の因果関係は充分ですか。 【自己評価②】 ●「品質問題 = 環境影響」の観点から、環境側面の漏れなどはないで すか。 【自己評価③】 ●自部門(自工程)で起こり得る環境事故は、緊急時の環境側面に特定さ れていますか。
12.法規制等の順守 【自己評価①】 ●自部門(自工程)の作業にどんな法規制が関連しているかを認識していま すか。(法規制一覧表など) ⇒ 具体的な対応事項は明確ですか。 ⇒ 「どの作業(設備)」「いつ」「何をする」 【自己評価②】 ●順守ができない(不徹底/できにくい環境)ことがないですか。 ⇒ 不徹底の場合 : 事業リスク回避上の目的を理解しましょう。 ⇒ できにくい場合 : 方法論、環境改善の計画を検討しましょう。 【自己評価③】 ●法規制を超えた現場からの要求はないですか。 ⇒ 特に安全衛生上の観点から。(ヒヤリハット情報の抽出などは重要) ⇒ 考え方は「ヒヤリハット = 事故(災害)」です。
13.日常の環境管理 【自己評価①】 ●著しい環境側面に関連する日常の管理項目(ルール)を認識しています か。(著しい環境側面運用管理表など) ⇒ 周知は充分ですか。(文書化の程度、方法) ⇒ 管理項目の過剰、不足はないですか。(何が一番その環境側面に 影響を与えるのか) 【自己評価②】 ●運用基準に曖昧さは無いですか。 ⇒ 「定量化」 : 温度設定/廃棄物分別基準/設備立上げ時刻・・・。 ⇒ 「非定量化」 : 責任者の判断/力量による判断/一般常識・・・。
14.緊急時の対応① 【自己評価①】 ●自部門(自工程)で起こり得る緊急事態を特定(認識)していますか。 ⇒ 「どこで」「どんな作業時に」「どんなことが起こる」 ⇒ 関係者(遭遇する可能性のある人)に漏れはありませんか。 【自己評価②】 ●予防と緩和(被害の抑制)の考え方と手順を認識していますか。 ⇒ 予防の手順 : 「管理手順書」など。 ⇒ 緩和の手順 : 「緊急対応手順書」「緊急連絡網」「対応部材」など。 「予防」 発生させない運用管理。 「緩和」 発生時の被害の 抑制。
14.緊急時の対応② 【自己評価③】 ●緊急対応のための訓練は行っていますか。結果はどうですか。 ⇒ 今の「手順」「道具」で本当に緩和できますか。 ⇒ 連絡体制は現実的ですか。(夜間、休日も想定していますか。)